月曜日, 12月 26, 2011

Ice Cream Sandwichにアップデート出来ない理由

SamsungのICSへのアップデート対応に関する発表で口が酸っぱくなるほど批判してきたAndroidの問題点が浮き彫りになった。同じメモリ容量なのに「GALAXY S」や初代「GALAXY Tab」は、Samsung独自のスキンやガジェット、モバイルTVなどドメスティックな追加機能やサービスが搭載されているため512Mではメモリが足りないのが原因でアップデート対応を見送るとの決定。
 
 独自のスキン、ガジェット、モバイルTV、キャリアによる追加機能。どれもこれも日本のガラスマと全く同じ構図。スマートフォンの定義がOSやアプリのアップデートで進化することであるとすれば(確かAndroid端末もそう言ってた筈)、メーカーに好きなようにさせていた過去のAndroidはスマートフォンもどきだったということなのだろう。私のblogをずっとフォローされている方々からすれば予想通りの展開とご理解戴けるだろうが、Android命だった人達からすれば自分たちの主張が根底から崩れ去るのだから、さぞや悔しい思いを…

結論:今後はGoogleが責任を持ってAndroidの仕様をコントロールするだろうが、今までにAndroidを買ってしまった人達に関しては作ったメーカーが責任を持ってOSではなくアプリで機能拡張をするのでなければ、みな次にAndroidは選ばないのだ。

金曜日, 12月 23, 2011

携帯電話を再定義する

AppleがiPhoneを出した時にパソコン屋に携帯の何が分かると宣っていた多くの携帯メーカーが身売り先を探さなければいけない時代にあっという間になってしまった。かつてはスマートフォン(あれは単なるビジネスフォンだと思うが)の王者だったRIMもAmazonにどうにかしてもらおうと言う状態だし、iPhoneがやっていることは「2004年からやってる事に過ぎない」と偉そうに言っていたSynbianは2008年にはNokiaに買収され、開発途上国の廉価版携帯用のOSとして余命全うするしか生き残る道は無くなってしまったし、そのSynbianを買収したNokiaは既にトップメーカーではなくなってしまった(かつてのモトローラと一緒だ)。
 
 取りあえず元気があるのはSamsung位だが、それは破竹の勢いのAndroid(コンシューマに優しくないのに売れているのが皮肉だ)だけではなくWindows PhoneであろうとwebOSであろうと自社OSだろうと手当たり次第(iOSは無理だ)に手を出せばいずれは息切れになってしまうだろう(多品種少量生産では売れたからと言って利幅は広がらない)。そんな中、盤石の利益体質を確保出来ているAppleは四半期ごとに70億ドル(5,000億円)近くの純利益を積み上げているので、他社のように四半期ごとにニューモデルを投入する必要はない。その上、買い手がいないわけではないので井の中の蛙に過ぎない弱小キャリア(ドコモだってそんなものだ)に合わせてローカライズをする必要などないわけだ(恐らく欲しけりゃ使えるようにするのはうちではなくお前の方だと言うスタンスだろう)。

結論:結局、Appleは携帯電話ではなく携帯電話業界を再定義したのである。

火曜日, 12月 20, 2011

2011年は噛ませ犬が全て死んだ年となった

10年も前に死んでいた筈のウーサマ・ビン・ラーディンが殺されたのが5月の始め(本当にその日に死んだかどうかは問題ではなくもう二度とウーサマの指示でテロは起きないと言う事)、そしてウーサマの死亡通知を切っ掛けにリビアのムアンマル・アル=カッザーフィーはアメリカ離れを画策し原油の取引通貨をドルからユーロに切り換えた直後に殺害(イラクのフセインと同じ構図)。そして、そのカッザフィーの死を受けて中露との交渉に赴いた金正日の急死。全部、アメリカの戦争屋さんの噛ませ犬だった面々が揃ってお亡くなりになってしまった。

 用済みになったのか、火種に使ったのかは知らないがカスゴミでそんな論調の記事を書くところはないのだから皆さん病死と言う事に納得するのだろうが、流石に海外の報道機関が入れない国では民主化運動でと言う手が使えなかったのだから…
 
 イランで戦争を始めようとアメリカが動いているがイランはヨーロッパの縄張り。イランで戦争が始められなかった時の代替えとして使える国があった方が良いのは間違いないのだ。

結論:出来過ぎである。

日曜日, 12月 11, 2011

失効に向かう地球温暖化対策

地球温暖化の原因は二酸化炭素だなどと言う出任せで大騒ぎしたCOP。後ろで糸を引いていたのは原子力利権(ウラン鉱山お誰が持っているか)を持ったヨーロッパ勢力(ロスチャイルドと金融貴族)だったのだが、福島第一原発の事故のせいで一気に脱原発がスタンダードになるのと同時に地球温暖化問題も立ち消えになってしまった。それに気付かずに未だに二酸化炭素で温暖化などとお目出度い事を言ってるのは言霊の国(日本とか言うらしい)位なものらしく、このままであればどうも失効になるらしい。コリン星から来たのかと疑いたくなる程脳みその暖かかったポッポ山さんがうっかり約束してしまった二酸化炭素で25%削減などもこれで胡散霧消だろう。

原発利権を失ったロス茶が起死回生でしかけたのが中東の民主化運動。アメリカの傀儡となっていた産油国の独裁政権が次々と倒れたのも糸を引いていたのがヨーロッパだったのはその後の動きを見れば明らかなのだが、それさえ日本ではSNSによる21世紀型の民主化運動などと能天気に捉えているのだから呆れた単細胞ぶりだ。

リビアの民主化はヨーロッパ主導ではなくアメリカが動いたものだが、これもその理由はカダフィの独裁に反発した民主化運動に手を貸したのではなく原油の取引通貨をドルからユーロに変えたから(イラク侵攻と全く同じ)に過ぎない。その上で、仕掛けたのがギリシャの財政破綻。EUはIMFに供託金を出すとしたのにアメリカが拒否したのは、納税者が納得しないという表の理由ではなくユーロを失墜させるのが目的なのだから当たり前の話なのである。

結論:風が吹けば桶屋が儲かるじゃないが、随分と話がずれてしまってると思われるかもしれないが、COPが喧伝された頃アメリカはジェイ・ロックフェラーを中心とするヨーロッパ寄りの勢力が主導権を握っていた(デビッド・ロックフェラーが中東政策に失敗したから)が、今はロスチャイルドととロックフェラーの最後の鍔迫り合いの最中。科学的根拠もない地球温暖化などにかまけている時間はないのである。

四つ巴が始まる?

このまま消え去ってしまうかと心配されていたwebOSがオープンソースとして公開される事で決着した。身贔屓おiOSを除いて一番優れたインターフェイスを持ったOSと思っていたwebOS。首を切られた前CEOの時には何を考えているのかと呆れたが、HPが責任を持ちながらオープンソースとして参加可能なようにソースを公開したのは評価すべきだろう。勿論、今後どのような形でコントロールをしてゆくのかは不明だが、Androidのようにならない事だけを願う限りである。

Windows Phone 7も初期バージョンはお話にならない状態だったが、現行バージョンは独自のインターフェイスを用いそれなりに使える状態になっているだけに、webOSもしっかりと製品を出していかないと厳しい状況になるかもしれないが乞うご期待である。さて、今回はこの四つ巴がどうなるかの予想をしてみたいと思う。

iOS:贔屓目に見なくてもテッパン(Android贔屓から見ればシェアで負けてるそうだが)。iPhone 4Sの売れ行きに陰りがあるはずもなく今後数年でAppleのエコシステムまで打ち破る様なライバルは出てこないだろう。更にテレビまでとなると…Macだってより融合が進んで行くのは街がいないし。ハードだけで儲けるビジネスモデルでスタートしたのにエコシステム全体で利益が出る状態。
Android:確かに台数ベースではAppleを凌駕するものがあるが、問題はその中でどれだけの企業が利益を上げているかなのだが、どう贔屓目にみてもSAMSUNG以外にやってて良かったと言うメーカーが見当たらないのが現実である。Androidマーケットも100億ダウンロードになったそうだが、こちらも人生が変わってしまうほどの成功者が出たとは聞かないのだ。iOSを間違いなく圧倒しているのはマルウェア。広告収入が入れば良いビジネスモデルなのが諸悪の根源になっている。
Windows Phone:7.5になり独自のインターフェイスが活きるレベルになってきたが、ライセンスで食べて行くビジネスモデルは流石に時代遅れ。オープンソースにwebOSが再度名乗りを上げてきたので唯一ライセンスを頂こうと言うのは厳しいだろう。救いはAndroidとは違いOSをきちんとコントロールしてくれるところだが、メーカーごとの独自性が出し辛いと言う弱点もある。どう考えてもデザインで勝負出来るメーカーが多いとは思えないのだ。収入源はライセンス料。Appleのようなエコシステムの構築に失敗すると取り返しのつかない事に。
webOS:Appleバカからも評価の高かったインターフェイス。問題はHP一社ではどうにもならない位にマイナーに思われた事と、HPによる買収などでもたついてハードウェアをタイムリーに出せなかった事だろう。その上、僅か1年程で撤退などと発表するのだから始末に負えない状態だったのは誰の目にも明らかだったのだが、トップ交代で戦略を立て直し、金は出したくないがAndroidは信用置けないと思っているメーカーにとって選択肢となるのは一つのアドバンテージだろう。これで、Android端末は作らないで済むのでは(作ったて儲かるわけがない)。弱点はエコシステムまで作れない事だろう。

結論:と言うわけで、本当に四つ巴になったとしたら漁夫の利を得る(影響を殆ど受けない)のは、Appleだけなのだ。

木曜日, 12月 01, 2011

ドコモはどこにいくのか?

相変わらずの飛ばし記事でネット上は大盛り上がりだったドコモのiPhone販売の交渉成立話。本当はどうなのかは預かり知らぬ事だが、こんな飛ばしで話が飛んだらシャレにならないのでドコモは否定の発表をする羽目になってしまった。それにしても、暴走気味の日経ビジネス。ドコモが扱うのを記事にするのはOKでも、まだAppleが発表もしていないLTE搭載のiPad3などと書かれたのではたまったものではないのだ。

 10月のケータイの販売数量が発表になったが、iPhone 4Sの独り勝ち(キャリアがどこなど全く関係ない)。大体、全スマホの売上の半数以上がiPhone4Sと言うのは異常事態。有象無象のAndroidがどれだけの機種数があるのかは知らないが(興味もないので)、iPhone 4Sの次に売れているらしいXperiaでさえ一桁代のシェアなのだから、他は推して知るべしなのである。正直どのメーカーもお手上げ状態なのは間違いないだろう。そこに降って湧いたドコモのiPhone騒動。国内メーカーにもうやめたと言われない為にも否定するしか方法がなかったはずである。

 とは言え、Xi版のAndroid位しか目玉のないドコモがこのままiPhoneに手を出さないままなら一人負けは間違いない。本当の事を言えば来年夏のiPhone 5を待つなどと言っていないで直ぐにでもiPhone 4Sを扱うべきなのだ。

結論:この冬はiPhone 4Sの圧勝、ドコモの完敗なのだ。auとSoftBankはどっこいどっこいなのでは?

木曜日, 11月 10, 2011

Appleが強い理由

Appleが次の四半期の出荷数量を10%以上削減する為に部品発注量を調整したようだ。タイなど一部地域からの部品調達の影響があるとも言われているが、今後欧米での景気後退懸念が強いのが最大の理由なのは間違いない。何故それが可能なのかと言えば、世界中に拠点を構える店舗(他者の販売店も含む)の生のデータをベースにSCMを回しているからに過ぎない。何処かのメーカーのように市場に出荷した量を自慢する事(そんな事で人気を煽っても意味はない)など馬鹿げた事だと考えているので、Appleが発表する数字は常に顧客の手に渡った数がベースになっているのはご存知だろう。Appleが販売店に要求する数字は、常に発注数ではなく週次で販売された数量なのだ。

当然、販売店に出荷する量はAppleに主導権がある(実績ベースの予測数)。販売店の見込み数量による発注など鼻から相手にはしていない。これは、日本のメーカーではあり得ない話なのだが、日本のメーカーが競争力を失った最大の理由だと未だにきづいていないのだから憐れなものだ。製造や販売部門が勝手な予測で販売数量を弾き出し、それを消化してくれる発注を出す販売店を優遇する。挙げ句の果てにはちっとも売れないと泣きつかれれば、販売奨励金でサポートする形で目標販売数を達成すると言う無様な結果に終わるのだから利益など出る筈はなく、でかいアドバルーンを上げておきながら突然の撤退となりユーザの信頼を失うのだ。

典型的なのが2010年が3D元年で2011年が3D断念になった事だが、潜在的なニーズの存在しない製品を各社が右に習えで出しまくったのがそもそもの原因。来年辺りにAppleが潜在的なニーズのある3D使った製品のを出して来たらその後追いをするのか、それとも羹に懲りて様子を見るのかが最大の楽しみである。

さて、長くなってしまったがティム・クックがCEOに選ばれた最大の理由が今のAppleの強さを支えているサプライ・チェーンを完成させたからだとお分かりいただけただろう。趣味に過ぎないApple TVを出し続けられるのも単に資金に余裕があるからではなく売り切る事が可能な数量しか作っていないからなのである。Appleに大量発注をした事があれば分かるのだが、あなたの大量発注は通常の製造ラインに回っている中からは割当されない。絶対に買い取ると言う確約(Appleと直接契約書は交わさないがどこの一次卸を通して何台仕入れるかの確認がAppleから直々に入る。それに答えられなければ商品はいつ迄立っても入らないと考えるべきです)の元に一つのラインを作る方法をとっている。他のメーカーでこんな事を頼んだら何ヶ月先になるかは分からない(そもそも余裕在庫があるのですぐ届くだろうが、もしも万が一人気商品だったらの話)が、Appleならば最短で半月もみれば十分なのだ(その期間でお金を手立てきるかの方が問題だったりする)。

結論:以上でお分かり頂いたように(理解頂いた事が前提)、Appleは一週間単位で販売予測に基づいた製品の製造を行っているため最悪一週間分の不良在庫しか存在しえない。iPhone 4Sの様に人気の商品は毎日各工場から出荷されている(船など当然使わない)。ここまでコントロール出来るのだから強いのは当たり前なのだ。

水曜日, 11月 02, 2011

TPP批准で消え去るもの

 農業従事者以外ではどちらかと言えば肯定的に捉えられているTPP。でも一番問題なのは関税ではなく非関税障壁の方だと気付かない人達が多いのはカスゴミの洗脳のせいなのだろうか。さて、そのカスゴミも気付いていない非関税障壁の撤廃でどんなものが影響を受けるのかをシミュレーションしてみよう。

TPP批准で消え去るもの
その1:医師免許。消えるとは言わないが現状では日本で医者になろうと思えば立ちはだかっている医師国家試験に守られたた独占的職業である医師も海外で医師であれば無条件で国内で医師になれるようになる。日本よりも人件費の安い国から大量の医師が雪崩れ込んできても阻止する術はなくなってしまう。
その2:税理士。世界的には税理士と言う制度はなく大体は税務そのものは公認会計士の仕事。世界にはない制度を盾に税務を独占しようとしてもTPPを批准したら許されない。
その3:再販制度。戦時統制下で生み出された新聞や出版に認められた前近代的な統制制度。以前はアメリカにも存在したが現在は存在しないので取次制度と一緒に廃止されるのは間違いない。この制度が邪魔して日本では一向に始まらないiBooksなども受け入れざるを得なくなってしまう。
その4:弁護士制度。日本と海外では微妙に制度が違うために特権を謳歌出来ていた弁護士も日本で司法試験に合格しているかどうかなどの制限をくわえる事が出来なくなるため医師と同様に世界中から弁護士が押し寄せ開放せざるを得なくなる。
その5:記者クラブ。世界にそんな制度はないので記者クラブは解体される。政府と持ちつ持たれつで情報統制の片棒を担いでいた記者クラブを維持しようとしても、放送局などの報道機関に対する外資規制は無効とされるのでニューズグループなどに買収されてお仕舞いなのだ。高給を貰いまともな取材も出来ない日本の記者さんなどお役御免間違いなし。

結論:他にも他国にはない日本独特の制度は非関税障壁撤廃による規制外しで消し去られる。自分たちを特権階級だと勘違いしているカスゴミやお役人の方々が特権階級でいられるのは二言目には解放しろと言う規制に守られているからといつになったら気付くのだろう。気付かないうちに特権を剥奪される方が個人的には楽しみなのだが。

スペックを重視する

 未だにモノを買う時にスペックありきの人が存在する(私だって同じ使い勝手なら動作が速い方が良いに決まっている)。カタログ上のCPUは速ければいけないし、メモリは少しでも多くなければいけない、その上いつ自分が使うチャンスが来るかも考えもせずにどうでも良いハードウェアが載っていればニンマリとする(大体そんなものは買った時に一度試してみるだけでその後は廃棄される時まで使わず仕舞いだ)。本質追求型の人間からすれば自分が使う可能性のない機能など無用の長物なのだが、根が貧乏なのか取りあえずいろんなものが載っている方が価値があると未だに勘違いしているわけだから、取りあえず何かをくっつけておけば良いのだから何の戦略もないメーカーにとっては有り難いお客様なのだ。
 
 アナログの時代は技術は役に立つものであったので理系の人達の蘊蓄はお役立ちだったし、確かに日本の技術者の技術は他の国には真似の出来ない特別なものであった。だから、世界中を日本の家電が席捲出来たのだが、デジタル時代になてしまい手作りの部分が不要になってしまった(Appleを見れば分かるようにデザインなどアナログの部分に拘る方法もある)。同じ部品を組み立てるだけなのだから技術的なバックボーンがなくても製造業に進出出来、明らかに国内のメーカーだけを相手にしていた時以上に商品寿命は短くなってしまった。その揚げ句がどうでも良いハードウェアの搭載。スペックオタク以外には食付かないネタで売ろうと言うのだから製造コストばかりが嵩んでしまい結局自分の頚を絞める結果になっただけなのである。
 
 何でAppleの製品がヒットしているかは自ずと明らかなのだが、カタログ上の飛び抜けたスペックもあっと驚くようなハードウェアも搭載していないがトータルバランスがどこよりも良くて、優れたユーザビリティを持っているのがAppleが選ばれている最大の理由。このIT時代に全くマニュアルを見なくても取りあえず使えてしまう製品など、どこを見渡しても存在しないのだから売れるのは当たり前の話。あんなの女子どもやリテラシーの低い連中が使うオモチャだと頭のヨロシイ人は考えているのだろうが、特定(偏った頭のと言う意味だ)の人しか使いこなせない製品と誰でも使える製品のどちらが大きなパイなのかは集合の教科書を引っ張り出すまでもなく明らかだと思うのだが、理系の人には理解出来ないらしい。
 
結論:モノから心に時代が移り変わったのに未だにスペックにこだわる人達はどんなに最先端を目指していても時代遅れの人達なのである。やりたい事が出来れば理屈なんて知らなくても良いと思うのだが、如何なものだろう。

月曜日, 10月 31, 2011

復興増税万歳

 経営センスがないから財政破綻なのに増税をして歳入を増やそうと言う罪謀妾(財務省は間違い)と、その口車に乗って増税ありきの自分たちだけは消費税増税の適用外を狙っているカスゴミ。好景気なら黙っていても税収は増えるのにデフレ状態を放置しておきながらこのままでは財政破綻してしまうとほざく一方で、東電は全面的に支援して破綻させないと言うのだから、開いた口も塞がらない人の方が多い事だろう。
 
 揚げ句の果てには復興資金を増税で賄おうなどと言うのだから基地外沙汰。まともな神経をしていたら復興資金は増税ではなく(赤字国債を発行する気はない)50年償還(100年でも良い)などの特別国債の形で日銀に引き受けさせるのが常識、そうでないのならばナチスドイツが取ったように内部留保で強制的に復興国債を買わせるくらいのことをすべきなのである。そんな事をしたら統制国家だと言う人もいるかも知れないが、帰ってくる事のない税金で巻き上げられるよりはよっぽど有り難い仕組みだと思うの。税金と違い債券なら利息だって付く。
 
 消費税を増税すれば消費が冷え込むのは火を見るよりも明らか。法人税を増税したのでは大企業が国内に逃げ出すからと分けの分からない理屈を付けているが、それって増税なんかしたらいけないと言う証拠だと思うのは私だけだろうか。それとは別に持ち出されているのが煙草税の増税。別にタバコの税率を上げるのは構わないが、それで税収が増えると考える思慮の浅さは如何ともし難い。現に昨年の10月の増税でどれだけ税収が増えたかを考えれば解るように非喫煙者が増え、煙草税による増収にはならなかった。タバコが嫌いなヒステリーババアが700円にすれば良いなどとほざいたみたいだが、そんなことをすれば喫煙率は大幅に下がってしまうだろう。
 
 JTは、増税よりも政府所有のJT株を売却した方が大きな資金を得られると本当の事を言ってしまい罪謀妾から雷を落とされたらしいが、東電だって破綻処理の上で国営化し国が責任を持って損害賠償をするのが正しい方策だと思うのだが。

結論:売れなくなって値上げをするバカはいないが、財務省がやろうとしているのはそれと同じ事。値上げが出来るのは人気商品になった時だけと考えるのが常識。まずは、景気を良くするしか方法はないのである。

土曜日, 10月 29, 2011

人を突き動かすもの

 Android 4.0になって漸く気持ち良く使える事が重要だと気付いたようだが、今まで情ではなく理でAndroidを考えていたGoogle。盲目的にAndroidを信奉していたスペック系のオタク以外にはその操作体系が理解出来なかったのは気持ち良く使えるようにしようとしてはいなかったのだから当たり前の話である。今回は、Androidの話しは関係ないので批判はこのくらいに。
 
 私がマーケティングが大嫌いなのはBlogの読者ならばご存知なので解説の必要もないだろうが、統計などの数学的な手法で分かるのは過去からの傾向であって未来の予測ではないと言うのが私の基本的な考え。Steveの言う通り市場調査など何千回行ってもまだ見ぬ商品を製品化するなど不可能なのである。Androidが漸く気持ち良く使えるのが大事と気付いた今、Appleが目指しているのはその先にある使って気持ちが良くなる製品作り。SiriなんてGoogleのAIには敵わないからいずれ抜き去られるなんて言っている人は統計で人の気持ちが分かるとでも考えているのだろうが、それは大きな誤解、そんなもので人の気持ちがわかるのならApple以外のメーカーの商品が売れないはずはないのだ。
 
 さて、表題に戻ろう。ものを売ろうと考えたら一番大事なのは人を突き動かすものが何かを知る事。普通の頭しかない人はそこでマーケティングの出番だとなるのだが、そんなもので分かるのは流行廃りの傾向であって次に何が望まれるかではない。Appleがそんな事をして成功してきたわけではないのは皆さんもご存知だろう。
 
 そこで出て来る結果が、前にもblogで書いたようにAppleはイノベーターで革新的なものを出したからだと言う誤った認識だ。きちんとAppleの動きをトレースしていれば解るようにAppleはどこにもないものを作り出した事はないに等しい。逆にそんな事をしたものはAppleだってことごとく失敗しているのだ。世界で最初のPDAだったNewtonがどうなったかを考えてもらえれば分かるように、どこにもないものを作ろうと悪あがきをしていたのはSteveがいなかった最悪の時期のAppleなのだ。
 
 そのトラップにはまる事のなかった少し賢い人達が達する結論は、既に存在するのに大きく育つには何が足りない商品を誰もが欲しくなる製品としてAppleが完成させただけで、その胆はデザインだと言うのだ。だから、どこかの猿まね企業のようにパッケージまでパクると言うバカな事をしてしまうのだが、それも違うと分かるとSteveのプレゼンが上手いからなどと戯けた事を言う始末だ。
 
Appleが成功した理由ではないもの
その1:緻密な市場調査。一般人に今までにない商品を想像など出来ない
その2:どこにもないものを作る。そんなものが連続して出てくるわけがない
その3:デザインが良い。デザインだけで売れるのならばそれはアートだ
その4:Steveがプレゼンしたから。プレゼンで売れるなら世話はない

いつになく前振りが長くなってしまった(流石にくど過ぎる)。答えは既に書いてあるようなものなのだが、人を動かすのは快原則。食欲、性欲、達成欲も突き詰めてみればそれで得られる快感が動機付け。なぜAppleの製品をコリもせず買い続けるのかと問われれば使って気持ちが良いからだし、私が、WindowsやAndroidが嫌いなにはそれを一般の人が使って気持ち良くなるものとは到底思えないから。理屈で物を選ぶのは一部の頭でっかちだけなのである。

結論:漸く気持ち良く使えるところに辿り着こうとしているAndroidを尻目に、Appleは最初から使って気持ち良くなるを目指していた。一般のユーザが使って気持ち良くなる商品を作り続ければAppleのように成功するのである。何が気持ち良いのか分からないのならコンシューマ用の商品など出してはいけないのだ。

火曜日, 10月 25, 2011

うつ病には覚せい剤

 有効な向精神薬がなかった時代にうつ病になると覚せい剤が処方されていたなどと言うと驚かれるかも知れないが、現在うつ病扱いされているような抑うつ状態までうつ病と診断されるような乱暴じゃなかった時代には本当にどうしようもなければ所謂覚せい剤や興奮剤と呼ばれるような薬が処方されていた。覚せい剤を処方した時の問題点はぶっちゃけシャブ中やポン中になってう依存症にあったわけだが、現在安易に日本で処方されている睡眠導入剤から向精神薬が覚せい剤よりも安全であるなどと言う保証はどこにもないのも事実。それなのに、対処療法を拡大解釈(投薬によるポイント稼ぎだと思うが)して、日本以外の国では到底認められない複数の向精神薬の処方が常態化し、揚げ句の果てには副作用が少ないと持て囃された抗うつ剤の安易な処方で自殺者が増えたのだから始末に負えない。
 
 どうも日本人は薬は身体に良いものだと言う根本的に間違った考えにとらわれているようだが、抗がん剤をみれば解るように健常者でさえあんなものを投薬されたら間違いなく寿命を縮める。薬と呼ばれているものは基本的に毒物。薬理効果よりも副作用の方が大きいのが日本で処方されている多くの抗がん剤の実態なのだ。
 
 話しがそれてしまったので元に戻すが、現在安易にうつ病とされる症状の多くはきちんと診断すればうつ病とは全然別な代物。大体は良く眠れない⇒睡眠導入剤⇒抑うつ症状の悪化⇒抗うつ剤の投与⇒薬物による精神障害と進んでいるように思う。実際に私の知っている人で、不安による睡眠障害から統合失調症とまで診断された者がいる。
 
 途中経過はどう考えてもうつ病だったのだが体制が出来る度に薬剤の変更と投与する薬剤の追加。睡眠導入剤と睡眠薬、その上抗うつ剤をを処方された揚げ句の精神錯乱状態だったのだ。どう見ても統合失調症にしか見えない状態だったが、向精神薬を投与した結果はパーキンソン病の症状の発症だった。
 
 その後どう考えてもおかしいと言う事で、まともな病院で診察の結果ドーパミンが阻害されているためにおかしくなっているに違いないと向精神薬の投与中止とドーパミンの投与で無事生還する事が出来たのだ。人間の心を何かしっかりしたものだと勘違いしている人が多いが、基本的に精神活動(感情)を司っているのは脳内の化学物質。対処療法的にその化学物質の吸収を阻害したり、打ち消したりするのが向精神薬の正体。精神活動に影響を与えるから病気の症状を抑える効果があるのだが、複数の薬剤を併用すれば精神活動を破壊して仕舞うのは間違いないのである。

結論:心に働く薬は使い方を誤れば心を破壊する。今のように安易な抗うつ剤の処方は自殺者や精神障害者を増やすだけになってしまうだけ。人間をやめる事になるのなら覚せい剤でも同じなのである。うつ病に覚せい剤を使えと言うのではなく抗うつ剤を安易に使うなと言いたいのだ。

黒船襲来に脅える日本のメーカー

 前にも書いた事だが、ハードウェアの面でしか捉えられない日本のメーカーが本格的に電子書籍に進出するために発売開始されたKindleに対して右往左往している。個人的には、Kindleが出て来てもいないのに息切れしたり自滅している状態の日本がKindleで騒ぐ気が知れないのだ(そもそも日本のメーカーにはビジネスモデルさえないじゃないか)。
 
 そんな薄らバカばかりの日本メーカーが浅知恵でどんなハードを出してこようがAmazonに勝つ事などある筈がない。Amazonにはハード本体で儲ける気持ちなどこれぽっちもないのだから、ハードで儲けなくてはいけない日本のメーカーが太刀打ちしようと考える事自体がナンセンスなのだ。対抗しようと思えばKindle以上に安価で販売するかどうでも良い機能で厚化粧をしてカタログスペックで目を眩ませるしかない。
 
 もう一方のAppleは言い値のままディスカウントをする必要もなく売り切る事が出来る(だから粗利がとてつもない)からハードウェアで利益を上げ、コンテンツの売上を期待する必要のないビジネスモデル(iTunesはそれでも大きな利益を上げているが)を取っているが、こちらに対抗しようとすればApple以上に魅力的なエコシステムを用意するしか方法がないが、自社だけでそんなものを作る事など出来るわけもないのでで提携でどうにかしようと言う話しになるが、そうなればコンテンツからの利益が還元されなければハードで利益を上げなければいけないが、それが出来るならiPadといい勝負をしている筈なのだ。
 
 Appleの製品が売れているのは別にデザインが良いからではない(他と比べたら雲泥の差はあるが)。Steveが命を縮めてまで取り組んでいたのはカッコいいデバイスを作る事以上に、音楽や映画、出版業界の旧弊を取り去る事だったが、それが出来たからこそApple主導でコンテンツを含めたエコシステムを構築出来たのだが、それを全く理解出来ていないのが日本のメーカーも含めた他のメーカー(特に日本は酷い)。業界の顔色の方が顧客の顔色よりも大事な状態で自己満足と言い訳だけの製品が売れたらその方がおかしいのである。

結論:黒船を恐れているような振りをしながら、黒船が自分たちに出来ない事をやってもらいたいと考えているのが日本のメーカー。そんな事でAppleやAmazonと勝負などできる筈はないのである。

金曜日, 10月 21, 2011

今年のレコ大はバーニング系ではない?

 紳助の引退で大騒ぎになってるケツ持ちにお世話になっている芸能界。もう随分前からどうでも良くなっていた存在のレコ大だけれど大賞の鍵を握っていると言われていたバーニングも暴排法の影響で銀行の借り入れさえままならないなどと噂になっている昨今。今年の大賞にバーニング絡みを押し込むのは難しいかもしれないのだが…
 
 今回の暴排法のメイン・ターゲットは山口組。その山口組と一番縁が深いのは吉本であって、関東のプロダクションは非山口系との繋がりが…警視庁とは良い関係だと言われている(誰がそんな事を言ってるのだ?)住吉や神奈川県警とお友達の稲川に絡んでいるところが真っ先に上げられる事はないだろうと…

結論:今年のレコ大は西野かなのようである。因みにバーニング系だ。

木曜日, 10月 13, 2011

本当の物づくりを忘れた日本

 Apple以外のメーカーは製品が売れる事が最終目的(Appleだって売れなくと良いなどとは考えていないのは当たり前)なのでどうにかして、他社よりも少しでも多く売れるようにと小手先の機能をてんこ盛りにした製品を作っている。技術者達は自分が開発に関わった機能をどうにかして製品にねじ込むためのお墨付が必要だが、そのための手段として市場調査という意味のない事に大枚をはたいている。
 
 そんな事をしても一般ユーザが、まだ見ぬ商品を思い描く事など出来るわけもないのは調べる前から分かり切っていることなので現状の延長線以上のものがそこから生み出される事など何かの間違い(Steve並の人間が束になって調査の対象者にな利でもすれば別だ)でも起こらない限り望めない。
 
 対するAppleの掲げる最終的な目的は人々のライフスタイルをより良くする事。当然、目的を達成するために障害となるならそれが世の中で標準だと考えていようが過去の遺物をを捨て去る事を厭わない。目的のために本質追求を捨てる事はないので小手先の技術革新では問題の解決にはならないと判断した場合には業界そのものを変える方向へとターゲットを絞る。今では世界最大のミュージックストアとなったiTunes Storeだって業界のトップを動かしたからなのだ。
 
 日本の家電メーカーをはじめとする多くのメーカーが、物理的なモノを売る事しか考えている限りAppleの物作りを超える事は到底無理。日本のメーカーも創業当時は世の中を変えるために物作りをしてきたからこそ世界に認められたのに、創業者から雇われ経営者に時代が移るにつれてその精神を置き去りにし、グローバルスタンダードなどと言う(守銭奴の)お題目を有り難がってアメリカ的などうでも良いクズ企業になり下がってしまった。
 
 Appleはアメリカを代表する企業だが、その魂は世界でも一番日本的。お客様の喜ぶ顔が見たいから製品作りに妥協をすることはなく、一生使い続けたいと思うような製品を常に出し続けようと努力している(つい、二昔前までは日本では当たり前だったのだ)。それを取り戻さない限りどんな技術力があろうとAppleのような物作りは出来ないのである。
 
 「使って気持ちが良くなるかどうか」。一言で言ってしまえば製品が売れる理由は、非常に単純なのだ。どうしてそんな簡単な事に気付かないのかが不思議でならないが、恐らく理系の考え方しかできない人達が物を作っているからだろう。ユーザの気持ちになれない連中に物作りをさせてはいけないのだ。

結論:Apple製品が売れるようになったのは使って一番気持ちが良くなれたからなのである。その辺りを近いうちに書いてみたいと思うのである。

月曜日, 10月 10, 2011

愚か者であれ

 Steveの追悼文で多くの方々に引用されているスタンフォード大学における名スピーチ。特に最後の「ハングリーであれ、愚か者であれ」は多くの人々の心に届いた事だろう。と言うわけで私なりに、Appleが如何に愚か者であったかをまとめてみたいと思うのである。
 
愚か者の証拠
その1:iMacからレガシー技術を一掃
 Steve復帰後のAppleが初めて世に問うたのはiMac。それ以前に開発は始められていたと言われているが、少なくともフロッピーディスクやADB(Appleが開発したオリジナルシリアルポート)を取っ払う決断を出来たのはSteve以外には考えられない(自社製も含め使える周辺装置が全く無くなってしまったのだ)。フロッピーもないようなPCが売れるわけがないとAppleをケチョンケチョンに貶したのは、宿敵のMicrosoftではなくITの批評家達(評論するくらいだから恐らく賢いのだろう)だった。
その2:1,000曲を持ち歩けるiPod
 常識で考えなくても型落ちのPCが買えるような高価な音楽プレイヤーが売れる事などあり得ないと散々な言われ方だった初代iPod(私は、それが使いたくてPowerBookを買ってしまったのだから基地外だ)。当時は、その後Appleが採用するメモリタイプが主流(64Mくらいの容量でアルバム1枚入るかどうかのショボイ仕様だったが)で、1,000曲を持ち歩くために新たに開発されたハードディスクを独占的に手に入れるなど愚かじゃなければ考える事ではなかったのだ。ご丁寧な事にハードディスクを回し続けていたのでは音飛びとバッテリーの消耗が発生するのでバッファーするために他のメーカーではストレージとして使っていたメモリ容量と対して変わらないメモリ(32M)をキャッシュ用に使っていたのである。
その3:スマートフォンを再定義するiPhone
 iPod機能を積んだ最初の携帯電話であるMotorolaのRokrの出来の悪さに自信を深めたAppleが密かに開発していたiPhoneを発表。ケータイメーカーは素人のAppleが作った携帯電話など売れるわけがないと酷評。ここでもケータイ業界だけではなくITの評論家と呼ばれる賢い人達は、売れたとしても愚か者のマカーが物珍しさで買うだけで来年になればAppleは撤退しているだろうとしたり顔で書いていたのである。
その4:iPhoneが大きくなっただけのiPad
 タブレットを作らないのかと問われあんな出来損ないは作らないと言っていたAppleが出したのは出来損ないのタブレットと同じサイズの大きくなったiPhone。他のメーカーでは使い辛くなっている分価格が高くなっている出来損ないのネットPCが常識だったのに、AppleはiPhoneよりも低価格でiPadを販売。大きくしただけなのに大きくなった分だけ使い易くなるという当たり前の事を証明する結果に。揚げ句の果てにどれだけ売れるかを愚かにも勝手に決めたAppleはタブレットに必要な部品類をほぼ買い占め状態。慌てて本来タブレット用ではないAndroidを取りあえず搭載したタブレットを出そうにも部品さえ手に入れられないメーカーが続出したのである。

結論:Appleの製品が世の中に受け入れられたのは、Appleは愚か者の集団なので世の中に溢れ返る愚か者の気持ちを一番良く理解していたからなのだ。賢い方々には愚か者の気持ちは未だに理解出来ないようなのでAppleは安泰なのである。

今後4年間の製品は既に準備されている?

 他の経営者では考えられない事だろうが、期待外れだとのブーイングさえあった「iPhone 4S」の次の「iPhone 5」だけではなく「iPhone 7」くらいまでの商品コンセプトを残していたとしても不思議ではない。Macや今までにない製品も含め開発を指示されているハードウェア、そして将来実現しなければいけないOSの機能に関しても既に彼の指示によりスタートしている筈。デザインだけを変更して「iPhone 4S」を「5」とすることは可能だっただろうが、それを許さなかったのはSteveを始めとする経営陣だったのだろう。
 
 「iPhone 4S」の発表で初めて公になったiOSの機能は音声認識によるアシスタンス機能。マルチタッチによるインターフェイスを初めてまともに使える機能にしたAppleが次世代のインターフェイスの一つとして音声認識を実装してきた意味は非常に大きい。アプリレベルでは様々なものが既に出ているし、Googleは既に音声で検索が出来るという意見もあるだろうが、それとAppleが目指しているものは全く次元が違う(マカーの贔屓目だと思われても構わない)話であるが、それを実現しているのはiOS 5であって根本的なハードウェアの革新ではない。それを象徴的に表すために筐体のデザインを変更することなく名前も「5」ではなく「4S」としたのがAppleなのだ(2年間同じ筐体を使い回すという戦略もあるだろうが)。
 
 私が、今年の初めに6月の発表では「5」と呼べるほどの大幅な変更は無理だから「3G」が「3GS」となったのと同じように次は「4S」になると予測したのも全く同じ理由だったのだが発表が秋に延ばされ、もしや本当に「5」も出すのかも知れないと考えたのは間違いだったのである。
 
結論:4年先までの製品を託してあるとの話が本当であれば、「iPad 3」や「iPhone 5」は間違いなくSteveが思った通りのデザインでデビューしてくるのである。

Steveに捧げる

 いつになったらSteveの死に関してのblogを書くのだとお怒りの方もいたかも知れない(恐らくいないと思うのだが)が、間もなくと覚悟はし ていたものの本当の死を受けて何かを語るには時間が必要だった。Steveの死を私に告げたのは出社途中のTwitter。地下鉄の中だったので本当かど うかを確認するのも難しい状態だったが、国内で最初に記事を打ったのが日経であったにも関わらず、これは間違いの無い事実だと素直に受け入れたのは感じる ものがあったからである。Appleを救っただけではなく世界を何度も変えたSteveは、その命と引き換えに我々に夢を与え続けてくれた。
 
  私がMacユーザになった頃は、Steveは既にAppleを追われた後だったが、その後の混迷の時代をMacユーザとしてつぶさに見てきた身としては、 技術者達が自分の好きな事を何の秩序もなく追い求めていたのではAppleは崩壊してしまうと感じていた(Windowsユーザの前では口が裂けてもそん な事は言えなかったが)。Appleを蘇らせるためには創業期の天才達が戻ってこなければ駄目だ(多くの天才達はSteveのいなくなったAppleを飛 び出してしまっていた)と日経Macに投稿したのは1995年だったが、その中にはSteveの名前はなかった。そう、まさかSteveが戻る事などはな いと考えていたのだ。
 
 Steve復帰以降のAppleの大躍進は多くの人が知る事なので書く必要はないだろうが、復帰に 際し彼が立てた今後30年のAppleのビジョンを持っていた。ビジョンの半数以上は実現されたようだが、未だ我々の目の前に現れていない多くのものが Appleの中で育て上げられているのだろう。私に残された目標はSteveが自分の目で確かめる事の出来なくなったその製品をこの目で確かめる事になる のではないだろうか。

結論:今まで、Appleを語る時に使ってきたのはJobsだったが、今後は敬意を込めてSteve(正式にはStevenなのだが)と改めたいと思うのである。

水曜日, 10月 05, 2011

10月4日の発表を総括する

 わざわざ、しなければ良い予測をして筐体デザインの変更無しとモデル名を大外しだったのだが、今回のiPhoneは、結局私が4月に予想した通りの結果であった。もう一度4月のblogを見返してもらうのも良いのだが、その手間を省くために(疑い深い方はご自分の目で確認下さい)その時の予想を列挙してみたい。
 
その1:恐らく秋に登場するのは筐体の殆ど変わらないモデルで、CPUはA5にアップデートされQualcommの通信モジュールにバージョンアップされた「iPhone 4S」と呼ばれるものになる
その2:グローバルバンド(GSM+CDMA対応のQualcomm通信チップでT-Mobileもサポート)
その3:来年デビューになると噂されている「iPhone 5」はどうなるのだろう。噂から判断すればより薄く軽い(もしかしたら小さい)「iPod touch」のようなiPhone

結論:まあ、誰でも予想する範囲なので大した事はないのだが、4月の判断の方が正しかったという反省の意味も込めて…本当は単に自慢したいだけだ。

Amazonと東芝とApple

 寝ずに待っていたのにAppleから発表されたのが「iPhone 5」ではなく「iPhone 4S」だったとお嘆きの方もいるようだが、そう言う人はネーミングに惑わされているだけの人である。勿論、噂されいたデザインのものが欲しいと言う理由なら解らないでもないが単純に名前だけでがっかりしているのだとしたら、見当違いも甚だしいとしか言いようがない。と、言うわけでiPhoneの話なのかと思われるかも知れないが、これは単なる前振りで、今回の話題は一番旬なiPhoneではなくタブレットに関してである。
 
 Appleが参加しないイベントはどんなものであれ全く興味が湧かないタチなのだ(なら、貶さなければいいのだが、そうは問屋が卸さない)が、ここに来て全く対照的なAndroidタブレットが二つ(他にもあるかも知れないが、そんなものはどうでも良い)発表されたので勝手な意見を書いてみたい。その一つは唯一iPadのライバルとなりそうなAmazonの「Kindle Fire」であり、もう一つ(複数のモデルがあるようだが、画面の大きさなど瑣末な問題なので一括りにする)が東芝の「REGZA Tablet」。
 
 「Kindle」は、OSにAndroidを使っているが、徹底的にカスタマイズされていてAmazoidと考えるべき代物(だから駄目だと言うのではなく良いと考えている)で、東芝の方は、ほぼ最新のタブレット用Androidを搭載した純然たるAndroidタブレット。一言で言えば「Kindle」は持ち運べるAmazonストアであり、専用のSilkと言うブラウザを介してAmazonサイトを利用するためのデバイスと言えるだろう。対する「REGZA Tablet」の強みは東芝の「REGZA」シリーズとの連携で家の中のどこででも「REGZA」に蓄えられた動画を見る事が出来る事なのだが…
 
 個人的には「テレビ番組全部取りのREGZAのコンセプト」はありだと思うが、それと連携させた事以外に特別なところのない「REGZA Tablet」を出すと言うあり得ない。「REGZA Tablet」をキーにして「REGZA」を買って貰おうとの算段か、その逆なのかは全く分からないが、もしも「REGZA」の方を売りたいと言うのならば「iPad」で動画を楽しめるアプリを作る方がよっぽど裾野が広がると思うのである。
 
 対するAmazonは、Amazonを利用させるために各デバイス用のアプリをリリースするだけではなくAppleのような自分勝手なOSの制限を受けずにAmazonの考える使い易さを実現するための専用のデバイスとして「Kindle」をリリース。ハードウェアで儲けようと考えている分けではないので思い切った価格で他のタブレットを嘲笑うかのような戦略を掲げてきた。Appleには触れていないが、それはいつも書いていることなので割愛である。

それぞれの戦略
Amazon:ハードウェアはコンテンツ(物販も含む)販売のための手段に過ぎない。強いて言えば決済機能の煩わしさを専用端末でクリアと言う戦略。より良いものがあればOSがAndroidある必要さえ無い。
東芝:家電メーカーなので仕方がないのだが自社製品を抱き合わせで売るための手段としてのタブレットと言う戦略。REGZAシリーズの考え方は他のテレビ絡みの製品よりはまともだと思うのだが、OSにAndroidを使ったとしても利益など望めないのである。
Apple:ハードで儲け、コンテンツ(何れは物販も入る)販売でも儲けるテッパンの戦略。そのため、ある意味Amazonの方が思い切った戦略を打ち出しているとも言えるが、言い値でハードを買わせるなど他のメーカーには出来ない芸当が可能なのもビジョンが壮大だから。

結論:東芝を引き合いに出してしまったが他のメーカーはそれ以下の戦略しか持っていないのは間違いない(中にはわざわざ電子書籍専用端末を出すバカさえいるのだ)。Amazonが目指しているのはコンセントとワイヤーから開放されたワイヤレスのネット販売であり、Appleが目指すのはライフスタイルそのもの変革。中には情報の独占を目指しているところもあるようだが、世の中をどう変えるかのビジョンを持っていないなら自社製のハードなど作っても仕方がないのだ。

火曜日, 10月 04, 2011

5ではなく4S

段々、5が出ると考えるようになっていたが結局最初に予想していたように同じ筐体を2年使うパターンとなり、新しいiPhoneは4Sと言う名前になる。見た目は同じだが、内容は音声認識(但し、日本語はまだ)にフルHD対応のカメラ(f2.4は明るい)、チップはA5になったので大体合っていたようだ(皆がそう考えていたので威張れるものではない)。嬉しい誤算はauも14日から発売開始な事。CDMA 1xなくなるから携帯替えろの「替えろコール」に「欲しい端末がない」と応えるのはこれでお仕舞いなのである。

結論:筐体は変わらなかったけど、機能アップは十分新しいiPhoneと呼ぶにふさわしいもの。これで、最初から日本語音声認識対応だったらドコモが潰れるくらいの大騒ぎになっていたのだ。

月曜日, 10月 03, 2011

「Let's Talk iPhone」を深読みする

早く書けと一部お叱りの声もあるのだが、忙しくて何も書かないうちに正式に次期iPhoneが発表されようと言うこの期に及んで、Appleのプレスへの招待状を深読みしてみたい。明日の未明には発表されてしまうので、ここで大それた予想を書くと恥の上塗りになりかねないのだが、何も書かずに済ませたのではマカーの名折れになってしまうので書かない訳にはいかないのである。

招待状に並んでいるアイコンからわかる事は、カレンダーの4と時計の10時は開催の日時を表していると言う事なのだが、だとすれば他の二つにも当然意味があると考えるべきである。そこから、マカーの妄想がキノコ雲のように膨らんでしまうのだ。

深読み
その1:受話器のマークに数字の1
普通に考えれば、今回発表されるiPhoneは一種類である。「iPhone 5」が出る事は間違いないので、それで終わりとも考えられるが「iPhone 4」以降も3GS販売が続いていた事を考えれば「iPhone 4」が生き残る可能性は高いだろう。「iPhone 5」と共通になるであろう構成要素はCPUと通信モジュール。カメラやメインメモリの容量は現行のままだが、CPUは「iPhone 5」や「iPad 2」と共通の「A5」、通信モジュールはQ社のデュアルバンドチップ(扱う気があるならauからも出せるはず)になる事は恐らく間違いない。違いは、メインメモリが倍になるのとカメラの解像度が800万となり(フルHDのビデオを撮影出来るか)。
その2:マップ
新たなマップ(Apple純正)が搭載されるのではとも考えられるが、そうではなくナビゲーションなどのアシスタント機能が新しくなると考えるのも一考だ。マップと言うものをナビゲーションの一つのイコンと捉えれば、アプリケーションの起動を含め、スケジュール管理やメール、電話のアドレス管理のアシストもナビゲーションしてくれる新たなアシスタント機能が標準装備される。
その3:「Let's Talk iPhone」
そのまま捉えれば、今回の発表会はiPhoneの話だよとなるだろうが、そうではなくiPhoneと話が出来ると言う隠喩だと深読みする。話しかける相手がiPhoneで、同時にiPhoneも音声で対応する。Siriの音声認識が使われるとのではとの噂をそのまま信じれば当然そう言う結果になるだろう。
まとめ
4つのアイコンを総合したAppleのメッセージは、「10月4日午前10時に、音声認識エンジンを搭載して音声でナビゲーションが可能なiPhoneを一機種(カラーや容量違いは無視)発表しますよ」となるのだ。

結論:今までのβ版にそんな機能はなかったとのご指摘もあろうが、その機能を使うには1GのメモリとA5の処理能力が必須項目。そんな端末は「iPhone 5」が出るまでは存在しないので殺していたと考えるべきだろう。音声認識と音声による操作は「iPhone 4」が4SになってCPUがA5になっただけでは不可能な特別な機能なのである。

木曜日, 9月 22, 2011

auでiPhone 5?

日経ビジネスから始まったauがiPhone 5を販売すると言う話。docomoよりは高い可能性があるけれど、出どころが日経じゃ飛ばしじゃないのとコメントをあげていたら、日経新聞、WBSと全社をあげて大プッシュ。どちらにしろ10月になればはっきりする訳だが、取り敢えずは半信半疑が正しい対応だろう。

結論:本当なら間違いなくiPhoneに買い替えだが、出ないなら来年の夏までにWindows Phoneになる事に。Androidだけは御免だ。

土曜日, 9月 10, 2011

現代用語のKUSO知識 〜官僚編〜

 出張に出掛けたりですっかり更新が止まってしまっていた。今回は、官僚の間で使われている隠語などを解説してみようかと。

感電した:経産省の役人の中で電力会社の接待ですっかり籠絡されてしまった人のこと。原子力だろうが太陽光だろうが電力会社に金を回すために働いているのが感電している人達である。
ガス中毒になった:経産省の役人の中でガス会社の接待ですっかり籠絡されてしまった人のこと。電力会社の次に大きな発電能力を持っているのがガス業界。送電と発電を分離しようと声をあげている主体はガス中毒の方々である。
御用学者:自分をスポンサードしてくれている省庁や大企業のためなら良心をかなぐり捨てる事を厭わない非研究者の総称。御用を外されると掌を返される恐れがあるので、一生面倒を見なくてはいけない。
スタンドプレー:官僚が時間を掛けてお膳立てしたものを横取りした上に自分の手柄にしてしまう事。厚生相時代に前厚生大臣の命令で探していたエイズ資料が発見されると、自分が指示したらすぐに出て来たとカイワレを食いながら横取りしたバカがいた。首相になったのに官僚が全く言う事を聞かなかったのは当然の成行きである。恐らく一番官僚に嫌われている政治家だ。
ドボン:財務官僚が大手銀行の大物を接待する事。MOF担の逆も存在していたのだ。
風を吹かす:無理筋を事件に仕立て上げるために検察が不確かな情報をカスゴミにリークし世論を事前に誘導して自分達に都合の良い筋書きにした上で起訴する事。
ざぶとん:官僚の天下り先と人件費を用意する事。世のため人の為になってもざぶとんにならない仕事は役人に潰される。
政治主導:本来は政治家が官僚を使いこなして仕事をさせる事。その名人だったのが田中角栄。民主党の政治主導は官僚を敵に回す事らしく政治家側に全く知識がないので、官僚に好きなようにされる結果に。
鉛筆を舐める:予算獲得の為に好い加減な数字を作ること。
黒光りする:世間でどんなに批判されようが所属省庁の既得権益を守るために戦った役人は表向きには干されたように見えても隠然たる力をそれまで以上に持つ事になる事。カスゴミもそれを知っているので懲戒処分された事は報じるが、その後に以前よりも良いポジションに返り咲いたとしても一切報道しない。

結論:官僚はどう言う生き物かを理解した上で上手く使いこなすのが政治家の役目。カスゴミが世襲議員を批判したのは、素人ばかりになればそれだけやりたい放題が出来るようになる官僚の差し金だったのかもしれない。

月曜日, 9月 05, 2011

外国人からの寄付金の問題

 政治資金規正法では、外国人からの寄付を禁止しているのに在日の人からの寄付は日本人だと思っていたので分からなかったと言うのがいつもの言い訳。パチンコや焼き肉屋がどこの国の人の商売かを分かっていれば、そもそもその辺りで不味いと考えるのが良識ある判断だと思うが、通名などと言う変なものを許すのがそもそもの間違い。国籍が変わっているかどうかを判断するためにも通名などと言う制度はやめさせないとこの問題は何時までたっても解決しないのでは?

結論:創氏改名を批判している連中が通名を使うのは矛盾しているのだ。

金曜日, 9月 02, 2011

Androidに対する日本とアメリカのキャリアのスタンスの違い

 携帯電話に占めるスマートフォンの比率が4割を超え、その半分近くを占めるAndroid。スマートフォンがスタートした時点ではiPhoneが独走状態だったが、現状はスマートフォンの1/4に過ぎず、もう駄目じゃないのという意見を述べる人達もいる(その人達の頭には、iPhoneがずっと右肩上がりで伸びているという考えに無いらしい)。それもこれも、iPhoneが基本的にAT&T独占だったのが影響していていたわけだが、Verizonに続き、SprintやT-Mobileも次期iPhoneから販売すると噂になっているアメリカ市場では、Android離れが少しずつ始まっているようだ。
 
 典型例がVerizonで、Samsungが主力商品と考えているGalaxy S2の非取扱。その理由が既にDroid Chargeなどの他のAndroidを取り扱っているからと言うのだが、本当のところはiPhoneがあれば直接競合するAndroid端末を増やす必要はないと考えたのではないだろうか。全く価格帯の違うものなら扱う意味があるが、iPhoneとユーザ層の被る製品は要らないと判断したのだろう。日本のようにキャリア独自のサービスが殆どない(土管屋に徹する)アメリカでは一番売れる端末を扱い、どれだけデータ通信を使ってくれるかがビジネスの鍵。トータルのサービスが用意され誰もが多くのパケット通信を行ってくれる端末をするのは当たり前の話なのである。
 
 翻って、日本のキャリアは独自のコンテンツの利用料で利益を上げるのがビジネスモデル。最近はパケットの総量規制などを掛け始めているが基本はパケホーダイ。パケで稼げない分はアプリの使用料で稼ぐという土管屋ではないビジネスモデルなので、キャリアの言う事を全く聞かないAppleを相手にせずに子飼いの日本のメーカーがこさえたAndroid端末にキャリアのコンテンツを使わせようと言う形でこれからも突き進むつもりなのだろう(どこまでそれでやっていけるかは知らないが)。

結論:どの端末が売れようがそんな事は全く関係の無いアメリカはAndroidに未練はないので平気でAndroidを切り捨てられるが、運命共同体型の日本のキャリアは一度自分たちのビジネスモデルに組み込んでしまった端末を切る事が難しい。ガラケーのようになったスマケーが日本と言うガラパゴスで生き残っているなんて言う日が来るのかも知れない。

太っ腹

 国歌公安委員長に三回も名字が変わったと噂の方が就任。別に国家公安委員長は生まれも育ちも国籍も始めっから日本人じゃなければいけないとは書いてないが…お役に付いた限りは死ぬ気で頑張って下さい元は金子さんだったと言われている賢治さん。

結論:日本人はやっぱり太っ腹である。

木曜日, 9月 01, 2011

Androidバブルの終焉?

 猫も杓子もAndroidアプリとバブル状態になっていまいたが、僅かなアプリ以外は利用されていないのが実態のよう。僅か10本のアプリが使用時間の43%を占めているのではデベロッパーは堪らない(この辺りがiOSのアプリとの大きな違いだろう)。今後も同じ状況が続けば櫛の歯がこぼれるように離脱するデベロッパーが続出するのは間違いないだろう。更に、Googleに振り回されるのもバカらしいと思っているのかは知らないが、Samsungは自社開発のOSを低開発国向けのスマートフォン用に使おうとしたり、HPがハードを諦めたwebOSに食指を動かしたりと現実的な解を探し始めているように思う。

結論:好き勝手にしても良いよと言われていたので利用したが今後クローズソースになるなら付き合う義理はどこにもないのだ。こんな事を書くとAndroid派の人達が噛み付いて来るだろうが、知ったこっちゃ無いのだ。

水曜日, 8月 31, 2011

野田さんが代表になったわけ

 挙党一致と言いながら小沢派を完全に蔑ろにしたスッカラカン政権と違い、野田政権は確かにそれぞれの派閥に気をつかった布陣になりそうだが、前原を押した連中以外で挙党一致していたのは前原だけは代表にはしないという暗黙の了解。落ち目の米国戦争屋がカスゴミを使って国民が前原を待っていると持ち上げれば持ち上げるほど、前原は潰さなければと考えたようである。

結論:前原は鉄道模型でもいじっていれば良いのだ。

月曜日, 8月 29, 2011

野田が代表

 消去法で海江田の方がマシと思っていた民主党の代表選。カスゴミの皆さんが本命扱いだった前原が決選投票にも進めなかった事を奇貨(別に帰化してる事を揶揄してるわけではない)とするべきだろうか。このまま、増税を一気に進めるには残された時間はないので首相になったら潰す方向に進んでくれればそれで良しとしよう。
 
 それにしても、カスゴミに人気が無かったことが幸いするとは本人も考えもしなかっただろうが、民主党員の前原嫌いがこんなところで発揮されるとは。

結論:さあ、これからは野駄目が決まり文句か…

民主党代表選の行方

 行方と言ったって間もなく決まるので、今更書くのも遅いのだが。対米隷属路線の前原、対米自立の小沢(海江田)、財務省の回し者野田、プラス賑やかしのお二人(民主党が続くなら馬淵さんにはその内出番が来ます)で争われる民主党代表選。
 
 絶対に阻止しなければ行けないのは対米隷属と財務省の省益だけのお二人。海江田ならば首班は他の政党の代表の可能性もあり。場合によっては本当の救国内閣(長い目で見てそうなるとは思えないが)が、出来ないわけでもないだろう。腐ってしまったように思える官僚組織にも改革派のまともな役人がいないわけではない。そう言う人達に働く場所を与える事が出来れば少しはまともな国になるチャンスが残されているだろう。
 
結論:世論調査では前原の支持率が40%なんて騒いでいるカスゴミ。恣意的な質問の結果など糞の役にも立たないのだ。

火曜日, 8月 23, 2011

紳助年貢の納め時

明日出るサンスポの記事が元で突如引退の島田紳助。でも、どうやら理由はBlogで書いていた2007年の頃の不適切(ケツ持ちしてもらう事)な関係だと言うのだが…二階堂さんは宮古島の件らしいと書いてるし…引退声明で記事は差し押さえたのだろうか。

結論:申し訳ないけど他にもゴロゴロいます。東京だったら関東連合絡みで随分死んでますよ。

遂に紳助が

2007年にいつ突然テレビから消えても驚かないと書いていたケツ持ちが山口組系の極新連合会の芸人島田紳助が遂に年貢の納め時となった。宮古島の土地絡みらしいけどどうやら渡辺二郎とつるんだ事件。まさに、2007年のBlogの登場人物が主役の事件。

結論:たけしは映画でアウトレイジだったが、紳助は実生活でアウトレイジだったのである。

土曜日, 8月 20, 2011

日本は債務国ではない

中国や韓国が素晴らしくって日本は最悪だとカスゴミはまことしやかに書きたてるが、そんな日本の通過だけが上昇しているのはどうやって説明を付けるつもりなのだろう。やれ、財政破綻だと騒ぐが冗談じゃない。政府が経営センスがないだけで、それで日本がダメだと言う話にはなりはしない。国債の発行残高がGDPの2倍(213%)もあって世界最悪だ、破綻したギリシャよりも悪いと言うが日本は世界最大の債権国(中国が日本に勝っているのは外貨準備高だけだ)。国債の発行額の95%は国内で消化されているので対外債務としてカウントされるのは僅か50兆円。政府が所有している米国債(実際にあるのはFRBの金庫の中だが)の数分の一なのだ。

世界的にリセッションとなり需要が期待できないなか、世界で唯一復興と言う超需要が存在する日本。財政が破綻するなどと寝ぼけた事を言う暇があったら、短期間に100兆円位の特別予算を組んで一気に復興を目指すことが世界にとっても最良の処方箋になるだろう。そんな予算どうやって返すのだと言われれば一切返さないと答えれば良い。世界最大の債権国が国内向けに紙幣を発行するのは何ら問題のない行為。少なくとも塩漬けでどうにもならない米国債と同額までの紙幣の発行は構わないはず。まさか、そんな事は許さないとアメリカが言って来る事はないだろう。何故ならそれなら米国債を売却して資金を作りたいなどと言われたら元も子もないないからだ。

結論:財政破綻論者は日本が債権国である事には一切触れずに歳入不足と国債の残高の多さだけで日本は終わりだと騒ぐが、それは大嘘。経済成長がイカサマの中国や貿易収支が赤字の韓国よりも先に日本が破綻するなどあり得ない話なのである。

誰のためのデザイン

 初めて見るものであっても何が出来るか判断可能なのは良いア​フォーダンスを持っているから。iPadやiPhoneがホーム​ボタンひとつが目立つのは、​恐らくそれを押せば何かが起こるだろうとユーザに知らせる効果を​持っている。逆に多くのボタンが並べば、その目的がわからずマ​ニュアルを見る事になる。iPadやiPhoneのユーザインターフェースは認知心理学を応用​してデザインされている為に、複数のボタンが並ぶAndroid​と比べ数段使い易い(メーカーやバージョンによってその配置さえ変わってしまう)。ユーザに優しく設計されているかどうかはボタンの数を見るだけで分かるのだ。

iPadやiPhoneだって使いづらい部分がないわけではないが、他社と比べ優れたインターフェースとなっているのは偶然ではない。どこかのOSには機能が追加されればそれで良いと考えている節があるが、AppleはMacintosh開発以前(既に30年近い)からユーザビリティを優先してシステムを開発して来たには間違いない。「誰のためのデザイン」で有名なD.A.ノーマン博士をAppleフェローに迎え入れたのも、インターフェースガイドラインを厳格に定義したのも、ユーザビリティを向上させるためだったのだ。

結論:Appleは机上の設計ではなく机上で使うユーザの為に設計をしている。一度Appleの製品を使い始めた人が他の製品を手に取る事が減ってしまうのは、ユーザに対する優しさに大きな違いがある事を痛感したからなのだ。

AppleはMobile PCのトップベンダー

Apple信者以外の人はiPadをノートPCのカテゴリに加えるのは卑怯だとほざくかもしれないが、タブレット並の機能しかない(OSは大抵WindowsなのでOfficeは動くが)「ネットブック」(もう死語か)よりは実用的なiPadを抱えるAppleは既にMobile PCのトップベンダーになってしまった。ノートPCとタブレットを分けてノートPCだけで比較すればAppleは未だにトップベンダーではないかもしれないが、それではタブレット型の次世代PC(専用のOSを持たないタブレットPCではないぞ)に該当するもので、iPadを凌駕するようなものがあるのだろうか。HPはwebOSを諦めてしまったので実質はGalaxy Tabしかないが、Samsungが言うように本当に売れているのなら、大型液晶テレビにオマケで付けるような事はしないはずである。次のモデルを出すために在庫整理を始めたのかもしれないが、それだけ不良在庫を抱えている証拠でしかないのだ。

そして、すっかりメッキの剥がれてしまった「ネットブック」では、iPadと比較しても話にならないのでIntelが持ち出したコンセプトが「ウルトラブック」と呼ばれる薄くて軽くて高性能で安価なノートPC。コンセプトはあるのだが、現在その定義に該当するのは、Appleが独自に開発したMacBook Air位なもの(Airはウルトラブックではないが)。他社製(SONYとか言う名前だった気がする)で「ウルトラブック」に近いモデルはAppleのようにエントリーモデルではなくハイエンドモデル。Dockなどが付いているが、無しのモデルをApple以下の価格(8万円代前半。13は10万越えだよ言うかもしれないがそれでも格下CPUで5割も高く重い)での販売は到底不可能(Appleと違い投げ売りはあるだろうが)。彼我の差は想像以上に大きいのである。

結論:webOSに将来はない(利益は見込めない)と考えタブレットを捨てたHP。PCのトップベンダーで利益を出してはいるが、Appleのように利益をあげるなど夢のまた夢と判断し、レノボにPCを売り渡した事で利益を上げられる体質になったIBMをモデルに習おうとしている。デビュー当時はエグゼクティブ用の特別なMobile PCであったAirをエントリーモデルに進化させてしまった(高級感は一切失われていない)Apple。シェアなど無視してもAppleは間違いなくMobile PCのトップベンダーなのだ。

火曜日, 8月 16, 2011

Motorolaを買収したGoogle

 MicrosoftがNokiaを買収するのではと言う噂が流れた時にMotorolaも買収候補ではないかと言われていたが、降って湧いたようにようにGoogleがMotorolaの買収を発表した。特許問題でAppleなどから訴えられているSamsungやHTCは、早速好意的な声明を出していたが、果たして本心はどうなのだろう。
 
 誰も最終的な責任を取るように見えないAndroidは信用するに値しないと常々書いてきた私からすれば、Googleがハードも持った上でAndroidの面倒を見る気になったのは評価したいが、オープン戦略はそのまま維持すると言われても、それでは今回の買収はクロスライセンス狙いかと判断せざるを得ないだろう。何故なら、Motorolaを特別扱いして最新のOSをMotorolaに提供すれば他のライセンシーの離反を生み、全ライセンシーを公平に扱えば既に赤字体質になっているMotorolaが赤字から脱却する可能性は低くなるからだ。
 
 Nexusシリーズは初代がHTC、SはSamsungだったが次は今のところ決まっていないようだが、もしMotorolaが製作するようであれば、次期バージョンからはUIも含めてコントロールしようと言うGoogleの思惑は完全に外れ、各メーカーは今以上に違いを出すためにハードやソフトに手を入れてくるだろう。そうなればGoogleによるAndroidのコントロールは画餅になってしまい、今以上に渾沌は深まってしまう。まさに、Androidのジレンマなのだ。
 
 対するAppleは始めからライセンスなどは考えていないので何ら戦略に変更の必要はなく、Nokiaを買収するのではと言われているMicrosoftは今回の推移を確かめた上で、製造部門を傘下に収めるのかライセンスに徹するのかを判断すれば良いことになり何らマイナスになる事はないのである(現在のシェアから考えてこれ以上失うものはない)。 

結論:今回の買収劇でMicrosoftが当て馬に使われたと言う判断も成り立つが、一方でMicrosoftが買収の噂を利用して、本来買うべきではなかったMotorolaをGoogleに押し付けたのではないかとの考えも成り立つだろう。何故なら、Googleは純粋なライセンサーの立場を失った上に離反の種を植え受けてしまった。意地悪く考えればGoogleはまんまと嵌められたと言えるのである。

土曜日, 8月 13, 2011

iPadはNon PCか?

世の中にはiPadはPCではないと考えている人たちがいるが、私はiPadはNon PCではなくNext PCだと考えている。そう言うとタブレットPCと一緒なのだと勘違いする薄らバカもいるだろうが、タブレットPCと呼ばれたデバイスは本当のタブレットPCでは無く出来損ないのPCだったのだ。

iPad以前にあったタブレットはタッチパネルが付いただけで、タッチ画面で操作出来る意味が全く無かった。大体、スタイラスペンでなければボタンも押せない様なインターフェイスならタッチパネルなど使わずにマウスやキーボードを使う方がよっぽど便利。そんな中途半端なインターフェイスに高い金をつぎ込むのは余程の物好きだけ。売れなかったのは当然の帰結だったのだ。

PCのインターフェイスは大きく分けてCUI(キーボードで命令を実行)からGUI(ポインティングデバイスで命令を実行)、そしてHUI(ヒューマンユーザインターフェイス)へと進化している。HUIをインターフェイスとしたNext Generationは指、音声、ジェスチャーなど人間の動作そのものを入力デバイスとするのが当たり前となり、初代iPhoneはその中の指による操作を見事に具現化して見せたのである。

結論:iOS 5.0でどこ迄が実装されるかは分からないが音声認識や顔認識が準備されつつあるのは間違いない。スマートフォン用とタブレット用の統一さえまだ終わっていないAndroidがiOSに追いつくのは果たしていつ頃なのだろう。個人的は追いつく事はないと思っているのだが。

世界一危ないはずなのに円高になる理由

日本が財政危機だというのは嘘八百。GDP比で世界最悪な​どと言うのは更に質の悪いデマ。どこの世界に借金大国なのに世界​一の債権国などというバカな存在が成り立つのだ。借金が1​,000兆円あると言いながら政府が抱える米国債は数百兆​。勿論、帰ってくる見込みのない米国債を財産と考えるのは間違い​かも知れないが、それでも普通に考えれば債務と債権を相殺した​ものが本来の借金のはずである。当然、国有財産は金融資産だけではなく。負債と資産で判断すれば日本は財政危機などたかが知れている。PLだけ見て騒ぐなんて愚の骨頂なのだが、国民が素直(バカとも言う)な事を良い事にあわよくば増税をなどと企てているのだから財務省の連中(全てではないが主流派)は質が悪い。

米国債に化けてしまったお金は何処から出ているのかと言えば特別会計。国家予算とは別立てなので国会の予算承認がいらない事を良い事に役人(この場合財務省)のやりたい放題なのだが、そんなに大きな金額を出せる原資はと言われれば年金や郵貯や簡易保険。一般企業であれば預かり金(税金は売上かもしれないが、いずれ返さなければいけないのだから黙って流用するのはどう考えてもまずい)を勝手に運用している訳だが、勝手に使っている癖に、このままでは年金は破綻してしまうので年金保険料を増額などと平気で宣うのだから始末に負えない。

結論:何で増税と騒ぐかと言われれば自分たちに経営センスがな​いのがバレル(不渡りを出す)のがいやだから。日本が保有する資産を上手く​運用していれば無税でもやっていけるくらい多くの資産を​持っているのは常識。増税を言い出すの前に現経営陣(官僚組織)の退​陣が先なのである。政府や日銀は財政危機だと言うのに円高になるのは、世界中の国が日本は不景気なだけで財政危機ではないと理解しているから。本当に日本が危ないと思っているなら円を売り浴びせるのは守銭奴の常識。それをしないのは、徹底校戦されたら自分達が壊滅するのは間違いないほどの金融資産を日本が持っているから。守銭奴は日本国民の様にお人好しではないのだ。

救国内閣?

松下政経塾出身で財務省の回し者の野田財務相が次は救国内閣だと宣ったそうだ。売国奴の野田さんの考える救国の対象は当然日本ではないと思うのだが、果たして何処の国を救おうとされているのだろう。

結論:売国奴に助けてもらうほど日本は落ちぶれてはいないのだ。

Androidがダメな理由

Androidが嫌いな理由を少し前に書かせてもらったが、今回は好き嫌いではなく何処がダメなのかを書いてみたい。

ユーザインターフェイスが直感的でない:オタクな人はカスタマイズが出来るから問題ないと言うかもしれないが、カスタマイズしなければ使えないインターフェースを載せている段階でコンシューマ用デバイスとしてアウト。いつ迄経っても目的の設定が中々見つからないなどあってはならない。【四文字熟語】五里霧中

操作に一貫性がない:ハードウェアボタンで出来る事がアプリやシステムツールによっててんでバラバラ。典型的なのがバックボタンで、ある時はアプリの中で戻り、ある時は一つ前に使っていたアプリが起動、そしてまたある時はホーム場面に戻る。アプリ毎にどう言う動作になるかなど何処の誰が覚えると言うのだろう。【四文字熟語】支離滅裂

余計なハードウェアが足を引っ張っている:OSに違いがないから(変にいじっているので同じとは到底思えないが)余計なハードウェア(本当にどうでも良いハードだと思う)で違いを出そうと考えるのは分からないでもないが、結果的に足を引っ張る原因になっているのだから始末の負えない。挙句の果てにはスマートフォンなのにOSのアップデートさえままならないのでは話にならない。【四文字熟語】自業自得

メーカー独自のアプリが酷い:元々のAndroidアプリが酷いならまだしも、それ以下の自社製アプリを載せる理由をメーカーに聞いてみたい。どうせiPhoneのミュージックアプリには勝てっこないと思うなら最初から載せなきゃ良いのにと思うような酷いアプリを載せるSAMSUNG。カスタマイズが自由に出来るのが売りのはずなのにAndroid Playerを入れる事も出来ないのか?【四文字熟語】自縄自爆(縛?)

デフォルトのアプリが酷い:上とは逆なのだが、サードパーティを儲けさせるためなのかは知らないがデフォルトのアプリはサンプルアプリ程度の出来の悪さ。iPhoneやWindows Phoneならデフォルト・アプリだけで十分実用になるが、Androidに関してはそんな事はないと言えるだろう(だから、メーカーは独自のアプリを標準にしてるのだが、SAMSUNGのようにGoogle以下の場合もある)。【四文字熟語】反面教師

メディアを管理するアプリがダメ:iTunesのようにメディアを一元管理するデスクトップ・アプリがない。スマートフォンは別に音楽やムービーを堪能する為のデバイスではない(そう勘違いさせたのはiPhoneがそうだったからに過ぎない)が、その機能を持たせるのであれば、当然誰もが安心して使えるツールは必要だ。【四文字熟語】自己管理

セキュリティが甘過ぎる:Androidは未だにエンタープライズレベルのセキュリティがない。Androidの2.3まではProxyさえデフォルトでは設定出来ない(私が不勉強で出来ないと思っているだけか?)。データの暗号化もiOSのようにデフォルトではないので甚だ頼りない。経営陣はITには疎いのでスマートフォンと一括りに捉えてAndroidとiOSは同じだと勘違いするのは仕方が無いが、情報システムの人間が同じレベルでAndroidを社内に導入などと言い出しかねないから困ったものだ。【四文字熟語】自存自衛

結論:Android 4.0が出た時には解決される問題も含まれるかもしれないが、現状のAndroidは手放しで評価出来るような代物ではない。大嫌いなWindows Phone も7の時にはボロクソに罵ったが、7.5になって確実に進化を遂げた。Androidは一番肝心なユーザビリティを蔑ろにしているからいつ迄経っても評価出来ないのだ。

月曜日, 8月 08, 2011

何でiOSは素晴らしいのか

 私がiOSを高く評価するのは誰が何と言おうがApple信者だからなのだが、それでも後付けでもっともらしい理屈をひねり出して、iOS(当然OSXも)を擁護する術は持っている。今回はそんな事を書いてみたい。
 
何でiOSは素晴らしいのか
その1:既に多くの顧客がいる
iTunesで顧客となっていたユーザがそのままApp Storeの顧客となったのは、アプリのダウンロード数を見れば明らか。アプリを作成する上で、世界最大の顧客を擁するApp Storeを避けては通れないだろう。あまり知られていないが、App Storeの数はiTunes Storeよりも多いのだ。(権利関係の問題でiTunes Storeがない国がある。アジアでiTunes Storeがあるのは日本だけだ)
その2:クローズド環境
Androidの開発者はAppleが余りに専制的だと批判するが、そのおかげでApp Storeで公開されているアプリは一定以上のレベルとセキュリティを約束されている。最終ユーザにとって、安心して使える事と、統一されたユーザビリティがある事は重要なポイント。Appleが第一に考えるのは開発者ではなく最終ユーザなのだ。
その3:偉大なライブラリ群
Cocoaの開発環境を知らない人にとっては特殊な言語(Objective-C)を使っているだけで問題外なのかもしれないが、同じCの中ではC++よりも洗練されているのは間違いない。Object思考の言語は沢山ある(JavaやC#もそうだ)が、用意されているFramework(API)のライブラリの充実度はずば抜けている。それを使う限りセキュリティ問題に悩まされる度合いは他の開発環境と比較しても格段に低い。
その4:開発の敷居が高い
CocoaのベースとなるNeXTSTEPの開発環境は現存するObjectプログラミングツールの中でも最古に近い。80年代の半ばにはその第一弾がデビューしているのでMacintoshと変わらないのだが、Objective-Cという一種独特の呪文(宗教と言う連中もいる)を好きになれないためにOSX用のアプリを作っていた人は変わり者と思われていたのは仕方がないのだが、お陰でiOSが注目を浴びてからは引く手数多。どこかのOSのように盛りを過ぎたとは言えウジャウジャ開発者のいるJavaとは違い、敷居が高いと勘違いされているが幸いしているのである。
その5:ユーザビリティの高さ
フレームワークの整備もユーザビリティを犠牲にせずに最新のAPIを加えるため。見た目がシンプルなのもユーザビリティを高める上でどれだけ重要かなど、他の開発環境を使っている人にとっては恐らく重要ではないのだろう。人が用意してくれたAPIを利用するなんて沽券に関わると考えている人からすれば自分が使い易いインターフェイスが大事なのは百も承知の上で言いたいのだが、例えどんなにカッコよかろうが(大抵は格好も悪い)ユーザビリティは開発者の都合で変えてはいけないものなのだ。

結論:グダグダと言い訳をしたが、ぶっちゃけて言えばiOSが何故素晴らしいかは開発が他の開発環境と比較して目茶苦茶楽だから。同じフレームワークが使えるものであればiOSとOSXは同じソースコードで動いてしまうだろう(断っておくが全然手直しせずに動くと言うわけではない)。iOSが素晴らしいのは、手抜きでもオシャレでセキュアなアプリが作れるから。パワポしか知らない人はKeynoteを使うと同じプレゼン資料が格好良く出来る事を知らないだろうけどそれと同じなのだ。

日曜日, 8月 07, 2011

バラマキではなく雇用を

 タカリ根性が染みついた似非サヨクの票で天下を取った民主党。マニフェストの多くは弱者に金をばらまくものばかりだったが、結局予算も取れずそれさえまともに払えなかったのだが、それも不可能となり児童手当が復活した。児童手当復活そのものは別に構わないのだが、景気を回復させるために一番大事な事は補助金をばらまく事ではなく雇用を生み出す事だ。こんな言い方をすれば被災者に対して申し訳ないのだが、被災地の復興を一気に進めることが大きな雇用の創出になるのは間違いない。全てが無と化した東北沿岸部を一から作り直すのは国家にとっても重要な仕事なのだから、国家主導で再開発を実施し、失業手当で生活している人たち(働けるのに働く気のない人に生活費を出す必要はない)を優先的に雇用すれば景気回復と東北復興を同時に実現出来るだろう。

 その場合の条件は、復興資金の半分は人件費とし雇用者を準国家公務員とし、復興業務を行う企業に派遣する事だろう。何故なら全てをゼネコンなどの大企業に任せたのでは本来回るべき人件費が中抜きされ、一番懐が温まるのは大企業になってしまうから。景気回復とは国民一人ひとりの購買能力を底上げする事。格差社会では景気の底上げは不可能なのである。そして、生活保護の方が最低賃金よりも高いなどと言う歪んだ制度(所管が違うのでこんな馬鹿げた事が起こるのだ)は廃止すべきだ。

結論:働かざるもの食うべからずが社会保障の基本。その代わり国家には雇用を保証する義務がある。障害などにより働く事が出来ない人の生活権を保証するのも国家の仕事だが、その場合は補助金を出すのではなく衣食住教育を無償で提供すれば良いのである。

土曜日, 8月 06, 2011

失敗に終ったスマートテレビ戦略

 スマートテレビというジャンルで売ろう目論んだメーカーは軒並み夢破れたようだが、そもそもテレビをスマートにしようと言う定義が間違っていると気付いていないのが問題の根源。パケットでデーター化すればチューナーさえ不要な時代に余計な機能を付加しようと言うのは時代錯誤。画質のアップコンバートや音質の向上など本質的な部分に力を入れ(3Dではない)ディスプレイに徹すべきだろう。
 
 Google、SONY、Logitechの三社がぶち上げGoogle TVも結局、鳴かず飛ばずに終わったが、それでもCES2011で各社が発表した製品(2010は3Dだっけ)よりは、まだ売れた方なのだろう。Google TVに対して後出しジャンケンのようになったApple TVは機能からすればSTBと大した違いがないものだったが、番組のレンタル(バージョンアプで購入も可能に)、AirPlayなどを組み合わせる事で一番成功したのではないだろうか。

結論:未だに、趣味の範囲を越えていないとApple自身が言っているApple TVに勝てないのは、作ってる連中がスマートではないからなのである。ネットが出来るくらいでスマートと言われても…

Androidタブレットが売れるには

 Androidのタブレットが本当に売れるかどうかは、統合(別に何から何まで同じである必要はないがインターフェイスは同じにすべきだ)が予定されているAndroid4(決して3.2ではない)の出来と、各社が同時にまともにアップデート出来るようにハードウェアに縛りを付けられるようになるか如何に掛かっている。Android風からAndroid系まで有象無象が好き勝手をやっている今の状態ではAndroidと一つのOSデバイスとして括るのはおかしな話だと思う。
 
結論:Androidが統合されるのと、iOSとOSXが統合されるのとどちらが先だろう。Appleは既に次に踏み出しているのだからChromeと啀み合ってる場合ではないのだ。

木曜日, 7月 28, 2011

何で私がAndroidを毛嫌いするのか

 本来はAppleの製品やサービスについて書くブログなのに、何故SONYをボロクソに書いたりAndroidをケチョンケチョンに書くのだと思われるかもしれない(昔は、Microsoftをボロクソに書いたが今はその必要が無いくらいにMicrosoftはボロクソだ)。Androidに関して、何が書いてあるのかと思って覗いて見たら、マカーの戯れ言で時間を無駄にしたというコメントも頂いたりするので、使いもしない他所様の製品に関してあれこれ書くのは控えた方がという気持ちもあるのだが、懲りもせず余計な事を更に書きなぐってみたい。
 
 私が、ボロクソに書き始めた頃に比べ今のAndroidは、正直大分まともになってきている(ユーザの使い勝手やアプリ開発者の事を考えらるようになればなお良い)。少なくとも各社それなりに頑張ったおかげか、処理速度も見違えるくらいに速くなっているし、自分たちはどこまで行ってもドメスティック(ガラパゴス)だと開き直ってしまったのかガラケーの機能も取り込んで、これが日本のスマートフォンの王道だといわんばかりにスマケー(要はAndroidガラケー)とまで自称し始めている…予てからガラケーはインターネット端末ではないし、そのサービスも本当のインターネットサービスではないと書いていたのに…
 
 話が、横路にそれてしまったので元へ戻そう。私がAndroidをけなすのはiPhoneの最大のライバルだからとか、Windowsの時のようにAppleが敗北する(私は、正統派のマカーなのでMacがWindowsに負けるなどとは一度も考えた事はない。販売シェアなんて一切関係ない)と考えているからではなく、そのビジネスモデルが根本的に間違っていると考えているから。今回は、その辺りを書いてみたい。

Androidが嫌いな訳
その1:自由過ぎる
Androidを素晴らしいと勘違いする人の多くが真っ先に揚げる理由は、Appleは閉鎖的なのにAndroidはオープンで自由だから。しかし、その実態はOSのバージョンコントロールさえまともに行われない無秩序。ハードの開発には時間が必要なため開発時にターゲットにしていたバージョンは完成時には既に時代遅れという状況が頻発。ハードウェアの仕様が固まっていなかった1.6までのバージョンで開発をしていた国内メーカーはスマートフォンなのにOSのバージョンアップさえ出来ないという無様な事になってしまった。共通のプラットフォームを使う事で製造コストを削減出来るはずだったのに、OSレベルで差別化を図れないために国内メーカーはいつもの常套手段で余計なハードウェアを搭載して独自の仕様を作ってしまい、UXなどのインターフェイスもメーカーの自由にさせたので互換性が奪われデベロッパーのアプリケーション作成の障害となってしまった(いくつあるか分からない端末全部で問題なく動くアプリなどどうやって作れと言うのだ)。
【結論】Androidには自由があるのではなく秩序がないだけだ。
その2:儲けようがない
無料でオープンなOSなので複数のメーカーが参入でき互いに切磋琢磨する環境が作られ、より良いものが生み出されるらしい。AndroidがあるからこそiOSもより良くなっているではないかとも言うが、雨後の筍のように有象無象のメーカーが参入した事でAndroid陣営の成長と同時に価格競争が起きている。国内メーカーのように海外に市場を持っていない者(その上ガラケーと同じ機能を全部載せしようと言うだからが笑ってしまう)が利益を上げられるほどのロットを捌けるなどと考えるのはそもそも大違いだ。Android陣営で利益を出せているのは既にSamsung位になってしまった。
【結論】Androidのライセンス料は無料かも知れないが儲けが出せなければ意味はない。
その3:無料ではない
LinuxにJavaを組み合わせたAndroidのライセンスは無料だが、MicrosoftがWindows Phoneのライセンス料よりもAndroidメーカーから得ているライセンス料の方が大きな利益を上げているようにただでAndroid端末を作れるわけではない。その上、Androidの中で使われているインターフェイスには多くのメーカーのライセンス違反になるものが含まれている。Googleは自分たちは無料で提供しているのだからライセンス料を払う必要などないと考えているのかも知れないが、そのとばっちりを受けるのはハードウェアメーカー。既にMicrosoftだけではなくAppleと訴訟に巻き込まれる事態に陥っている。
【結論】AppleがiOSをライセンスする事はないだろうが、Appleとクロスライセンスを結んでいるWindows Phone OSをライセンスしてもらう方がライセンスコストは低い。

結論:要は理系の技術者の傲慢さがプンプンするから嫌いなのだ。

水曜日, 7月 27, 2011

「1,000のことにノー」は本当にノーではない

 読むものがなくなってしまったので「驚異のイノベーション」を購入し読了。書いてある内容は読まなくても知っている事ばかりだけど、まだJobs本を読んだ事が無い人ならば一読の価値はあるのでは。一番大事なのは「1000ものことにノーをいう」だと書かれているが、Jobsの本当に凄いところは「ノー」と言いながらこれはと思ったものは社内にも秘密にした極秘プロジェクトとして、一番優秀な人間に任せて密かに開発を続けさせる事だろうと。iPhoneだってiPadだって解散した筈のNewtonチームの精鋭が密かに研究開発を続けていたから花開いたのは間違いない。元々、Intel用のOSだったNeXT STEPがベースになったOSXだって、Intelチップのマシーンを持っていなかったのに密かに開発を続けていたからこそ、行きなりIntelチップへの移行を発表出来たのだ。

結論:本当に重要であると思われるものなのにJobsがノーと発言する事は数多いが、半年後や一年後にそれは登場する。もしも、ボロクソに言う事があるとすれば、それは現状のアプローチの根本的な考え方が間違えているだけでAppleなら正しいアプローチをすると言う意味なのである。

3G通信が可能なiPod touch

 次に出るiPod touch。通話機能以外は、ほぼiPhoneになってしまいそうな予感。キャリアが3G網を使わせないなどと言おうものならモバイルWiMAXなどに流れてしまうので、ここは土管屋に徹する事になるしかない。次期、FaceTimeは3G網でもテレビ電話として使用出来るのでケータイそのものが不要になる日が近付いている。
 
結論:中国で「iPhone 5」のCADデータとリークされているのはイヤフォンの位置からするとiPod touch。見た目はiPhone 3GSに近いように思うのだ。

木曜日, 7月 21, 2011

信じられない四半期

iPhoneかと思っていたら遂にiPadがMacの売上を超えた。僅かではあるがMacも売上を伸ばしているので、Macを食ってしまったわけではない(恐らく食われたものがあるとすればそれはPCなのだろう)のでAppleは笑いが止まら​ないだろう。純利益は昨年同期比で125%増。売上も倍まではい​かなかったがプラス82%増。iPadは間もなく四半期で1,0​00万台を超えそうな勢いである。個人的にはA​ndroidやWindowsのタブレットがそこまで売れる事はないのでは?それ以上売れる可能性があるのは、Windows Phoneのタブレットくらいだろう。

結論:もしもChina Mobileが、本当にiPhoneの取り扱いキャリアになったらこんな売上ではなくなるだろう。

火曜日, 7月 19, 2011

汚染牛で陳謝?

 原発が止まった段階(爆発する前だ)で30キロ圏内を立入り禁止にすべきだったのに、御用(大体は誤用だった)学者を引っ張り出して、揚げ句の果てには被曝しているのは間違いない牛をそのまま出荷するという暴挙を許した菅政権。畜産家が被害を受けるのはわかりきっていた事なのだから、早い段階で全頭買い取りで殺処分を行っておけば今回のような二次被害を起こす事は防げたのだ。
 
 政府にしてみれば被曝しているかどうか分からないからと言い訳をするのだろうが、被曝しているかどうかは別にして今回のように汚染した牛を出荷してしまわないためにも、問答無用で殺処分を実施し、その分を補償する事が風評被害を起こさない最善の方法だったのだ。

結論:二次被害を防ぐには徹底した安全管理が必要だが、そのためには疑わしきは罰せずではなく疑わしくないものだって処分する決断が必要。役人にはその決断を下す事は出来ないのだから政治家がそれをしなければ行けないのだが、現政権には汚染牛を売ってしまったイオンの身内はいるが、その能力を持った政治家は一人もいないのである。

月曜日, 7月 18, 2011

驚異のイノベーション

 何冊読んだって同じなのにと突込みを入れられるのは承知の上で「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」を購入。確かに知らない話や予想外の突込みなどはないわけだが、その中にもいくつかのヒントは隠されている。Appleがイノベーションを続けられるのは、個々の技術力や開発費があるからではなく(恐らくIT企業の中でもAppleの研究開発費は少ない口だ)、明確なビジョンを持っているからだというのなどはその最たるものだろう。
 
 MicrosoftはApple以上に技術開発には力を入れているし、自由に研究をさせているのは間違いないが、それは潰れかけていた当時のAppleと同じで悪しきセクショナリズムに侵されてしまい、右手のしていることを左手は全く関知していない状況に陥っている。自分たちの研究開発と同じようなことを他所の部署がしているかどうかも知らずに無駄金を使い、揚げ句の果てには自分たちの研究を守るために足の引っ張り合いを繰り返す。過去の資産を守るために互換性を保とうとする事で足を引っ張られているのかと考えていたら、どうやらそんなレベルではないことが…
 
 iPodと無駄な争いを続けていたSONYグループの事業部制と同じように技術開発の目的が社内の主導権争いに堕しているのが今のMicrosoftの最大の問題がらそれはAppleのように社内で何が行われているかを幹部が承知しておらず、誰が責任を持って担当するかの決定を共有していないから。会社としてのビジョンを共有し、権限の委譲と責任を明確にする仕組みがイノベーションには必要なのである。それには、何をするかではなく何をしないかを決定する経営陣が必要なのである。

結論:複数のOSを同時に開発し主導権争いをしているGoogleも、それがイノベーションの為に必要なことだと考えているようだが、大きな誤解である。Jobsがいなかった頃のAppleは夢のような開発を湯水のように資金を使って今のGoogle以上に行っていたが、どれも夢に終ってしまったが、それは技術者の自慰行為に過ぎなかった。本人達はイノベーションのつもりらしいのだが、端から見れば単なるマスターベーションなのである。

孫さんは素晴らしい経営者?

 サヨクのように見えて実はネオリベの朝日新聞。ちょっと前に「AERA」のムックで「Appleはお好きですか」というのが出たそうですが、その中でどうやら孫さんを持ち上げていたようです。それを読んだ松田純一さんが、日本におけるiPhoneの成功はソフトバンクの孫さんのおかげではないと、感想を述べていたが、私もその意見に一票。他のキャリアの経営者が大バカなだけで、手を上げれていればどこのキャリアだって大成功したのは間違いないと思うのだ。
 
 未だにソフトバンクだからiPhoneは持たないと言うユーザがどれ位多いかを考えれば自明の事だが、日本のキャリアやメーカーの問題は世界を全く見ていない事。日本のケータイ業界という村の中だけで、ライバル関係(私にはなかよしごっこのキズの舐めないにしか見えない)を続けていたのではスマートフォンがケータイ電波を必要としなくなった時に業界そのものが消えさってしまうことにさえ気付かない井の中の蛙状態を未だに続けいている。
 
 ドコモも株主総会での発言とは裏腹にAppleと交渉は続けているとコメントがあったようだが、日本のキャリアはAppleと交渉する立場にない事をまず自覚しなければいけない。条件を付けるのはAppleであって、キャリア側で​はないのは明らか(iPhoneの四半期の販売数は既に日本国内の年間販売数量を超えている)。どこまでAppleの条件を飲めるかがiPhoneを手に入れる鍵​であって、自分たちに少しでも有利になる条件を出す積もりなら最初から交渉のテーブルを持つ​必要はないのだ。
 
結論:日本のスマートフォンは急速にAndroidで動くガラケーと化しているが、それも一つの方法かも知れない。Androidのアプリ・マーケットなど絵に描いた餅に過ぎないのだからプリイストールのAndroidアプリだけで閉じると言うのもありだろう。それじゃ、スマートフォンじゃないって?その方が、トラブルが起きなくて良いのでは。アプリ開発者にしたら目も当てられない状況だけど。表題と関係ない展開になってしまったが、誰が売っても売れるものを売るのは当たり前の話なのである。

金曜日, 7月 15, 2011

デベロッパーに見限られたAndroid

 Androidの端末の台数は今も増え続けているが、アプリのダウンロード数はAppleと開くばかり。1月に100億の大台を超えたApp Storeは、半年も経たずにダウンロードが150億を突破したが、今まで右肩上がりで増えていたAndroid向けの開発デベロッパーの比率が減り始めたようだが、期待していたAndroid Marketの売上はApp Storeの10分の1と言う体たらく。これだけ、大きな差をまざまざと見せつけられてしまったのだからデベロッパーが逃げ出すのは当たり前の話だろう。
 
 Java使いが大挙して雪崩れ込んだ(Objective Cを覚えなくても開発出来ると安易に考えたのだろう)のは良いが、Appleのような理想的なエコシステムがなかったために自由はあるが、市場は無かったと言うオチに…
 
結論:アプリ市場が拡大しなければAndroidのスマートフォンで唯一儲けられるのはプリインストールだけ。そんなものには夢も希望もないのだから、デベロッパーが逃げ出すのは何ら不思議のない話。早めにメッキが剥げたのがせめてもの救いかも知れないのである。

木曜日, 7月 14, 2011

App Storeでアプリ販売が150億を突破

 スタートから2年で今年の1月に100億の大台を突破したApp Storeが僅か半年で150億ダウンロードを達成した。今日からアプリの販売価格も行き成り3割安の85円に改定され、ますますダウンロードが増える事だろう。iPod touchからのiPadまでのiOSデバイスもトータルで2億台を超えたのだが1台当たりのダウンロード本数は75本。その多くは無料アプリ(無料でも有用なアプリは多い)なのだろうが、売上も2010年の段階ですでに18億ドル近くまで伸びていたので、現在は25億ドルを優に超えているだろう。片やAndroid陣営は、タブレットのようにないに等しいものは置いて置いたとしてもトータルでの売上はiOSの10分の1あるか無いかの寂しいレベル。IT業界がAndroid、Androidと騒ぐのでバスに乗り遅れるなとばかりに参入したはいいが、これだけ圧倒的な差が出来てしまうと見切りを付けて無かった事にするベンダーが出て来るのは正常な対応だろう(何もAndroidと心中する義理は無い)。Androidマーケットの方が取り分が多かったとしても市場が10倍も違うのではどんな薄らばかにだって、どちらで勝負すべきは明らかなのだ。

結論:台数シェア以外に尺度を持たないトンマにはAndroidは有望な市場に見えるのかもしれないが、流通しているアプリのの総量を見れば結果は歴然。アナリストの予測を裏切って既にAndroidの成長に翳りが見え始めているのは、魅力のあるアプリが無いのが最大の原因。それもこれも、Android用のSDKがダメだからと思うのは私だけだろうか?Androidアプリは所詮Javaなのだ。

火曜日, 7月 12, 2011

AndroidはLinuxと同じ運命を辿る?

 サーバの世界では大きな支持を得て結果的にSunを死に追いやったLinuxだが、元々潰そうとターゲットに狙っていたMicrosoftには大きな影響を与える事が出来なかったのは一般ユーザのデスクトップを奪い取るほどのユーザビリティがなかったのが一番の原因だろう。
 
 何故OSとしての素性はMicrosoftよりも良かったのにユーザビリティが問題になったかと言われれば一言で言えばディストリビュータの乱立し、それぞれが特長を出そうと素のLinuxにはない機能を追加し、ユーザインターフェイスを自由に…その上我先にとバージョンアップを競い合い、Linux間での互換性が失われてしまったのが一番大きかったのだろう。
 
 結果的にAppleのユーザビリティにくらぶべくもなくWindows程の敷居の高さにさえ届く事がなかったLinuxが生き残ったのは、そもそもGUIを必要としないエンジニアが管理するサーバの世界だけだった(俺はデスクトップでLinuxしか使っていると言う人は普通の人ではない)。あれだけ乱立したのLinuxのディストリビューターは、結局数社に収斂してしまった。
 
 さて、表題に戻るがAndroidがLinuxと同じ運命になると言うのは、勿論AndroidのベースがLinuxだからなどと言う話ではない。何のコントロールもなしにリリースされるアップデート、ハードウェアベンダーによる様々な追加機能(差別化のためには必要な事だがそれがOSのアップデートの足を引っ張る事になる)が一時的には百花繚乱となりバブルと言えるような賑やかさを見せるだろうが、その中で勝者となるのは僅か数社。日本メーカは海外に再挑戦する為にAndroidを選んだと言うが、国内でやっている事はガラケーと同じように瑣末な差別化のためにハードウェアやUX、自社アプリの追加。結果的に犠牲になったのは動作時間やユーザビリティ。

海外を目指しているならそんな事に無駄な時間を費やさずに最新のOSと最速、最長駆動の軽量端末を出すべきなのだが、国内メーカの製造能力ではSamsungよりも安価に販売する事など不可能。だからと言って国内端末を海外に持って行っても不要な機能しか載っていない。まさに、行くも地獄、帰るも地獄。デジタル時代はソフトウェアを持っていない企業は生産台数以外に生き残る道はないが、そこにあるのは過当競争だけ。一気に参入したAndroidはバブルが弾ければ(体力が尽きれば)、あっと言う間にシュリンクしてしまうのだ。

結論:何故みんなと同じ事をして自分が勝者になれると未だに考えているのだろう。
デジタル時代は最終製品を組み立てるのは一番楽な仕事。OSを作らなけば尚更。間違いなく売れる基幹部品を独占する方がどれだけ賢いかに気づいたメーカーだけが生き残る。競争の無いところに革新はないと言うが、それはどんぐりの背比べ。ビジョンを持っている企業が競い合わない限りイノベーションなど生まれる事はないのだ。

木曜日, 7月 07, 2011

一日中節電する必要はない

 熱心に節電しないと非国民扱いされそうな空気(日本は全てこれだ)なので皆さん節電に励んでいるようだが、大停電が起こる恐れがあるのは一日のうちで電力消費量がピークに達する数時間の間だけ。火力発電所は原発よりも融通がきくとは言え、出力調整は秒単位で行えるような代物ではないので結局は一日中同じ出力で発電を続けている。
 
 本当に暑くて電力が足りなくなりそうな時には90%を越える時もあるが、全く節電をしていなくても通常は20%以上の余裕。特に夜などは大停電を恐れてエアコンを使わないなどと言うのは完全に過剰反応なのである。だからピーク時に退社にはならないサマータイムなど愚の骨頂だと前にも書いたのだが、物事を冷静に考える習慣の付いていない方々はカスゴミの印象操作に踊らされてしまうのだ。

結論:今まで、無駄に電気を消費していたのでそれを改める良い切っ掛けではあるが、皆が真面目に節電に撤すれば東電は赤字転落。消費量が減ったって発電量は一緒なので燃料費の負担は大きくなり、それを理由に電気料金は値上げか。

火曜日, 7月 05, 2011

松本復興担当相が辞任に追い込まれた訳(追記)

 同和を恐れずに報道したのかと思っていたら、何とYouTubeでアクセスが100万を越えて大騒ぎになったので後追い報道だったとは。

結論:カスゴミは被差別出身の巣窟なのか?ヘタレにも程がある。それにしても辞めりゃ良いってものではないが、何もできないくせに辞めないカイワレよりはよっぽどマシなような気が。童話の方が反騰よりはマシ?(一部文字を差し替えています)

松本復興担当相が辞任に追い込まれた訳

 出来れば差別問題に踏み込みたくないカスゴミ。松本さんが同和にからんでいる事は常識なので普通ならば問題の発言はオフレコにしたのだろうが、「最後の言葉はオフレコです、いいですか、みなさん。書いたらその社は終わりですからね」と脅したのが運の尽き。同和の恫喝が威力を発揮するのは個別攻撃の時だけと言うことを忘れていたようだ。皆で渡れば怖くないエリート意識の固まりのカスゴミからすれば、何であんな奴(この穢○非○が)に脅されなければいけないのだと思ったのは間違いない。だからこそ、各社が一斉に報道してカスゴミに舐めた事を言った松本を血祭りに上げたのだ。育ちが悪いので口をききかたを知らないのであんな言い方になったのだろうが、その本質は以外にまとも、国に頼るのは良いがただのタカリになるなよと考えるのは至極最もだし、客を待たせるのは確かに失礼。でも、そんな事は面と向かって言う事ではないし、ましてやカスゴミの前でするなど…地元じゃないんだから無茶はしちゃいけないのだ。
 
結論:カスゴミが、本当に流したかったのは知事に対する無礼な態度ではなく「みなさん。書いたらその社は終りですからね」の部分。これが、原因で松本組に官憲が動いても私は驚かない。カスゴミなんて所詮エリート気取りの心根の賎しい連中に過ぎないのだ。

松本復興担当相が人品に劣るため辞任

 差別をしてはいけない時代に氏素性のことをとやかく言いたくはなかったが、元々良からぬ話が聞こえていたので取り上げた松本龍。書いたと思ったら被災地での狼藉三昧(今時ヤクザだってあそこまでガラは悪くない)。揚げ句の果ては直ぐ辞任。

結論:氏素性で差別はいけないが育ちが悪いのは事実。そんなだから氏素性をどうこう書かれてしまうのだと何故気付かないのだろう。次は任命したカイワレの氏素性の番か?っていうか、民主党の現指導部って戸籍を追われたら困るような連中ばかりなんじゃないの?

月曜日, 7月 04, 2011

携帯メーカー、Androidスマホで海外市場「背水の陣」

 もう古い話になってしまうが、日本のケータイメーカーが世界から見放されて久しい。そんな日本の携帯が起死回生を謳い文句に採用されたのがAndroid OS(どんなにきれい事を言ったってOSの開発コストを不安したくなかったのが本音だ)。確かにスマートフォンOSのシェアを見れば私の大好きなiOSが霞むほどだが、その主役はAppleにパクリで提訴されたSamsung。日本国内では最近は猫も杓子もAndroidだが、その実態はAndroidで動くガラケー。結局、Android同士で喰い合っているだけなのに漸く気付いたらしく国内で期待出来ないからと、持ち出したのが海外展開。Panasonicのようにまずは海外からしかけていくなら未だしも、期待したほど国内で儲けられないから余計なものを省いて海外に再挑戦だと言われても、それならドメスティックな機能など載せずに素直な端末を最初から何故作らなかったと言いたい。

結論:世界中で数億台も出荷しているiPhoneと本当に勝負出来るとでも考えているのだろうか。バカじゃないの。

早速本性を現した松本復興担当相

 紳士ではないだろうなと薄々感づいてはいたのでこの前、その素性に触れた松本龍。被災地の首長との顔合わせでまさかの恫喝とは流石に予想もしなかった。揚げ句の果てにはこれは、オフレコだから流したマスメディアは承知しないなどとカスゴミさえ恫喝する始末。開いた口が…

結論:あれじゃ、まるで似非同和だ。

日曜日, 7月 03, 2011

AppleとGoogleの違い

 「化けの皮が剥がれたAndroid」などと言う題名を付けたために数多くの来訪を受け、多少戸惑っている(もともともう一つのblogの方が来訪者数は多かったのだ)今日この頃。Twitterからの流れだったようなので覗いてみると否定的な反応よりも肯定的な意見の方が多いよう(多かれ少なかれ皆Androidに辟易としているよう)なので懲りずに好き勝手な事を書き続ける事にした。
 
 さて同じ花形IT企業と考えられているAppleとGoogle。スマートフォンやクラウドと同じ言葉で括られるサービスやプロダクトを競い合っているので両社が同じような戦略を持っていると勘違いされそうだが、iOSとAndroidの展開の方法に違いがあるように、全く異なるビジョンを持っている事は明らかだ。
 
 それぞれの思想を良く理解していない人(マスコミのデマを鵜呑みにしている)は、Googleは自由(オープン)でAppleは閉鎖的(プロプライエタリ)だなどステロタイプに語ればすむと考えているようだが、どちらが本質的によりユーザに対してオープンマインドであるかも含めてAppleとGoogleの違いを書いてみたいと思う。
 
基本思想
Apple:どれだけ多くのApple信者(信者は伝道もしてくれる)を作り出すかが目的。【キーワード】洗脳?
Google:どれだけ多くを支配するかが目的。【キーワード】全体主義。

顧客へのアプローチの違い
Apple:一度Appleの製品を手にした人のメンタルな部分を部分を鷲掴みにし、Appleから逃れられない状況を作り出そうというアプローチ。個人の集まりが集団。【キーワード】鷲掴み。正しくはハートを鷲掴み。
Google:どれだけ短時間に多くのシェアを確保するかが第一義。そのためならば無償でOSやアプリを提供するのもやぶさかではない【キーワード】底引き。個人は集団の構成要素の一つ。要は一網打尽。

マーケット戦略
Apple:一人の人間にどれだけ多くのApple製品を買ってもらうかが基本戦略。ロイヤリティを高めるためには回りくどいと言われようが直営店は必須のアイテムである。満足度の向上のために必要なのは、一も二もなくユーザビリティの向上。【キーワード】One to One。
Google:一人でも多くの人にGoogleの製品を使わせるかが基本戦略。その考え方は民放と同じで目指しているのはシェア拡大。当然収入減は広告なので撒き餌として使われるOSやアプリは無料で構わない訳だ。【キーワード】Free。Androidは、ただで自由だとすり込めたのだから大成功だろう。

得意分野
Apple:技術のベースにあるのは認知心理学。認知科学的なアプローチでユーザがどのように使うかを考えた上で、一般コンシューマがどれだけ苦労なく使える(マニュアル無しで使えなければいけない)システムを作り出すかが至上命令。OSが新しくなればなるほど操作法は単純化され速度が向上しなければいけない。【キーワード】ヒューリスティック。皮膚感覚が大事である。
Google:技術のベースにあるのは統計学。統計的なアルゴリズムで処理出来る分析は得意中の得意だが、個に対するアプローチは大の苦手。スペースシャトル「チャレンジャー」の事故の記事検索時に「チャレンジャー」のAdが表示されたのなどは、個は全体の構成要素に過ぎないと軽んじている証拠。【キーワード】アルゴリズム。効率が大事である。

開発者へのアプローチ
Apple:厳格に管理され自由がないと批判されるAppleの開発者に対するコントロールは最終ユーザへの便益を最優先しているから。LionやiOS 5で分かるようにAppleはユーザのデータにまで責任を持とうとしている。ユーザのデータを横取りしようとしているなどと批判する人もいるが、Appleのこれまでの動きを見ていれば分かるようにそれは誤解だ。ユーザによるヒューマンエラーの被害を最小限にするために、Time mashineやTime Capsuleを用意したのにそれが本来のターゲットである一般ユーザではなくヘビーユーザにしか使われていなかったからコストを度外視してiCloudを準備。【キーワード】手取り足取り。
Google:開発者に自由をと言いながら一番自由にシステムをいじくり回すのがGoogle。Androidのバージョンアップに振り回されている開発者はもう十分に思い知った事だと思うが、Google Appsなどを見れば分かるように事前のアナウンスなしに使用を変更するのは日常茶飯事。【キーワード】無責任。

結論:Googleのようにヒューリスティックをないがしろにする全体主義は嫌いだ。

RIMは方向転換すべきなのか

 RIMもリストラなどを含めた再編を行っているようだが、その原因はスマートフォンの対象者がビジネスマンからコンシューマに移り変わってしまった(ボリュームサイズが全く違う)から。スマートフォンセグメントにおけるRIMのシェアは確実に落ち始めているとは言え(スマートフォンの総数が減った訳ではなくRIMの比率が減っている)、個人的には現在のビジネスモデルでも十分対処の方法はあるはずだ。iPhoneのメインターゲットは明らかにコンシューマだし、AndroidはiPhone以上に業務で使うには信頼性が低いOSだ。
 
 そんなRIMが、絶対にやってはいけないの事はシェアをあげるために安易にAppleと同じ土俵に乗る事。iPadが成功したからとコンシューマを意識したタブレットを出すなどはまさに愚の骨頂である。これからの時代にシェアなんてものはGoogle以外には関係がない。Googleはインフラ(情報だけではなくエネルギーも)を支配する事が目的だからシェアを取る意味を取らなければ意味がないからアプリやOSの無料提供で絶対数を押さえる必要があるが。RIMはビジネスの世界で確たる位置を確保しているのだから、全てのスマートフォンをBlackberryにしようなどと考える必要はどこにもないのだ。
 
結論:Android端末を作っているメーカーはGoogleのネット支配のお先棒担ぎをしていることにそろそろ気付くべきだと思うのだ。シュミットは全ての自動車を自動操縦にしようなどと考えている全体主義者だとうことをご存知無いのだろうか。

木曜日, 6月 30, 2011

土建屋が復興担当相

 土建屋「松本組」のプリンス松本龍議員が復興担当相になったそうだ。「組」が付いたままなだけではなく祖父は「部落解放の父」…九州きっての暴れん坊を集めて土建屋を…部落でやくざで…これ以上は…

結論:自分の身内の土建屋(当然自分のところにも)に仕事回してお仕舞いだと思う。男気を出して復興に一肌脱いでくれるならカイワレなんかより便りになr

金曜日, 6月 24, 2011

化けの皮が剥がれ始めたAndroid

 全米ではアナリストの予測を裏切るように(私の予想通り)にシェアの伸び(前四半期ではシェアは減少している)に陰りの見え始めたAndroid。Appleの自由さ(ディズニーランドの自由さ)を理解出来ない人達からすれば、何でもありのAndroidの自由(アウトローまでOKな西部開拓的な自由さ)の方が素晴らしいに決まっていると言う事で右肩上がりしかあり得ないと考えたのだろうが、誰もが未開拓の荒野を愛する訳ではないという結果に収まりそうな雲行きだ。そんなことは、ディズニーのビッグサンダーマウンテンは人気アトラクションだが、実際の鉄道があんなだったら誰も乗らないことを考えれば分かりそうな事だ。
 
 ユーザ(個人ではなく企業ユーザ)からの要望でiOSだけではなくAndroid用のアプリを作って欲しいと言う要望が増えているが、それこそ日経を始めとするカスゴミの提灯記事に踊らされたIT音痴の連中の戯言。そんな無駄なアプリを作る暇があったらHTML5+JS+CSSでWebアプリを作る方が食いっぱぐれる恐れはないのだ。
 
 Webトラフィックにに占めるタブレット型デバイスのシェアはiPadがダントツ(と言うよりAndroidタブレットなど存在そのものが疑われる状況)の89%(アメリカに限れば97%で、日本では100%)。日本ではAndroidタブレットが全く売れていない訳ではないのだろうが、少なくとも小数点1に満たないのが事実である。
 
 Androidが伸びていたのは取り扱っているキャリア(AT&Tやソフトバンク)が嫌いと言う理由が一番で、Androidが欲しかった訳ではないのはVerisonが売り始めた途端にアメリカにおけるAndroidのシェアが落ちたのが何よりの証拠。揚げ句の果てがAndroidをまた欲しいと言う人はiOSユーザの40%とは大きな差の17%なのである。
 
結論:知らない人は間違って買うかも知れないが二度目はない。二度目も買う人はAndroidの良さも悪さも分かった上で買う確信犯。少なくとも現状のAndroidは一般ユーザが喜んで何度も手を出すような代物ではないと言う事。ユーザが求めているのは本当の冒険ではなくワクワク感なのだ。

ソフトウェア興業社長を逮捕

 次期首相候補の一人野田さんや仙谷さんが政治献金を受けていたと言われるIT4大ブラック企業の一つ、ソフトウェア興業(東京コンピュータサービス、トランス・コスモス、富士ABC、そしてソフトウェア興業)の社長が脱税で逮捕された。仙谷と手を切って延命しようと画策しているカイワレの差し金ではないのだろうが、これで野田さんが次期代表に選出というシナリオは消えたのでは。

結論:民主党の内紛なんてどうでも良いけど。

水曜日, 6月 22, 2011

クラウドにも色々ある

 ビジネス・シーンでは、一頃騒がれたシンクライアントが下火になるのと時を同じくして登場してきたクラウドサービス。物理的なサーバのハウジング(データセンタ)ではなく、雲の彼方にある仮想サーバ上にシステムそのものを構築し、それにぶら下がる形で業務を行おうというのが大ざっぱなクラウドの姿である(大ざっぱ過ぎか?)。
 
 Googleの考えているChrome OSなどはその典型で、口の悪い奴(私だ)は要はオープンシステムにぶら下がるダム端末(サーバ上の仮想マシーンでアプリが動いているだけ)じゃないかの一言で終りの代物なのだが、捨てる神あれば拾う神ありAppleがiPhoneで電話を再定義したように、全く新しい定義のクラウドサービスを提示してくれた。
 
クラウドの形
その1:一般的なもの
業務システムはサーバ上に構築されており、そのシステムにしか大事なデータは存在せず業務はその中で完結型。個別の端末はOSを持っているので業務でサーバにアクセスしていない時はスタンドアローンで作業可能。
その2:Google型
ネットワーク上にある仮想サーバに繋がる事によってブラウザベースのアプリが動くクラウドシステム。ネットに繋がるだけの最小限の機能に絞られたOSなので起動にイライラする事はないが、サーバに繋がらなければ何の意味もないデバイスに早変わり。
その3:iCloud
サーバのやっている事は個人のシステム内で作られたファイルと環境の自動で同期を取ってくれるバックアップサービス。ユーザにバックアップを意識させる事なく黒子に徹し、IDとパスワードで管理されたファイルへのアクセスは使っているOSさえ意識させないものに。オフラインの状態でもローカルに保存されているファイルはローカルのアプリで操作出来るので必ずしもオンラインである必要はない。

結論:私はビッグ・ブラザー型のGoogleに全てを委ねるほどお人好し(バカ)ではない。無法地帯のAndroidと絶体統制のChrome。同じ会社の異父兄弟とは到底思えないくらいに思想がかけ離れている。とてもじゃないがまともに相手にできる相手ではないのだ。

「iPhone 4S」は撹乱情報?

 8月になればデザインが一新されたiPhoneが発表されると言う噂が出ている。今までのパターンであれば、一つの筐体を2年間は使い続けてきたAppleがここに来て方針を変更すると言う事なのだろうか(世界中で売れたiPhone 4の台数を考えればもうとっくに元は取れているが)。確かにA4をA5に換えただけに過ぎない端末をつなぎで出す(年が明ければ本命が出ると言われている)と言うのは腑に落ちないとは感じていたが、iOS 5搭載で誤魔化せる範囲という考えも成り立たない訳ではない。

 次のモデルは外観が変わらないと言うリーク情報を流す事で、マカーの私さえ欺いたApple。大した変化はないと高を括っているAndroid陣営が気にしているのもマイナーチェンジのiPhoneの発売開始だが、最新のOSに最新のハードで秋に「iPhone 5」が、キャリアの壁もなく登場してきたら(SIMなし)体制を建て直す事は相当難しいだろう。

結論:Appleは秋までに新しいiPhoneを発表するが、最低でも4S。そして恐らくは本命の5をぶつけてくるつもり。他のOSを一気に駆逐する気なのだ。

火曜日, 6月 21, 2011

Androidは本当に統合出来るのだろうか?

 Google曰く、「Ice Cream Sandwich」でスマートフォン用とタブレット用が統合されるらしいAndroid。スマートフォン用は現行2.3.4が最新のようだが、タブレット用は正式バージョンは3.1が最新型なのに既に3.2を搭載して発売するとアナウンスされたタブレットまで存在する(Googleからは発表さえされていない)。どう考えても、ChromeとAndroidが仲違いしているのと同じように、Androidの中でもスマートフォン・チームとタブレット・チームが主導権争いを繰り広げているのは間違いない。
 
 片やAppleはOSXとiOSの間にiCloudを噛ませる事によって、ユーザに意識させる事なくまずはデータを共有出来る環境を用意、OSは別であっても個人の情報を有機的に結びつける戦略を立てている。Googleのように単純に競わせる(切磋琢磨だけなら良いが得てして足の引っ張り合いに終る)のではなく、互いの持つ良い部分を融合(有機的結合)させ、iCloudを芯にしてiOSとOSXを含めた環境そのものを一つのOSのように使えるようにしようとしている。どちらが正しいかと聞かれれば、理想の先だけを見て空想の世界に近いChrome(クラウド型のダム端末世界)と検索エンジンのシェア拡大のためのAndroid(現実主義)に分裂しているGoogleよりはAppleと答えるしかないだろう。

結論:お互いに張り合っているだけに見えるAndroidが仲良く統合されるのは相当先の話になりそうだと思うのだ。

月曜日, 6月 20, 2011

もうテレビは終りでしょう

 ゴールデン前の午後7時台の民放の視聴率が遂に全局で1桁と言う大台に乗ってしまった(落ちたが正しいが)。テレ朝のゼネラルプロデューサーがTweetしたところ「当然だ」などとのリツィートの山。随分前からどうしてもみなければと思わせるような番組が無くなっていたテレビ放送だが、地デジ完全移行を前にして命運は尽きようとしているようである。

結論:新聞にしろテレビにしろ糞の役に立たない情報しか流していないのだから真剣に相手をしてはいけないのだ。

ドコモはiPhoneを売りません

 株主総会の質問でiPhoneを今後販売するのかと問われて、きっぱりと否定したドコモ。コバンザメのiアプリベンダーを守るための発言だろうが、Appleごとき(Appleも同様にドコモごときのために対応する気など端からない)にiモードなどサポートする気はないと拒否されたのがよっぽど腹に据えかねたのかも知れない。これで、お分かりのように日本でiPhoneのキャリアがSoftBankだけなのは、SoftBankに優先権を与えているのではなくドコモにその気が無いからに過ぎ無かった事が今回明らかになった(予想通りの後ろ向きな対応だったのだ)。

結論:後は、もう一つのキャリアであるauがどういう反応をするかだが、ドコモと同じように官僚組織然としているauが英断を下す見込みは低いかも知れない。まあ、ドコモはSIMなしiPadと同じようにUSIMは販売する気なのかも知れないが、今後出てくるiPhoneはそもそもSIMなど無い端末。もう、なんちゃってiPhoneは手に入らない事実に気付くのは間もなくなのだ。

Chrome OS搭載のネットブック

 Samsungから発売された世界初のChrome OSを搭載したノートPC。一番の売りは爆速起動とシンプル操作らしいが、どうやらその二つ以外には何の売りもない出来損ないのネットブックと言うのがギズモードの評価らしい。いつも通り実機も触らずに好き勝手に書かせて貰えば、本来であればこちらがGoogleのメインストリームであった筈のChrome OS。どうやら現状ではアプリの殆どないネットブックというのが正当な評価のようだ。
 
 それもこれも、Androidと言うスマートフォン用であったOSを無理やり載せたネット端末(タブレットやノート型)が出たりして、開発者が分散してしまったせいなのだが、それ以上に問題なのは、Chrome OSはChromeブラウザベースでネットアプリを動かすのが胆のため、ネットに接続していなければ何の役にも立たない木偶の坊であることだろう。
 
 ネットに繋がっていれば裏方を務めてくれる(個人の環境を自動でバックアップしてくれる)OSX Lionがとはネットに対する考え方が大きく違う。常時接続が前提じゃネットに縛られるだけなのである(ネット奴隷)。GoogleがAndroidで自慢する自由も何もないのがChrome OSの現実。Googleのサーバにぶら下がるダム端末に過ぎないと思うのだ。

結論:起動がいくら速くてもまともに動くアプリがないのでは話にならない。今週出るかも知れないMacBook Airの方が軽くて速くてアプリも豊富。どちらが売れるかは考えるまでもないのである。

火曜日, 6月 14, 2011

麻布警察

小泉政権の頃小ネズミ純一郎に敵対する人達は何故か神奈川県警の管轄内で捕まったり、自殺するなどの事件が頻発した。ところが最近は何故か麻布警察署管内でカスゴミを騒がせるような事件が度重なっている。市川海老蔵、朝青龍、そして二階堂さんで書かれていた東電、原発に対して動いていた大物右翼(金目当ての似非ではなく本当の右翼らしい)も麻布警察署に挙げられたそうだ。

結論:小ネズミ時代の汚れ仕事は、稲川と縁の深い神奈川県警だったが、最近は麻布警察署が請け負っているようである。

月曜日, 6月 06, 2011

10年目のApple

 Macバカは、あと数時間で発表されるLion、iOS 5、iCloudの事で気もそぞろ。OSXの価格がiCloud+数ドルという戦略的価格になることを別にしても、これで最後となる現行OSXシリーズ(ネコ科は打ち止め)。次がどんな名前になるかは全く見当もつかないけれど、iOSとの統合が一気に進むであろう事は間違いない。そして、その要となるのがiCloud。iCloudが音楽のストリーミングサービスやロッカーサービスだ(そう言う機能もあるが、それがメインではない)などと考えているようでは、Appleが度肝を抜くような事を先んずる事など到底不可能だろう。

 2011年はOSXやiPadなど今のAppleを支えているものの登場から丁度10年。Jobsが復帰してから2001年までのAppleは、負の遺産の清算と新たなスタートへの助走期間。僅か10年で絶対的な存在であったMicrosoftを打ち負かすまでに成長出来たのはAppleが確かなビジョン(30年後まで見据えたJobsのビジョン)の元に2001年までの間に正しい戦略を組み立てたからである。

結論:今日のAppleの姿はその時々の思い付きで形作られたものではない。Appleのこれからの10年が、今晩のKeynoteスピーチで明らかになるのだ。

AndroidとChrome、OSXとiOS

 醜い主導権争いに終始しているAndroidとChrome(Google内部にとってiOSとの戦いなどはどうでも良い?)。Chromeの新バージョンが発表された事を受けて、将来AndroidとChromeは一緒になった方が良いのではなどという見当外れな意見を言っている評論家もいるが、スマートフォン用とタブレット用のAndroidさえ一つに出来ていない状況で全く思想の違うChromeと統合など不可能(そもそも両OS間にそんな気持ちは微塵もない)な話である。
 
 AppleはiOSが上手く行ったから、いずれOSXと統合するのだろうとこちらも見当違いなことを考えている人(頭が鈍いのだろう)がいるようだが、最初からOSXと一つにするつもりで設計されているのがiOS。iOSデバイスでOSXのフルパッケージが動く日が直ぐに来る訳ではないが、何れはどちらのインターフェイスで使うかと言うレベルに統合されるのは間違いないと思う。その片鱗が見えるのが今晩から始まるWWDCで発表されるOSX Lion、iOS 5なのである。
 
結論:AndroidとChromeが統合される事など未来永劫ないだろうが、iOSとOSXは近い将来に統合されるのだ。

実用か?エンタメか?

 M1・F1総研の調査で「実用Android派」と「エンタメiPhone派」に2極化している事が明らかになったのは少し前(調べなくても分かる事だ)。

 得手不得手は当然あると思うが、ユーザの敷居が低いエンタメで使い易いと感じられるのは重要なポイント。Androidユーザが実用派と言われる最大に理由は、一般ユーザ(オタクどの低い人の事)が何も気にせずに楽しめるほど楽に使いこなせないのが一番の理由だろう。AndroidはどこかWindowsに連なる設定の複雑さが災い(作り込みが足らないだけだと思う)して個人ユーザにアピールするには至っていないのが現状。
 
 実際にはiOSの方がビジネス向けのセキュリティ環境が揃っているが(スタートが早かったので当たり前の事?)、エンタメ寄りのアプリが腐るほどあるのでどうしてもエンタメ派と見えてしまうのである。4月になって新製品が増えているにも関わらず伸びに衰えの見え始めたAndroid陣営(私だけがそう思い込みたいだけかも知れないが)。1年を経過したiPhone 4(どう考えても型落ちのはず)が、Androidの鳴り物入りの新製品発表の直後にトップを奪われる事も多いようだが、それでも直ぐにトップに舞い戻るのはやはりそれなりの理由が。
 
 キャリアの問題でiPhoneに手を出せない非ビジネスユーザが更新時にまたAndroidを選ぶかどうかは微妙な問題。日本では私がバカにしていたガラケー機能が継続更新の大きな動機になりそうな位にAndroidそのもの(少なくとも今のバージョンには)に魅力はないのである。

結論:「iPhoneでないものは、iPhoneではない」というAppleのCMに込められたメッセージは案外重要。本質を理解せずにAndroidを買っている一般人はそれ位に多いのである。

水曜日, 6月 01, 2011

Androidでビジネスの夢は見られるのか

 様々な仕様の端末を意識しながら作るとなるとやたらと手間がかかるAndroidアプリ(言語はJavaなのでObjectiveCよりは楽?)。それなのに売れない(8割以上がダウンロード数100未満)のでは、雨後の竹の子のようにうじゃうじゃ湧いて出てきた開発者が消えるのも陽炎のように時間の問題。ハードの売上も過去一年間ニューモデルを発表していないiPhoneのシェアが横ばい状態(台数は当然伸びている)なのと同じようにAndroidも横ばい(台数は当然こちらも増えている)に突入。すぐにでもAppleに対してダブルスコアになってしまうのではと思われていた成長率も参入メーカーが増えていると言うのに既に淘汰の段階に入ったのではないかと口の悪い人は主張している(要は私の事)。

 iPhoneアプリで儲けるのは並大抵ではないがAndroidではそれ以上に悲惨な状態だというのがニールセンの調査で明らかに。コントロールがない世界(自由があると考えているようだが渾沌があるだけ)なので勝手にネットでシェア(一般には不正コピーと言う)されて作成者には何のメリットも無く(一銭も入らない)なってしまいます。始めからフリーで提供するつもりで作っている人以外はあまりの事に逃げ出すに決まっている。
 
結論:キャリア独自の囲い込みは悪いと批判した日本のAndroid陣営だが、ケータイアプリが成り立ったようにキャリア縛りで持出が不可能なAndroidアプリという歪んだ市場が出来上がれば案外商売が成り立つのかもしれない。

iCloudの正体?

 iCloudが素晴らしいものになるかどうかは単体のサービスではなくどう統合されているかにかかっている。4大レーベルとの契約の話がリーク(ワザとだと思う)されているためGoogleやAmazonのロッカーサービスと同じようなものだろうと過小評価されているが、だとすればわざわざWWDCで発表するような事はせず、iTunes絡みのスペシャルイベントで発表しただろう。
 
 最初の発表でどこまでのサービスが開始されるのかは分からないがAppleが最終的に目指しているのは、どこでも音楽ではなくどこでもマイデスクトップ環境(OSX、iOSのインターフェイスで意識せずに利用可能)なのだろうと思う。どのアプリをそのユーザが持っているかはApple IDで管理され、手元にある端末(OSの別なく)にアプリが入っているかは関係なく仮想デスクトップ上にある(MacやiOSデバイス上のファイルを自動同期)仮想マシーン上のネイティブアプリを使っファイルのビュー、アップデート、作成が可能になるのではないだろうか。

結論:iCloudはコンテンツのバックアップやストリーミングなどと言うレベルではなくOSの垣根を越えた個人の情報環境を統合してクラウド上で実現するサービスと気付けば今後のAppleが目指しているものを理解出来るだろう。Google Apps+Dropbox+ロッカーサービス+ネイティブアプリの仮想動作環境のようなものと考えれば良いのだが、それがシームレスに使えるとなったら結構凄いと思うのである。

日曜日, 5月 29, 2011

脳は嘘をつく

普段人間は両眼視差で立体視などしていないから3D映画を見ると疲れるのだとしつこく書いているのでくどいなと思われるだろうが、今日はそんな脳の情報処理についての独断と偏見を。

 表題と同じ本を読んだ事がある人もいるかもしれないが、私は基本的に脳は非常に手抜きな処理を行なっていると考えている。立体視は両眼視差で起こると信じている人には信じられないかもしれないが(私にはそう思い込んでいる人が信じられないが)、そんな人にはもしも人間が常にそんな高等な処理をしているなら錯視など絶対に起こりませんよと耳打ちすればお仕舞いである。距離感などの判断は図と地の関係や視線の動き(目は常に動いている)による映像の運動量の差(近くの方が変化量が大きい)や遠近法を判断材料にしている。

 さて、前置きはこの辺にしよう(前置きが長すぎる)。斯様に、脳は一番処理速度の稼げる(つまり手抜きできる)方法で認知処理を行なっている。何故なら判断の正確さよりも判断の早さの方が重要なのだが、一番重要な欲求が生存欲求なのだから当然であろう。そんな認知処理をしているのであるから、情報の蓄積(記憶)の方もかなり好い加減なのは間違いない。PCとは違いインプットされた情報をそのままに保存する事などありえない。自分に都合の良い様に内容を改変したり、類似する経験と同じパターンに収めてしまうのは日常茶飯事。結果として脳は嘘をつくという事になるのだ。

脳は手を抜く
その1:一番単純な方法で処理をする
その2:不要な処理はしない。例:気にしていない物は目に入らない
その3:徐々の変化は認知処理をしない。Aha体験などは物を見ていても短期記憶が全て認知処理に回されていない証拠。情報処理速度の速い人(IQの高い人)の方が余計な物まで認知処理をしてしまうので処理系が暴走する頻度も高くなる(基地外とも言う)恐れがある。
その4:記憶は自分にとって一番都合の良い形で保存し直す。時と共に徐々に記憶が変質するのはそのせい。

結論:意図して脳が嘘を付くとまでは言えないが、手を抜いているのでその処理が好い加減である事は間違いない。適当にやり過ごしているのだから結果的に嘘を付いた事に…まるで民主党だな。

MacBook AirにARM

 AppleがMacにARMのチップを使うのではないかと噂になっているが、その出どころがMacBook AirのARMチップテスト。IOSとOSXではOSのサイズも必要とされるパワーも全く違うためA5クラスのチップでまともに動くとは思えないが、だからと言ってARM版のOSXを開発していないことにはならない。現にAppleはPowerPCのMacしか持たない時に秘密裏にIntel版のOSXを同時に開発を続けていた過去がある。

 Jobsの一言で打ち切られたNewtonに使われていたチップはStrongARM(Intelが買収しXscaleとして製造)だった。つまり、AppleはNewtonの開発中止と同時にiPadの開発を開始していた可能性があるのだ。勿論、それはIOSそのものの開発ではなくNewtonで使われていたUIのブラッシュアップだったのだが、その中で見えてきた仕様を元にOSXから利用可能なFrameworkが考え出されたのは間違いないだろう。

 そして噂のMacBook Air。A5のデュアルコアでは速度的に最新のIntelのチップには到底及ばないが、開発モデルであれば複数のA5やまだ噂にもなっていないA6(恐らくクァッドコア)などを使い、今まではGPUに割り当てていなかった処理を大幅に振り分ける事によって速度と消費電力を改善させる事が…

結論:ハードの設計とOSの開発を同時に行えるAppleならではの芸当を一番恐れているのはIntelなのは間違いないだろう。単なる噂の段階で神経質になっているところをみると相当危機感を持っているに違いないのである。

土曜日, 5月 21, 2011

Appleの物作りは特別?

 のっけから否定で申し訳ないが、Appleの物作りは決して特別ではなく本来日本が得意だった物作りの強みを愚直にやっているだけである。それなら日本のメーカーがAppleに負けるのはおかしいと考えるかもしれないが、日本のメーカーを始めとするその他多くのメーカーがAppleに敵わない理由は、Appleが一番大事にしているユーザの使い勝手よりも、生産者である自分達の都合を優先した物作り(これが効率的経営の正体)をしてきたからである。

 その手段は、他社との差別化を名目にしてどうでも良いハードウェアを無理矢理搭載する事に終始。挙げ句の果てには使い易さを犠牲にする暴挙さえする始末。どんなに機能を自慢してみても使いこなせない道具では意味がない事など無視をしているのだから誰もが欲しいと考える筈もないのである。

 カタログデータに載せられない部分を疎かにした結果が正直に現れているのがAppleの一人勝ち(そんな事はないシェアはAndroidの方が多いと考えている人もいる様だが)。触って気持ち良くなれないものは一般のユーザには買ってもらえない時代になってしまったのを知らないのがApple以外のメーカーなのである。

結論:Appleの物作りが特別なのではなく他のメーカーが物作りの基本を失ってしまっただけなのだ。

月曜日, 5月 16, 2011

もしもAppleの社員がドラッカーを読んだら

 世間一般のAppleに対する評価はJobs個人のカリスマ性に起因するものが多い。だから
JobsがいなくなったらAppleはダメになってしまうと結論づけるトンチンカンな意見が多く見られる。でも、Appleの社内事情を良くみて見ればそんな事はない。有能なVPが100人もおり毎週1回幹部会議を開いて議題を決済。その場で、そのプロジェクトの責任者を決定し問題が発生すれば責任を取らせる。現に、2008年に「.Mac」を「MobileMe」にアップデートさせる時にバグがあり、多くのユーザが利用出来なくなると言う醜態を晒した時に、直ちに新しい幹部を指名し、Apple社の評判に泥を塗った開発メンバーの殆どはチームを離れる事になった。
 
 100人もの幹部が参加する会議で責任と権限を明らかにする事により、誰が何をしているかが明白になる組織でありながら、その会議で決められた事は一切外部には漏れ出ない情報統制を敷く現在のApple。Jobsが居なかった頃は人一倍情報がリークされる自由な組織(苦笑)だったAppleが、ここまで統制のとれた組織に変わったのはJobsの逆鱗に触れるとどんなことになるかが分からないという恐怖政治が敷かれたと言うよりは、情報の共有と統制を同時に合わせ持つ組織に変わったからと考える方が良いだろう。Appleには、Appleユニバーシティと言う組織があるが(Jobs復帰後再開)、ここで行われているのは幹部社員に対するマネジメント教育。ビジネススクールになんか行かなくたってどこへ行っても通用する幹部を育てているのである。

 Appleの凄いところは他社が真似出来ないくらいにマネジメント力があるのにカリスマ一人で持っているように見せかける事。揚げ句の果てには俺たちは能力があるのにトップが、阿呆だからAppleに勝てないのだと社員に不信の根を受け付けて組織力を削いでいること。JobsがAppleで本当に責任を持ってやっているのは新たなサービスを開始する時に影響を与える業界のトップを説き伏せて契約を勝ち取る事だけと言ったらみんな驚くだろうか。

結論:Appleの社員がドラッカーを読んだら、ドラッカーの組織論はまだまだだなと思う事だろう。

浜岡原発を止めた訳

 今のところの公式見解は、震度6の地震には耐えたが1,000年に一度(運が悪いらしく明治以降2度も発生)の津波で電源を確保出来なくなったために原発事故が起こったと言うものだが、予備電源が必要になった第一の理由は最初の地震で冷却用の電気を送電していた送電線が破壊されたからであるのは間違いない。当初地震の規模をマグニチュード8.4と発表していたものが9.0に修正されたが、マグニチュード8.4のままだと実は想定内の地震になってしまうからだとさえ書かれるに至っている。
 
 震災後僅か16時間で燃料棒が溶蝕(池田さんはメルトダウンと言われたくないらしい)する温度まで上がったと言うが、制御棒が入っていたのにそこまで短時間で水温が上がるとはまさに想定外だったのだろう。一番素直に考えれば冷却装置が働かなかっただけではなく、そもそも最初の地震で配管などの装置が破壊され水が漏れ出していたと言う結果になるのだが。

結論:本体は無事でも原子炉を冷却する循環系の配管パイプなどが破損で燃料棒溶蝕。地震が来れば浜岡も当然同じ結果になるので原発停止。防波堤が出来るまでと言うのは実は経たな言い訳なのである。

アメリカから逢わないと言われたカイワレ

 ブラックジョークで菅総理だと証明しろと言われて「そう言われても、なにもできることはないな」と答えたら「あなたが菅首相である事が証明されました」と言われる始末のカイワレ。アメリカに行って少しでも挽回できればと思っていたのに来なくていいと言われてもまだ、辞める気配がない。

結論:同盟国の首相が尋ねると言っているのに逢わないと言われて、もう辞めろと言われたと気付かないのだから本当にスッカラカンである。カイワレ以外の全ての人が引導を渡されたと判断したのに…

火曜日, 5月 10, 2011

WWDC以降のAppleを予測する

 タッチインターフェイスの後は、画像認識と音声認識をインターフェイスに取り組んでくるのは間違いないと思われるApple。そのために文章解析をする人工知能を開発している「Siri」を買収したのは間違いないが、その「Siri」が利用している音声認識技術は「Siri」の技術ではなく「Nuance Communications」のもの。時価総額が相当なため買収ではなく業務提携を視野に入れた交渉を重ねていると噂されている。
 
 そして、もう一つの大きな噂がiOSデバイスで使われているARM系のチップをMacにも使うと言うもの。この辺りはApple設計の「A4」を開発するという噂が出た段階から何れはそうなると考えていたのだが、それも最短では来年なのではないかとさえ言われている。勿論、Intelだって黙って指を加えている訳にはいかないので糞味噌に言っているARM系のチップだって作り始めるかも知れない(Appleが逃げてしまったら元も子もない)。
 
 WWDCよりも前に出てきそうなのは買収したLalaのストリーミング技術を利用したAppleによるクラウドサービス。既にメジャーレーベル数社との契約も無事に完了していそうなので、WWDC以前にスペシャル・イベントの告知があれば正式スタートになるだろう。
 
今後のAppleに期待されるもの
その1:音声認識による操作。iPhoneなどで音声で簡単(電話)な命令を実行出来るが、何れは対話形式で複雑な命令をOSXとiOSで同様に実行出来るようになる。iConcierge。
その2:MacのARMチップ化。より省電力で強力なチップの採用で現在のiPadよりも長い時間操作可能なモバイルノートが登場。小型化された燃料電池との組み合わせで1ヶ月くらい使い続けられるマシーンが。
その3:Appleによるクラウドサービス。音楽やビデオのコンテンツをどこでも、どの端末でも視聴可能に。iCloud。
その4:MacでiOSアプリを。LionでiOSと同じインターフェイスが利用可能になる(当然ノート以外の端末もマウスではなくタッチパネルが当たり前になる)が、いずれはフルスクリーンモード時にはiOSアプリが当たり前に動くように。
その5:画僧認識による認証。iPhotoでは当たり前になっている画像認識技術が動画でも可能になりユーザ認証の手段として使われる事に。画像認証と音声認証の組み合わせでアカウント管理も出来るようになるかも知れないが、私のように複数のアカウントを使い回していると問題発生?

結論:Appleが目指しているのはユーザビリティの向上。CPUが早くなるのも省電力になるのも結局はそこを目指しての事。使い勝手が悪くなるものがAppleの製品の載る事は絶対にないのだ。

月曜日, 5月 09, 2011

2011年第1四半期の世界スマートフォン市場のAppleのシェアは18.7%で2位

 スマートフォンのシェアでは間もなくNokiaを越えると考えられているApple。総数ではAndroidの方がずっと多くAppleはAndroidには敵わないという無茶苦茶な意見もあるかも知れないが、iPhoneのシェアとAppleのシェアを同一視するのは構わない(同数だから)が、Androidのシェアと作っているメーカーのシェアを同じように比較するのはおかしな話だ(iOS vs AndroidであればtouchやiPadの含まれるiOSの圧勝だ)。

結論:Androidが互角以上の戦いを出来ているのはスマートフォンの世界に限った話。iOSデバイスはWalkmanからPCまでをターゲットにしていることの方が重要なのである。

原子力はいらない

 米国からの指示で浜岡原発の停止要請(命令ではない)が出され中部電力は油性を受け入れる形で決着しそうだが、浜岡以外には何の指示もないのだから事なかれ極まれりである。その原発だが焦点となっているのは浜岡だけではなく、放射能漏れが見つかって停止状態になった敦賀や島根。どれも初期に導入された(国費で建設した)耐久年数を越えた原発だが、放射能漏れが大きく取り上げられるようになったのは福島があったからなのは間違いないだろう。
 
 耐久年数を越えて使い続けられている原発とは別に新たな原発を作ろうと大騒ぎになっているのが島根で放射能漏れを起こしている中国電力の奨める上関原発。福島第一原発事故以前から日本中で反対運動が起こり新たな原発で工事が進められそうなのは上関だけという状況(地元民は反対運動を起こしているので歓迎でないのは明らか)。島根の原発で発電量が需要を上回り関電に売電している状況で何故原発を作らなければいけないかと問い詰めれば地球温暖化対策のためCO2を削減しなればならないと言うトンでもない理由が出てくる始末なのである。
 
何故原発なのか
その1:原発以外の再生可能発電は小規模なため電力会社でも参入可能。それを潰すために電力会社以外では無理な大規模原発による発電で他社の参入メリットを無くす必要がある
その2:各電力会社が運用している初期型の原発は国の費用で作ったもので燃料代が安く、管理コストが低い。出力調整も不要(そんな事をしようとしてチェルノブイリは爆発)な原発は事故さえ起こらなければ手間要らず
その3:廃炉後の放射性廃棄物の廃棄問題はどうせ自分が在職中の問題ではない
その4:あわよくばプルトニウムが手に入る(原発導入時の動機だが、今はそんな事はどうでも良くなってしまった)
その5:原子力はウランシンジケート(赤い盾)の利権。日銀などの赤い盾グループとの連携でもある

結論:科学的な見地で見れば原発には公的な合理性は全くないが、膨大な発電量と発電コスト(廃棄コストは別勘定)を武器に電力自由化以降の新規参入を防ぐ独占を目的とした私的な合理性はある。家電などの省エネ化で消費電力が減った事に対抗するために持ち出した戦略がオール電化。これも公的に合理性の無い二酸化炭素削減ではなく、電気消費量を拡大させる私的合理性(強欲)を優先しただけなのである。

木曜日, 5月 05, 2011

欲しいけど買えない「iPad 2」

 1週間ぶりに繋がった法人窓口の電話。本日入荷したWi-Fiもでるは全て売り切れ、3Gモデルも登録時間の関係で既に受け付けは終了しましたと。法人枠での融通は出来ないのでご免なさいと言う事で、ストアで買いたかったら並んで欲しいとのことでした(入荷は不定期なのに)。

結論:どうしても欲しかったらオンライン・ストアで購入である。

水曜日, 5月 04, 2011

Intel入ってる?

 昨晩、最速のメーカー製Windows PCをリリースしたApple(iMacの事)。そんなAppleのCPUのサプライヤーになろうとIntelが動き始めたらしい。MacにはIntel製のチップで、iOSにはApple設計のチップをSamsungが製造と言うのが定石(液晶やSSDもSamsungがインサプライヤー)だったが、次の次のiOSデバイスの液晶はシャープ、SSDは東芝、そしてチップはIntelと言う図式になるのかもしれない。
 
 Nokiaと「MeeGo」でiOSに対抗しようと考えていたIntelはNokiaの戦線離脱で主力のAtomをスマートフォン市場に拡販する目算に狂いが生じているが、Appleが設計したARMチップを製造出来れば(当然全数量をAppleが買い上げる)、Intelを袖にしたNokiaや宿敵Android陣営の雄Samsungに一矢報いる事が出来るのだから一石二鳥と考えてもおかしくないだろう。

 そんな話があるからSamsungが訴訟合戦に名乗りを上げたのかは知らないが、そんなことをすればこじれた関係が余計に悪くなるだけだと思うのだが。

結論:Appleにとってサプライヤーがどこかなどどうでも良い話。Samsungから買わなければならない義理などないのだ。

ウサマの暗殺に思う事

 ブログの始めのころ(それ以前に911の時に既にそう考えていた)から、CIAのエージェントと考えていたウサマ。CIAのミッション名に過ぎない架空のテロ組織アルカーイダの首謀者という虚飾。自作自演のテロを信じさせるために80年代から用意されていたたミッション。911を首謀者でもないのに、それを理由に指名手配され匿ってもいないアフガンやイラクを攻める口実を与えたウサマ。
 
 ウサマのせいでそれまでアフガニスタンを実効支配していたタリバンは米国の攻撃を受けて崩壊。ウサマがCIAのエージェントであると承知しているタリバンがウサマを殺そうとしたって何らおかしくはない。2001年12月には既に殺されたといわれているが、ウサマに一番恨みを持っていたのはアメリカではなくタリバンである。

 そんなウサマに急に死んでもらわなければならない理由は、一体どこにあるのだろう。もしも、生け捕りにしたら裁判をしなければならないが、そうだとすればウサマは生きていなければならない。もしも、とっくの昔に死んでいるとしたら裁判は行えない。既に死んでいるウサマをずっと生きている事にしていたアメリカは、もう隠しおおせないと考えたのでウサマに死んでもらう事にしたのではないだろうか。
 
結論:ウサマを殺したのはアメリカではなくタリバンで、死んだのは2011年5月ではなく2001年12月と考える方が辻褄が合うと考えるのは陰謀論に染まっているからだろうか。

現代用語のKUSO知識 〜震災編〜

未曾有の大震災以後日本はどう変わってしまうのかが心配されるが、言葉の意味は震災後に大きく変化したようである。震災以前の意味のままだと勘違いしていると笑いモノになってしまうので老婆心ながら現代用語として登録させて頂こうと思うのだ。

想定外:震災以前は想定出来なかった意味で使われていたが、震災後は想定する気が無かったという意味に変わった。何度も、共産党議員などから最悪を想定して安全対策を施せと言われいた事をあり得ないの一言で無視したのだから原発では昔から震災後意味で使われていた言葉。【同義語】千年に一度。千年に一度の規模の津波が百年で三度も起きているので、震災以後は千年の方が百年よりも短い事が明らかになる。
直ちに:震災前は直ぐにという意味だったが、震災後はその後に続く文章を否定する為の冠頭語となる。例文:「直ちに、子供達の健康に影響は無い」。文意は、「子供達の健康に影響する」である。【同義語】最善を尽くしている。尻にこの言葉が付くとその前文は何も出来ていないという意味になる。
基準値:震災以前はそれを超えなければほぼ問題が無い値を意味していたが、震災後はそれを守っていたのでは規制対象になってしまう事の無いように現状に合わせて修正出来る数値の意味に変わったもの。【反語】工程表。絶対にその通りに進む筈が無いのに守らなければならないスケジュール。守れない時には想定外の事が起きたと発表する。
風評:震災以前はデマや誹謗中傷という意味を持っていたが、震災後は政府に都合の悪い事実という意味に変わった言葉。【用例】風評被害。風評を信じなかったばかりに被害を受けてしまう事。単位はシーベルト。10シーベルトを越えると100%死ぬ。
事実関係:通常は事実を付き合わせてその関係を調べる時に使われる言葉だが、政府が使う場合は利害関係の意味だった事が明らかになる。事実関係を調査中は、利害関係を調整中という意味になる。事実とは全く関係ない言葉なので利害がからんでいない時には使っては行けない。
原子力安全委員会:「原子力など安心して使える訳がない」と発言している人でも委員長になれるリベラルな組織なのだが、委員長になると原子力は安全になってしまう変な集まり。恐らく原子力の安全を考えるのではなく、原子力は安全だと考えるのが仕事なのだろう。その証拠に委員会の時間は短くても給与は出ている。安全だと考えるだけなら委員会で会議をする必要はないのだ。

結論:生き物である日本語を学ぶのは難しいのだ。

火曜日, 5月 03, 2011

PSNだけではなくSOEも情報漏えい

 PSN(PlayStation Network)が最大7,800万人分の顧客情報が漏えいして謝罪と感謝の会見をしたばかりのSONYだが、何の解決も見ていないそばから別子会社のSOE(Sony Online Entertainment)でも2,460万人分の情報が漏えいした可能性が高くなってきた。PSN同様に氏名、住所、電話番号やメールアドレス、パスワードに加えて一部ではクレジットカード情報や口座情報も含まれている可能性が高いようだ。

結論:PSNやSOEの会員多くは欧米のユーザ。日本のユーザとは違い大型の訴訟事件になるのは間違いないだろう。数百億の損失では済まないのだ。

オサマ・ビン・ラディン暗殺

 もうとっくの昔に死んでいた筈のオサマ・ビン・ラディンがアメリカの送った特殊部隊(暗殺部隊)によって暗殺された。容疑者なのに殺すと言う理屈がどこから出て来るのか私には全く理解出来ないのだが、取りあえず殺したと発表した訳だ。それにしても、DNA鑑定の結果(そんなに早く検査出来るんだ)間違いなくオサマだと言い張り、尚且つ海に捨てたと言う話をそのまま信じるバカがどれだけ居るのか、そこまでバカではない私には与り知らぬ事だが世間的にはそう言う話で終りにしたいと言う事らしい。
 
 それにしても、既に死んでいると信じられていたオサマがパキスタンの大邸宅に居たとは俄に信じられないのだが、皆さんはいかがだろう。CIAのミッション名に過ぎないアルカイーダを率いて世界中でテロを行っていたと言うフィクションにフタを閉めた訳だが、それが原因で再びテロが始まるのではという空気を作り出したのだから今回のミッションは大成功なのだろう。透析が必要だったオサマは2001年12月に死んだと言うのが通説(陰謀派にとっての)だったのだが、本当に死んだかどうかは別にしてこれで死んでしまったと言うのが定説になることは間違いないのだろう。
 
 これで、報復名目の様々なテロを世界中で起こせるのだが、一番手っ取り早いのは日本の原発。カイワレがバカな声明を出したので大義が立つのも好都合だ。

結論:死んでしまったのだから、これで殺される事も無くなった。腎臓移植を行っていたのならこれで長生きは補償されたようなもの。殺されたのがビンラディンかどうかは知らないが、少なくともこれで容疑者はいなくなったのである。

金曜日, 4月 29, 2011

純利益でもMicrosoftを抜く

 2010年7~9月期に売上高でMicrosoftを上回ったAppleが、2011年1~3月期に純利益でもMicrosoftをついに超えた。純利益率ではソフトウェアが主体のMicrosoftの方が未だに上だとは言えるが、ハードウェアで利益を得ている会社の純利益率が25%近いというのは信じられない事である。資金不足で潰れそうだったAppleへの資金提供をゲイツに持ちかけた時のAppleのシェアはわずか数パーセント。まさか、こんな日が来ようとは多くの人は考えていなかっただろう(私はこうなると読んでいたが)。

結論:「iPhone 6」や「iPad 3」も既に開発が進んでいるApple。ここ暫くは盤石なのである。

SONYのタブレット

 秋には出荷したいと言う夢のような話とともに発表されたSONYのタブレット。「S1」はダイレクトに「iPad」がターゲットで、「S2」は「DS」がライバルの様に見えるのだが。
 
 持ちやすさを考えてデザインされた「S1」は、楔形まではいかないが厚みが違いテーブルなどに置いた時にも微妙に角度が付いてキーボード入力などは多少はやりやすいのかも知れないが、どう考えても横置きで薄い方が手前にならなければならないデザイン。Android 3.0はなんとなく横にして使うインターフェイスだとは感じていたが、上下左右好きな方向で使えるiPadよりも使い辛いと感じるのはわがままだろうか(インターフェイスに制約を付けるデザインなど愚の骨頂だ)。
 
 「秋では遅過ぎる」というTweetに対しては、発売が秋になったのは素のハードやOSに手を加えてSONYらしさを盛り込む事と、サードパーティに「SONY Tablet」に最適化したアプリを作ってもらう時間が必要だからと言う事らしいが、数のこなせない「SONY Tablet」専用にアプリを作ってくれるのはプレステ用のゲームを作っているところくらいのような気がする。いつまでもティーザーで終ってしまうのかと思っていた東芝のタブレットも6月には登場するようだし、既に発売開始された「XOOM」や「Optimus」、そして間違いなく出てくるであろう「GALAXY Tab 10.1」が、揃っているところに同じOSの商品を出してどれ位売れると考えているだろう。

結論:Samsungじゃないが、「iOS」が5.0にアップされて「iPad」がもう一皮むけた時に対抗出来るような魅力があるとは到底思えないのである。残念。

握手会とCD

 その昔、シングルレコードの販促でデパートの屋上などでサイン会(今でもタレント本などではやってるな)などと言うものが頻繁に行われていた(歳がわかってしまう)が、その延長線上で握手会が人気なようである。最初に始めたのはハロプロだったのだろうが、逢いに行けるアイドルのAKBでそれが突然変異を起こし、購入枚数に応じて特典が変わるという新たな拡販ツールと化してしまった。
 
 レーベルにしてみれば枚数が出れば(売れれば)顧客の数など、どうでも良いのはわかるが、例えミリオンセラーになったとしても「握手券」目当てに一人が10枚の20枚も買っている(中には100枚も買うバカもいる)としたら果たしてそれが良い事なのだろうかと…

結論:アナログ版の時代には愛聴版はキズが入ってしまうことを考慮して予備としてもう1枚購入などと言う事もあったが、今の買い方にはそれはない。こんな売り方をしなければ家無いと言う事は完全に末期症状。そんなもんを作るくらいなら廃盤をデジタル化してiTunesで販売した方がよっぽど世のため、人のためになると思うのだ。

木曜日, 4月 28, 2011

小さな事だけど大きな事

 アメリカで「iPad 2」が発表された時に性能が倍になったのに筐体はより薄くなり、重さも軽くなったのに価格が据置きになった事を受けSamsungは「GALAXY Tab」の10.1インチの発売を延期した位にインパクトがあった訳だが、延期された国内の販売開始で明らかにされた販売価格は、なんと値下げ。円高もあるのだろうがそれも1割近くの大幅値下げ。カメラも付いて、薄く軽くなって値下げなのだから…

結論:この価格に対抗してタブレットを売ろうと言う他のメーカーにとっては高いハードルなのである。その前に部品調達が出来ないか。

「iPad 2」発売開始

 東日本大震災の影響で3月25日が4月28日に伸びてしまった「iPad 2」の発売。通常であれば「Apple Store GINZA」に朝一で出掛けて並んでいるところなのだが、今回は仕事の関係でパス。勿論、何もしていない訳ではなく複数の取引先に連絡を取って複数台の注文は入れたのだが、「まだ手に入れていないのですか」と複数の人から言われる始末。帰りがけに「スマートカバー」だけでも 買わないと示しが付かないと考えている次第である。
 
 前から騒いでいた全店舗への「iPad」導入もほぼ終了。1,000台が無事に嫁入りを済ませ、次の仕事は全社員への「iPad 2」の配布だと考えている。

結論:想定外の事態を受け我が社の全システムの見直し(全ての入れ替え)がスタート。iPadを基幹業務の柱に据えてシステムの再構築である。

サマータイムで節電?

 あまりのトンでも話なので流石に新たに言い出すバカは現れていないようだが(そうでもないのか?)、電力不足の対する節電の手段としてサマータイムが出てきた時は唖然とした。外国かぶれが、何でも欧米風にしたいと思うのは構わないし、サマータイムがオシャレと言うのも構わないが、そうすれば節電になるというのは論理の飛躍。結局、まともに計算してみたらどう考えても節電効果は数パーセントしかないと論破され、大企業の休日をシフト(タイムシフトではなくデイシフト)して対応すする案で決まりそうである。
 
 夏場は日の出が早いのだからその分をシフトすれば節電になるというのがサマータイム推進派の言い分だった訳だが、2時間や3時間一日の始まりを移動したって一番冷房で電気を消費する時間帯は避ける事が出来ないのだから計算するまでもないバカな理屈。そんな事をする位ならラテン諸国のように一番熱い時間帯は仕事などせずにシエスタ(2時間以上の休憩)にでもする方がよっぽど効果的なはずである。

結論:夏場の昼はシエスタ。そして、7、8月は2ヶ月のバケーションにすれば間違いなく節電になるのだ。当然給与は満額だ。

放射線障害は遺伝しない

 私の大好きな池田信夫が「放射線障害は遺伝しない」のだから子孫にまで「遺伝的な障害を残す」ことはないと力説している。親と同じ障害が遺伝的に発生するかと言えばそれは残念な池田さんの仰る通りなのだが、だから子孫にまで遺伝的な障害を残さないことにはならないと言うのは論理の飛躍を通り越して…残念である。
 
 放射線による遺伝子の先勝が起こりそれが大きなものであれば、そもそも突然変異になる前に受精卵として成長しないのだから問題ないというのだが、そこまで酷い損傷でなければやはり突然変異を誘発するし、放射線で遺伝子が損傷してしまい不妊になってしまえば、そこで子孫は生まれなくなって仕舞うので大きな障害を発生させるのである。

結論:片輪が生まれなきゃ遺伝的な障害じゃないとは恐れ入った話だ。きっと脳味噌に遺伝的な障害を持っているのだろう。

水曜日, 4月 27, 2011

原子力利権の正体

 原子力絡みの組織がこれだけある(これで全てではない)だけで呆れてしまうが、そのなかを見れば経産省か文科省の所管で理事や役員の重複で更に唖然である。
 
原子力委員会(JAEC)(内閣府)
 委員長代理は元電力中央研究所研究参事や東電顧問
原子力安全委員会(NSC)(内閣府)
 委員には日本原子力研究開発機構や日本原子力研究所東海研究所出身者
原子力安全 保安院(NISA)(経済産業省)
 原発を推進している経産省の一部局
原子力発電環境整備機構(NUMO)
  役員に元経産省官僚、評議員に電力中央研究所 理事長や日本原子力研究開発機構 理事長、日本原子力産業協会 理事長
(社)日本原子力産業協会(JAIF)
 会員は原子力関連会社や電力会社、電機メーカーなど
(社)日本原子力学会(AESJ)
 会長はもんじゅを動かしている日本原子力研究開発機構の敦賀の本部長
(財)原子力安全技術センター(NUSTEC)
文科省の所管の財団法人。科学技術庁の天下り組織
(独)原子力安全基盤機構(JNES)
 経産省の所管の独立行政法人。経産省の天下り組織
(社)日本原子力技術協会(JANTI)
 理事長は元日本原子力発電副社長、安全文化推進部長は元日本核燃料開発株式会社代表取締役社長
(財)原子力安全研究協会(NSRA)
経産省、文科省所管の財団法人。理事に日本原子力発電相談役、原子力安全基盤機構技術顧問
(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)
  理事長は元原子力安全委員会委員長、副理事長は関電顧問、理事は文科省天下り
(財)原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)
 文科省所管の財団法人。理事に日本原子力研究開発機構理事、日本原子力産業協会常務理事
(財)日本原子力文化振興財団(JAERO)
 経産省、文科省所管の財団法人
(財)原子力発電技術機構(NUPEC)
経産省所管の財団法人。
(社)火力原子力発電技術協会(TENPES)
原子力発電所運転責任者を認定する組織
(財)原子力国際協力センター(JICC)
原発の海外への輸入を受け持つ組織
(社)原子燃料政策研究会(CNFC)
経産省所管の社団法人。原子燃料リサイクル確率のために設立
(財)原子力環境整備促進・資金管理センター(RWMC)
経産省所管の放射性廃棄物素分に関わる調査研究と資金管理を行う組織。や日本原子力研究開発機構理事長が役員、日本原子力文化振興財団理事長や原子力発電環境整備機構理事長、電力会社代表取締役などが評議員

結論:天下り、持ち回りの原子力村である。いくら数があっても同じ利害で結びついているのだから相互牽制など始めから存在しないのである。

新しいiMac登場

 明日から「iPad 2」が発売開始と言われるAppleだが、「MacBook Pro」のアップデートで見劣り感が強くなってしまった「iMac」も「Sandy Bridge」+「Thunderbolt」の形で間もなくデビュー(遅くても5月の半ばには)。バッテリーで動いている訳ではないのでかなり思い切った高速マシンに仕立て上げられるだろう。そうなってくると、更に見劣り感の強くなってしまった「Mac Pro」だが、こちらはPowerPC時代から続いてきた筐体を遂に捨て、消え去った「Xserve」との中間的なモデルとなって、縦置きでデスクトップ、横にすればラックマウントと言ったデザインになって間もなく出るのではとされる。6月になればWWDCがあり、今回の目玉はOS(「iOS 5」と「OSX Lion」)だが、それに前後する数週の間で「MacBook Air」もアップデートされるだろう。その前にMobileMeにも手が入るだろうし…

結論:二週おきに新製品、サービスがスタートすると考えていれば間違いない。

火曜日, 4月 26, 2011

「iPhone 5」或いは「iPhone 4S」の予想

 正式な発売開始のアナウンスの前にイギリスで「iPhone 4」のホワイトモデルが販売されている(正式には4月27日から発売開始)ようだが、皆の関心は既に次期iPhoneの方に移っているような気がする。噂では、見た目が殆ど変わらないものと大幅に変更される物の二種類があるようだが、恐らく秋に登場するのは筐体の殆ど変わらないモデルで、CPUはA5にアップデートされQualcommの通信モジュールにバージョンアップされた「iPhone 4S」と呼ばれるものになるのではないだろうか(通常Appleは一つの筐体を2年は使う)。
 
 それでは、来年デビューになると噂されている「iPhone 5」はどうなるのだろう。噂から判断すればより薄く軽い(もしかしたら小さい)「iPod touch」のようなiPhoneなのだが、今までよりも大きなホームボタンでジェスチャーもカバーするというのは、余り現実的な解ではないような気がする。
 
予想される次期モデルのスペック
その1:CPUはA5(東芝製のデュアルコア?)
その2:グローバルバンド(GSM+CDMA対応のQualcomm通信チップでT-Mobileもサポート)
その3:RAM512MB(1Gなくても普通に動く筈)
その4:8メガピクセルカメラ

 たったそれだけと思われるかも知れないが、NFCやLTE(WiMAXなどの4G)、ホームボタンの変更は来年登場の「iPhone 5」で実装されるのではないだろうか、筐体のデザインも変更されリキッド・メタルなどの新たな素材でボディを作ってくるのではないだろうか。

結論:MobileMeのアップデートに伴いiTunesライブラリーのクラウドサービスなどは、ハードではなく「iOS」の問題なのでiPhoneとは別な話になるのである。

原発作業用ロボットに唖然

 原発事故が発生して人での作業が不可能になった時に備えてロボットが用意されていなかった事(サヨクの感情的な原発反対に対抗して原発推進側も感情的に無謬神話に自体開いた口が塞がらない状態だったが、どこで見つけてきたのかは分からないが、いよいよ導入となったロボットを見て唖然。あれじゃ半日で壊れてしまうロボカップに出場さえ出来ない代物。良く恥ずかしげもなく公開したものだ。

結論:放射線が強い環境では人間だけではなく機械物も壊れてしまう。あの作りでCPUがガリウムヒ素の半導体を使っているとは到底思えないので、放射線には弱いシリコンチップ。機械的な力が加わらなくてもあれでは直ぐにお釈迦である。

「iPad」は必要ないのに何故売れる?

 今までにはなかったカテゴリー(それ以前のタブレットPCは出来損ないのPC)を作り出し僅か1年で1,500万台も売れ(出荷ではない)、それまで一部ではヒット商品だったネットブックを時代遅れにメインストリームに躍り出た「iPad」(タブレットではなくiPadが売れているだけだ)。PCならば出来る事が出来ず、スマートフォンのように携帯性が優れる訳でもなく、普通に考えれば失敗した数多のタブレットPCと同じ運命を辿ってもおかしくなかったのだ。何故、「iPad」だけが成功している(「XOOM」や「GALAXY Tab」を成功だと考える人もいるかも知れないが、それは事実誤認だ)かと言えば次の二つの点に尽きる。
 
 一つは誰にでも操作可能(全てではないが)な考え抜かれたユーザインタフェイス(ユーザビリティでiPadに勝つデバイスは恐らく今のところはない。フィーリングが段違いだ)で、もう一つはアプリの豊富さ(スタート時にiPhone用のアプリが使えたのが大きい)とインストールの簡便さだ。iTunesのアカウントやApple IDを持っていればWi-Fi環境でなくてもアプリがダウンロード可能(20M以内のサイズなら)なのだから、iTunesストアよりも敷居は更に低い。その上、無料アプリも豊富にあるのだから売れない方がおかしいくらいだろう。

結論:今までの家庭用のPCは、「iPad」よりも、もっと必要がないものだったのである。

日本一の無責任男

 植木等の無責任男は小さな事を気にせず前向きに生きていくと言うアグレッシブなくらいにポジティブな考えを無責任と表現した訳だが、被災地支援で具体的な責任ある行動を何もしていないように見受けられるカイワレ首相は、途中で政権を放棄したのでは無責任だから続投すると言う自分に都合の良い理屈を振りかざして、どんなに辞めろと言われても辞める気が更々無い事を改めて表明した。東電を潰さない事と増税を前提にする財務大臣や政府の責任は国民負担の形でと金勘定しかしない現政権。金なんてあとから考えれば良い話でまずは復興プランを作るのが政府の仕事なのに、資金の手当が付かないのにプランを策定するのは無責任だとばかりに無駄な会議ばかりを続けているのだから、漁業組合の人達ではないが自力で復興をしてゆくしかないのかも知れない。

結論:何も責任ある行動をする気が無い人間がトップに居座るのが一番無責任な行動なのだ。どうせ何もできないんだから被曝した野菜でも喰ってろ。

月曜日, 4月 25, 2011

次期MacBook Airは6月販売開始

 一世代前のCPUを使っているのにSSDとの組み合わせで想像以上に高速に動作する「MacBook Air」は未だに人気商品だが、プロセッサを「Sandy Bridge」にアップデートしたAirが6月にデビューすると言う噂が出始めている。筐体そのものに大幅な変更はないと見られているが、もしかしたらUSBを一つ潰して「Thunderbolt」が載るのではないかとも言われているが、基本的に「mini Displayport」があるのだから載せるとすればそこを使うのは当然の話だろう。まだ、周辺機器が揃っている訳ではないが「Thunderbolt」が使えれば
USBと併せて最大3つのポートが使える事になる。もしも、載らないとすればそれは単純にコストの問題になるだろう。

 プロセッサ以外に強化されるのはシステムバスとSSDの高速化。僅かとは言えSamsungのフラッシュストレージの方が速いと言われているが、それを利用するかどうかはコストとストレージの大きさの問題になるだろう。

結論:「MacBook Pro」の登場で少し見劣り感があった「MacBook Air」だが、「Sandy Bridge」版が登場したら、また爆発的に売れる事だろう。特に11インチは凄いぞ。

Appleが売上高でNokiaを抜く

 OSのシェアではAndroidの猛追を受けて第3位になってしまったAppleだが、その売上高は、遂に巨人Nokiaを抜き去って業界1位となった。台数で負けているのに金額で勝ってしまうのは単純に卸売価格が高いせいなのだが(卸値は概ね売価の90%以上。粗利は50%に近い)、売上高ではなく利益になってしまうと全業界の合計の方がAppleよりも少ないのは大分前からなので、売れても儲からないApple以外のスマートフォンは定着したようである。

結論:これからどんどんAndroidが増えると言うのがアナリストの予測だが、今後のAndroidは締めつけが厳しくなり自由度が減ってくれば差別化(高付加価値化)を図りたい大メーカーから、脱落者が出てくるように思うのだ。

金曜日, 4月 22, 2011

Steve Jobsの財産

 正確なところを知っている訳ではないのだが、恐らく6,000億円前後の総資産は確実に持っているSteve Jobs。Appleからは、年俸1ドルしか貰っていないとは言えそれだけ貰えるなら、身を粉にして働くのは当たり前と考えるのが普通だろう。ところが、そこで誤解してしまうのは創業者であるJobsの資産が6,000億もあるのはAppleの株を沢山持っているからだろうと言う事。確かに550万株のApple株(邦貨にして1,600億円)を現在所有しているが、資産の多くは自分が経営している訳ではないウォルト・ディズニーの株式(なんと、1億3,800万株で邦貨で5,000億弱)なのだ。
 
 今のAppleの成功は、JobsのNeXTを買収したところから始まるのだが、その時の買収価格が約4億ドル。潰れ掛けで現金の持ち合わせの少なかったAppleは半分近くをApple株で払ったのだがJobsに渡ったのは150万株。もしも、持ち続けていれば2回分割が行われているので総数は600万株になっている筈なので、単純計算すれば50万株を売却したと考えられるだろうが、Appleに売却後半年で1株を残して全てを売却(当時の株価は8ドル)。1株しか持っていない(キャッシュは10億位手にしたが)のにAppleの復活のために全力を尽くしたのだ。そこから分かるように自分の資産を増やすためにAppleを復活させたのではないのである。550万株も持っていれば確かに凄い資産だが、買収時の株を持ち続けていれば優に1,000万株を越えていたのだから、普通に考えれば何てバカな事をと言うお話だ(約3,000億をドブに捨てた)。その後に付与されたストックオプションも一度も権利を行使していないのも事実。550万株あるのはオプションを行使しないので現物が支給された訳である。

結論:JobsがAppleを復活させたのは金銭目当てではなく自分が思い描いていた夢を実現するためだった。株価も、配当も気にする事なく物づくりに徹したから夢を実現出来たのである。Jobsの財産はAppleの成功なのだ。1株も売らずに全ての権利を行使していたら世界でもトップクラスの…

水曜日, 4月 20, 2011

減反指示とはさすが民主党

 福島、宮城、岩手と多くの米どころが被災地となり(福島の太平洋岸など完全にアウトだ)、誰がどう考えても豊作などあり得ないのに現政府はそう考えていない(考える気がない)事が、明らかになったようだ。このままでは米不足になると考えた新潟県が中越地震の恩返しに米を沢山作っ米価が高騰しないようと考えていたのにJAから出てきたのは、昨年よりも減反しろのあり得ない指示。

結論:成りすましと売国奴の集まりである民主党は意図的に米不足を作り出して中国や韓国の国際競争力のない米を日本人に食べさせる気らしい。そんなもん食うくらいならオーストラリアやアメリカから買う方がマシだ。「オペレーション・オニギリ」待ってます。

月曜日, 4月 18, 2011

そんなもんでしょ

iPadが対応していないFlashが動く事が売りの一つとして前宣伝されていたHoneycomb搭載のXOOMやRIMのPlaybook。掛け声は大きかったのに実際にはまともに動かないのが現状らしい。XOOMは標準でFlashは入っていないし、Android Marketで提供されているFlashは未だにβ版のままだし、Playbookの方もまともにFlashビデオも再生出来ないレベルでクラッシュも当たり前のようである。4月19日が発売日らしいがまだ未完成のようである。

結論:Flashじゃなくクラッシュと呼び名を変えたらどうだ。

任天堂のシェアを侵食している「iOS」

 SONYのハードゲーマーにスコープした戦略とは違いカジュアルに楽しめるゲームを主軸にしていた任天堂。iPhone登場以前は正しい方向性を持っていたこの任天堂のゲーム戦略が、「iOS」や「Android」の登場によって大きく揺さぶられている。「iPad 2」の登場によりSONYが目指しているゲームに匹敵するハイクオリティの表現も可能になっているが、「iOS」デバイスのメインターゲットはカジュアルゲーム。単純だけどハマるようなゲームが数多く登場している現在、任天堂のシェアが侵食されたのは仕方がないだろう。

結論:生き残れないのではと思われていたケータイ・ゲームは、別に端末が何であろうと構わないのでiPhoneやAndroid向けに軸足を広げ始めているが、ハードが売れない事にはどうにもならない任天堂はもろに影響を受けているのである。

世界のPC出荷がマイナス

 タブレットが伸びているのでPCの出荷がマイナスになったと言いたいところのPCベンダ。しかし、伸びているタブレットは実質的に「iPad」だし、Macは決して落ち込んでいない(20%以上伸びている)ので苦しい言い訳だろう。無かった事になっているVistaは問題外にしても、「Windows 7」が伸びている理由が「XPモード」が使えるのと「XP」そのものが手に入らなくなったからが大きな理由。ユーザレベルで考えれば業務には「XP」以上の機能などいらないのが現実だろう。

結論:どうしても欲しい機能がないから売れないだけの話である。

IE10は、Vistaでは動かない

 まだ、IE7の方が多いくらいなのにIE10がどうなろうと知ったこっちゃないと言いたいところだが、IE9がXPをサポートしなかったのと同様に次期ブラウザとなるIE10はあっさりとVistaを動作対象外とした。Vistaと7がどれ位違うのかは、どちらもまともに使った事が無いので良く知らないのだが、せめて一つ前のバージョンで動作するくらいは考えても良かったのではないだろうか。

結論:要は、Vistaはサポートしなければならないほど出荷されなかっただけの話だ。

日曜日, 4月 17, 2011

勝間が転んだ

昔から体制につく事で才能も無いのに偉そうなことを宣ってきた勝間が、原発擁護の誤りを謝罪したのは構わないが、謝るにことかいて遂には偉そうに東電や政府の批判を始めたようだ。何処まで日和れば気が済むのだと言いたいところだが池田信夫と一緒でバカなんだから何を言っても仕方が無いだろう。大前健一も途中で方向を修正したようだが、火力発電所の方が放射能を多く出している(正常に動いていれば確かにそうだが、事故が起こっても放射線量の変わらない火力発電と原子力発電を比較する方が間違っている)と言い張っていた竹村健一と同じでどいつもこいつもロクなものではない。

結論:こんな馬鹿を信奉している馬鹿がいるから今回のような惨事が起こるのだ。原爆を落とされた国の国民がここ迄、原発を信じるとはアメリカでさえ思いもしなかっただろう。アトムのせいかな。

金曜日, 4月 15, 2011

グロスではなく伸び率だけど

 PCのシェアなど調査会社によってまちまち(IDCとGartnerなんて同じになった事がないけど、何を基準にしているのだろう)なので大した意味はないのだが、特にiPadのように分類があいまいな商品はタブレットだけで比較するのではなくPCに含めた方が良いだろう。その視点でiPadをPCに含めたAppleの伸び率を2010年から見てみるとなんと驚異の250%超PC全体の伸び率が僅か7.5%しかないことを考えればAppleの一人勝ちは間違いないだろう。その間のWindowsの伸びはマイナス3%。iPadを除外したAppleの伸びが20%(iPad以前は30%伸びていた)を越えているので、iPadに食われたのは明らかにWindowsだったのだ(30%近くから-3%に下落)。グロスでは未だにWindowsが圧倒的なのは間違いないが、Appleのデバイスが異常な速度で成長しているのも事実なのだ。
 
結論:単純にシェアでiPhoneを圧倒するAndroidだが、ここに来てコントロールを強める方向でスピードダウンをしそうだが、Appleは逆に加速するはず。現行のデバイスを別物に変えてしまう「iOS 5」登場後が本当の勝負なのだ。

Nokiaはもう駄目?

 日本に主力製品が殆ど入っていないので関係ないのかも知れないが、Nokiaがもう終りにすると言っているSymbianベースのスマートフォンを2機種発表した。速度だけの話ではない(電話として使い物にならない使用時間の端末もあるので)のはわかるが、どう考えてもAndroidの現行製品やiPhoneから見れば明らかに低速なCPU(半分の速度なのでは話にならない)を採用。どう考えてもiPhoneやAndroidの倍の速度で動く事はないだろう。Appleのようなエコシステムもない状態で無くなってしまうOSを使った新スマートフォンを出したNokia。アナウンスしている機能が全て可能になれば(すでにいくつかは先送りになっている)それなりに化けそうな「Windows Phone」ベースのスマートフォンが完成していないのだから仕方ないと言うのかも知れないが、落ち続けるシェアに対する歯止め効果は全くないだろう。

結論:Appleに電話なんか分からないのだから作れないと言っていたNokiaには、スマートフォンの意味が分からなかっただけの話である。スマートフォンは携帯の進化ではなくPCの進化のひとつの形。電話屋に理解出来るはずはなかったのだ(OS屋にさえ理解出来なかったのだから)。

火曜日, 4月 12, 2011

XOOMの販売台数が10万台に

 CESで大々的に発表され2月末から発売開始されたMotorolaの「XOOM」の販売台数が10万台に乗ったのではないかとドイツ銀行の調査レポートで発表された。約1ヶ月で10万台売れたのを大ヒットと捉えるのかは基準の置き方によるだろうが、最初の週末だけでその5倍も売れた(最低の予測で)と言われている「iPad 2」とは比較するのさえ気の毒な状態なのは間違いない。スペックや操作感などの項目の評価で「iPad 2」の次に付けている(直ぐ下がiPad)XOOMでこの差なのだから他の端末(販売台数ではなく出荷台数が100万台を超えたGALAXY Tabも含む)が苦戦なのは仕方がないだろう。

結論:格が違い過ぎるのだ。2015年にはAndroidタブレットが、iPadと互角に近くなるとの予測もあるが、今年の結果を見てからの方が良いのではないだろうか。機種の数は間違いなくAndroidタブレットの勝ちだろうが販売数は雲泥の差だろう。

XOOMの販売台数が10万台に

 CESで大々的に発表され2月末から発売開始されたMotorolaの「XOOM」の販売台数が10万台に乗ったのではないかとドイツ銀行の調査レポートで発表された。約1ヶ月で10万台売れたのを大ヒットと捉えるのかは基準の置き方によるだろうが、最初の週末だけでその5倍も売れた(最低の予測で)と言われている「iPad 2」とは比較するのさえ気の毒な状態なのは間違いない。スペックや操作感などの項目の評価で「iPad 2」の次に付けている(直ぐ下がiPad)XOOMでこの差なのだから他の端末(販売台数ではなく出荷台数が100万台を超えたGALAXY Tabも含む)が苦戦なのは仕方がないだろう。

結論:格が違い過ぎるのだ。2015年にはAndroidタブレットが、iPadと互角に近くなるとの予測もあるが、今年の結果を見てからの方が良いのではないだろうか。機種の数は間違いなくAndroidタブレットの勝ちだろうが販売数は雲泥の差だろう。

木曜日, 4月 07, 2011

「iOS vs Android」

 「iOS」が「Android」に勝っている点は数多くある。ユーザビリティ(デバイスの操作だけではなくアプリケーションの購入方法も)とアプリケーションの多様さは誰でもわかる事だが、そう出来る理由はAppleによってアプリケーションの開発から配布までが厳格に管理されているから。Androidには自由があるなんて言うが、私からすれば自由しかないのがAndroidなのである。

結論:「iOS vs Android」は「質 vs 量」の戦い。アプリに関しては、iOSは質だけではなく量でも圧倒しているのだ。

「平成の開国」の大嘘

 どうせ支持率が回復する事などないのだから好き勝手な事をしてしまえと開き直ったカイワレ直人。東日本大震災騒ぎで流石に「平成の開国」の話が出てこなくなったが、未だに「平成の開国」を錦の御旗に国を売り払うために首相の座に居座る魂胆なのだろう。さて、その「平成の開国」を必要性を訴える為に政府が付いている大嘘はいくつもあるがいくつか解説してみたい。
 
大嘘
その1:韓国はFTAで関税を撤廃したので景気が良い。まず、景気は全然良くない。失業者の数は日本以上に多く大学を卒業しても就職出来ない状態なので結論そのものが間違っている(それなりに調子が良いのはAppleで潤っているSamsungだけ)。更に、関税を撤廃したので貿易が伸びていると言う理由も嘘で、単にウォンが安いから輸出が伸びていると言うのが正しい認識。韓国への部品供給国である日本との対日貿易は完全な大赤字でありTPPなどなくても(韓国とTPPなど結ぶ予定もない)貿易で儲かっている。
その2:貿易が拡大すると経済が成長する。韓国のように内需が弱く経済の半分を輸出に頼っているような国では貿易の拡大は死活問題だが、日本のようにGDPに占める輸出の割合が低い国(僅か17%)の経済成長に必要なのは内需の拡大であって貿易の拡大ではない。輸出の拡大が経済成長と考えているのは輸出で持っている経団連の大企業であって、実際に彼らが考えているのは経済成長ではなく自社の利益の拡大に過ぎない。日本のように内需型の経済で動いている国では、経済成長の結果が貿易の拡大と考えるのがまともな神経を持っている人の結論なのだ。
その3:日本は鎖国状態。TPPで関税撤廃を謳っているが、現在の日本の関税は撤廃しなければいけないほど高くはない(平均で3%台)。高いと信じさせるために蒟蒻芋などを持ち出すがあれは例外であって、関税が邪魔をして輸入が伸びないのではなく日本の景気が回復しないので購買力がないだけの話しなのだ。実際にアメリカは日本とTPPを結ぼうなどとは考えていず(僅か数パーセントがなくなっても大した違いがないから)、どちらかといえば民主党が勝手に媚を売っていると考えるのが普通。もしもアメリカがTPPで圧力を掛けてくるとすれば関税撤廃が目的ではなく、関税が無くなったのに貿易が増えなかった場合に日本国内に非関税障壁があると糾弾して、アメリカに都合の悪い日本の規制を撤廃させるのが真の狙いなのだ。

結論:「平成の開国」とは「平成の再統治」。カイワレはそんなに進駐軍からチョコレートを貰いたいのだろうか。見た目もしょぼいが、根性はそれ以下なのだ(奴隷根性)。

iPad 2が、Consumer Reportの性能テストで最高評価

 非営利の消費者だb大河発行するConsumer Reportの4月5日号で、タブレット端末10機種を大将とした性能テスト結果を発表した。結果は、「iPad 2」がトップ(当然の結果)で、2位がXoom、そして僅差の3位がiPad(XOOMとは違い1年前のモデルだ)だった。Androidと一口に言ってもXOOMのようにHoneycombもあれば1.6まである始末(Windows 7もあるが)。結局Honeycombでデュアルコアを搭載したXOOMだけが唯一iPadよりも優れていると言う結果に。「iPad 2」が1位になった理由は品質と価格(もっと安い端末は他にあるのに)で他社の製品を圧倒したようである。

結論:「iPad 2」の販売が延期になりiPadの在庫が市場から無くなってしまった日本では、タブレット市場がボロボロ状態。タブレット全体が売れていたのではなくiPadが売れていただけだというのが証明されたのだ。国内メーカーは、まだHoneycombのタブレットを出してないのだから仕方がないと言いたいかも知れないが単なる言い訳に過ぎないのだ。

東電が窒素を充填する訳

 福島第一原発1号炉に水素爆発を起こさせないために窒素を充填すると発表された。1号炉から3号炉へと順次充填が行われる予定だが、ここで懸念されているのは12日に1号炉で起こった水素爆発ではなく3号炉で起こった水素爆発の拡大版である純粋水素爆発(原爆を不要とする水爆)ではないかと言うのだ。そんなもの世の中に存在するとは普通は知らない筈なので窒素充填を示唆したのは米軍(純水素爆を開発したと噂される)だろうと考えるのが私の推論。純粋水爆などというものが実在しないとしても格納庫の中で水素が爆発して破壊されればその被害はチェルノブイリの比較ではないのは間違いないだろう。

結論:窒素充填で水素爆発を回避とは言っているが、そうなった場合にどうなるかのアナウンスはされていない。本当に必要なのは被害がどうなるかだと思うのだが。1号炉や3号炉の爆発くらいだと思い込んでいたら被害を広げる結果になってしまうのだ。

何でカイワレが首相を続けるんだ

 統治能力のないカイワレは臆面もなく首相を続けている。例え一秒でも長くその椅子に座り続けられればと大連立さえ持ち出す始末だ。辞めろコールに対して、現執行部は1年も経っていないのに政権を投げ出していたのでは責任ある態度ではないなどと非論理的な理屈をさも正しいことのように宣うが、統治能力の無い人間を国家のトップに据え続ける方が余程無責任な行動なのである。カイワレが政権を持っていなければならない理由は、少なくとも国民レベルではどこにもないのは事実。揚げ句の果てには実際にはそれどころでなかったのに現地視察などして原子炉の復旧作業を止めて被害を拡大させた張本人とさえ言われているのだから、江戸時代だったら腹を切っているところだろう。

結論:要は民主党に投票した奴が悪いのだ。投票する資格のないものでも投票できる普通選挙制度は即刻やめるべきである。

月曜日, 4月 04, 2011

Androidのバージョン乱立問題にGoogleが動いた

 Appleは「閉鎖的だ」、「プロプライエタリだ」とフリーでオープンなAndroidが正義だと唱え続けていたGoogleが正式に制御不能のAndroidのバージョン乱立に手を入れるようである。バージョン3.0(Honeycomb)からは好きにはさせないと予てから言い始めていたのだが、今後はタブレット用だけではなくスマートフォン用のAndroid(2.4から?)でもコントロールを強めていくのだろう。そもそもどこにもライセンスしていないiOSを閉鎖的だと批判する事自体がおかしな話なのだが、ライセンスフリーな上に、メーカー自身で自由に改変可能が売りだったので一気に広まったという経緯があったため、言う事を聞けと言い出せなかったのも致し方ない話だった。その結果が、iOS支持者が主張していた通りのバージョン乱立。結局、今後は言う事を聞かないところにはライセンスしないと言う話になった訳である。

結論:言う事を素直に受け入れたら差別化も不可能というジレンマは解決出来ない。Google以外は不幸になる(間違いなくAndroidフォンユーザは今までよりは幸せになります)と予測した通りの結末になりそうな雲行き。原発と一緒で予想通りの展開なのである。

「ドコモminiUIM」で使える「SIMフリー iPhone 4」

 日経新聞の記事にさえなったSIMフリー版「iPhone 4」のドコモでの利用。通話も含めての契約だと優に1万を越える金額なので貧乏人には敷居の高い話だが、香港などで手に入れたiPhoneを通信インフラの整っているドコモで使う事が出来るのは大きな魅力だろう。データ通信だけで契約すればmoperaで利用可能である。

結論:早く正式にiPhoneを扱ったら飛ぶように売れるし、流石のauもCDMA版を出すと思うのだが。

iPad用「Spaces」の特許を出願

 β版登場時から使っているiOSの「Spaces」機能。4本指の横スライドでアプリの切り換え、上スライドで実行中アプリの表示、5本指でのピンチインでアプリの終了が可能なので非常に便利であるが、通常に使っていたのでは使えない隠し機能なのが残念である。Xcodeをインストールしていれば(取りあえず最新版が安心)端末を「Use for development」に設定し直す事で設定の画面から利用を可能にする事が出きる。今までは、オンライン登録以上の開発者登録が必要だったが、XcodeをApp Storeで購入すれば利用可能となった。僅か、600円でXcodeが手に入るなど普通ではあり得ない贅沢な話なのだ(オンライン登録は無料だが)。

結論:数十万円払っても価値のあるXcodeが600円。NeXT STEPからのユーザには信じられない話しなのである。

MetaMoJiが「mazec Web Client」を発表

 変換効率は別にしてインターフェイスをもっと練って欲しいと思っていた「7notes」バージョン2.0が4月7日に登場する。懸案であった後から変換がサポートされ、取りあえず手書で登録しておいて後からテキストで保存可能になったのと、コピペ無しでダイレクトにメールで送れるようになったのは大きな進化だと言えるだろう。実は、MetaMoJiの早瀬さんと手書認識のAPIを提供してもらえないかと話していたものが「mazec Web Client」と言う形で6月に法人向けに提供されると発表された。Safariのエンジンを使う形で実現されるのであれば、業務システムをWebアプリケーションの形で組み上げればフロントエンジンとして利用可能になる。iOS向けのIME提供が許されていない現在、どうしてもmazecを使おうとなればAPIをライセンスして自社のアプリに組み込む形しか取りようがないと考えていたが、Safariで使えるのであれば一々アプリの中に組み込む必要がなくなり大助かりである。

結論:iOSに関わらず業務アプリはHTML5を使ってWebアプリとして用意するのが一番なのだ。

Androidがリード拡大の米スマートフォン市場

 2010年12月〜2011年2月のスマートフォンのOSシェアの平均値が発表された。9〜11月期で初めて首位となったGoogleのAndroidがさらにリードを広げる形になったがApple一社だけのiOSも全体の4分の1を占めRIMと併せて三社で9割近くを占める形となった。携帯電話全体で各メーカーがどれ位のシェアを占めているかではSamsungやLGが相変わらず大きなシェアを占めているが伸び率が高いのはAppleとなった。スマートフォン以外を持つメーカーはスマートフォンが伸びた分通常の携帯が減っているのでトータルでプラスになっていたのはSamsungだけだったのは、スマートフォンに対する姿勢の表れと言えるだろう。

結論:これは、飽く迄全米での話だが、全世界で見るとNokiaが一番の被害を被っているのは間違いないだろう。Microsoftに縋ったのも無理も無い話しなのだ。

木曜日, 3月 31, 2011

「最後発のWindows PhoneがiPhoneを抜き去る」

 2011年は間違いなくAndroid OSがスマートフォンの世界のメインストリーム(あくまで台数だが)になることは、Apple盲信の私でも十分に理解している(イワシとシシャモのどっちが多いかと言うような話だ)。そして、その市場にやっとMicrosoftが登場する。KINなどと言う何を考えれば出てくるのだと言うクズ製品を出してしまったためにどうなることかと思っていたがNokiaが乗ってきた事により十分にメインストリームに打って出る事が可能になった(じっと続くかは定かではないが)。シェアの事を言えば多勢に無勢。Appleがどんなに頑張ろうが台数ベースでAndroidやWindows Phoneを圧倒するのは無理な話(例えiPhone 5が年間1億台になろうとも)である。よっぽど始末に負えないOSにならなければ複数のメーカーにライセンスされるのだからAppleに勝てなければ逆におかしな話なのである。ただ、Windows PhoneがiPhoneを抜くと予想されるのが2015年という遠い未来の話。その頃にはAppleの主戦場はスマートフォンではないと思うのだが。

結論:Xboxさえ売れない日本。世界でどんなに売れようが日本で飛ぶように売れる日はやって来ないと思うのだ。

Amazonのロッカーサービス

 Appleに先駆けてサービス開始を謳ったAmazonのロッカーサービスはレーベルとのライセンス契約を結んでいない事が明らかになった。こう言う事は秘密裏に進める必要があるのに、それなしにユーザを人質にするような方法で打って出たのではライセンスの話そのものが飛んでしまうのではないだろうか。正式なアナウンスはまだだが、AppleのMobileMeのロッカーサービスは既にライセンスの話が進んでおり噂ではワーナーは4月からの提供開始に合意したと言われる(恐らく他のレーベルも最終段階だ)。年額20ドルとされるMobileMeのロッカーサービス代金はAppleの儲けではなく合意したレーベルへのライセンス料に充てられるのだろう。

結論:権利関係をきれいにした上でサービスを開始するAppleに対し、他はそれをクリアにせず(Appleが先に独占契約を結んでいるのかもしれないが)に見切り発車といういつもの構図。いざサービスを開始してから撤退なんてことになって迷惑を被るのは最終ユーザだと判っていたらこんな無茶な事は出来ないのだ。

水曜日, 3月 30, 2011

GarageBandはiPadのキラーアプリ

 楽しみにしていた「iPad 2」(もう1,000台発注予定だったのに)が発売延期になってしまいめっきりAppleネタが少なくなってしまった(震災の影響もありそちらの情報を漁ってたのも影響)。進めなければいけないプロジェクトも全然先が見えない体たらくでいつ会社を追い出されるかと気が気でない毎日だが、そんな切羽詰まってる筈の本日iPadに漸くGarageBandをインストールした。Mac用のGarageBandを初代から使い続けている(そんなに使っていないがKeynoteベースのデモムービーのBGMに使用)が、正直なところMac用はあくまで音楽を作るツールに過ぎず、これがiPad用になったとしてもKeynoteやPages、Numbersと同様に簡易版なのだろうと、正直たかを括って手を出していなかったのだ。さて、そんな経緯で手に入れた600円のGarageBandはMac版とは全く別な代物だった。Macと同様に単純にループを継ぎはぎして(ちゃんと打ち込みができる人は別)曲を作るだけだと考えていたが、デジタル楽器の側面も合わせ持ちギターなど単体のアプリにお金を注ぎ込んでいたとしたら…残念ながらミュージシャンではないので言葉では上手く説明出来ない。

結論:これが600円なんてあり得ないのだ。

WWDCは6月6日開幕

 今年のWWDCは6月6日開催と正式に発表された。セミナーのチケットは考える間もなくソールドアウト(10時間で完売)になってしまったようだ。例年ならiPhoneなどのハードウェアも同時に発表されるWWDCだが、今のところそのような発表はないのではと噂されている。「iPhone 5」の製造がまだ始まっていないから6月6日に発表はないということなのだが、CDMA版の登場からすれば、例年通りのスケジュールはいくら何でも早過ぎると考えていたので順当だろう。残るは、まだSandybridgeになっていないiMacのリリースだが、これはLionの発表とは関係なく発表しても特に問題はない。
 
 今回のWWDCは、まさに次期OSオンリーになりそうだが、「iOS 5」とLionだけでも通常の二倍のボリューム。”Back to Mac"で朧げながらも方向性の見えているOSXがiOSを含んだOSとなるのかiOSがOSXになっていくのかが見えてくるだろう。ハイブリットになるのかデュアルブートになるのかさてどちらなのだろう。

結論:Appleの進化が止まる事はなさそうである(Androidのように暴走はしない)。

清水は更迭?

 本当に病気かどうかは別にして清水では乗りきれないと判断した東電は本当のドンである「カミソリ勝俣」会長が陣頭指揮に乗り出したようだ。今後どのような采配を振るうのかが見えてはいないが、東電を延命させるために様々な施策を仕掛けてくるのではないかと専らの噂である。

結論:勝俣のミッションは東電の国有化阻止。ここで東京ガスに頑張って欲しいところなのだが、東京ガスの総発電量はまだ200万キロワットちょっと東電を脅かすまでには至っていない。家庭での自家発電と併せて進めないものだろうか。

これからは音楽はクラウドだ?

 MobileMeの新しいクラウドサービスとしてロッカーが提供されるのではと噂されているが、同様のサービスがAmazonで始まった。クラウドで音楽をと言う流れは当然として、それが今までのサブスクリプション型の聴き放題型なのか、AppleやAmazonのコンテンツ預かり型なのかで大きく性質が変わってくる。Appleのサービスは有料のようだが、その代わりにiTunesに入っているコンテンツのバックアップの色合いとストレージを持たないデバイスでのオンラインストリーミング再生(これは、Amazonも同様)。恐らく、聴き放題型もユーザのコレクションを預かる形になるだろう。

結論:速度が二倍になったiPadの容量が据置だったのはクラウドが前提になるから。じゃあ、何故Apple TVのようにストレージレスにしないのかと言われればアプリはストリーミングで実行とはいかないからなのだ。

暴論なので読むな

 blogを見て頂いている方はご存知のように私は以前から放射性廃棄物を処理出来ない原発は廃止すべきと考えている。そんな私がこんなことを書くのはおかしいが、いつもの主張とは全く違う一つの考え方を書いてみたい。既に明らかになっているように福島第一原発周辺は恐らく半永久的に通常の生活は不可能な地域になってしった。その地域に生活していた方々には申訳ないが戻って昔通りの生活を再開するのは無理である。
 
 政府がしなくてはいけない事は直ちに代替えの居住地を国の責任で確保し(どうしても国内で無理ならばロシア領でもどこでも良い)、そこで新たな生活を始めてもらうために仮設住宅を作るような一時的措置ではなく第二の福島を作り、また故郷で再出発をと言う考えを捨ててもらう施策だ。
 
 東電が不安を煽る電力不足も節電に努めれば恐らく現状の発電能力でも電力供給は可能だと思いう(勿論オール電化などは止めて頂く)が、直ぐに原発に変わる発電所を増やせるとも思えないのも事実だ。そこで、ここから皆さんに批判される極論を書くことにする。これ以上読みたくない人は読むのを止めて欲しい。
 
 その考えとは、代替え発電施設が用意されるまでの間、福島第一原発、第二原発の周囲40キロ圏内は発電所関係者以外は永久立入り禁止区域とした上での福島第二原発のフル稼働すだ。勿論、代替え発電所が完成するまでの期限付きだが、同時に核の最終廃棄施設もその地域内に建設する。もしもの事が掟も既に住民は一人もいないのだから十分な余裕を持って対処が可能となる。
 
 六ケ所村に一時保管されている核廃棄物も全て福島に持ってくれば良い。今回のような津波が来ても大丈夫な安全策を講じるのは当然だが、同時に全体をベルリンの壁のように隔離する必要もあるだろう。第二原発を稼働しなくても電力が賄えるのであれば、第二原発を再稼働する必要は当然なくなるが、福島原発周辺地域を二度と人が居住しない場所と考えて青写真を作ると全然違う発想が可能なのではと敢えて問題提起してみた。皆さんがどう考えられるかはわからないし、震災で自身や家族に被害を受けられた方にしてみれば暴論だろうがあえて書かせて貰った。

結論:マスメディアは原発に絡んで東電や政府批判に明け暮れている(私もそうだ)が、原発事故被災地の将来に対しては何も考えていない(農産物の政府買い上げでは根本的な解決にはならない)。こう言う時こそ、後ろを向かずに将来像を描く必要があるのではないだろうか。第1号炉が水素爆発を起こした時に真っ先に頭に浮かんだのはロシア領内に租借地を確保するというアイデアだった。もう原発周辺には住めないだろうと思ったからだ。