金曜日, 12月 28, 2012

衆院選を振り返る

選挙前に石原新党の目的は民主党潰しではなく(民主は単なる自滅だ)小沢潰しだと書こうと思っていたら、いきなり維新と一緒になってしまい棚上げにしていたのだが、対する小沢はどう考えてもダメだろうの赤いオバサンと組んでしまい小沢グループが消滅する結果になってしまった。小沢が真っ黒かどうかはこの際置いておいて、野田の解散総選挙は当初の目論み通り小沢潰しを成功させた。民主がぼろ負けだったのだから大失敗だったと考える向きもあるだろうが、今回は小沢潰しの選挙だったのだから大成功と言えるだろう。選挙結果が散々だったお陰で選挙用に急ごしらえされた政党はどこも分裂。過半数取れると思い上がっていた維新も内紛を起こし次の選挙まで持たない雲行きで万万歳である。

結論:直ぐにぶち切れる本性を現したハシシタ市長に首班指名の目はなくなったのだ。

2012年を振り返る

個人的に2011年一番の目玉はKDDIがiPhone 4Sを販売開始したことであったが、2012年を振替えるとKDDIもiPadを扱うことになったこととminiの販売開始が大きな出来事だが(当然の成り行きではある)、半年足らずでiPadのモデルチェンジを仕掛けてきた事も大きな変化だった(その為に旧モデルをかき集める騒ぎになった)。これでApple製品を扱わない大手キャリアはdocomoだけとなってしまい「ドコモダケ」がダメダメの代名詞になってしまったのも2012年だった。さて、そんな2012年をもう少しだけ細かく見ていこう。

タブレット
台風の中心は相変わらずAppleであったが、少なくとも出荷台数(デッドストックの山とも言う)ではAndroidがシェアを拡大したのが2012年。GoogleがNexusでタブレットを打ち出し電子書籍リーダー以外のタブレットが低価格で続々登場しAppleもminiを出さざるを得なかったと言う的を外れた記事も見受けられた。そんな中、Microsoftも自社製ハードを製造し発売すると路線を変更。他社のタブレットはモバイルOSを載せる中、MicrosoftはデスクトップOSの縮小版をタブレット用に用意した。ARMチップ用のRTは理解出来るがキメラとしか言えないWindows 8はどうなのだろう。純粋なタブレットではないとカテゴライズするのだろうが、如何せん価格が高過ぎるのである。
スマートフォン
中々、販売数量の増えないWindows Phoneは、Windows Phone 8で巻き返しを図ろうとした訳だが必要とされるハードウェアスペックが上がってしまった為にWindows Phone7.5端末はたった一年でWindows Phoneのメジャーアップデートから取り残される形になってしまった(最低3年間はアップデートが保証されているAppleとは大きな違いだ)。一頃の勢いが無くなったと書かれていたAppleはiPhone 5の登場で再びブースターに火が点きアメリカ国内に限れば出荷数量でAndroidを再び抜き去ることになった(販売数は恐らくずっとAppleの方が多かったのでは?)。
PC
「タブレットに在らずば」の被害をまともに受けたのがWindows PC群。PCなど作っても利益にならないのは、最初から分かっていたことだったがそれが確実になったのが2012年だった。タブレットにおされる中、待ちわびていたWindows 8が登場したが、タブレットでもないのにタッチパネルなどを付けざるを得ない状況でどうやって利益をあげるのかが他人事ながら気になった。そんな中創業以来最高の販売実績を積み上げたのがApple。Mac Proを除く全てのMacが刷新されたことも手伝ってタブレットとの共食いも発生せずに利益を積み上げることに貢献したのだ。
OS
フラグメンテーションが未だに消えない(ドンドン酷くなる)Android(Microsoftも?)を他所にAppleは着実にアップデートを重ねているが、ダメダメマップのリリースで陰りが見え始めたとも書かれた。iOSは劇的な進化ではなく安定期に入ったとも言えるが、その為には批判されることのないマップのリリースは必須だろう。
電子書籍
毎年、「電子書籍元年」と言われ続けてしぼむ中、遂に本命のKindleが日本に登場。同時にストアもスタートし、端末の価格競争も激化。無風状態(皆で失敗してるのだから怖くない)だった市場にハードウェアの価格競争が発生し電子書籍リーダーを作っても意味がないと気付かせたのは大きなせいかだったのではないだろうか。

結論:結局、2012年も全然儲からないその他大勢とAppleと言う図式のままだったのである。

火曜日, 12月 04, 2012

最低賃金法の廃止?

日本に戻りたいから、安く使えるようにして欲しい。そんな大企業の声への呼応にしか思えない最低賃金法の廃止。労働者が同時に消費者であるという観念がどこにもないから出てくる愚行。人件費の安さに目が眩んで出ていった中国は既に賃金の上昇と暴動と言う形の過激なストライキが当たり前となり東アジアでも一番リスキーな国になってしまった。目先の利く企業は既にカンボジアやミャンマーなどにシフトしているが、それだって社会的な問題を多く抱えた国なのでいつ中国と同じ状況になるかは知れたものではない。

そんな中、有望になってきたのがどんなに酷い仕打ちをされても暴動のボの字もない日本。20年も続くデフレで買い手市場になっている中、人件費の値下げも抵抗無く実施出来る上に未だにまともに使える労働者を確保出来るのだからこんなにおいしい話はない。その上での最低賃金法の廃止。現在でも生活保護よりも低い賃金を更に引き下げられるようにしようと言うのだから、新自由主義者がただの守銭奴の集まりである事を露にして清々しいばかりである。

結論:最低賃金法の廃止の前にすべきは、雇用減税(雇用を増やしたら法人税率を引き下げる)の施行、輸入戻し税の廃止、内部留保への課税(設備投資に回さない資金には課税)、金融投資への課税(不労所得は重税で良い)、真水の公共投資(予算の4割以上は人件費に回す)、生活保護の現物支給への変更などだと思うのだが…これじゃナチスだと思われた方は国家社会主義者かも知れない。

月曜日, 12月 03, 2012

個性、自分らしさが不幸の根源

 戦後日本があっという間に復興をとげる事が出来たのは戦前の教育の賜物(朝鮮戦争特需あったが)。どこを切っても同じ顔が表れる金太郎飴と言われようが、国民を標準化したからこそ農業国から工業国へと一気に突き進む事が出来たのである。詰め込みであろうが最低レベルが他の国よりも高かった事と、同じ集団である事を良しとする国民性が経済発展の礎となったことは間違いないのだ。
 
 そんな日本を駄目にするために持ち出されたのがアメリカかぶれ(ポチとも言う)と似非左翼(日教組とか言うらしい)の個性を重視した教育。あんまり国民の最低レベルが上がってしまったら困ると言う思惑をゆとりと自分らしさ、個性と言うパッケージにくるんで私権の極大化(要は公を悪とした自分勝手の奨励)を図った(謀ったの方が正しい)わけだが、その効果がハッキリしてきたのは親の世代が戦後教育を受けた者たちになってきたからだ。
 
 自分の身は自分で守らなければ行けなかった弱肉強食の世界がどれ位荒んだものかは西欧諸国を見れば分かるのだが、良い部分だけではなく悪い部分まで模倣した日本は本来の強さを発揮出来ずに…その上日本を代表する大企業のトップはアメリカ的な経営を徹底しているのだから日本が浮かび上がる事など…

結論:個性や自分らしさ、自由の行き着く先は人を不幸にするのだ。

水曜日, 11月 28, 2012

シェアが意味を持たない世界もある

スマホの世界はAndroidの方がシェアが多いのでAppleの時代は終わったと思い違いをしている人もいるようだが、同様にタブレットもこれからはAndroidがiPadを追い抜くなどとマスメディアは提灯を掲げている。そうなって国内の青息吐息のメーカーが生きを引き返すような事があるのならば、それも良い事なのだが、そこで名前が上がってくるのは、どうやら世界一の家電メーカーであるらしいSamsungやGoogle御謹製(EMSだが)のNexusやMicrosoftのSurfaceなど外国勢ばかり。電子書籍で完全に影も形もない(作っていても使われていないのだから無いに等しい)状態にある日本製のAndroidタブレットの惨状は記事にさえならない有り様だ。

私の予想通り皆で渡れば怖くないと後先も良く考えずに(自分がNo.1になれると皆考えた)参入したAndroidは、結局一網打尽となった訳だが、それでも懲りずにスマホではダメだったがタブレットで起死回生だと考えているようなので馬鹿に付ける薬は無いとは良く言ったものだと感じる日々である。PCで同じ失敗をしているのに他社のOSをライセンスして組込むと言う轍を踏んだ日本メーカー。超大手のデータ会社も国内のAndroid勢と組んで決済システムを作っていたようなのだが、予想通りにあっという間にiOSのフルサポートへと舵を切って来た。セキュリティの観念がそもそも希薄なAndroidで決済などあり得ないのに旧電々系のIT企業とてを組めばどうにかなると考えていたのだろうが、残念ながらニーズのある企業の方は、まともに使えるアプリもない(全て自製だとどれだけ費用が嵩む事か)上に、セキュリティに穴があり、その上ユーザビリティがいまいちなのだから、どこからも引きが無かったのは明らかなのだ。そこで、後回しでよいと考えていたiOSでの決済が…

結論:最近のシェアは勝った後に後悔する人の数を表しているようだ。iPhoneユーザは次もiPhoneと考える人が大半(中には90%以上と言う調査結果もある)。米国政府機関がiOSデバイス導入に変更しているようにシェアではなくセキュリティの担保があってのモバイルデバイスなのである。

水曜日, 11月 14, 2012

本当にモデルチェンジをするのか?

未だにcellularモデルも正式に発売開始されていないのに、台湾ではiPhone 5Sがテスト製造段階に入っているとの噂が出ているApple。ご丁寧にもiPadやminiさえ3月にはモデルチェンジだと言うのだ。一つだけ考えられるのはSamsung外しのためのモデルチェンジである。そんな理由でモデルのバージョンアップがなされるとは考えられないのだが、全くない話しとも言えないだろう。Samsung製の32nmプロセスのA6からTSMCの28nmプロセスのA6へのモデルチェンジ。現行モデル用のA6もチップ設計はAppleオリジナルで製造をSamsungに請け負わせているだけ。ここでA6をバンプアップしたりA7搭載の次期iPhoneを出してくる必要が本当に有るのだろうか。同様にA5X搭載のminiやA7のiPadも時期尚早な気がする。

結論:来月からテスト製造を開始すると噂されているiPhoneやiPadは、CPUやディスプレイ(IGZOを追加)の製造元を切り換えるマイナー修正版と考える方が妥当性が高い気がする。勿論、ニューモデルが出てくる可能性がゼロではないが、そこまでしなくても十分にSamsungに対抗可能なのだ(シェアを伸ばすのではなく十分な利益が出せると言う意味)

タブレットの棲み分け

スタートメニューをなくしたせいで辞めさせられたのではないのだろうが、Appleのフォーストルを追うようにMicrosoftのソノフスキーも出る事になってしまった。無理矢理Windows PhoneのUIをWindowsに統合しようとした戦略の間違いは置いておくとしてもタブレットとPCを同じジャンルに括ろうと言うのは大きな間違い。ファイルの互換性以外で大して共通項の多くないタブレットとPCはやはりきっちりとわけるべきなのである。と、前振り以上に長い間更新をしていなかったのは、ネタが無かった訳ではなく単純に怠けていただけなのだ。

と言う訳で今回はMicrosoftも漸く加わってきたタブレットの棲み分けについて書いてみようと思う。

Windows RTタブレット:どうやらMicrosoftの期待通りには売れていないらしいSurfaceを代表とするWindows RT搭載のタブレットが売れない理由は対応するアプリケーションの圧倒的な少なさ。日本マイクロソフトのエバンジェリストの人もアプリが殆どない今がアプリを作るチャンスですと開発社に呼びかけるくらいなので直ぐに売れないのは仕方がないだろう。そうは言っても痩せても枯れてもビジネスを牛耳ってきたMicrosoft。Officeがあればどうにかなってしまうだろうと。その上ADとの連携など社内で使うには最強のタブレットなのではないだろうか。勿論個人が使って楽しいかはあずかり知らぬが。【用途】ビジネス全般
Androidタブレット:Androidタブレットのシェアを大きく見せるためにKindleなどの特定用途専用機をカウントするのも今更なのだが、いつになってもAndroidタブレット用のアプリが大して出てこないのは「ニワトリが先か卵が先か」以前に、Androidフォン用のアプリ市場が全然商売にはならないと言う現実の方が大きいのは間違いない。タブレットだけではなくスマホもそこそこ以上に商売になっているのは一社と言う状況は今後も変わらず(Samsungが死ねば他のどこかが独占と言う意味、ずっとSamsungが勝ち続ける保証はどこにもない)。タダに目が眩んで我も我もと雪崩を打って参入した日本メーカーの惨状はご存知の通りだ。さて、そんな状況のAndroidに真剣に取り組むのであれば脇が甘いOSを汎用として使うなど狂気の沙汰。Amazonの用にカスタマイズしてAndroidの存在を見えないようにした上で利用するのが得策なのは間違いない。フューチャーフォンの組込みOSとして失敗したJavaよりは色々な事が出来そうなAndroidなのだから汎用ではなく組込みOSとして使う端末を出すべきだろう。決して皆が同じ土俵で戦うような事はするべきではないのだ。特定用途以外でもう一つのAndroidタブレットの生きる道は開発者などの特定のユーザ用。自分専用の用途で動かす特定デバイスと考えればiOSではあり得ないアドバンテージを持っているのは確かだ。【用途】電子書籍リーダーのような特定用途専用機を作るのがベスト。但し、既にKindleがあるのだから電子書籍リーダーを出すのは無意味。誰も出していないデバイスを作りましょう。
iOSタブレット:既存のPCに置き換わるNext PC。個人ユースからビジネスユースまでをカバー可能。専用のアプリも既に数多く存在するし、周辺装置の対応もMacのように徒花扱いではない。国内のサービスでさえiPadに対応しない事が死を意味すると理解されているようで、半年前までAndroidしか対応していなかった(国内メーカーとの連携で?)ソリューションも今はAndroidの開発を送らせてもiPad対応を急ぐ状況になっている。【用途】どんなものにでもOK
Windows 8タブレット:Windowsタブレットと括ってしまうと焦点がぼけてしまうので敢えて別立てにするが、あってはならないタブレットがWindows 8タブレット。フル8とRTでは同じアプリ(バイナリレベルで)が動かないにも関わらず一緒のOS(モードは違う)の中で使わせようと言うのがそもそもの間違い。ユーザが好きな方を選べると言うが、使い方によってUIが自動的に選択される(キーボード無しはRTモード、キーボードがあったらフル8)のでなければ混乱を招くだけなのだ。【用途】ヌエのような存在なので際物以外のなにものでもない。

結論:私が書くのだから当然の結果なのだが、誰にでも勧められるタブレットはiPad。今は大きいのも小さいのもあるので目的に応じて使い分けるのである。1年1モデルのパターンを崩したのだけは頂けない。

月曜日, 10月 22, 2012

23日のスペシャルイベント

一昔前とは違いリークと思える情報がボロボロと出てきてしまい次はどうなるかの予想のしがいもない今日この頃だが噂の「iPad mini(果たして名前はどうなる」や「Mac mini」、「MacBook Pro Retina 13」、そして「iPad 4」(LTEとLightning対応のマイナーバージョンアップ)と本当であれば随分と豪勢な発表会になりそうだ。

間違いなく出てくるであろう小さなiPadの気になる仕様は
その1:7.85インチ、アスペクト比4:3(1023:768)。一部アスペクト比が変わるとの噂もあるが恐らく変えてこない
その2:サイドのベゼルはより細くなり筐体は縦長になる
その3:500万画素のアウトカメラにHD対応のインカメラ
その4:価格は329ドルから(日本円で24,800円?)
その5:Wi-Fi、3G、LTEのバリエーション(本当に3G専用が必要なのだろうか?)
その6:メモリサイズは8Gからとあるが16G以下のメモリを使ってもコストはそう下がらないのでは?

「Mac mini」や13インチのRetinaが出てくれば、また売上に貢献するだろうけど「iPad 4」は、まだ時期尚早のような気がしてならない。4Gで売るつもりだったのに対応していない国ばかりでcellularと呼び名を代えざるを得なかったの で捲土重来というのはあるかも知れないが…

結論:この時期に小さなiPadが出てくるだけで大きな意味を持つので、他に何も発表が無かったとしてもガッカリしてはいけない。iBooks 3.0も発表されるようなので教科書絡みでまた何か大きな動きがあるのかも知れない。

火曜日, 10月 02, 2012

今週の週刊ダイヤモンド


今週の週刊ダイヤモンドはApple特集。この企画を立ち上げたのは私のFacebookで友達の記者。私のインタビューが記事になっているわけではないけど実は現状や今後の方向性などの骨格の部分でアドバイスを。7月の後半だったのであれから2ヶ月掛けての取材。中々の力作なのである。

結論:他に自慢できることがないだけだ。

金曜日, 9月 28, 2012

尖閣だけではない

尖閣諸島の国有化の問題が先鋭化する前にフィリピンでの米軍の大規模な軍事演習が行われた。この時も日本では大して大きく扱われなかったが中国とアメリカは南シナ海でにらみ合いを展開していた。そこで火が点かなかったので今度は尖閣で火を起こそうとしているのが今回の尖閣諸島問題だと考えれば、アメリカが何をしようとしているかは明らかだ。日本を餌に使って中国を叩こうと言う算段なのは疑いようの無いところ。尖閣諸島を実力行使で手に入れようとしてくるのを首を長くして待っている状態なのである。

結論:アメリカは中国が十分な軍備(海軍力)を付ける前に叩くつもりなのである。

水曜日, 9月 26, 2012

反日デモの正体?

官製だと言われる中国の反日デモ。格差拡大の不満のはけ口に使われたとの話もあるが、略奪行為が国際社会の評価を下げる事になり、ざまあみやがれと溜飲を下げた人もいるだろう。中国の漁船の領海侵犯に腹を立てるのも構わないが、そもそもの切っ掛けがどこにあったかを考えないと本質を見誤る恐れがある。

反日デモが起こった直接の原因は尖閣諸島の国有化を民主党が決断した事だが、それは東京都が国有化しないのなら購入するとしたからであるが、何の噂話もなかったのがワシントンで突然の発言。そればアミテージ(戦争屋・石油屋)と会見した直後であった。

アミテージはナイと共に十年以上前から尖閣諸島の地下資源利権(サウジ以上の埋蔵量)を狙っているのは有名な話である。その男と会った途端の購入の意思表示。それ以降はトントン拍子でくすぶっていた尖閣問題に火が付き、批判の的だったオスプレイも必要、自主独立が現状不可能な日本が頼る相手は米軍しかないと言う空気をあっと言う間に作り出せたのだから笑が止まらないだろう。

このように遡って見てくると米国依存から抜け出そうとしていた自民党末期に準備されていたものが漸く花開いた形に成ってくる。自主独立のために動き始めた安倍、麻生を叩き、その反動で登場した民主に媚中、親韓路線を取らせて国民の心の底に反韓、反中(どちらの国も日本とは根本的な価値観が違うので好きにはなれない)の芽を植え付けた上で一気にバカな事をさせてひっくり返す。

まさにいまの日本はそのシナリオ通りの行動をしているわけだ。勿論喧嘩の相手がいなければそんな事にはならないが、面白い事に天皇に謝罪要求を突きつけるバカや領海を侵犯する輩が登場する。どう考えてもこれらは単独のアホの行動ではなく一つのシナリオに沿ったものなのと考えれば辻褄が合うと言うものだ。

最初に戻るがそんなことをすれば間違いなく火に油を注ぐ反日デモをさせた中国もアメリカと共同戦線を張っているのか、ただ単に中国人がバカなのかは知らないが、結果的に普天間、オスプレイとアメリカのやる事に逆らって来た世論が逆噴射したのは間違いない。と言う訳で左に舵を切った民主がバ韓国や尖閣諸島で右旋回したのは宗主国であるアメリカ様のありがたさを身に染みさせるためだったと言うわけだ。目的を達成したアメリカは間違いなく尖閣諸島の利権にありつくだろうし(共同開発という看板で)、アメリカが出てきたのでは中国は本気で日本に戦争を仕掛けてくるようなバカな真似はしてこないだろう(米国債を売り払ったりをバカな事と言う)。どちらにしてもバ韓国の大統領や中国民がアメリカの意を受けた者の指示で動いたのでなければ日本と同様、外交能力は無いと言うだけの話なのだ。

結論:誰か一番得をしたかを考えれば良いのだ。尖閣諸島で日中で戦ったらどうなるかを中国がロシアに聞いたらしいが結果は最初から自衛隊が圧倒し(中国の軍艦など日本の潜水艦の敵ではない)、その後はアメリカが乗り出してきて二週間以内に壊滅的な被害を蒙ると諭されたようである。どうりで本気で漁船が来なかったわけだ。今回の件で一番得をしたのはアメリカ。本当に戦争になればウハウハなのである。

木曜日, 9月 13, 2012

追う立場になった"新しいiPhone"


どこのバカかは知らないが新しいiPhone(iPhone 5)を前にして、AppleのiPhoneはスマホのOS市場のトップシェアをひた走るAndroid陣営を追いかける立場になっというのだ。その上過去二年iOSのシェアには大きな動きがないと宣う始末。シェアは比率に過ぎず台数ベースで見たらiPhoneは過去二年で飛んでもない成長を続けているのは明白なのだが、どうやらこの記事を書いた輩は百分率以外に数字が読めないらしい(要はただのバカだ)。

全世界では、Appleの占める割合は僅か18.8%(発展途上国では確かにiPhoneは高嶺の花だ)しかない負け組で、日本でも端末利用状況はAndroidの半分だと言い張る始末。利用と言いながらこれも出荷シェアベースに過ぎず、実際のネットアクセスやアプリの利用頻度を示しているわけではない。ネット・トラフィックを調べればAndroidの半分に満たないiPhoneが60%以上を占めている事は一切関係ないらしい。半分の台数で倍の利用なのだからiPhoneはAndroidの4倍使われていると言う計算はどうやら出来ないらしい。

と、書いたところで上げようと思っていたら正式に「iPhone 5」の発表。海外のアナリストは間違いなく大ヒットすると太鼓判を押したようだ。

結論:「iPhoneは5」を手に取って同じことを考えるようなら、そんな奴はAndroidと心中すれば良いのである。

火曜日, 8月 21, 2012

時価総額が史上最高

新しいiPhoneがいよいよ登場と噂されるAppleの株価が一株660ドルを越え遂に時価総額でかつてMicrosoftが一位を取った時を越えた。これから2週間の間徐々に値を上げ(700迄届くか)、発表と同時に一時的に大きく下げ(10%近く)その後発売後に徐々に上がっていくと言ういつものパターンを踏襲するのだろうか。クリスマスシーズンまでには小さなiPadも出てくるかも知れないし、年が明ければテレビ絡みで大きな発表が…

結論:一株も持っていない人間が喜ぶ事ではないのだがAppleウォッチャーとしては喜ばしい限りだ。

木曜日, 8月 16, 2012

バ韓国に腹を立てる?

オリンピックの戦いに水を差すバカを演じた韓国サッカー。政治的なメッセージはご法度なのに妙なものを嬉々と掲げる能天気振りに腹の綿が煮えくり返るのは致し方が無いのだが、ネトウヨのように同じ土俵に下りて騒いでも何の解決にもならないのも事実だ。明らかに関係者から渡されたものを受取っていながら偶発的に拾ったものを掲げたに過ぎないなどと宣う輩を相手にムキになっていたのでは切りがない。公式の抗議はした上で処分はオリンピック委員会に委ねれば良いだけの話なのだ。そのために必要な証拠を提出(現にネット上でも様々な情報は集まっている)するのはやぶさかではないが、何も対韓国の矢面に日本が立つ必要はなく公正な処分を期待すると公式に発言すれば良いのだ。

そんな状態で既にバカの発火点に火が点きかけているのに李明博大統領が竹島に上陸。その上、一度もこちらから訪韓したいなどと言った事もないのに謝罪しなければ訪韓はさせないなどとほざく始末。天皇陛下が世界の国家元首(日本国憲法では象徴だが)の最高位に位置する事も知らず(国連事務総長を世界大統領などと考える国だから仕方がないが)に発言。世が世ならその瞬間に国交断絶となってもおかしくないのだが、だからと言って在日の人に出て行けと言うのでは、同レベルかそれ以下なのも確かなのだ。

と、皆が韓国を槍玉にして溜飲を下げようとしているさなかに。今度は香港の活動家(ロクな活動ではない)が尖閣諸島への不法上陸。中韓にここまで舐められたのでは戦争だと息巻くバカは尖閣諸島にでも移住してもらえば良いのだが、こちらも安易に国外退去などとはせずに司法の場で全てを明らかにした上で外交的配慮で国外退去処分で済ませる形を取るべきだろう(その方が中国にとってはよっぽど恥さらしな事なのだ)。

正しい対処法
サッカーのバカ:正式な抗議をした上でオリンピック委員会の公正な処分を待つと声明を発表
竹島上陸:竹島は日本固有の領土である事を表明
訪韓問題:大使の召還と駐日大使の退去勧告(通常は宣戦布告と同様になるが)
尖閣諸島:国内法による刑事罰の適用と穏便な処分(国外退去)




サッカーに関しては今回色々な事実が明らかになってきているのでただでは済まないだろう。日本は何も失う事はないが韓国が失ったものは相当大きいと身にしみる事だろう。その時に悪いのは日本だと言い張る筈だが、そんな戯言の相手はしなければ良いのだ。

結論:世界を味方にするには国際法に準じた対応をすれば良いのである。頭に血を上らせて暴れたのではただのバカなのだ。

火曜日, 8月 14, 2012

iPhoneを作れ

液晶で世界をリードしていたシャープが青息吐息で株価もストップ安になってしまう状態に。開発技術力もあるし製造技術もあるけど一番大きな市場であるアメリカでSamsungに負けているのは事実。それ以上に影響が大きいのは国内メーカーの一番のドル箱である国内市場が冷え込んでしまったのが大きい。かつては国内シェアのトップだったケータイ市場もiPhoneの登場によりスマホにあらずんばケータイにあらずの環境になってしまい、一見数が出ていようとも他のメーカーとの価格競争の中利益をもたらすような状況にはならなかった。これは鳴り物入りで各社が参入した3D液晶テレビも同じで無駄な開発費が嵩んだだけで利益を上げる事は出来ず、パナソニックもSONYもシャープと同様に大赤字になってしまったのだ。皮肉な事に液晶テレビを早々と諦めた日立や三菱の方(こちらは重電を持っているので比較すべきではないが)が早々と業績を回復する事になったのだ。

そんな、シャープにとっての一つの光明がiPhone向けのディスプレイの供給。次期iPhoneのディスプレイの生産を開始したと行きなり発表したのも、下げ止まらない株価をどうにかしようと言う考えが働いたのは間違いないだろう。Steveが生きている時にそんなことをすれば、それだけで取引は無かった事になっていたのだろうが、Appleが何の声明も出されていないところを見るとAppleに事前にお伺いを立てていたのかもしれない。家電メーカー各社は大きな投資をしなかった白物家電で赤字を叩き出した訳ではなく、液晶テレビやスマホで回収の見込みの立たない開発費や設備投資を投入してしまったのが大きな敗因。完成品で利益を得る目算は地デジ化需要が消えた中で雲散霧消してしまった。

揚げ句の果てに、どこぞのキャリアのように多品種で他社への流れを食い止めようなどと言う間違った戦略に乗ってしまったのでは、とてもではないが自社製品で利益を上げる事など取らぬ狸の皮算用以外の何物でもないのは明らかだ。そんな逆風ばかりの中に出てきたのがAppleへのディプレイの供給話。Foxconnとの提携により、より強いAppleとの紐帯が出来たのは間違いないであろう。批判を承知の上で書くが、シャープだけに限らず幾ら作っても利益の出ない事業から撤退するのは一つの手だと考えるのはあまり利口ではない。それによって合従連衡は進んだがどこも利益を上げるには到っていないし、利益が出せる時代が来た時に再参入するくらいにバカな話はないのだ。工場だって一端閉鎖したら…

結論:自社製品を作るのを暫くやめEMSに徹するのも一つの方法である。ラインを閉鎖するくらいならiPhoneを作れば良いのだ。

日曜日, 8月 05, 2012

医療の現状を垣間見る

昨日、IT(iPad)を使って医療を変えて行こうとされている方々のスペシャルイベントを見させて頂いた。殆どのオーディエンスが医療関係者ばかりの中、単なるApple信者として楽しい一時(予定を1時間もオーバーして長丁場だったが)を過ごすことができた。

患者中心の医療はコミュニケーションが重要になるという前向きな話は多いに勉強になったが、電子カルテを参照するシステムが医療情報の民主化を促すという話が一番面白かった。何処がと言えば、カルテ情報は患者のものだと考える在宅医療チームの内科医の先生と検査結果はオープンにすべきだが診断結果は別だと主張する外科医の先生のやり取り。カルテの取り扱いに対する考え方の違いだけでは済まないだろうと踏んでいると、「人の生き死にに直結する外科と内科では立場が違う」と思わず本音(内科よりも外科の方が偉いという思い上がり)をほざいたせいで、それは内科だって同じだと一触即発の事態になり思わぬ収穫だったのだ。

医療改革を掲げて集まっているのに外科の方が内科よりも偉いと考えているとは何とアナクロなと思うのは私が医者ではないからなのだろうが、漢方よりも西洋医学の方が優れていると単純に考えているのと同じ構図だなと思った次第である。それぞれの患者に最適な治療を行うためにDNAを調べようなどと単純に考える馬鹿がいるが、体質が遺伝子で決まるなら食生活などなんの意味もないことになってしまうとは思わないらしい。DNAなどを検査せずとも漢方で行っている診断で十分だとは思わないのだからお目出たいと…

結論:外科医は未だに内科医を自分達よりも下だと考えているようである。その辺の考え方を改める方がiTunesの活用よりも前だろうと思うのだ。

金曜日, 7月 27, 2012

備えあれば憂いなし

想定外の津波が来たのであんな事になってしまったのだからと責任を取る気など無い政府と東電。挙げ句の果てに電力不足になるからとなし崩しに再稼動された大飯原発。 確かに、あんな大きな津波に備えて防波堤を作るのはナンセンス。もしもそれをしたとしたらリスク管理のイロハも知らない事になってしまう。しかし、問題はそこにあるのでは無い。原発で一番の問題は核暴走。それを防ぐにはただ、ひたすら冷やすしか方法はないが、それは二重三重の電源確保と水源の確保で事足りる。電力会社が電気の確保さえまともに行っていなかったのがそもそもの… そして、そこまでしていて防ぎきれなかった時に周辺住民が被害を蒙らないように事前に避難をさせる計画を用意する必要がある。メルトダウンを起こしているのに被害を隠したいばかりに避難さえ後回しにするなと常識ではあり得ない。 原発推進派の連中は開き直って発電していようが止めていようが危険度に代わりは無いのだから発電した方が得だと言い出す始末。その上で反原発を非科学的な薄らバカだと罵る。私からすれば止まっている状態でも危ないようなものを使う事が科学的に正しい理由がどこにあるのか聞きたい位だ。 原発を止めてしまったら全電力が停止になるなら、騙し騙し動かさざるを得ないが、現状は国民を騙し騙し動かしているに過ぎない。 原発稼動の条件 その1:どんな災害が起きようが炉心を冷やし続けらる電源と水の確保 その2:地震で建物が倒壊する事の無い地盤に立地 その3:冷却が不能になる最悪の事態となった時に冷却停止後数時間で80キロ圏内の住民を避難させる事が可能な避難計画(メルトダウンしてからでは意味か無い) この三つくらいが用意されていれば再稼動はやぶさかで無いが、そんなものがあるとは到底思えないのが現状だ。 結論:想定外を回避するのがリスク管理だと考えていたのでは先には進めない。防ぎようのないものは防ぎようがないと理解した上で防げる事をするのが、そなえなのである。

月曜日, 7月 23, 2012

垂直統合と水平分散、その後

Microsoftが全盛の時代、気違い沙汰と言われていた垂直統合。そんなことをしてもオープン戦略に勝てるわけがないと誰もが信じていた。確かに、Microsoftのようにハードウェアを作らずにOSやアプリケーションののライセンスに徹していれば不良在庫を抱えることもなく一度製品が出来上がってしまえば、数が出れば出る程単純に利益が増える理想的なビジネスモデルだった。 対するAppleは創設以来基本は垂直統合(一時期ライセンスを試みたが明らかに失敗だった)。Mac vs WindowsでAppleが敗れ去ったのは現在のようなエコシステムを持たないMac単独の統合モデルだったからである。現在のAppleはiTunesを見ればわかるように決してクローズモデルをとっている訳ではない。iTunesで提供される音楽データはDRMなしのMP3。MP3をサポートしているプレイヤーであればどれでも再生可能だ。勿論、もうiPadに対抗できる音楽プレイヤーを持っているのはSONYだけだし、それなりの結果を出せているのはほぼ日本国内に限られている。自分達が圧倒的な力を持った分野だからこそ開放したとは言えるだろう。 iPhoneの四半期販売台数が2,000〜2,500万台と予想されているが、それ以上に驚きなのがApple以外の誰もが惨憺たる結果になっているタブレット市場でiPadは、既に2,000万台に達しようとしている。ここまでAppleが独走体制に入れたのは自社での製造を一切辞めてEMSに切り替えたから需要に応じた生産量の調整が柔軟に行えるためである。製造業で一番問題となる余剰在庫の発生を抑えながら需要に応える事が出来る盤石の体制だ。Appleが他社と比較にならない利益を上げているのは価格競争に巻き込まれないデバイスを売れるからだけではなく不良在庫を持っていないからなのだ。 そのAppleに対抗しMicrosoftとGoogleが自社でハードウェアまで作るろうと垂直統合戦略に切り替える気配を見せている。Appleの利益率に釣られたとしか思えない対応なのだが、彼らの目的は自社の持つサービスやアプリケーションを利用するための専用デバイスを増やしたいというAppleとは全然違う目的を持っている。それでAppleと同じ垂直統合のビジネスモデルが上手く行くかは甚だ疑問だ。 オプションも競争も選択肢も増えるはずの水平分散のビジネスモデルではAppleに勝てないと判断したのは進歩なのかもしれないが、30年以上を費やしてAppleが築き上げてきたビジネスモデルは一朝一夕では真似をできるものではない(現にSteveのいなかった時期に一度は破綻している)。 結論:水平分散のオープン戦略は、選択肢が多いのではなく混沌があるだけである。水平分散で幸せになれる人が限りなく少ない事が明らかになった(メーカーもユーザも幸せになっていない)今、GoogleやMicrosoftは統合型に舵を切ろうとしているが、それはその戦略に乗ってきたメーカにとっては裏切り以外の何物でもない。ライセンシーをEMSとする位の事をしない限り離反を止めることは出来ないだろう。GoogleやMicrosoftは果たしてそれを分かっているのだろうか。統合が更なる混沌を生み出すのが落ちなのだ。

土曜日, 7月 07, 2012

だから韓国は嫌われる

韓国人学者が中国の古代刀銭にハングル文字が使われていると発表して中国人を飽きれさせた。この学者はハングル文字がいつ作られたかも知らない基地外なのだが、作られるよりも1,500年も前にあったと言い張られたのでは流石にやり玉にあげない訳にはいかないだろう。 人のことを言えるほどご立派ではない中国人でさえ飽きれる話だが、そもそも図形の組み合わせで作り出されたハングル文字に似ている図形をハングル文字だと言い張るなどどこをどうすれば出てくる理屈なのだろう。それも刀銭に書かれている模様全てがハングル文字として読めるならばもしもがあるかもしれないが僅かに二文字。誰がどう贔屓目に見ても偶然の一致なのである。 結論:もしも刀銭に書かれている図形が全てハングル文字にあるとしたら、その時は韓国が刀銭の図形をパクったと考えるべきなのである。流石、中国人のルーツは韓国人だと言い張る国の人は凄いのだ。

「Nexus 7」はAndroidタブレット潰し?

折角、OSを作ってあげてもiPadに対抗出来ないAndroidタブレット陣営に痺れを切らしたのだろうか。GoogleはAndroidタブレットを作っているメーカーに何の断りもなく「Nexus 7」を発表してきた(もしかして事前に伝えていた?)。 「Nexus 7」はどう控えめに考えてもiPad潰しではなくAndroidタブレット潰し。そんなことはないと言い張る人もいるかもしれないが200ドルであんなものを出されたのではハードウェアで儲けなくてはいけないメーカーやっていけないのは間違いないのだから、どう考えてもAndroidタブレットメーカーにプラスになることはない。これは「Surface」にも多少言えるがあちらはどう贔屓目に見ても高価格、直ぐにUltrabookを潰すほど販売数にはならないだろう。 「Nexus 7」が本当に使えるレベルで登場した場合、それでなくてもSAMSUNG以外はまともに売れていないAndroidタブレットが死滅するのは間違いないないが、Appleに大きな影響はないだろうと思えるが、一番の問題は大して変わらない価格でAppleが7インチを出さないと言う保証がないことだ。既にWSJでもその話題が出ているということは冬のホリデーシーズン迄に発表される可能性は高い(WSJは日経とは違う)。10インチは諦めて一番売れ筋の7インチを出したのに同じ土俵にもしもAppleが上がってきたら…10月に答えが出そうです。 結論:「Nexus 7」はAndroidタブレット潰しだが「iPad mini」に潰される。何の意味があるのだろう。

日本のメーカーは何故負け組になってしまったのか

技術力が枯渇してしまったわけではないが、製品開発と技術開発は違う事を理解している人がいない事が日本のメーカー最大の敗因。ユーザが何を求めているかよりも手持ちの駒をどう利用するか(活かすレベルには達していない)が主題となっているのだから黙っていても飛ぶように売れるような製品にならないのは当然の結果なのだ。 要素技術は明確なビジョン実現のために使われなければ意味がないのだが、それを判断できるトップがいないのだからビジョンを持った製品が作られるはずのない。技術者は優れているのにトップがダメだからAppleのようなヒット作を作れないというのも嘘である。本当に優れた技術者であれば未完成である技術を使った製品など作るはずはない。消化不良、時期尚早な技術を無理矢理押し込んでくると言う事は技術者自身がその技術に大した思い入れがない証なのだ。 今の日本のメーカーはプロデューサーもディレクターもなしに合議制でアルバムを作っているレーベルのようなものだ(実際にそんなところはないだろうが)。どんな曲が作りたいかは決まっていないのに取り敢えずAKBが受けるなら、同じような曲を取り敢えずミュージシャンを集めて作ればもっと売れるはずと考えていると言えば近いかもしれない。ギターとベースとドラムだけで売れる作品は作れそうもないのでキーボードも加え、それだけでは特徴が出ないので三味線を加える。それで曲全体のイメージは西野カナで…そんなものが売れるわけがないのは誰でも分かるのだが当事者には分からない。それが日本のメーカの現状なのである。 結論:日本のメーカーが負け組になってしまったのは単純に優秀なプロデューサーとディレクターがいなくなってしまったから。トップに責任があるとすれば要素技術を理解できないからではなく誰が優秀なプロデューサーかを見極める能力がない事なのだ。その上ビジョンもないのだから負け組になったのは当然なのである。

Appleはなぜエコシステムを作れたのか

音楽で成功し、アプリや電子書籍でも成功を得ようとしているAppleがほかとは違う一番の理由は単に高機能のハードを売るのではなく最高の体験を得て貰うための一手段としてハードウェアを提供していることにある。それを理解していないGoogleは自社製のタブレットを安価で提供するとしているが、そんなものがAppleを脅かすとは到底思えない。 Googleが強みを持っているものはWeb技術をベースにしているサービス。そこには基本的に直接的なお金の動きがない。無料だからお客さんが付いているだけの可能性は相当高いのだ。翻ってAppleは対価を払っても付いて来ている顧客がベースになっている。更に、iTunesやiBooksを見れば分かるように業界の在り方を変えるようなサービスを登場させる時には常にその業界を巻き込む形でスタートしている。表面的にAppleだけが利益を得ているように見えるが、実際は不正ダウンロードとCDの販売不振で先が見えなくなっていた音楽業界が再び売上を伸ばし始めたようにAppleは業界全体の利益をも考えたビジネスモデルを構築している。著作権者に無断でスキャニングするようなことはしていない。 それが、結果的にユーザに負担を強いることのないエコシステムに繋がっている。オープンソースを標榜するGoogleに一番掛けているのはそこなのだ。 結論:Appleがエコシステムを作れたのは業界そのものを巻き込んで業界の在り方を変え続けているから。それに乗れないものは失うものの方が多いと気付くべきなのだ。

Surfaceが意味するもの

ゲーム機やマウスは作った事があるがOEMが飯の種のMicrosoftが、遂にSurfaceを本気で出してくるようだ。 20世紀には最高のビジネスモデルであったOSやソフトウェアのライセンス。その当時儲けなどでないからやめておけが常識になっていた垂直統合を武器に21世紀になった途端にAppleが業界の常識を塗り替えてしまったのだから、天下のMicrosoftも悠長に構えているわけに行かなくなってしまったのだろう。 GoogleもNexus 7とQを発表したがどう考えてもスマホのようにうまく行っていないタブレットとGoogle TVへのテコ入れ。どちらも踊らされて参入したメーカーに冷や水を浴びせる以外の何物でもないが… Microsoftがハードに名乗りをあげてきたのはこのままでは自分たちのポジションをAppleに奪われると言う焦り。WindowsベースのPCと比べれば僅かな差になってきてはいるが明らかに高額なMacが売上を伸ばし台数ベースでも確実に伸びている。iOSデバイスまで含めてしまえば既にWindows陣営とAppleの差は2対1。Androidの戦いと同じように何社あるか分からないメーカーとたった一社の戦い。その上利益をあげているのはAppleばかりなのは誰もが知っている。 Appleがハードで儲けているからと参入したわけではないだろうが、GoogleやMicrosoftのハードウェアへの進出は隋分と安易だ。Steveが自分の命をすり減らしてまでして物作りにこだわってきた情熱は両社には感じられない。今までライセンスを受けてきたメーカーは自社ブランドでの製造から撤退しOEMにでもなって周辺装置で儲けるビジネスモデルへのシフトを考える時期になってきたのではないだろうか。 結論:Appleが成功したのは、ハードウェア、OS、サービスを自社のものとしてエコシステムを作り上げたからである。全てはユーザのライフスタイルをより良きものにするため、それ無くしてハードを作っても誰も幸せにはならない。そんなものは要らないのである。

日曜日, 6月 17, 2012

Apple TVとは何か?

Appleも全てが成功しているわけではないと言われることがある。その時にAppleが嫌いな人が頭に浮かべているのは恐らくApple TVだろう。じゃあ、他に成功しているスマートテレビがあるかと聞かれればそんなものはないし、某Googleのその手のテレビと比べれば、未だに趣味のレベルだと卑下しているApple TVの方が遥かに売れているのも事実だ。Googleだけではなく各社スマートTVと言うモノを出すのがトレンドのようだが(3Dが大コケだったのだから仕方がない?)、どれもWebサーフィンが出来る位でテレビならではの何かがあるようには見えない。画面が大きいだけの機能の少ないパソコンの域を脱してはいないのだ。例えOSがAndroidになろうが死屍累々の道を突き進んでいる事に違いはないのである。 そんな中噂出始めているの大物がAppleのHDTV。来年の始め辺り迄に出てくるかが気になるところだが、Moutain LionでApple TVをベースにしてOSXがiOSと同じゲームが対戦可能になるのなどを見ればわかるようにAppleのHDTVは、MacやiOSデバイスをコントローラーとして連携して使えるインテリジェント・ディスプレイ(単なるテレビではない)として登場するのだろう。通常の操作はSiriを使った音声入力なのだろうが文字入力をMacやiPadなどに受け持たせるかもしれない。そして、コンテンツは音楽、静止画、動画にライブ放送(てれびにラジオ)をネットワーク越しに提供されるだろう。そして当然アプリも。 そんなモノは今迄にもあったと言う意見もあるだろうが、音楽、ビデオ、アプリに電子書籍と一番の抵抗勢力になる業界の大手を巻き込んで新しいサービスを立ち上げて来たのがApple。Appleが他よりも成功している一番の理由は正当な対価を払って業界そのものを味方に付けたから。それも、業界に阿る形ではなく業界の常識を再構築したからなのだ。 結論:Apple TVは単なるスマートTVではなく放送業界そのものを再構築するデバイスになるのだ。

月曜日, 6月 11, 2012

Apple、Microsoft、Googleの違い

最初に断っておくがこれは私の主観(いつもそうなのだが)なので、誰それが(どんなに著名な方でも)どう考えているかなどは全く関係ない事を最初に断っておく。

 三 社は同じ業界にあるため単純に比較されることが多いが、それぞれが全く違うビジネスモデルをベースに成り立っているのは明らか。違うビジネスモデルなのだ から単純にどれが優れているかなど短いスパンで判断しても意味はないのだが、勝ち組負け組と分けたがるのは的外れも甚だしいだが…今回はそれぞれの考え方 の違いを独断で解説してみたい。

 ビジネスモデルApple:他社よりも優れたOS を持っていようが、Appleはハードウェアを売って利益を上げるビジネスモデルである。誰からも愛着を持って使って貰えるグローバルで通用するハードを 揃える。ソフトウェアはそれを実現するための手段なので他社のOSは利用しない。PCの売上が頭打ちになる中、販売台数の伸びは他社を凌駕している。台数 が出るようになったので何れOSは無料化されるだろう。情動をお金に変えるビジネスモデル

Microsoft:Xbox がどんなに売れようがソフトウェアのライセンスがビジネスモデル。ハードウェアメーカーにライセンスすることによりバンドルという形で意識せずにOSを使 わせることでユーザを飛躍的に伸ばし、その中で動くOffice(これも主体はライセンスだ)を人質にビジネスユーザの離脱を防いでいる。強迫観念をお金に変えるビジネスモデル

 Google:Android のフラッグシップモデルを自社のラベルで売ろうがGoogleは広告で収益を上げるのがビジネスモデル。テレビ局と同じで数を取らなければ成り立たないビ ジネスモデルのため、基本的に無料のサービスで人を集めなければいけない。Appsが有料版と大きな違いがなく利用できるのは個人の情報を集めるためには ポータルにならなければいけないからである。情報をお金に変えるビジネスモデル

三社のクラウドの考え方

 Apple:MobileMe などをやっていたためにAppleのiCloudをDropboxやGoogleなどのデータ共有のサービスと勘違いされることがあるが、その目的は個人 のデータの保管である。母艦となるPCも持たないユーザの情報と権利をバックアップするのがその目的である。その証拠にデータそのものは全ての暗号化され Appleさえその中身を覗き見ることは出来ない。容量が少ないと言われるが音楽やビデオの様に所有権を持っているコンテンツはコインレベルでバックアッ プの必要はないのだ。ドキュメントレベルだけで5Gを超えるヘビーユーザは少ないだろう。iCloudが無料なのはユーザのデータを守るのはハード提供者 の当然の義務だからである。

 Microsoft:Officeのドキュメントを共有させる為のクラウド サービスに尽きる。それではあんまりかも知れないかが、人々がどんなに文句を言っていようが懲りもせずにWindowsを使い続けているのは愛着があるわ けでも使いやすいからでもないのは間違いない。無料の理由は、Officeを使い続けてもらいたいからだ。

 Google:ど れだけ多くの情報を持っているかがアクセスを増やす鍵。Googleに情報を提供する事を良しとしないFacebookのようなサービスが増えてしまった ら死活問題だから個人のデータを喜んで提供して貰う為の一手段。別にプライバシーなどと宣うようなものの無い私のような人間なら情報を流用(大して役に立 つわけはない)される事を承知で使えば良いが、頭数が大事なGoogleは個人情報の価値などどうとも考えていないのだ。

結論:Appleは個人を尊重し、Googleは情報を独占し、MicrosoftはOfficeを死守するのだ。

日曜日, 6月 10, 2012

中国四千年の歴史

皇紀なんて持ち出すこともない位に長い間日本の頂点に皇室を頂く日本。武家が行政を司っていた時代が長く続いていようが、祭祀を司る天皇はキリスト教の法王の様に将軍の任命権を持っていた。直系が絶えようが革命などにより血が絶えることなく続いてきた日本はあえて何千年の歴史があるなどとは言ったりしない(そんなことを言っていた時代もあったがそれが誤りだったのは敗戦で証明された)。そんな中にあって東アジアには、殊更歴史の長さを引き合いに出して自己の歴史の正統性を証明をしようという国がある。 どちらも世界での評判は芳しくないのにどういう訳か日本は戦時中の自虐からか、両者の顔色ばかりを伺い挙げ句の果てにはGDPで負けたとか、日本と違いグローバルに通用する企業があって元気が良いなどと持ち上げる始末である。そんな二つお国に共通しているのは常に誰かに支配されていたという歴史の事実。中国四千年の歴史の殆どは彼らからすれば夷狄と呼ばれた周辺民族に支配されていたのは事実である。 同様に韓国も日韓併合前に日清戦争の清の敗戦で独立を勝ち取る迄は中国の冊封下に置かれていたのは事実。独立後も国内が一つになれずロシアや中国の庇護を受けようと内部分裂を続けていたため、このままでは元の木阿弥と日本が併呑したのは事実である。 易姓革命という便利な理屈を持ち出し、周辺民族に支配されている被支配者に過ぎないのに常に正当な王朝があったと…これは、韓国も同じで戦後に日本から独立する迄はどうでも良かった李朝を愛していたような事を宣うし、挙句は中国のルーツは朝鮮族が作ったと神話を持ち出す始末。 結論:何かと言うと中国や韓国が歴史を持ち出すのは、連綿とした民族の歴史がないからなのである。

金曜日, 6月 01, 2012

大飯原発再開?

地震や津波が発生して通常の電源が消失した場合に冷却装置を間違いなく稼働出来る非常電源はどうなっているのか、最悪の事態になった時に被害がどの程度で収まるのかを示さず暫定的な措置として再開される事になりそうな大飯原発。福島第1の4号機さえどうにも出来ていないのに、福島第2も再開する手筈を整えているようだ。

確かに福島第1を見れば分るように原発は稼働中だけが安全なわけではない。そんな状態になってはいないのに冷温停止状態と言い張っている4号機の使用済み核燃料は未だに毎日10トン以上の注水を続けないと燃え出してしまうありさま。現在停止中の原発だって本当に冷温停止になっていなければ冷却装置の停止で核暴走はいとも容易く起こるのだ。だから、外部の電気を喰うだけの停止状態にあるよりは再稼働した方が合理的だと宣う奴までいる。


ブラックアウトを人質に再稼働を迫る電力会社とそんな事になったら日本経済は終わってしまうと脅しを掛ける大企業。電気料金値上げを宣言していながら実質破綻状態なのに社員の給与アップを値上げに折り込んでいる東京電力。

結論:もうこんな国は無くなってしまった方が良いかも知れないが、それが原発絡みであった場合にはどこの国からも支援は得られないのだ。

月曜日, 5月 28, 2012

天罰が下るか?

新日鉄の「方向性電磁鋼板」の技術を不正に手に入れていた韓国のポスコが、中国の鉄鋼会社に技術を売り渡した元社員を提訴したところ「渡したのは新日鉄の技術」と証言したために調査をした結果、事実だった事が判明した。こっそり盗んだものを勝手に売りやがってと言う事だったのだろうが墓穴を掘る結果になったのだ。それにしてもSamsungと言い、日本の技術者(エンジニア)の引き抜きは大きな問題。どれ位の金を積んだかは分らないが日本のメーカーがエンジニアを大事にしなくなったのも原因の一つなのは間違いない。

大企業病は、事務職が権限を強め官僚型の組織になるとどこでも発生するものだが、失われた20年の間に日本でも顕著になって来た。その結果が今回のような情報流出を生み出したのだが、赤字を垂れ流している日本のメーカーでは更に多くの流出を生み出す事だろう。

結論:自分の利益だけを考えていたために自分たちが盗人である事を白日の下に曝す結果になった。裁判の行方がどうなるかは分らないがお天道さまは見ているのだ。

金曜日, 5月 18, 2012

alifeの経営者逮捕

ダンスOKの風営法の許可を取ってもいないのに夜中にダンスをさせていたと言う別件で店長が逮捕された西麻布の「alife」ここって昔から良くない話が沢山あって、去年も恐喝で店長(今回と同じ人)が逮捕されたり、ノリピーがシャブッてたり、押尾の野口美佳が絡んでたりと良からぬ事ばかりが…後藤さんも関係があったとかなかったとか…

元々、関東連合が裏でなどと言う話もありそのバックは弘道会、結局名古屋辺りの一連のガサ入れと連動しているお話のような…

単なる風営法違反で警視庁生活安全特別捜査隊が動くような事はありません。警視庁管内で一番どうしよう(AKBの用に数字8とか9とか3で表せるある業界の方々とズブズブ)ないと噂のあった麻布署もそう取っ換え状態になり暴排法も施行されたので身内から犠牲者が出る恐れが無くなったので一気に動いたのではと邪推…

結論:ダンスはどうでも良くて、本命は暴排法絡みの方なのだと思う。

ドコモとauとSoftBankの違い

各社夏モデルを発表(bankはまだだけど)。Appleとのお付き合いが苦手なドコモはAndroidと心中する気らしい事が明らかになった。ドコモの殆どのスマホがAndroid 4.0なので一気に世代交代のようだが(結局3.0は何だったのだろう)、今回はハードウェアではなくそれぞれのキャリアの考え方を書いてみたいのである。

先陣を切って発表会を行ったauの目玉はLISMO(何で今更とは言わないでおこう)。本当にニーズがあるかはこの際置いといて、自社端末向けのサービスではなくキャリアの垣根を越えたネットサービスとして生まれ変わらせたのは評価出来るだろう(自社のiPhoneに対応させる副産物なのは承知だ)。土管屋にはなりたくないが囲い込みはもう不可能なのを理解し、サービスで収益を上げるコンテンツ・ビジネスモデルにシフトしたのだ。1,480円という利用料と聞き放題という形がどれだけ意味があるかは知らないが少なくとも自社に閉じていたのでは話にならないと判断したのだろう。

対するドコモの戦略は単なる土管屋にはなりたくないから土管の中だけで楽しめるサービスをということらしい。幸いなことにAndroidには本当の意味で成功しているコンテンツサービスがない。Google本家が運営しているストアでさえマルウェアやウイルスが仕込まれた偽物アプリが横行する状態なのだから、iモードと同じようにドコモが責任を持ってアプリを提供しようと言うのだろうが、だとすればそれがAndroidアプリである必要があるのかは多いに疑問だ。

残るSoftBankは元々他社に誇れるようなコンテンツサービスを持っていなかったので土管屋に徹することはiPhoneを手に入れた時から決まっていたこと。念願のプラチナバンドを手に入れ繋がり難いと言われなくなれば、それは一つのイニシアチブになるだろう。現状、通信総量の制限を一切加えていない(17日からは帯域制限を始めるようだ)のはSoftBankだけなのも評価に値する。

結論:auはコンテンツサービス、ドコモは囲い込み、SoftBankは土管屋に徹するようである。どの端末をメインターゲットに据えるかで戦略は自ずと違ってくのだ。

土曜日, 5月 12, 2012

Appleがアメリカで生産しないのはAppleのせいか?

時価総額世界一のAppleがアメリカで生み出している雇用は僅かだとの批判が持ち上がっている。確かに現在のApple製品に使われている部品は日本や韓国などが主体でEMS(電子機器受託生産)も台湾のFoxcconが中国などを中心に(近い将来中国は縮小されるだろう)行われている。 過去に自前主義を取り、米国内でも製造を行っていたAppleがアメリカでの生産をやめた切っ掛けは、それどころではない大き赤字を抱えて潰れかけたからなのだが、同時にアメリカ国内の製造技術がボロボロになってしまいアメリカ国内で調達可能な部品がなくなってしまったのも大きかった。日本や台湾、韓国生の部品で製品を作るのであればアジアで製造する方が理にかなっている。 1970年代までのアメリカは世界一の製造技術を持っていた。そこに食い込んできて結果的に崩壊へと向かわせたのは日本メーカの輸出攻勢とグローバリゼーション。世界でも最高の人件費が必要だったアメリカ国内で製造をしていたのでは利益など出るわけがないのは当然の話。労多くして利の少ない製造から手を引いたのは仕方がなかったのだ。 そんな(製造インフラもない)状態で、Appleにアメリカ国内で雇用を生めと言われても… 既に優秀な製造エンジニアが僅かになってしまったアメリカでの生産は絵に描いた餅に過ぎない。ならば、解決策は全くないのだろうか。アメリカにはいなくなっても日本にはまだ優秀なエンジニアがいる。Appleのようにモデルチェンジの少ないメーカーの製品であればラインを作って自動化も… 結論:アメリカだけではなく日本のメーカーも自社の売れない製品を作る位ならばEMSで生き残る道を模索しても良い時期になったのである。製造技術がある限り本当に死滅する事はないのだ。

火曜日, 5月 08, 2012

ドコモは、いずれiモードに戻るのでは?

iPhoneを持ちながら未だに国内メーカーを気にしながら、本気が窺えないau。突然iPhoneに名乗りを上げる迄、Androidのキャンペーンを仕掛けていたのだから急に止まれないのは分かるが、それにしてもサービスでSoftBankに遜色ない状態になりながら本気度が…SoftBankが恐れているのはauが本気になる事なのに…

そんな中、Appleの言いなりになるくらいならばAndroid(国内メーカー)との心中の方がよいと考えているドコモ。iモードからAndroidスマホへの移行は進んでいるようだが、お行儀の悪いアプリが多い為、気苦労ばかり増えてかわいそうにと思うのだが、自ら選択したのだから仕方がないとも言えるだろう。国内メーカーが密かにAndroidに替わるOSを開発しているとは思えないので、駄目になるその日までお付き合いする積もりなのだろうか?

お行儀の悪いアプリや、ガチャで評判が一気に落ち始めているソーシャルゲームなどモバイルを取り巻く環境はiモードの時代よりも悪くなっているような気もする。今時iモードアプリの開発案件もないのだろうが、考えてみればiモードこそAppleがお手本にしたApp Storeの原形。月々小金を巻き上げる部分はAppleは真似なかったが、決済は信用のおける一社が行うと言うのは実に素晴らしい仕組みだったのだ。

結論:iPhoneを扱う気が全くないのならiモードのようにドメスティックにどっぷりと浸かったエコシステムを作るのも良いのではないだろうか。Androidに付き合っていても良い事などどこにもないのである。

水曜日, 5月 02, 2012

喧嘩も出来ない外務省はいらない

先の対戦で枢軸国を除く欧米列強を相手に戦争を仕掛けてコテンパンにやられたせいなのだろうが、全方位外交などと言う絵空事をお題目に掲げて喧嘩にさえならなければ良いとばかりに相手の言いなりになる事が仕事だと勘違いしている外務省。

その上に、アメリカンスクールだチャイナスクールだと、省益以前に局益しか考えずに自分の担当する地域に媚を売るだけなのだから、害務省と呼ばれるのも仕方の無い話だ。そもそも、外交というのは武器を使わない戦争の事。戦争になってしまったとしたら、それは軍部の責任と言うよりは戦争を回避できなかった外交官の責任と言えるかもしれないのだが、日本人にはそんなに意識はないのである。

結論:平和と言うのは戦争がない状態であって、相手の言いなりになることではない。外交と言うのは最終的な国益を確保する為の交渉だが、外務省がやっている事がそうとは到底思えない。喧嘩しなければ占領時代と何も変わらないのだ。

月曜日, 4月 30, 2012

日本でAndroidケータイが売れている理由

日本でもAndroidの方がiPhoneよりも売れているとマスコミは騒ぐが、アメリカでAndroidが売れているのとは違う事情があることには一切触れようとしない。大した機能のないアメリカのヒューチャーフォンからスマホに乗り換えるのは当然の話だったかもしれないが、曲がりなりにも今のスマホで出来ることの多くが実現されていたガラケー(私には日本のAndroidケータイはガラケーのサービスを取り込もうとしているだけに見える)がAndroidに置き換えられなければいけなかった理由はAppleと同じ土俵に上がらなければバカにされると被害妄想に襲われたからに過ぎない。Androidを出していながら、やっているサービスの多くはガラケー用に用意されていたキャリア独自のものを取り込む作業なのだから、iPhone以外の多くのユーザーはAndroidを求めて機種変を行っているわけではない。 結論:日本でAndroidケータイが売れているのは、国内メーカーが代わりになるガラケーを作らなくなったからである。

Googleが考えていた電話

Oracleとの特許訴訟で2006年にGoogleが考えていたGoogleフォンの姿が明らかになった。AppleがiPhoneを出す前にAndroidは携帯電話の開発をしていた、iPhoneをパクった訳ではないと言うのがこれまでのGoogle主張だったが、その姿はどんなに贔屓目に見てもBlackBerry。マルチタッチを前提に開発されていたフルスクリーン、キーボードレスのiPhoneとは全くの別物なのは誰の目にも明らかだ。

キャリアに販売を持ちかけた時のコンセプトもAppleの考える様なモバイルPCではなくGoogle検索ができる携帯電話に過ぎず、どう贔屓目に見てもスマホとは似ても似つかない代物だった。そして、案の定Googleのケータイに乗ってくるキャリアは一切なく本来ならば立ち消えになっていた事だろう。そこに登場したのがAppleのiPhone。2009年に登場したAndroid(初めて非公開版)は当初Googleが考えてたものとは大幅に変更されていたのは誰の目にも明らかだったが、未だワードウェアキーボードによる入力が前提で、既に発売されてiPhoneのようなタッチパネルに切り替わったのは2.0からだったのだからSteveが激怒したのは当然の結果だったのだ。

結論:2006年にGoogleが考えていたケータイは今のAndroidとは似ても似つかない代物だった。Appleよりも先にスタートしていたと言い張るが2007年に登場したiPhoneが半年やそこいらで作れるような代物ではなかった事は2.3が出るまでAndroidがiPhoneのライバルでは無かった事で証明されているのだ。

パソコンがIT産業の脇役になる日

東芝はPCをテレビ部門に組み込み、富士通は携帯部門に、HPはプリンタとPCを統合と、どこもかしこもお荷物になってしまったPCの扱いに困っているようだ。吸収した部門が左団扇ならそれでも良いかも知れないが、液晶テレビだって地デジ特需が終わってしまい、携帯だってAndroidバブルが終りこれからはいつ撤退するかなのではないだろうか。Windowsで大して儲からない事が解っていた筈なのにAndroidで同じ事を繰り返す。折角、グローバルなOSなのにガラパゴス化を仕掛け二度目には買って貰えないようなスマホを量産…

100年先とは言わないが10年先の見通しもないままに目先の機能追加ばかりに目が行っていた日本のPCメーカーは、デジタル時代を全く理解していなかったのだから、衰退産業になってしまったのは当たり前の話。日本のPCメーカーが偉そうに振る舞う事が出来ていたのは、漢字ROMが入っていなければ日本語が表示出来なかったWindows以前のお話。それを手を変え品を変えながら、ここまで引っ張ってこられた幸運に感謝すべきだろう。

結論:iPadが登場した時にパソコンは脇役になったが、日本のPCはそれ以前に終わっていたのだ。

ハードを売って儲かるならそんな楽なことはない

SONY、SHARP、Panasonic合わせてAppleの営業利益に近い赤字を計上したが、東芝も含めて稼ぎ頭だと思って一時は肩で風を切っていたPCがお荷物に成り下がり、別な事業部に吸収されるのがトレンドになった。かつてはPCと言えば98だったNECはWindowsの台頭で影が薄くなってしまっていたが、その他のメーカーも大した代わり映えのしない機能搭載(要は余計なハードが付いてるに過ぎない)の競争に明け暮れ、気がつけば元気が良いのはポストPCを作り出したAppleのMacだけと言う有り様。共通のOSを使用しているのだから「差別化=余計なハードの搭載」となってしまい無駄なロットを幾つもこさえ、不良在庫の山を積み上げるだけに…

SONYはデジタルコンテンツ絡み、東芝は液晶テレビとPCの受け入れ先はそれぞれのようだが、傍から見ていてそれで息を吹き返すとは到底思えないのはレガシーPCは既に終わった存在だからなのだ。富士通は東芝から譲り受けたケータイ部門に統合させたようだが、それは同頑張っても売れる見込みのないタブレットととの統合を狙ってのもの。冷静に考えてWindows PCとAndroidが一緒になっても何も生み出さないと考えるのは私がバカだからなのだろう。

日本のメーカーに勤めているエンジニアの方々は俺達は優秀なのにトップがバカなので判断を誤ったのが敗因だと考えているのだろうが、私が同意出来るのはトップがバカと言うところだけで、敗因は様々なエンジニアから上がってくるどうでも良いアイデアを鵜呑みにしてしまった事にあると思うのだ。そもそも、日本の情報家電メーカーのトップに、PCやスマホには、そのOSが良いかなどの判断をする能力も決断力もないのは最初から分っている話。糞みたいなOSだったのにそれ以上のモノを自分たちで開発出来ないから乗ったのがAndroid路線。KP+のように国産のOSがあそこまで酷くなければ、誰もAndroidなどに見向きもしなかったはずなのだ。

結局、皆で渡れば怖くないとばかり(怖くはないが、失敗に終われば一網打尽だ)にAndroidに乗ってしまい、同じプラットフォームだから差別化はハードとUXで図るしかないと余計な事をしまくった為にOSのアップデート一つすんなりと行かない状況を作り出したのは他ならぬ優秀だと勘違いしているエンジニアの方々だったのだ。同じ土俵に上っておきながら独自性をなどと宣うのは統合失調症の最たるもの。その上で、お先真っ暗なガラケー用のサービスを延命させる作業さえ同時にこなさなければいけないのだから、まともな頭を持っている人間がトップだったらケータイなどやめてしまえで終わっていただろう。

ハードを売ってAppleが儲かっているのはOS、サービス全てを自社でコントロール出来るエコシステムを持っているからで、ハードしか持たないメーカーが儲けようとするのは所詮無駄な足掻き。世界を相手に製品を作っていないのに赤字だと騒ぐ方が間違っているのである。

結論:自社でOSも持っていない(どこでも同じようなものが作れる)ような製品で儲かる方が、そもそもおかしかっただけの話なのだ。

火曜日, 4月 24, 2012

キナ臭い

現在、フィリピンの辺りで米軍とフィリピン海軍による合同軍事演習が行われているが、それに対峙する形で中国とロシアも合同演習を発表。ベンジャミン・フルフォード曰く戦時中に日本がフィリピンに隠した金塊の争奪の為に集まっていると言う事らしい(信じる信じないは自由です)が、南沙諸島を巡るフィリピンと中国の問題が裏にあることは間違いないのだが…

アルゼンチンではフォークランド諸島周辺で英国ともう一度戦争になるのではとの話もある。ブラジルとアメリカが支援しているらしいので、今回は第一次フォークランド紛争とは違い英国が敗れアルゼンチンでの石油利権を失うだろうと…その結果欧州の国際金融資本が力を失う…

TPP不参加のお土産を持って訪米する事になった売国奴じょう総理をアメリカが歓迎。TPP参加がお土産で大歓迎なら話は分るのだが…どうやら日本の企業では到底不可能な復興事業をハリーバートンやベクテルなどの戦争復興(大手廃棄物企業)に発注を約束しているのではと…

4月25日に地震が来るのではないかとの噂もあるが、もしかしたら南東海も含めた地震を飯の種にしようと目論んでいるのだろうか。

結論:信じる信じないはあなた次第です。

日曜日, 4月 08, 2012

不都合な事実


ほとぼりが冷めただろうと判断したのか、宗主国の指示(少なくとも糞の役にも立たない野田政権をアメリカは潰そうとしている)なのかは知らないが最近は、与党にとって不都合な事実がカスゴミにも載るようになってきた。毎時10兆ベクレルのと言う記事は誤報だったと言う指摘もあるが、その数字が正確かどうかは別にし放射能がダダ漏れだった事には代わりはないのである。と言う事でカスゴミが書き始めた事も含め不都合な事実を並べtみたいと思うのだ。

不都合な事実
その1:福島第一原発
直ちに人体に影響することはない(即死する程ではない)と言われた福島第一原発の吐き出した放射能はTwitterで呟かれていた事が正しかった。メルトダウンどころかメルとスルーまで起こしており、冷温停止し収束状態になった筈の原発は格納容器内に放射能濃度が原因で近付く事さえ不可能である。
その2:財政破綻
財務省に言わせたら(政府は下請けに過ぎないので政府の考えではない)このままではギリシャのようになってしまう日本は世界最大の債権国(債務国ではない)。有り体に言えば日本が世界にとっての打ち出の小槌なのは疑いようのない事実。外貨準備高が中国に抜かれたと金額だけを見て騒ぐバカがいるが、あの外貨は輸出による利益だけではなく海外からの投資(人の金)が含まれている。投資の魅力が無くなれば一斉に引き上げられてしまう類いの金も含まれているのでサイフの厚みが一番だと騒ぐ方がおかしいのである。話が横道にそれたので元へ戻すが、日本政府が持つ資産(債券や不動産)と負債を差し引いた純債務は僅か数百兆円。財務省が声高に騒いでいる金額には到底及ばない。更に、ギリシャのように年がら年中破綻を繰り返している国は国民も借金まみれであるが、日本は貯蓄大国(国のバカな政策で多少目減りはしているが)なので、もしもの場合は国民に借りれば良いのである。
その3:年金破綻
貰えるかどうかが怪しくなっている年金だが、ここにも大きな嘘が隠されている。現在の年金は積み立てではなく賦課方式に切り換えられたが、当初の積立方式時代に積み上がった金額が底を突いていると思い込まされているがそれは事実ではない。厚労省が言っているのは年度単位の給付の赤黒の話であって過去に積み上がった年金の余剰部分は含まれていないのである。
その4:健康保険破綻
健康保険が破綻しそうな本当の理由は厚労省の役人が食い物にしているから。薬価を引き下げていると言いながら、メタボなど新しいどうでも良い基準を設けて無駄な検査を増やしている。二度と元気になる事のない患者に対する延命治療も莫大な保険診療を生み出す原因になっている。植物状態になっている人間に掛かる治療費と売薬を手に入れるよりも安いと思わせる処方薬を野放しにしている限り健康保険が正常になることはないのだ。

結論:官僚の言ってることは、まやかしなのである。

金曜日, 4月 06, 2012

Lisaが失敗に終ってMacが生き残った訳

ジェフ・ラスキンに誘われてPARCを訪れたビル・アトキンソンにに連れられてPARCでSteveが目にしたのはSmalltalkで動くAlto。GUIで動くその姿は未来のコンピュータそのものだったが、Xeroxはそれを商品する予定はなかった為、Appleが独自にLisaとして開発することになったのである。Altoのオモチャ版だと言う人が世の中にはいるが、後にXerox Starとして販売したが結局失敗に終わったのだから、PARCには売り物になるオモチャを作る技術はなかったのだ。 さて、ここで問題になってくるのがPARCを訪れSteveが作ろうとしたのはMacではなくLisaであった事実。元々PARC訪問を勧めたのがMac(初期コンセプトが正しい)の生みの親であるラスキンだったためAltoからMacを発想したと勘違いする人もいるかも知れないが(伝記本が山ほど出ているのでもう少ないか)、SteveはAltoで実現されていたGUIを使ったパーソナルコンピュータとしてLisaの開発を思い立った。それまで、世の中にそんなものは存在しなかったのだからStveらしくAppleの中でもピカイチの連中を集めて一代プロジェクトに… しかし、プロジェクトはいつの間にやら100人を超す大所帯となり取捨選択もコントロールされずに夢ばかりが膨らんでしまった。業を煮やした経営陣は諸悪の根源は理想主義に走り過ぎるSteveにあると判断しLisaチームから引き離したのである。問題の本質がそこになかったことは、大きなメモリを持ちマルチタスクも可能だった高価なLisaが消え去りMacが残ったことで明らかだろう。もちろん、Lisaチームの中でSteveのビジョンを理解していたメンバー(要はピカイチ)が脱けてしまったこともあるだろうが、それを束ねていたのはSteveだったのだ。 Steveが脱けた後のLisaチームに残ったのはHP出身の優秀なエンジニア達。常識で考えればこちらが勝つと思われるだろうが… 結論:SteveがLisaチームを追い出されていなかったらLisaがMacになっていたのである。

井の中の蛙

また、空いた口が塞がらないような無様な事態が発生した。6月から全世界でスタートする次世代通信規格IP v6に国内最大のキャリアーであるNTTが対応できないというのだ。昨日や今日始まった話でもないのにローンチに間に合わせる準備を進めていなかったというのだから、呆れてものも言えない。 全てはISP経由でしかインターネットに接続出来ないというおかしな仕組みを放置して来たためなのだが、折角v6になろうというのにアドレスが枯渇寸前のv4しか使えなくなるのだ。 井の中の蛙は、電子書籍のフォーマットも同様である。EPUB3は縦書きも含む拡張が行われるというのに「縦書きは日本の文化」だから日本が独自のフォーマットを作るべき(国内でさえ規格統一されていない)だというのだからこちらも話にならない。 どちらも日本が先に始めた事なので世界が黙って付いて来るとでも考えたのだろうが、そもそも僅か1億数千万しか使用者の存在しない狭い世界。グローバルな基準策定の時に積極的に交渉に参加すれば良いだけなのに、国内で互いの顔色を見ながらの駆け引きの方が楽だからと安易に考えた事がそもそもの問題だったのだ。 結論:みんなで渡れば怖くないは一網打尽と表裏一体なのである。

木曜日, 4月 05, 2012

フラグメンテーション

私がAndroidはクズだ、化けの皮が剥がれたとblogで書いた時には、「何だマカーの書いたものか、読んで損した」とコメントを寄せて頂いた方がいた。国内メーカーが参入出来ないiOSとは違い、雨後の竹の子のように参入するメーカーが後を立たないものだから業界紙が提灯をぶら下げただけなのに実態と思い込んだのだろうが、流石に最近はAndroidはフラグメンテーションが問題であると書き始めている。

どんな、フラグメンテーションがあるかと言えば、最初に上がるのは1.5(それ以前は正式版のレベルではない)から4.03まで野放図状態のOSである。標準仕様がなかった為にメーカーが思い思いの端末を出してしまった為にスマートフォン(インターネットが出来るのではなく進化すると言う意味のはずだ)と呼べない端末が死屍累々なのが、Androidの世界。どんな初物にも食付く物好きなマニアはそれでも構わないのだが一般のコンシューマにとっては詐欺以外の何物でもない。その上、メーカーは他社と差別化を図る為に訳の分らないハードウェアを搭載しハードウェアのフラグメンテーションを上乗せ。

その上、日本ではご丁寧にもキャリア独自のサービスをこしらえサービスまでフラグメンテーションを起こす始末なのだ。それが、最初から分っていたから何もいじらない素直な端末を作るかアップデートが不要なくらいに全て突込んでしまうお化けを作るしか生き残る道はないと書いたのに理解されなかったわけだ。今なら聞く耳を持つ人も相当増えたのだろうが、それは行こうなユーザが増えたからで、ちっとも嬉しくはないのである。

カタログでは同じ筈であるタッチパネルの操作感もメーカーによってまちまち。たまたま選んだ端末がクズだったらユーザ体験もフラグメンテーションを築き上げる始末。台数が積み上がる(遂に50%を越えたらしい)程、不幸も深くなって行くだけなのである。

結論:フラグメンテーションなんて生易しいものではなく完全なカオス状態なのだ。

月曜日, 3月 26, 2012

何で韓国を誉めそやすのかが分らない

日本のメーカーの凋落を語る時に、真っ先に引き合いに出されるSamsung。Samsungが世界一の家電企業なのは事実なのかも知れないが、だから韓国は素晴らしいなどと宣うのは頭の中にウジが湧いているかキムチの喰い過ぎない。勿論、これは韓国をどうしようもない国だと中傷したいのではなく(事実かも知れないが)、貿易で外貨を稼がない限り生きていけない韓国の現状を全く理解していない自称経済評論家(それで金を貰えるレベルではない)の現実無視の頭の出来具合を中傷したいのだ。
 
 自虐史観の連中は日本と違い韓国は貿易立国だと持て囃すが、本当にそうなら何で慢性的に外貨不足のままで、破綻寸前の状態を続けているのだろう。日本が包括(ようは連帯保証)で責任を持つと言ったからつい先だっての破綻を回避したばかり(そんな状況なのに従軍慰安婦の記念碑を作るとほざいた)だと言うのに。
 
 韓国の輸出が伸びているのは単純にウォンが異常に安いからに過ぎず(対する円は異常な円高)、要は売れてもちっとも儲からないのが韓国の輸出企業の実態なのだ(韓国の貿易で一番儲かるのは日本の部品メーカー)。その証拠に韓国の対日貿易赤字は深刻な状態が続いている。日本から買うものがなければそんな事態に陥る筈はないのだが、誰もそんな事は言わないのだ。日本の本当に強い部品メーカーは当の昔にドル建ては止めて円建てで輸出をしている。当然あり得ないくらい安い通貨しか持たない国がドルを手に入れて日本に円建てで送金すれば儲けなど吹き飛んでしまう。それが現実なのだ。

結論:以前にも書いたが日本の大企業が儲かっていないと言うのは言い過ぎである。家電が振るわないのは性も無いものを作っているからに過ぎない。なまじ内需で利益が出せたから世界標準を作らなかったのがSamsungに敗れた原因なのだ。本当に内需があるなら韓国からタレントが大挙して日本に来る事などないのである。

増税に「命をかける」

財務省の下働きに過ぎない野田とか言うどこの馬の骨かも分らないバカが、消費税増税に「命をかける」と宣ったが、未だに死んだとは聞かないのでまだ命は懸けていないらしい。蓄えがあるから持ちこたえている国なのに、それを吐き出させようと言う消費税増税。年金や財政が破綻しそうなのも徴収額が少ないからではなく、使い方が間違っていただけ(誰が使ったかを良く考えろ)の話。自分たちのミスを国民に押し付けようと言うのだから大したものだが、財務省に言われるがままに増税しか言わないのなら別にドジョウじゃなくてオウムで良かったのだ。

結論:お前の命位では、到底吊り合えわないのだ。ふざけるのも良い加減にしろ。増税と関係なく死ぬのは一向に構わないのだ。

GREEが週刊ダイヤモンドに噛み付く?

GREEが近いうちに摘発されると言う週刊ダイヤモンドの記事にGREEが吠えているようだが、元々非常にダークな世界を背負っていたソーシャルゲームのRMT問題。RMT専門の取引業社が暴力団関係のフロント企業(資本を提供)なんじゃないかと言う噂もチラホラと出ている状況の中、どのような展開になるのだろう。
 
 GREEに官憲の手は本当に入るかと聞かれれば警察関係者ではないので何とも言えないが、警察はどこの誰がどんな風に繋がっているかは十分に承知している。その上、「空売り」で株を売り浴びせて儲けを掠め取る「空売り王」の次の標的になっているようだし、非常に危ないポジションに置かれているように見受けられる。勿論、こう言う世間は狭いので辿って行くとパチンコやAVの世界へと続くのだが、ここでも金沢の業者のお話が…
 
 アンダーグラウンドに流れる金を嫌うのが警察組織。天下りでパチンコ業界を支配したように大きな金が動くとなれば標的になるのも当然なのだが、一番狙いやすいのがGREEだったのでは。何処かを潰すのが一番効果的なので標的に…
 
結論:手っ取り早く利益を上げる為に射幸心を煽るのは常套手段だが、金が動けば暴力(民間、公営に関わらず)が動くのは世の常なのだ。

水曜日, 3月 21, 2012

いつか来た道?

アプリやハードを作る側でもユーザでもなく無責任な夢物語だけで飯を食っているマスメディアが持ち上げていたAndroidだったが、ここに来て頭の鈍い人達も付き合ってられないと漸く気付いたのか右肩上がりだったAndroidへの関心が薄れ始めている。勿論、iOSだってiPadが予想通り4倍の密度の画像を扱う新しいiPadになってしまい画像処理の方法によってはiPad2よりも重い処理を強いられる現象が発生しているようだが、影響を受けるのはそんなに多くはないだろう。
 
 Androidの端末の数は今後も増え続けるのだろうけれども、それはスマホの世界に限っての話。タブレットでは、全く役不足(そうでなければ漸く統一出来たばかりのAndroid OSをまたデバイス別に分けたりするはずはない)で、どう考えてもiPadと伍してゆくなどと言えるような状態ではないのだ。タブレットに関してはiPadだけではなくWindowsも暮れになるころには8が搭載されて出てくる。現状でも確固たる位置を占めているとは言えないAndroidはフラグメンテーションの問題で更に株を下げる事になるだろう。
 
 iOS用のアプリではなくAndroid命だと考えているデベロッパー(そんな者はメーカーにしかいないだろうが)は、安全パイとしてWebアプリを作るべきだろう。勿論、それは自分の身を守る為であってAndroidを後押しする事にはならないが…

結論:面白いくらいにAndroidは、私の予想通りの道を歩んでいるのである。

水曜日, 3月 14, 2012

Windowsが勝ったのは?

随分昔の話になるが日経Macが存命の頃(丁度Appleが最悪の時代でした)、Macユーザの中ではこのままではAppleは終りだと言うのが恐らく共通認識だった。Windows 95はMacOS 87だと揶揄していたが、一方でどこに行くのかが全く見えていなかったAppleはクズばかりの会社だと見做していた。あまりの不甲斐なさに日経Macの読者投稿で、Macを作った天才達が戻ってこなければどうにもならないと思わずハガキを出したりもしたが(有り難い事に雑誌に掲載され粗品を頂戴した)、まさかSteveがAppleに舞い戻るなど考えられなかったので、流石にその天才の中にSteveの名前はなかったのだ(一生の不覚である)。
 
 やり場のない怒りの矛先は当然Microsoftへと向かう。WindowsはMacの真似に過ぎないのに何で売れるのだ。PCを使っている連中はモノの良し悪しが分からん薄らバカだと叫んでみても負け惜しみに過ぎず、ユダヤ人(虐げられるほど選民思想は強くなる)のように蔑まれるだけの存在だったのだ。中島みゆきではないが、そんな時代があった事さえ今の人達は知る由もないのだが、風前の灯だったのは動かしようがない事実だったのだ。そんな、我々の気持ちをストレートにSteveは、「MacがWindowsに負けたのはMicrosoftが優れていたからではない。Appleが革新を怠ったからだ。」と語っている。Macintoshが出た当時、Appleは確実にMicrosoftの10年先を行っていた。だからWindows 95が出てくるまでどうにか持ちこたえる事が出来たのだ。そんな時代があったのである。
 
結論:革新的だったはずの企業が駄目になってしまうのは、より強力なライバルが登場したからではなく自己革新をやめてしまったからである。日本の家電メーカーが駄目になってしまったのも全く同じなのだ。

水曜日, 3月 07, 2012

3月7日に発表されるもの

泣いても笑っても十数時間後には発表されている次期iPadとApple TV。iPadに関してはiPad 3ではないと言うのが大方の予想だけど、個人的にはiPad 3ではないとずっと思っていたので、HDになろうが2Sになろうが新しいモデルがデビューすれば良いのである。

出る事が決まっているiPadよりも気になるのが、市場から在庫の消えてしまった(日本国内には在庫あり)Apple TVの行方。 今回のアップデートはどう考えてもApple TVのiOSへの移行と1080p出力への対応が含まれているはずなので、その上でどのようなコンテンツサービス(iTunes for Cloudは当然)が始まるのかが気になる。

どちらにしろ間もなく発表なので予想する必要もない(間違えたら立場がない?)のだが、今回のiPadはCPUは、A6ではなくA5XでRetinaディスプレイで解像度は2048×1536(4対3)、合わせてカメラの解像度も5MクラスとなりフルHDの動画が撮影可能になる。OS絡みでは5.1には正式版のSiriが搭載され日本語がサポートされ、その他に今まで隠されていた新しい機能が二つ追加されるようである。

Apple TVのコンテンツ・サービスは日本では未だお遊びに過ぎないが、アメリカではテレビ放送のライブ・ストリーミング(これをやられてしまうとケーブルテレビは…)

結論:今年度中には日本で、iTunes Matchも始めるとアナウンスされているが、テレビに関しても面白いものが出てくる事を期待しているのだ。 

火曜日, 2月 28, 2012

iPadのライバルは?

私のようにApple以外に選択肢など存在しない人間からすればAndroidが生きようが死のうが知った事ではないのだが、前四半期に漸くAndroidタブレットが1,200万台(2年を要した)アクティベートされたそうである。その中に、Kindleがカウントされているのかどうかは別にしてもスマホの勢いからしたら信じられないくらいのスローペースなのは単純に魅力がないからなのだろう。
 
 スマホなら最悪電話として使えればそれで最低限の役目を果たしてくれるので、そこにメールとWebが付いてくれば十分だと言えるがタブレットになってくるとそうは問屋が卸さない。特に初期のAndroidタブレットはスマホ専用の2.3を無理やり流用した代物だったので、使い易さをどうこう言うレベルではなかったし、専用だと謳われた3.0が載るかさえ定かではなかった(皆そう思い込んでいたようだが)のだから、売れなかったのは当たり前のはないだったのだ。
 
 多くのメーカーは自分たちが勝手に作ったタブレットにタブレット専用のAndroidが載って見違えるように快適に使えるようになると、これまた勝手に思い込んでいたのだが、その中にあってAndroidにお任せしていたのでは自分たちのやりたい事が出来る筈もないと腹を決め自由にカスタマイズして構わない2.3をベースにして独自の世界をつくり出したのがAmazonのKindleだ。勿論、ここで言うKindleは電子書籍専用のe-inkタイプではなく「Kindle Fire」。電子書籍ビューワーとして他を圧倒しているとは言え「Fire」以外のKindleをiPadのライバルとは呼びようがないが、「Kindle Fire」はネット、メール、そして他のAndroid端末よりは安全なマーケットから手に入るアプリを入手可能な事とネットショップが利用出来るのは魅力だ。その上、他の訳の分からないAndroidタブレットやiPadの最廉価モデルと比べて半額以下(Androidが半額になってもAmazon程の信頼が無いので売れない)で3G回線も使える。大きさも、7インチとコンパクトなので持ち運びを考えれば…

結論:Androidタブレットの中で、現状iPadのライバルとなっているのはAndroidを表に出していない「Kindle Fire」である。売れている理由は最新のAndroidを使っているからでもスペックが優れているからでもなく単純に使い易いのとエコシステムがあるからだ。それもなしにハード競争をしても意味が無い事は売上が証明しているのだ。

金曜日, 2月 24, 2012

オセロの中島の件

変な占師と一緒になっておかしな事になってしまったらしいオセロの中島。家賃滞納の問題が大きくクローズアップされ、未だに実名報道されない占師は誰なのかとかネット上で騒がれている。家賃の問題などは純粋に法的に粛々と進めれば良いだけの話なのでどうでも良い事なのだが、そんな中で出てきたのが白との関係が原因で精神的におかしくなってしまったとの噂。元々は白い方の事務所からの独立がスタートだったらしいのだ。事務所の独立で中島との間にもトラブルが発生…その時に白い方の従兄にあたる晃と言う名の市会議員から圧力があったとしたら…

結論:白い方の従兄は解放同盟の執行委員(肉屋系)。中島が逃げ出したくなる気持ちは理解出来るのだ。

木曜日, 2月 23, 2012

盛りだくさんの2月

iBook Authorが出て凄いと思っていたら、行き成りの山猫(Mountain Lion)の予告。それだけでも凄いのにiTunesのスケールアップと2月のAppleはサラッと今後に影響する発表を矢継ぎ早に打って来た。そのうち2月のAppleに関してまとめて書きたいと思うのだ。

月曜日, 2月 13, 2012

差別化の方法の違い

現状はiOS vs Androidとなっているスマートフォン戦争だけどWindows Phoneが8にバージョンアップされてもう一角を担う事が出来るかがハッキリする2012年。当然、Appleが黙っているはずもなく英国ではWi-Fi+3GモデルがOut of Stock状態になってきているので噂通り3月の第1週に新しいiPadの発表がありそうな気配である。名前が何であろうとiPad 2よりもCPUや解像度などがアップ(当然メインメモリも)されるだろうが、同時にiOSの5.1が発表されSiriの多国語対応も合わせてアナウンスされるだろう(Appleはニューモデル発表時にOSのメジャーアップデートを実施)。
 
 出荷台数レベル(販売台数はAppleと違いAndroidは?)でiPhoneを圧倒するAndroidだが、ここに来て良くない話があちこちから聞こえ始めているのも確か。揚げ句の果てにはドコモやauがネットワークのパンクを繰り返しているのも野放図にマルチタスクを許しているAndroidが吐き出すパケットが原因じゃないかと言われる始末だ(iPhoneはそこまで行儀が悪くない)。
 
 そんなAndroidだが基本的には同じOSで動く限りは他社と差別化を図ろうとすればハードに手を入れなければいけない(実際にはまともにOSのアップデートも出来ないのでOSレベルでユーザが差別化されている)が、対するAppleはiPhone 4Sが出ていると言うのに未だに3GSや4も現役で販売されている。Android陣営からすれば型落ちの不良在庫を売っているとでも考えているのだろうが、30ヶ月も前の製品のストックなどある筈もなく新たに製造されているのは間違いない(製造ラインはある)。何故、Androidでは不可能な事がAppleで可能かと言えばソフトウェアのアップデートで機能とサービスが進化だからな(Siriのようにハードに依存するものを除けば)。ソフトウェアのウェイトの高いApple製品は陳腐化のスピードがAndroid端末とは大違いなのである。
 
 AppleのCMは使う事によってどんなことが出来るかのライフスタイル提案型だが、Androidは未だに速度が速いなどをアピールするものに留まっている。スマートメディアは持っている事に意味があるのではなく使う事に意味がある。そんな簡単な事も分からずに売られている商品で幸せになれるとは到底思えないのだ。

結論:差別化がハードに依存しているAndroid端末はハードの陳腐化が製品の陳腐化になってしまうが、ハード依存の低いiOS端末はOSの機能強化で製品寿命が異常に長いのだ。半年もすれば四条から消えてしまうような商品と30ヶ月経っても現役の製品とどちらがユーザにとって優しいかは考えるまでもないだろう。

金曜日, 2月 10, 2012

次期iPadの登場は近い?

AllThingDでiPad3の発表は3月の第一週との噂が出てきた。次のiPadはiPad3ではなく2HDだとの噂もあるがどちらにしても次期iPadが登場するのはそんなに先の話ではないようである。本来もっと早く対応しなければいけない筈の5.0.1のバージョンアップが行われていないのは、5.0.2を出してもすぐに5.1(Siriのβが取れ正式に日本語に対応?)になるからではないかと疑ることも可能だ。

結論:3と呼ばれるか2Sになるかは別にして間もなく次期iPadが登場するが、これはクアッドコアではない。何故ならまだクアッドコアチップは製造が完了していないといわrているからである

金曜日, 2月 03, 2012

iBooks Authorはキラーアプリ

blogに書きためたテキストを、iBooksにしようと思い立たせるだけのインパクトのあるiBooks Authorの登場。よく考えればテキストしかない私のblogはPagesを使えば今までだってEPUB形式で書籍に出来たのだが、もしかしたらこんなblogでもiBooks Storeに並べて作家気分が味わえるのではという気持ちが心の片隅にあったせいか、早速ダウロードの上テキストデータのコピペに精を出す事になったのだ。実際にはまだiBooks Storeがない日本では書籍をiBooks Authorを使って売る事は不可能なのだが、Macでどんなことが出来るかを試してみたい性分として過ちを犯してみたのである。
 
 実は、このblogがMac Relianceの記念すべき1500番目。日頃、ご愛顧頂いている方のために2005年と2006年のblogをアップしましたのでご自由にダウンロードして下さい。iBooks 2形式なので申訳ありませんがiOS5の入ったiPadをお使いの方向けとなります。

Mac Reliance 1
Mac Reliance 2

結論:紙物の書籍や雑誌を出しているところが今すぐどうなる事はないが、販売支援用のカタログ作成などで暴利を貪っていたナンチャッテ・アプリ屋さんは転職を考えた方が良さそうである。

さて、何が出てくるのか?

Steve Jobsの中で書かれていた教育に関する発表は、「iBooks 2」と「iBooks Author」と言う形で突如姿を現した。3月には出るだろうと予てからの噂だった「iPad 3」は、A6、Retina Display搭載の形で3月末に発表されるのは、ほぼ間違いない状況のようだが、振って湧いたように今月中にも何か新しいものが発表されるとの噂が出てきた。
 
 順当に考えれば最後のモデルチェンジからそれなりの時間が経過しているtouchやnanoとリプレイスとなるのだろうが、新しいものとなると既存の製品のリプレイスではない可能性もある。但し、今のところ一番の目玉であるiTVの製造が始まったと言う噂は聞こえてこないためテレビが登場するのはやはり今年後半なのではないだろうか。何が出るか分からないでは、わざわざblogを書くのも憚られるが…

結論:期待して待てば良いのだ。正直、もう二週間様子を見ないと解らないのである。

ボロボロな日本の家電業界

大好きなSONYばかりではなく、シャープやPanasonicと目の玉が飛び出すような赤字を叩き出した家電業界。日立などのように液晶から撤退するところもどんどん出てきたが、それもこれも売れる見込みのない3D液晶に無駄な金を注ぎ込んだ上に未曾有の災害が重なったせいなのだろうが、コモディティ化が目に見えていた液晶テレビとケータイ電話に注力した戦略がそもそも間違っていたのだ。SONYはSamsungに全敗で、Appleにも完敗と今週のダイヤモンドに書かれていたが、もしも本当にAppleがテレビを出すような事態になったらAppleにも全敗になりかねない状況なのである。
 
 Appleとの提携について聞かれたシャープの片山社長は「リンゴの気持ちがあるから」と答えていたようだが、亀山の第2工場でApple向けの液晶が大々的に作られるような状況にならなければパネルの外販は今年も厳しいものになってしまうだろう。HTCはスマホの機種を絞ると発言しているが、これもあまりに多くの機種を製品化したために自ら利益を確保出来ない態勢を作ってしまったことに気付いたのだろうが、共通の端末を作るだけのAppleを相手に勝負をしようと言うのは間違いなのである。

結論:Appleが欲しがるパーツがあるなら売りましょう。Appleの製品を作るキャパがあるなら製造を請け負いましょう。その上で今のところ作りそうもない白物家電に注力しましょう。

何でデフレで増税なのか

ハイパーインフレなどに陥って財政が崩壊すると言うのであれば増税でと言うのも分るが、過去20年以上デフレ状態にある日本で増税するなど言語道断。不景気状況下で景気を更に落ち込ませる増税を行うなどまともな神経では行えない事をしようとしている財務省は一方で
  
財務省の利権
その1:為替介入
為替介入に使われる資金は外国為替資金特別会計であり、一般会計とは区分され、財務大臣(財務官僚)に管理が任されている。国際協力銀行経由で企業の海外投資を支援して権限を拡張。外貨を買うための原資は政府短期証券の発行(短期国債を勝手に発行しているのと同じ)。発行事務そのものは日銀が事務代行しているので日銀の自己勘定のように見える。欧米の金融機関は日銀による通貨発行を望んでいるが、財務省も日銀も応じる気はない。その上、為替介入と言うのは名目に過ぎず、実際には米国へのミカジメ料である。
その2:歳出削減
 財務省が省庁の中の省庁と言われる強い権限を持っているのは予算を握っているから。湯水のように歳入があったのでは何の有り難みも無くなってしまうので困るのだが、現在の税収では役人絡みの人件費(天下り先の特殊法人分も含む)に全て消えてしまい、金の切れ目が縁の切れ目(権限)の瀬戸際に立たされている。本当は何の問題もない国債も国の借金と言う幻想を自分たちで作ってしまった(日本は借金まみれと国民に信じさせる道具として使用)ために今更嘘だとは言えず、このまま増税で借金をチャラにしなければ日本は潰れてしまうと脅しの道具に使う始末だ。

結論:デフレに増税などしたら恐慌になってしまうのだ。

水曜日, 2月 01, 2012

ドメスティックに行きたければスマホは扱うな

スマホにシフトするとしながらドメスティックなサービスは続けたいと未だにiPhoneとAppleに対して消極的なドコモ。それならそれで、ドメスティックサービスを徹底すれば良いのにspモードなどと言う訳の分らぬモノをこさえて(システムバグで目も当てられない)iモードユーザの囲い込みをしようとドタバタを繰り返している。揚げ句の果てにはトラフィックが予想を超えて(読みが甘いのだ)、ネットが何度もパンク。対応するために導入した機材でさらに障害を発生させると言う体たらくなのだから笑わせてくれる。auも読みを誤って繋がらない時がたまにあるようだが、散々バカにしていたSoftBankの株を身をもって上げるような結果になっている。

結論:インターネットでデータのやり取りをしているスマホを箱庭(ケータイ)サービスの中に無理やり引込もうなどと考えるからこんな事になるのだ。

木曜日, 1月 12, 2012

「AppleのSONY買収」は、ガセネタ

表題の切っ掛けとなった元記事でもAppleがSONYを買収するメリットはないと書かれているが、SONYの先行きはそう悲観していないそうだ。改善、あるいは改革すべき点があるのは事実だそうだが、世界有数のAV機器メーカーとして生き残る余地は十分にあるのだとか。その上、損保などの金融部門を売却し(唯一売れそうなのは間違いないが、売却したら儲け口が)、その資金で新製品の開発に回す…
 
 残念ながら現状のSONYでは、私は悲観してしまう。PS4を暫く出さないという判断は評価出来るが、相変わらず縦割りで行っている製品開発は如何ともし難い。その上、途中で投げ出さざるを得ないような開発が多すぎる。一番最初に有機ELのディスプレイを出しておきながら大型化出来ず仕舞い(製造技術がなさ過ぎる)というのも笑わせる話だが、自社だけの開発では開発コストをペイ出来ないと始めたSamsungとの合弁も失敗に終り、結局Samsungからディスプレイを提供される羽目に陥ったのは戦略ミスも甚だしいと言えるだろう。1年3ヶ月前に当blogで買収話に触れた時はイヤフォン以外に欲しいモノなどないと書いたが今でもその考えに変わりはないのである(当時と比べてSONYは全然良くなっていない)。

結論:こんなボロ会社をAppleが買うわけはないのだ。

月曜日, 1月 09, 2012

ここにもいた絶対正義君

本当はFacebookで返答しようかと思ったのだが、どうやら洗脳されている絶対正義君のようなのでヘタに反論するとくどくなると思ったのでblogでこっそり書く事にする(blogが憂さ晴らしの場か?)。その人曰く喫煙が原因で検査と投薬が増えているらしいのだ。私の実感では喫煙者は右肩下がりで健康保険の負担は右肩上がりなのだが、どうやら本当はそうではないらしい。
 
 喫煙が国民の健康を危険にさらし、健康保険の負担を大きくしているのだから煙草税を増税した方が良い、1本1,000円にすれば税収が増えるからというウォールに対して私が本当にそうなのですかと書いた事に対し頂いたコメントが上記のような内容なのだが、どうやらガンはタバコが原因(中にはそんな人もいる筈だが)だと信じているようなのだ。勿論、肺ガンや喉頭ガンになってしまった人がタバコを吸って良くなる事はない(悪くはなる)のは事実だが、だからタバコが主因だと勘違いするのは宜しくない。
 
 そして、私が本当に言いたかった事の方は、タバコが原因で健康保険の負担が増えていると言う妄想の方。確かに、タバコをやめさせるために保険適用の喫煙外来などと言う馬鹿げたモノを作れば多少なりとも保険の無駄遣いは増えるが、それ以上に他所の国ではあり得ない位にばらまかれる処方薬の量を減らし、無駄な検査を減らす事の方がよっぽど保険の負担を減らせると言う事なのだが、それに対して検査や投薬をするきっかけがを作るものの一つ(確かに一つにはなるだろうが万に一つを一つと言われても)じゃないのかと言われても…

結論:病気の人にタバコを吸えとは言わないが、タバコが病気の主因と考えるほどナイーブではない。タバコより抗がん剤の方が身体に悪い事を知らないのだろうか。

何で野田が総理で谷垣が総裁なのか

ドジョウと自転車野郎と、どうしてこうも小粒の人間が党首になるのだと不思議に思っている方が多いのではないだろうか。政治的な実績が皆無に等しい首相に、司法試験になども落ちるようなボンクラ総裁。どちらも、政治がまともに行われていた(丁々発止の駆け引きと言う意味)なら、万年一議員で終りの器である。そんな連中が何故トップに祭り上げられたのかと言えば…

結論:官僚よりもバカで力のないトップじゃなきゃ官僚主導の政治にならないからである。

金曜日, 1月 06, 2012

独り言

このままでは普天間基地の移設は不可能になりそうですが、普天間が辺野古に移設されていたら、北部訓練所の半分が返還されて、キャンプ桑江、牧港補給地区、那覇軍港の全面返還。現在、本島の19%を占める基地が12%に縮小し基地負担が大に削減される。基地の土地は私有地の借り上げで当然地代が入っているが、返還になったら地権者に入る有り難いお金が…
 
 そんな地権者が移転反対運動に加わっていたら…「ゆすりの名人」って…

結論:独り言です。

水曜日, 1月 04, 2012

ポストPCの要件について

売れなくなってしまった(私は売れてるなどと思った事はないが)ネットブックは諦め、次に手を付けたのがタブレットとUltrabook。確かにどちらもAppleではドル箱になっているので二匹目のドジョウを狙いたいのは良く分かるが国内メーカーが目論んでいるようになるとは到底思えないのが事実。タブレットでまともに売れているのはAppleに目の敵にされている「Galaxy Tab」だけで、どんなにマスメディア騒いでも(騒ぎもしないものも多い)国内メーカーの製品がiPadを尻目に売れる事などある筈もない。
 
 大体、まともにアップデートにも対応出来ないようなローカル仕様のタブレットを出している段階で終わっている(くどいようだが、Androidの2.3まではオープンなのだからGoogleのアップデートに躍らされずにKindleのように独自仕様のOSに仕上げれば良いのだ)のだが、OSを持っていないのだから日本市場だけを見て製品を作るバカな戦略をやめない限り需要を掘り起こす事など所詮無理な話なのだ。日本国内でAppleに勝つ事に意味があるなどと考えているようじゃ、とてもじゃないが海外では通用しないのである。駄目だと言ってるだけでは、社民党と同じになってしまうので、こうしたらと言う考えを書いてみたい。
 
ポストPCの要件
その1:グローバルで通用しないハードウェアは載せない
 Appleなどがやろうとしている決済システムでは日本の電子マネーは要らないが、その他にもワンセグも無用の長物。
その2:ローカルでしか通用しない機能は載せない
 携帯用のメールシステムに無理やり合わせようとしてシステムがトンでもない事になっているキャリアがあるが、素直にインターネットメールにアカウントを移せば良い。何とか(mとか言った)モードやメニューが使えるようになりましたなどと言ってるが、全ての端末で使えるまでになっていないし(手を入れているので端末側が対応出来ないのだろうが)、インターネット側からナンチャッてインターネットに入り込む事自体が間違いだ。
その3:物理的なボタンは極力減らす
 iPadだってシステムがおかしくなればリセットボタンが必要になるので全てを無くせとは言わないが、単一の目的にしか使えないような物理ボタンはその目的で使わない人にとっては不要だ。同時にひとつのボタンに複数の役目を与えるのはやめるべき。Androidでどのボタンを押すべきかが分らないのは信じられない。
その4:思い付きの機能を直ぐに実装しない
 β版でありながら多くの人を虜にしているSiri。一方で写真どころか他のスマホの画像でログイン出来てしまう顔認証を載せてしまった某OS。勿論、Siriも声でユーザ認識をしているわけではないので手放しで褒めてはいけないのだが、次期バージョンではその辺りも対応するだろうし設定でロック中は動作しないようにしておけば今でも回避出来る。顔認識が必要なのはユーザの特定であってセキュリティパス代わりではない。今回の問題など誰でも考えれば直ぐに分る物なのだ。
その5:チューニングに時間を掛ける
 PCと同じ理屈で速いCPUを使えば動作が速くなるなどと考えてアプリのチューニングを疎かにするメーカーあるが、そのせいでバッテリの持ちが悪くなる、サイズが大きくなるなど言語道断。iPhoneよりも大きなディスプレイを売りにしているスマホが多いが3.5インチのディスプレイが手に入らなかったのと大きなバッテリが必要だったのが本当の理由のように思える。アプリ(当然OS)の作り込みでバッテリの持ちも、処理速度も速く出来るのだ。自社でOSを作らず人任せにするからユーザビリティが悪いのだ。

結論:数多のJobs本を読めば分るようにシンプルなものを出すには余計なものを付け加えるよりも能力が必要になる。昔、SONYのWalkmanを分解して「流石にSONYさんはネジの数が多いですね」と褒められて顔から火が出たエンジニアの話を聞いた事があるが、ネジの数とボタンの数が多ければ多いほど駄目な設計なのはエンジニアの常識。どれだけ少ない部品で目的を達成するかを考えるのが本物なのである。

野田が増税に失敗したら

政府案として消費税増税をどうしても通したい財務省のパペット人形(ドジョウキャラらしいがドジョウほど可愛くない)。法案が通らないなら解散総選挙だと脅かしているようだが、そうなったら手の平を返したように民主党から出て行く方々が増えるだけのような気がする。法人税は減税して消費税を上げるなど狂気の沙汰なのだが、消費税増税でガタガタになった日本に乗り込んでくる欧米資本にとっては法人税率は低いに越した事がないという事なのだろう。消費税増税が潰されたら3月にも解散らしいが、もしもそのような展開になったら消費税増税はもう持ち出せないスキームになってしまうのだ。
 
 さて、そうなるとどのようなシナリオで来るのか。TPPでゆうちょやかんぽを食い物にしようとしていたが、それも表に出てしまった(気付いてない人も多いが)ので大っぴらにはやり難くなってしまった。残るは増税派を粛正して生まれ変わった財務省路線で積極財政派に主導権を渡して景気回復の余地のある日本の景気を回復させるシナリオに変更するのではないだろうか。国債の日銀の直接引き受けで紙幣を大増刷、60年償還の復興債の発行などによって円高を緩和し日本が強みを持っている資本財の積極輸出にシフトさせるなどが考えられるだろう。

 大統領選挙がどうなるかは分らないが泡沫候補扱いだったロン・ポールに芽が出てくるなどアメリカの動きも気になる。米軍が本当に撤退してしまえば普天間問題はなくなる(どうでも良い小さな話しだが)ので、沖縄の皆さんは大喜び(皮肉だ。基地で潤っている人がどれ位いるかを考えよう)だろう。米軍がいなくなれば自力で日本を守らなければいけないので自衛隊を防衛軍に格上げすることになり新たな武器購入(国内で調達などすぐには出来ない)の資金も必要になるがこれもGNPが膨らめば…

結論:増税に失敗すればあとは景気回復しか方法はない。私なら肥え太ったところでの搾取に切り換える潮時だと思う。その間に日本は地力を付けるしか方法はないのだ。