火曜日, 2月 28, 2006

3000万は抜いた金額

 何で3000万と聞いた時に武部が一瞬青くなったかのが、表に出てきそうである。なんの事はないあれは自民党に流れた額ではなく武部のせがれが抜いた額だったのだ。まがりなりにも党の幹事長、党の金(たとえ裏でも)を抜いちゃお仕舞である。金丸が引導を渡されたのも党の金を個人的に蓄えたからなのだ。金脈で騒がれた田中角栄もその金は私腹を肥やす為には使われてはいない。ロッキードからの金だって野党を含めた多くの人間のもとに送られた金だ。

 というわけで自民党や武部幹事長はあまりむきになって懲らしめようとしない事だ。今回は確かにヘボなネタであったが、それをしつこく叩いているうちに本命のネタでも暴露されようものなら取り返しの付かない事になってしまう。ここは大人の判断をした方が、すねに傷持つ身としては良いのではないだろうか。

 とかく武部幹事長の次男の会社には良くない噂(武部幹事長の政治資金の個人流用窓口)がある。小泉首相の幽霊会社など政治家の陰に謎の法人組織がある事は周知の事実。やり込めるつもりならば、その辺りもきちっと抑えた上で暴露をしなければならないのである。

結論:本当に潰したいと思うのならば、検察や公安、創価学会や共産党、ヤクザや総会屋の裏組織を味方につけなければどうにもならない(但しこういう連中とつるむといくら命があっても足りなくなる)。インチキジャーナリスト(きっこの仲間か?)なんて屁の突っ張りにもならないのである。組織でやるのでなければ、海に浮かぶくらいの覚悟が必要なのである。野口君があの世で待っているよ。

機密漏えいは片山さつきのせい?

 不祥事(防衛施設庁)でそれどころでない防衛庁から機密情報がWinnyで漏えいしてしまった(しまったどころか未だにダウロード出来る)事件の根っこの部分で、何故か片山さつきの名前が上がってきた。もちろん片山さつきがWinnyでデータをアップロードしたわけではないが、防衛庁が(民生品でないOSを使った)独自のシステムを構築しようと予算要求を出した時にコスト削減を理由に却下した張本人が片山さつき(当時は財務省の官僚)だったのだ。

 いらない道路や橋梁ならばばかばか作る金が出るのに(こんな事が通るから談合が可能になるのだ。いるものしか作らなければ談合なんてのんきな事は言っていられないくらいに仕事は減ってしまう)、国の根幹に関わる防衛に対して金が出ないと言うのはとんでもない話なのだ。もちろんこちらも談合体質なので、同じものが防衛庁に卸される時には何倍の価格になってしまうと言う体質は無くすべきだろう(これは日本だけではなく世界中の軍需産業はそうやって泡銭を稼いでいる)。

 大体日本の武器は大量生産される事が無い為(自衛隊では需要が少ない)に、非常に割高の商品を買わされている。そうかといって全て海外から輸入すれば肝腎な時(戦時下)に供給を充てにする軍需産業がなくなってしまうというジレンマの中、せめて防衛に関する情報くらいは独自の仕様で守る心構えが必要だろう。

結論:財務省は物事の重要性を金に置き換える事しか考えていない。そもそも予算を作るのは国会であって役人でないはずだ。しかし、予算案を作る国会は財務省を始めとする官僚組織とずるずるべったりの気持ち悪い関係にどっぷりと浸かってしまっている。どこの省庁でも私用のPCの持ち込みは当たり前になっている。こんな連中の脅しにまけて、個人情報保護法に右往左往している国民はまるで道化のようではないか。ふざけるのもいい加減にしろ。

月曜日, 2月 27, 2006

振り込め詐欺

 さてすっかりガセネタと言う事で評判を落としてしまった民主党であるが、こうなってくると俄然あのメールはガセだが、振り込み自体はガセでないと言う気がしてくるからおかしなものである(私の頭がおかしいのは間違いない)。どういうことかといえば、振り込みはあったが、それは日本を舞台にしたものではないという筋書きだ。まだどこもその筋で記事は書いていないので単なる個人的な妄想なのだが、事件のさなかに美人広報担当(あれが美人だと言うのだから美人のレベルも下がったものである)の乙部綾子が向かった先が妙に気になって仕方ない。

 香港やマカオと言ったその筋の人達がマネーロンダリングの中継地点となる場所にのこのこと出かけていく(それどころではないはずだ)ということは、それなりの理由(あれが単なる観光旅行だったらただのバカだ)がなければならない。要するにあそこにはライブドアの裏金を動かす為の秘密口座が有り、その口座から武部の次男の口座(これもその辺りだろう)に資金が送金されていていたのだろう。だから振り込みのガセが出た時に、武部は一瞬固まったのだ。

 それと検察はあのメールは偽だ(そんなものは無いと言ったのか)とは発表したが、振り込みがないとは言ってはいない。要するに不正な資金の流れは分かっているが、今回のメールはそれを示唆しているものではないと検察が認めただけなのである。今はより大きな問題である自衛隊に関連した談合の方に的を絞っている。ライブドアのようなチンピラに関わっている時間は無いのである。

結論:ライブドアでは、京都の似非同和や武富士と言った胡散臭い(ヤクザなという意味)連中とハゲタカファンド(もっとヤクザなと言う意味)が跋扈しているようだが、落とし所をどこに持ってゆくかを誰も思い描いていないようだ。伏線ばかりで結末の面白くない日本映画のように尻切れトンボにならない事だけを望む今日この頃である。

お家騒動

 アメリカでは航空会社の大手がどんどんchapter11しているというのに天下のJALは9つに別れた組合を巻き込んでお家騒動の真っ最中である。ノー天気にそんなことをやっている間に整備不良などが続発して、危ないからJALはやめようと言う声が巷で出ている事を知ってやっているのだろうか。そもそも日本の国策会社として始まったJALはまさに運輸官僚の天下り先であったが、そこにJAS(ここも何度名前が変った事か)が加わる事(これも運輸族の指導の結果)により図体ばかりがでかくなってしまい知恵が回らなくなってしまったのだろう。

 良く世間では大きくなると組織の重複している部分を削減出来るために効率化出来ると言う世まい言が喧伝されているが、そんな馬鹿な話はない。全くカラーの違う企業を一つにする場合には非効率化が間違いなく発生する。効率化が進むのはコストの面(リストラ)だけであり、精神的な一体感の喪失や出身母体の利益を守る為の派閥抗争などが起きてコスト削減では賄いきれないくらいに非効率的な組織になってしまうのである。こうなってしまうと、もう元には戻す事は出来ない。後は自壊するのを待つばかりである。

 軍隊下りのパイロットが山のようにいるアメリカとは訳が違い、日本ではパイロットと言えば特権階級である。それが行き過ぎた会社がJALだが、改善されたとは寡聞にも聞かない。もちろんタクシーの運転手のようにリストラ後の再就職先になってしまうほど権威が落ちて良いとは言わないが、それが原因で組織がガタガタになってしまうのではどうしようもないのである。

結論:立ち居か無くなればJASのように運輸官僚に助けてもらえると言う悪しき安心感が日本の航空業界には、まん延している。特にどんな事になっても国策会社であるJALは潰れないと言うおごりがあるのは間違いない。いっそのこと国営にしてしまって、退役後の自衛隊員の再就職先にでもしたらどうだろう。そうすれば今より大分パイロットの給料を下げる事(自衛隊員の基準にする)が出来るのじゃないだろうか。航空学校を持つ必要も無くなるし、もしもの時にはジャンボで特攻をさせることも...そうなったら恐ろしい世の中である。

情報漏えい

 よりによって自衛隊の機密情報がWinnyで漏れてしまった。自衛隊の制服組は私用のPCを持ち込んで仕事をしていると言うのだから、機密情報を手に入れる為に諜報部員などいらないということになってしまう。それもこれも自衛隊のシステムそのものをWindowsで運用しているからだ。世界的に見ても軍隊がWindowsシステムで運用していると言うのは非常に珍しい。アメリカの海軍がイージス艦にNTを使ってシステム全体(全イージス艦だ)が止まってしまうと言う前代未聞の事故が起きて再度Unixに改めたのも記憶に新しい。

 少なくとも、現状では軍事情報を運用するシステムはUnixをベースにしたカスタムOSを基盤にしている所の方が多い。これはvirusを防ぐ為ばかりではなく誰もが機密情報にアクセス可能になる事を防ぐ目的でもある。では何故日本の自衛隊では独自のOSを使っていないのだろうか。それは自衛隊の制服組だけではなく事務方の天下り先の多くがNECなどの御用企業だからだ。

 ようするに談合相手から奨められるままにシステムを組んでいるから、今回のような事件が起こってしまうのだ。あれだけセキュリティの問題が叫ばれているのに自衛隊以外の官庁の情報システムも殆どは、NECや富士通を始めとするWindowsシステムで運用されているし、個人情報を取りまとめている総務省の基幹システムもWindowsである。おかげで総務省の発表資料はdoc形式だったりする。doc以外にフリーで読む事が出来るdocument形式(PDF)があるのにこんなものを使うと言う事はいくらか貰っているのではないかと勘ぐられても仕方がないだろう。

結論:何もOSXを使えとは言わない。何故ならばOSXも市販されているOSなので軍事情報向きとは言えないからだ。こういうものは暗号化も含めて独自のフォーマットを利用して、もし外部に漏れても解読出来ないようにすることが当たり前である。残念ながら自衛隊の機密情報はExcelも多かったようだ。これでは戦前のパープルよりもアメリカに情報が筒抜けになってしまうのである。

CO2削減

いつの間にやらCO2が地球温暖化の原因になってしまってから長い事経ってしまった。今更CO2が悪くないとは言わないが、言い出した奴らの魂胆が見え見えなだけに忸怩たる思いがあるのも確かである。どういう事かと言えば地球温暖化会議を主導している連中の裏には、アングロアメリカやリオチント・ジンクなどのウラン産業と原発産業が手を携えている構図がある。どちらもロスチャイルドの利権だ。ロスチャイルドは石油ばかりか原子力もほぼ独占している。

 実は世の中にはCO2以上に地球を温暖化する物がある。それはメタンガスだ。メタンガスと言うとゴミなどの腐敗ガスを思い出す事が多いかもしれないが、一番の発生源は牛である。牛のげっぷだけでも相当の量が排出されているが、一向に牛を削減しろと言う話が出てこないのは、畜産産業は飼料産業(カーギルなどの世界コングロマリット)と連携しているからだ。それだけではない牛を飼う為にブラジルのジャングルがどんどん焼き畑によって消滅している。CO2は植物の光合成で減少させる事が出来るが、その植物を放牧の為に無くしていっている畜産の方が罪はより重いのは間違いない。

 ダイヤモンドの価格を高止まりさせる為にロシア産ダイヤモンドを全て買い取っていたデビアスが独占買い取りをやめる事になった。これでダイヤモンド価格が安くなると考えるのはやめた方が良い。何故ならばロシアから放出されるダイヤモンドで価格を維持する必要が無いほど大きな新たなダイヤモンド鉱山をデビアスが手に入れたのだ。これでオッペンハイマー(ニューヨークの美術館で有名)も安泰なのである。

結論:風力や代替えエネルギー開発に金が投じられずに、すぐに原子力に向かってしまう理由はそれを推進しているグループのスポンサーが、ロックフェラーやロスチャイルドだからである。彼らは自分たちの利権の及ばない産業には一切の金は出さないのである。

日曜日, 2月 26, 2006

そんなものいらない

 携帯電話の機能で使いたいものと、使わないもののアンケート結果がweb上で発表されていた。案の定DoCoMoのケータイクレジットは使いたくない方のトップで、Auが強いGPS機能は使いたい方のトップであった。DoCoMoもFOMAの一部の機種で搭載されているが、その機能はお世辞にも使えると言えないベンチマークテストの結果(位置確認がどれくらい正確かをテスト)が出ている。流石に壁の無い屋外では、Auと同じような結果が出ていたが、室内ではとんでもない結果になってしまった(何キロも本来の位置と違ったのではココセコムのような使い方が出来ない)。

 トランシーバー機能も、有料サービスなので使う意味ないわな。ダブるような機能で金を取っちゃいけないのよ。というわけで結構外しているサービスがこれからのいち押しのようなのである。勿論出てみなければどうなるかは判らないが、ケータイクレジットなどは既に契約しているクレジット会社がサービスの対象じゃなければわざわざ使わないのじゃないだろうか。

 携帯がPDAを駆逐した(まだあるんだったけか)理由はPDAで出来ることと同じようなことが携帯に標準で搭載されていたからである。携帯で手書き認識は出来ないけれど、それ自体でメールのやり取りが出来ることで、機能としては上回っていたと言うことである。あとは誰が今のインターフェイスを駆逐する方式を出してくるかに掛かっている。

 というわけで、無理やり何かをくっつけることに血眼になるくらいならば、インターフェイスなどの部分のブラッシュアップに力を注ぐべきだろう。

結論:実は携帯に限らず、世の中に出てくる技術の多くは良くてニッチにしかなりようが無いものばかりである。何故ならば誰もが思いつくようなもの(これであっと言わせることは本当に難しい)か、誰も必要としないもの(ニーズなどはない)ばかりだ。さて結論だ。道具が使われる一番の理由は使い易いかどうかに掛かっている。実はそれを使うために新たに何かをしなければいけないものはその時点でもう失敗している訳である。ここでヒントを一つ。ケータイクレジットを成功させたかったら、携帯電話会社が決済を行うか全てのクレジットで簡単に決済出来るシステムにすることである。それが出来ないのならば、そんなものいらない。何度も書いているように企業の都合(単にどこかが儲けたい)によるサービスなどバカしか使わないのだ。

金曜日, 2月 24, 2006

皇族の仕事

 小泉の出鼻を挫く形でリベンジを遂げた。大体あのバカが女系容認などと言うことをほざき出したのは、皇太子に男子が誕生しないために、正当な男子継承者がいないという大きな問題が横たわっていたからであるが、それを打ち砕く一番の方法は男子を誕生させる事なのである。そしてそれを紀子様は皇室の為にやってのけたのだ。今回のお子様がもしも男子でなかった場合、何度でもリベンジを掛けてくる事は間違いない。まさに紀子様と秋篠宮殿下は皇室に入った女性の本懐を身をもって遂げようと努力されている訳である。

 こんなことを書くとまさしく不敬に当るが、雅子妃殿下の一番の問題は皇室の人間の仕事が皇室外交だと勘違いされた事にある。一代限りで見れば皇室外交は重要な仕事になるかもしれないが、長い目で見ればそんなものはちっとも重要ではない。皇族にとって血を絶やさないと言う事がまず始めになければいけないのである。外務省の次官を努め国連大使まで歴任した父親を持つ彼女には子供を産むと言う事の重要性がきっと分からなかったのであろう。

 妾腹が許されない現代においては正妻が子供を産み続けない限り、そこで血が絶えてしまう。これは皇室の消失を意味するのだ。それを身をもって行えないと言うのであればその場合は、妾腹を復活させるか、新たなお妃を考える必要も出てくるのではないだろうか。今回のご懐妊はそういった最悪のシナリオを回避する上で非常に有り難い慶事なのである。

結論:皇室の一番重要な仕事は血を絶やさない事である。そしてそれによって生きた伝説であり続ける事なのだ。

永田が掴んだガセネタ

 男は責任をとらなければ行けないが信念の永田(バカタレ)議員は、精神的に不安定(バカと言う意味か?)の為取りあえず休養を取る事になったらしい。さて信ぴょう性の高いガセネタ(真のガセと言う意味)に食い付いた馬鹿さ加減は置いとく事にして、平沢議員はどこから手に入れたのだろうか...

 ネタをばらせば、あのガセネタは実はあちこちの週刊誌に西澤孝の手で直接持ち込まれていたのである。文春、ポスト、新潮と名だたる週刊誌の編集部に持ち込まれたが、どこも相手にしなかったブツだった。それに唯一食い付いたのが件の永田(うすのろ)議員だったと言うわけである。それと週刊新潮で「きっこ」の一味となっている立花隆が無関係だとは言わないが何故、本命の文春の現役記者の西岡の名前が出てこないのだろう。やっぱり現役はまずいのだろうか?

 どちらにしても平沢(出しゃばり)議員に手に入るような大ぴらなガセネタしか手に入らない永田議員位しかいないようじゃ、闇世界との暗闘(なれ合いとも言う)も必要な与党を民主党に任せる事など出来はしないのである。

結論:世の中の闇の部分を知った上でそれと関係を持たずに、世の中を変えてゆくのが政治家の努めだと思うのだが、その肥だめに、はまってしまうようじゃお仕舞なのだ。こう展開になってくると背中にクリカラモンモンを背負った一族出身の小泉さんには絶対勝てないのである。

木曜日, 2月 23, 2006

スピリチュアルの前に小乗仏教でもやれ

 最近(いや昔からか?)、細木和子や江原啓之などという詐欺師が盛んにテレビで偉そうな事を宣っているが、どうしてあんな連中の言うことを信じるのだろう。それほど心が貧しいのだろうか?基本的に細木和子の言っている事(墓参りをしろとか、義理を重んじろなど)は間違っていない。そうではなく占いと言われる部分に根拠も正当性も認められないと言う事だ。あれはただの口の悪いババアのざれ言だ。もちろんその世界に顔が利くようであれば人気者の一人や二人を作り出す事が出来るので、それを占った結果(占われた方は当ったと思うわな)だと言えば良いのである。まあ裏社会と繋がっていることは間違いなさそうだから...

 さて江原啓之の方だが、彼はオーラや守護霊が見えると言っている(本当に見えるようなら入院が必要だ)。非常に柔らかい声と笑顔(薄ら笑いとも言う)を武器に、スピリチュアルだかカルピスだか分からないカウンセリングを売り物にしている。大体、薄ら笑いはしているがあの蛇のような目はちっとも笑っていないのにどうして騙されるのだろう。初めてあの顔を見た時に俺は、てっきり此奴は明き盲なのかと思ったくらいである(ようするに目が死んでいたのだ)。

 前世や守護霊をネタにして悪い事が起きているのは、その本人の所為ではないという逃げ道を作る事で信者を増やしているのが、そのやり口である。そもそも自分の人生を人の所為にすると言うのは一番卑怯な方法なのだ(何故なら簡単に相手が納得するからだ)。そんな姑息な手段が許されるならば誰でも簡単にカウンセリングが出来てしまうのである。ようするに江原啓之が支持される理由はその声と言葉遣いが心地よいからであり、音を消してあの顔をまともに見ていたらきっと気分が悪くなってしまうに違いない。それと瞑想のように目を瞑りながら話す事も多いようだが、恐らくその視線を読まれない為だろう(優秀なカウンセラーならば視線で嘘をついている事を見破れる)。

結論:騙される奴が悪いので細木和子や江原啓之を批判はしない。問題はそんな胡散臭い連中に公共の電波(放送局はすぐそう言うじゃないか)をそんな奴らのために解放するその根性の悪さだ。どうせそんなことに電波を使うのならば、毎日池田大作司会のワイドショーでもやっていれば良いのである。彼が占いをすれば間違いなく世の中の殆どのことが、その通りになるに決まっているのだから。間違いない(長井は学会員)。とは言え悩みがある人に一番良いのはラマ教の寺にでもこもって心と体を鍛える事だろう。

水曜日, 2月 22, 2006

ロスチャイルドとロックフェラー〜特別編〜

 ユダヤの陰謀などというのが世の中に溢れている(そう私が妄想しているだけか?)が、ここで言われるユダヤとは元々ユダヤ系である連中のことであって、どこからどう見てもユダヤ人にしか見えないユダヤ人のことを指すわけではない。実は陰謀論で名前が上がってくる連中でユダヤ教を信じている生粋のユダヤ人はまずいない。既にキリスト教や他の宗教に改宗している上に白人に見えるのが殆どなのだ。さて今回はそんな隠れユダヤの化けの皮を少しだけめくってみよう。アシュケナジ、スファラディの区別までは手が回らないので今回は割愛したい。そもそも自分たちの素性を隠す為に新大陸が利用された事は明らかなのである。

へえこの人が編
 フランクリン・ルーズベルト:祖先はオランダからやってきたユダヤ人。
 セオドア・ルーズベルト:フランクリンの叔父なので当然祖先はユダヤ人。
 ドワイト・アイゼンハワー:スウェーデン系ユダヤ人。
 ブッシュ一族:元はチェコから移民してきたユダヤ人。バドワイザーのブッシュも同郷。
 ジョン・ケリー:この大統領候補も元はチェコ出身のユダヤ人。
 ロックフェラー一族:スペインのスファラディがヨーロッパ各地を移動して最後にドイツから入ってくる時にゲルマンになりすました。もともと資金を出してくれたロスチャイルドを越えようとした企みが俗に第二次世界大戦と呼ばれている戦争である。
 ビル・クリントン:私生児であるクリントンの父はウィンスロップ・ロックフェラーだとも言われている。ハイスクール時代にケネディのホワイト・ハウスに招かれたのはロックフェラーの力である。
 ヒラリー・クリントン:オランダ系のユダヤ人と言われる。ファミリーネームはローゼンバーグ、ルーズベルトと同じ一族かもしれない。今は整形した上にブロンドに染めているが元々は黒髪である。黒髪の純粋な白人はいません。
 ユソフ・スターリン:泣く子も黙るスターリンもレーニンやトロッキーと同じユダヤ人。
 ハリー・トルーマン:両親とも改宗したユダヤ人。
 ウィンストン・チャーチル:母親はユダヤ人。ロスチャイルドの代理人を務めていたのだから完全にユダヤである。
 ウラジミール・レーニン:本名はゴールドマン。恐らく祖先はユダヤの金商人だったのだろう。
 ウッドロー・ウィルソン:ユダヤ系ドイツ人。
 エイブラハム・リンカーン:ロスチャイルドに近いユダヤ人。
 アドルフ・ヒトラー:ロスチャイルドの直系子孫だったとさえ言われている。ヒトラーはユダヤ人を大虐殺した(俗に600万人)と言われているが、彼の部下もゲーリング以外は全てユダヤ人のためかなりの部分は捏造だと思われる(南京事件と同様)。
 オサマ・ビン・ラディン:彼の母親はユダヤ人で、彼の一族はロスチャイルド系のベクテルの仕事をして財産を築いたのである。彼は少なくとも本当のイスラムではない。
 
結論:少なくともアメリカの頂点に近い連中はユダヤ系である。何故ならば彼らが財産を築く時にスポンサーが必要だったからだ。その当時そんな金を持っているのはロスチャイルドだけだった。真のアメリカン・ドリームとはロスチャイルドから資金援助が得られるかどうかにかかっているのである。

裏金を振り込む馬鹿はいない

 同じネタばかりで申し訳ないが根本的な問題に触れる事なので追加である。永田がどうしようもない馬鹿(政治を分かっていないと言う意味も今回は追加する)で、裏金を貰えるようなこともないチンピラだと言う事が今回の件ではっきりとした。なぜならば、裏金は必ず現金で渡されると言う事を知らなかったからだ。どこの世の中に足がついていけないようなお金を金融機関経由でやり取りする馬鹿がいるのだろう。恐らく永田議員はキャッシュディスペンサーでやり取りするような金額しか見た事がない(そういう生活をしている)から、お金と言えば銀行経由に決まっていると思ったのだろう(それも振りも込みで)。

 実は銀行経由でお金を動かすと言う事は、それが証拠を残さなければいけないキレイなお金か、キレイに見せなければいけないお金だと言う事だ(そうしなければ帳簿に載せられないじゃないか)。そんなことも分からないと言う事は何のために何年も議員として金を貰ってきたのだと言われても仕方がない有り様なのである。要するに馬鹿だ。

 誰だって脱税したお金は銀行には積んだりしない(昔は無記名の割引債と言う手があったが、それだって今は使えない)で、畳の下などに現金で隠すか、こっそり海外に持ち出して警察も手を出せないような所に預けるのである。それ位は知っての上でああいう話はしないといけないのである。

結論:武部を本当に追いつめるのならば六本木のキャバクラで金を受取っている写真があるとか、向島の料亭で誰々とあっていましたよねという情報が必要なのだ。但し、赤坂と違って向島の料亭の関係者からそのような情報が出てくる事は決してない。それが向島に歴史と信用が有る所以なのである。

ネタの出所

 大マスコミでは取り上げる事は無いが、最近世間を騒がせているネタの出所が少しずつ明らかになってきたようである。”きっこの日記”はヒューザー関係のネタ元になったblogであったが、これの黒幕は、”勝谷誠彦(文春出身のフリーライター)”、”梅基展央(文春と契約中)”、”西岡研介(週刊文春記者)”と言われているが本人達に聞いたわけではないので定かではない。一番旬なネタは、あのガセネタであるが永田(旧大蔵出身の勘違い野郎)議員が入手した偽造メールは、数々のインチキネタで評判の悪い”西澤孝(ハイクラス向け雑誌、Dumontを出していた)”という人ぶつらしい。

 跳ねっ返りの永田は、ヒューザー事件で活躍した”馬渕議員”に対抗して良いところを見せようとしたようであるが、何せ根がただの跳ねっ返りなので跳ね返ってきた自分のウンコでケツを汚してしまったのである。要するに物事を判断する基準を持っていないからガセかどうかも分からず、ただ言ったもん勝ちと思ったのだろう。ネットの便所の落書きとは違うのだから、ああ言った公の場で口にする事でなかったのにそこまでの知恵が無かったのだ(こんなので官僚が務まるようじゃ日本の役所も地に落ちたものである)。

結論:検察に手づるが無いようなチンピラは余計な口を叩かない事だ。今回は余りにも間抜けなので失笑で済んだが、もし真実であってもネタ元が闇の世界だったら”石井紘基”議員のような運命が待っている事だけは忘れない方が良いだろう。ヒューザーもライブドアもその辺の筋が深く関わっているのだから...

火曜日, 2月 21, 2006

ロスチャイルドとロックフェラー〜第二章〜

 前回楽しめたかどうかはこの際置いといて第二段をお送りしたい。今回は人に焦点を絞ってロスチャイルド人脈に連なる人々をあげつらってみたいと思う。ロックフェラーの話がないじゃないかとお嘆きの方、いずれは書きますのでご勘弁を。

財閥
 モルガン:ロスチャイルドの表の代理人(ロスチャイルドが資金提供)
 ロックフェラー:ロスチャイルドの裏の代理人(ロスチャイルドが資金提供)
 ハリマン:クリントンを大統領にしたスポンサー、ロスチャイルドの血縁

大学
 ハーバード大学:
 イェール大学:東インド会社(ロスチャイルド)、第41代大統領から全てイェール出身である。ここはスカル・アンド・ボーンズと言う組織(秘密結社とも言われる)がある
 

政治家
 ブッシュ大統領親子:イェール出身でともにスカル・アンド・ボーンズ
 ビル・クリントン:元大統領、ローズ奨学生(ロスチャイルドのお墨付きを得た人に出る奨学金)
 ヒラリー・クリントン:ニューヨーク上院議員、カーギルやウォルマートの顧問弁護士
 アル・ゴア:元副大統領
 ロバート・ルービン:ゴールドマン・サックス会長、元財務長官、Citigroup会長(もともとはロックフェラー系)、クリントンを大統領に仕立てた
 J・ウィリアム・フルブライト:元上院議員、フルブライト奨学金を設立(ローズ奨学金)
 佐藤ゆかり:小泉チルドレン、元JPモルガン、日興ソロモン証券、CSFB(クレディ・スイス・ファースト・ボストン)とロスチャイルド系以外に勤めた事が無い強者
 片山さつき:小泉チルドレン、元財務省主計官(財務省はロスチャイルド家の出先機関)
 猪口邦子:小泉チルドレン、イェール大学卒業
 竹中平蔵:総務大臣・郵政民営化担当大臣、伊達や酔狂でハーバード大学の客員教授にはなれない

経済界
 アラン・グリーンスパン:FRB議長
 ジョージ・ソロス:ロスチャイルドの代理人として相場を誘導
 榊原英資:元大蔵省財務官、現在リーマンブラザース顧問(誰の為のミスター円だったかはこれで明らかである)

結論:アメリカの政治の表看板はイェール出身で、それを動かしている連中はオックスフォード出身(ローズ奨学生)のユダヤ人と言う構図が見えるようだ。そして小泉チルドレンの中で有名どころはよりによってロスチャイルド(本当はロスチルドレンか?)ばかりである。

人を育てるとは

 どの企業にとっても人を育てる事は重要である(そう考えていない方が多いかもしれないが)。天下のMSKK(Microsoftの日本法人)では、社員が10人必要だと申請があると取りあえず募集人員を半分の5人に自動的に削り最終的には3人しか採用しないという方針をとっていたらしい。全く立派な態度である。そしてその3人に10人分の仕事をさせる為にあっと言う間に仕事を覚えて一人前になるらしい。まさに人材育成の鑑としか言い様が無いと思われる方は前文を良くお読み下さい。あっと言う間に一人前になるのであって三人前になったわけではないという事実である。要するに3人はどこまで行っても3人なので10人分の仕事をこなす事は恐らく一生出来ないはずである。そんな単純なことも分からないような企業のソフトにバグがあるのは当たり前だ。

 原則的に10人の人が必要であった場合には少なくとも10人採用しなければいけない。ならば数学の基礎知識を応用して、10人の人が必要な場合に逆算して30人申請すれば良いと考えてしまうの人はMSKKという会社を分かっていない人だ。そんなことをすればその10人に30人分の仕事を振ってしまうので元の木阿弥になってしまうだけなのである。

 実は本当に仕事をしている人員と言うのは多くはない(私もたまにしか本気で働いていない)。10人いれば3人位が本当に働いているといえるかもしれない。だからといって残りの7人が遊んでいるわけではないのだ。残りの人達はそこそこに仕事をしているし、少なくとも、もしもの時に3人の一所懸命働く人を手助けする事が出来る。そういう人を確保する事が人を育てると言う事なのである。決してMSKKのやり方は人を育てたと言えるものではないのだ。問題になるのは手助けもしないのに働かない奴なのだが、これは採用してみなければ分からない。だから人を育てようと思ったら10人必要な場合には少なくとも12人は採用しなければいけないのだ(確率論から言って、どうせその中の2人は箸にも棒にも掛からない人間のクズなのである)。何故なら必ず2人は働かないが、それが誰かは雇ってみなければ分からないからだ。

結論:人を育てようと思ったら少なくとも必要な人員よりも余裕を持った人数を採用しなければいけない。つまり遊ばせておける人員が無ければ人を育てる余裕などは望めないのだ。自分の周りを見て欲しい。教育担当を任されている人は現場で使い物にならない人ではないですか?余裕のない会社ならば必ずそうなってしまうのです。それで人が育つなんて努々考えない事です。

月曜日, 2月 20, 2006

ロスチャイルドとロックフェラー〜第一章〜

 ロスチャイルドとは泣く子も黙る大財閥であり、ロックフェラーもアメリカを代表する大財閥であるが、両者が争っていた(ように見える)のは今は昔、第二次世界大戦(アメリカのロックフェラーがナチスに金を貸し、戦争が可能な状況を作り出しそれを叩いた出来レース)までである。さて、今回は代表的なロスチャイルド銘柄をご紹介しよう。

メディア
新聞社:The Times、The Sun
通信社:ロイター通信、AP通信
放送局:ABC、NBC、ABC(3大ネットワークの全て)
石油
BP(英国石油)
ロイヤル・ダッチ・シェル
重工業
ビッカーズ(イギリス軍需産業)ブリティッシュ・エアロスペース合併
ダッソー(フランス軍需産業)
アームストロング(イギリス軍需産業)
ロッキード(アメリカ軍需産業)
シュットーデル(スイスの軍需産業)
アングロ・アメリカ(旧ミノルコ)
フォード
ルノー
その他
フィリップ・モリス(世界最大のタバコ会社)
デビアス(ダイヤモンド)
フィリップス(電機)
コカコーラ
AT&T
NCR
リオ・チント・ジンク(金とウランの独占会社)グリーンピースのスポンサー
ネッスル(スイスの食品会社)
ユニリーバ(イギリスとオランダの会社が経営統合)
ブルックボンド(紅茶)
リプトン(紅茶)
シャトー・ムートン・ロートシルト(5大シャトー)
シャトー・ラフィット・ロートシルト(5大シャトー)
金融
 日本銀行(日本の中央銀行、20%以上の株を所有)
 フランス銀行(フランスの中央銀行)
 イングランド銀行(イギリスの中央銀行、理事レオポルド・ド・ ロスチャイルド)
 BNPパリバ銀行
 モルガン銀行
  リーマン・ブラザーズ(ホリエモンを裏で操っていた張本人)
 ゴールドマン・サックス
 ロスチャイルド銀行(イギリス)
 香港上海銀行
 ウェストミンスター銀行
  ルイ・ドレフェス商会
  ソロモン・ブラザーズ
  カナダロイヤル銀行
  アラブ投資銀行
  モントリオール銀行
  ジェネラル銀行(イスラエルの銀行)
  ブリュッセル・ランベール
  ウェストバンク
系列
ヴァンダービルト(アメリカの鉄道王)
デュポン(死の商人)
カーネギー(アメリカの鉄鋼王)
サッスーン(死の商人)アヘン戦争の張本人

結論:ロスチャイルドに関しては広瀬隆の本を読む事をお勧めするが、それで世の中が分からなくなっても責任は負いかねます。

投資家と投機屋

 企業を起業する為にお金を出す人を投資家と呼ぶ。日本で典型的な投資家は渋沢栄一だ。明治以降殖産の為に尽力した事がその証拠である。つまり株式会社と言うものは投資家(資産を既に持っている人)が金を出して新しい産業を育成する為にある。その目的は間違っても時価総額を大きくする事などではないし、株主利益を優先する事でも無い。本当の投資家は自分自身の資産を増やす事を目的に投資をすることはない。では何故株式市場が必要かと言えばそれは、立ち上がった企業を他の人達で支えてもらう事にある。確かに株価が高くなって大きな利益を得られる場合もあるが、目的はそこにあるわけではない。

 最近世間を騒がせている連中はこれとは違う投機屋である。彼らには会社の内容が良いか悪いかは関係ない(大抵は何をやっている会社さえ問題にならない)。ひたすら投下した資金が利益を産めばいいわけだが、その為には時価総額は果てしなく大きくなってくれなればいけない。目的の為にはどんな汚い手段だって使ってくる形になっているわけだ。つまりがたがた騒いだってシステムとしてそれを許さない形に出来なければ歯止めは掛けられないのだ。

 一番単純な方法はある一定の金額以上の資本投下には箍をはめてしまうことだ(市場に影響を与えるほど大きな金額は一定期間塩漬けにすれば良い)。本当の投資家であれば短気に利益を確定するような事は行わない(行えない)ようにすれば市場は非常に安定する。それでも投資してくる人に対しては配当と言う形できっちり答えれば良いだけである。それが健全な市場と言うものだ。

結論:投機屋を投資家に変える方法はないが、投資家を投機屋にさせない方法はいくらでもある。それをやりもしないで偉そうな御託を並べている連中は結局投機屋の回し者なのである。

グリーンピースは世界の似非同和

 日本ではNPOだのNGOだのと言うとどういうわけが善意の第三者のように勘違いする馬鹿が多い。その実態が、ヤクザや似非同和やプロ市民の場合がある(全てなどとは言わないので、お間違えの無いように)事さえ分かっていないのだ。私はかなりお人よしの方なので、信じてしまう人達の気持ちが分からないではないが、国際何とかだの平和何とか世界何とかだので清廉潔白な組織はそんなに多くはないのである。

 さて今回のやり玉は再びグリーンピースだ。彼らは絶滅しそうでかわいそうなクジラを守る為に日夜努力(嫌がらせとも言う)しているわけだが、何とクジラの死骸をドイツの日本大使館前に放置したらしい(1月18日)。どう考えてもクジラがかわいそうでやっている行動ではない。言ってみればみかじめ料を拒否したパチンコ店にバキュームカーのウンコをまき散らして営業妨害をするヤクザとやっていることはかわらない。そんな奴らが善意の人のはずは無いのに名前にピース(静けさと言う意味もある)などと付いているので、まるで善人の集まりのように思ってしまうのかもしれないが、他に仕事を持たずにあんなことを続けていられると言う事はロクなもんじゃないと薄々感づいて欲しいものである。

 環境保護団体の代表である彼らが行った行為は、どう考えても環境破壊である。動物の死体の放つ悪臭で人に迷惑をかける事を何とも思わないその無神経さから、環境を保護する気など端から無い事が明らかである。

結論:グリーンピースは世界最大級の似非同和組織である。彼らの目的は企業活動、経済活動を妨害することだ。そんなものに対して何の抗議のひとつも言えない外務省なんていらない。

日曜日, 2月 19, 2006

ファブレスは自滅への坂道

 効率化(近視眼的なという冠詞が付くが)を追い求める企業の究極の選択がファブレス化であるらしい。しかしこれは短期的な効率化しか生み出さない。ものを作らなくなると技術の蓄積が無くなってしまうため、全ての商品が机上の空論(デジタル設計)に陥ってしまう。デジタルの問題点は非常に効率的だと言うことだ。理屈さえ判っていればズブの素人でものを作ることが可能になってしまう。但しこれだけでは要求のあった仕様通りにもの作ると言うことは出来るが、それが本当に使えるものかどうかは作っている本人にも判らないのである。つまりアナログで、ものを作ったことがある人間でなければ気付かない問題点をデジタルで表すことが出来ないことに気付かない人が多すぎるのだ。

 例えば、Appleのウォズニアックやバレルのような天才は信じられないくらいに少ないパーツでハードウェアを設計することが出来たが、それは回路の全てを理解し重複を避けることを経験的に知っていたからである。これは機械では不可能なのだ。彼らが設計した回路を大量生産することはラインに出来るが、ラインから彼らの設計を越えるものは作ることが出来ない。つまりファブレスとは安く物を作るシステムであって新しいシステムを作り出すものではない。自社に生産工場を全く持たなくなれば、技術の蓄積が無くなってしまいいつかは自壊してしまうだけなのである。

 典型的な悪い例がSONYだろう。上手く行っている例はDellだ。Dellが何故上手く行っているかと言えば、あの会社は新しいもの独自のものを作ろうなどと端から考えていないからだ。安く売って利益が出ることだけを目指しているから、独自のハードやOSを持たないことを恥ずかしいと考えたりしていない。それに引き換えSONYは本当の物作りをしてきた人が社内から居なくなってしまっているのに、まだ技術の蓄積があると勘違いしている。実は技術の蓄積とは人の蓄積のことなのである。今勝ち組になっている多くの企業はそのことに気付いている企業なのだ。

結論:物を作ったことがない人間が経営者になってしまった企業は、物作りの重要性を忘れてしまう。そしてそれは積み重ねからしか生まれないことを理解していない。見た目は真似出来てもその本質は決して真似出来ないのだ。昔からSONYの商品にはネジが多い。これは商品の設計が悪い(物作りが下手ということ)証拠だ。保証期間しか持たない商品だったら今の中国企業にだって立派に作れる。日本の技術者として本当に恥ずかしくないのだろうか。私は日本人として恥ずかしいと思う。

反省のない国には成長はない

 いずれ日本は中国に追い越されてしまうと言う指摘が当たり前のようにされているが、これは買いかぶりか中国を全く理解していないことを示している。今の韓国はどうかは知らないが、少なくとも中国には物まねしか出来ないことは明らかだ。その原因は中国人には反省すると言う習慣がないからである。問題が起きた時に全て自分以外の者の所為にすると言う習慣は創意工夫、改良と言う重要なポイントを身に付けることを阻んでしまう。日本では相手に原因があった場合でも、こちらからその原因を回避して問題を解決する言う対処が当たり前に行われている、つまり”だましだまし”という言葉に表れているような手段である。実はこれが日本の技術力を支えている要の要素なのだ。日本ではそれが当たり前のため、他の国の人達もそうやって創意工夫をしているものだと勘違いしているが、少なくとも中国ではそんなことは起こりえない。何故ならば反省をしないものは何も学ばないからだ。

 戦国時代に日本に入ってきた火縄銃。恐らく中国では粗悪なコピーを作ることはあっても、ほとんどは輸入に頼っていたため大量に銃を持つことは無かったであろう。日本はわずか数十年の間に完全に内製化してしまい戦国の世でなければ輸出さえしていたかも知れない。それもこれも原点は真似をするだけではなく、工程その他を改良して自分たちに合わせたシステムを作り出してしまう力が備わっていたためなのだ。

 そうやって考えてくると日本が中国や韓国に技術力で破れることはありえない。どちらの国も自国の主張ばかりして一向に反省することがない(日本の謝罪が反省だと言っている訳ではない)。常に人の所為にするところには何も進歩がないことを彼らは知らないか、横取りすればいいと言う心根を持っているためにこのようなことが起きているのだ。

結論:良く中国の成長は凄いと言うバカがいるが、中国は成長しているのではなく拡大しているだけである。いつまでたっても技術のベースとなる太い根が張らないため日本から工作機械を手に入れない限り新しいものを作ることは出来ないのである。2年もすれば使い物にならなくなるのが当たり前の工作機械しか作れないような国が成長することなど不可能だ。自己反省のないものに進歩が訪れることはないのである。中国が怖いのは平気で武力を使ってくることだけなのだ

木曜日, 2月 16, 2006

新聞社は痴呆の集まり

 朝日がアルツハイマー(ご家族にアルツハイマー症の方がいる方には申訳ありません)なのは今に始まった事ではないが、観測記事と提灯が売り物の日経新聞の社説も相当行っちゃっている人間が書いているようである。何故ならば、デンマークの新聞に掲載されたムハンマドを揶揄する風刺漫画に対するコメントが”対話で克服しよう”などという世まい言をお金を頂戴している新聞で平気で書いちゃったのだ。今時こんな馬鹿な意見は学校のホームルームで言っても失笑ものだ。無駄なもので紙面を埋めてしまったと言う自覚を微塵も感じていない馬鹿に社説を任せるなどというのは、頭がいかれている証拠だ。

 社説と言うのは確かに一つの意見の場かもしれないが、言っても意味のない事(今回は書いても意味のない事を書いている)を言う場所ではない。それなのに朝日や日経に代表される新聞社は子供でも鼻じらむ様などうでも良い意見を平気で載せてくる。自覚のない者に怖いものは無いと言うことだ。

 じゃあ、どうすれば良いのかと言えば欧米諸国は自分たちの価値観でイスラムを捉えるのをまずやめろ、そしてキリスト教の価値観(大分ユダヤが入っているが)を押しつけるなと社説で言うべきだ。それをした上でイスラムの国にはキリスト教国のように歴史が浅いわけではないのだから馬鹿は相手にするなと言えばいい。つまり、相手からそれは違うぞいう意見が帰ってこないものは意見でも何でもないと言う事だ。どう考えても今回の社説は馬鹿じゃないのとは言われるだろうが(こう言うのを感想と言う、決して意見ではない)、それじゃ意味がないのである。

 反論を覚悟して社説を書く位の気概が無いのならば最初から何も言わない事だ。それが言うに事欠いて対話が必要などと宣うのだから無責任にも程があると言うものだ。そもそも話し合いを拒否した(十字軍遠征)のはキリスト教の国ではないか。イスラムに原理主義と言われるものはそもそも無かった(キリスト教の原理主義はユダヤ教に操られているだけだが)のにキリスト教国が、イスラム原理主義という概念を捏造して、まるで全てのイスラム教徒がテロリストのようにイメージ操作を繰り返してきただけなのだ。日本人は政治に疎い(強いものに弱い)ので欧米の言うことを簡単に信じてしまうが、それくらい悪らつな欧米諸国が自分たちは正義だなどと言っているのだから、端から対話などしても仕方ないのである。

結論:この社説の文章の最後は本当に酷い。これじゃまるで朝日新聞だ。”問題の根は深い。しかし、今冷静にならなければ、政治的に利用しようという勢力が勢いづくだけだ。”というのだが、とんでもない話だ。欧米(の支配者達)は冷静だから困るのだ。彼らは今回も非常に冷静に政治的に利用している。今回の騒動を起こす為に何らかの働きかけを行ったとさえ考えられる。騒ぎが起こらなければ、彼らがのどから手が出るほど欲しがっている介入の切っ掛けが世の中から消えてしまうのである。それ位わかる大人に社説は書いてもらいたいものだ。それが嫌なら小学生にでも社説欄は明け渡してしまえ。要するにそういう事だ。

先が見えていない

 地上波デジタルと言う徒花が新しい放送を提供するなどと思い込んでいる(何も考えていないだけだろうが)政財官の馬鹿どもは5年後が分かっているのだろうか。2011年に地上波アナログ放送を終了すると言っているが、そもそも放送と言うものがそのままの姿で残れるのはわずか10年位だろう。そうなると今から全てをデジタルに切り替えたとしても電波の形で放送を捉えるというスタイルももう残された時間は10年もないわけである。

 何故そんなもののために金を使う必要があると言うのだろう。通信と比べて放送の方がゴージャスであった時代は既に過ぎ去ってしまった。通信で行えない事は放送でも出来ない事なのだ。テレビと言うものはPCの機能の一部になっているが(もちろんここで言っているのは日本のメーカーのようにチューナーを内蔵する事ではない)、放送も通信の一部になってしまうのである。主体性は見る側に移り作る側は今まで以上にユーザーの希望に細かく応えられるかどうかをとわれる事になるのである。要するに電波塔や放送局の器材の問題ではなくコンテンツの問題になるのだ。

 未だに新しい時代を考える場合に箱物のことしか思い浮かばない連中には将来の姿を思い描く能力はないのだ(恐らく昔から無かったのだろうが、物そのものもない貧しい状態からスタートしたので化けの皮がはがれる事がなかっただけなのだ)。


結論:政財界のボンクラには明日、明後日の将来の視野しかない。無駄金を使ってしまう前にどこかの誰かが世の中を一機に変えてくれないだろうか。残念だが他国に頼らなければ、無駄金が使われそうなのである。

金曜日, 2月 10, 2006

判断しない裁判所

 申し訳ないが横浜事件というものを良く知っているわけではない(生まれていなかった頃の話だ)が、今回の横浜地裁の免訴にはあきれ返ってしまった。ある意味ではこうも公に判断をしないと決めたのは画期的なのだが(実は起訴段階で曖昧になってしまって握りつぶされる事件の方が多いのだ)、それにしても裁判所は白黒つけるのが仕事なのにそれを自ら否定していてはその存在理由が無くなってしまうではないか。それに気がつかない(有耶無耶が一番と判断したということか)程、日本の司法のレベルが低いと言う事なのだろう。

 そもそも日本は三審制を取っているが、その意図は明確だ。行政訴訟の場合に最高裁で結局行政側が勝つと言う仕組みだ。最高裁は本来、憲法などを審査がその主目的であるが地裁の判決で裁判が終わる事がないだめ、結局国に都合のいい結論を出す為に最高裁があるような状態なのである。その上本来三権は分立(ぶんりゅうだよ)されているはずなのに、日本においては裁判所は完全に法務省の下部組織になっているため、検察の判断が裁判の方向を決めてしまうと言うシステムになってしまっている。

結論:アメリカの様な無茶苦茶な判決も困るが、日本のように行政の顔色を窺った判決しか出せないシステムも意味がない。どうでもいいが最低白黒ぐらいつけて欲しいものである。それが出来ないのならば裁判所などいらないのだ。

木曜日, 2月 09, 2006

サーチエンジンに捕まった

 サーチエンジンでヒットする事など無いだろうと高を括って、書きたい放題の事を書きなぐってきたが、試しに検索を掛けてみるとGoogleなどの主なサーチエンジンに引っ掛かってしまった。これは由々しき問題だ。今迄散々馬鹿だチョンだエタだ非人だと差別用語を好き放題使ってきたが、これからは時と場合を選んで使わなければいけないようだ(結局使うんかい)。

 タブーにも気を付けないと危険なようなので題名ではそれと知られる事のないものを使ってこっそりと週一回くらいにしたいと心を改めた(そういうのは改めてるとは言わん)。芸能と宗教、そして皇室関係はもともとヤバイ世界なのでこれからは滅多な事は書かないのだ。タブーとならないのは新聞が取り上げるようなどうでもいいネタばかりなのでどうしたものだろう。

 どちらにしろ余り滅多な事は滅多には書かないようにしたいものである。

結論:結局今迄通りと言う事だ。

クーデター

 命が惜しいのかまだ今のところ、そんな見方をする人はいないが秋篠宮がついにクーデターを仕掛けてきた。正直こんなことを書くとまさに不敬のそしりは免れないが、皇室を絶やさないということに対する思いは皇太子殿下よりも秋篠宮殿下の方が強かったのだと思う。皇室典範の改定が議題にさえあがることがなければ、恐らく第三子という考えは無かったであろう。秋篠宮も出来れば皇太子殿下に男子が誕生する事を望んでいたと思われるが、妃殿下の健康を考えた場合それはかなわぬ夢に過ぎない。そこで窮余の策として妊娠が可能な自分の妻に男子を産ませると言う方法をとってきたのである。もちろんそれだけではないのだが...

 2004年皇太子殿下の妃殿下に対する人格否定の発言に対した秋篠宮の発言は、皇太子に皇太子の資格はないと取れるような攻撃であった。彼の真意はそもそも皇族には人格など無いではないかというところから始まっているのだと私には思えた。確かに現憲法第1条から8条までは、皇室に関する規定だが、その中には民主主義も人権主義もない。だからこそ自分のしたい事が出来ないならば嫌だと言う雅子妃殿下の気持ちは皇室には有るまじきことだと映ったのだ。そして、雅子妃殿下のその気持ちを第一に考える皇太子は皇族として間違っていると秋篠宮はクーデターを決意したのだ。

 日本では軍事クーデータは出来ないが皇位継承権を持つ男子を得る事によって天皇を自分のものとする事が可能になる。皇太子一家にはその可能性(男子誕生)が殆どない現状を逆手にとった形になったわけだ。第三子ご懐妊は慶賀の至りであるが、もし本当に男子が誕生した場合どのような事が起きるのかが心配である。

結論:今回本当のタブーに触れてしまった。これはクーデータ以上の問題なのである。

凄い自殺

 大手マスメディアと警察はライブドア絡みの野口氏の自殺してもらわなければならないらしい。もし自殺だとすれば見事な死にっぷりである。何故ならば、まず腹部を内臓が飛び出るほど包丁で掻っ捌いている(ところが最後に包丁が腹に刺さっていた)。どんな人が作った包丁かは分からないがスーパーで買えるような安物ではない(合い口なら納得もいくが)業物で腹を刺した。通常これだけでショック状態に陥ると思うのだが、その後左右のけい動脈を立ち切り(両手首を切ってしまったらけい動脈を切れるものではない)、そして両手首の動脈を切断したらしい(どうやったか生きていれば聞きたい謎である)。全く天晴れと言うか凄まじいばかりだ。そもそも片方の手首を深く切ってしまえば反対側の手首を切る事はかなわないのだが、野口氏は、恐らく気合いでそれを成し遂げたのだろう。そうじゃなければ包丁が腹に刺さった状態で発見されるはずはないだろう。

 流石に首そのものを切り落とすほどの技はなかったが刺した順番が腹が最後だとする(腹に包丁が刺さっているということはそう考えるべきだろう)と両手首を切った後でどうやって刺したのかがまた謎になってしまう。しかし沖縄県警は何の疑問も持たず自殺だと判断しているらしいのいで素人が考えるほど難しくは無いのだろう(誰かが手伝ったか、誰かにやられたとすぐ考えてしまうのはどうも邪道らしい)。

結論:普通に考えれば(どう考えたって)野口氏の自殺は他殺以外の何物でもない。しかし自殺じゃないとまずい人達が沢山いるようなのだ。ようするにそういう事だ。死人に口無しとは、昔の人は上手い事を良く言ったもである。

水曜日, 2月 08, 2006

インドの山奥で

 古来インドにはカースト制度と言う身分制度があるため戦後の日本人のように悪しき民主主義(アメリカの考え方だけが民主的だと言う考え方)に洗脳された馬鹿にとっては、インドは前時代の封建的な社会であると思われがちである(そういう面が全くないなどとは言ってないぞ)。しかし本当に民主的でない中国などと比べれば雲泥の差である事は間違いない。少なくとも天下の英国に統治されていたので民度は非常に高く民主主義の何たるかは心得ているわけだ。

 そんなインドは、将来が非常に楽しみな国である。パキスタンとの間に何も問題が起きないとはいえないが、中国や朝鮮半島と比べれば(比較する事自体失礼か?)薔薇色と言って良い状況なのである。数学に関しては先進諸国でさえ足元にも及ばない(全てのインド人と言うわけではない)レベルに有り、IT戦士の多くがインド人であるのも不思議ではない。世界広しと言えども二ケタの九九を暗唱しているのはインドだけなのだ。

 医療技術も世界のトップレベルなのだからいっその事日本にインドから医師を招聘してもいいのじゃないだろうか。きっと一部の人を除いて日本の医師はインド人には遠く及ばないレベルのはずである。それもこれも医師国家試験という悪しき習慣で守られているからなのである。

 というわけで日本で高い金を出して治療を受けるのを辞めて中国よりは胡散臭くない(あくまでも私の勝手な印象に過ぎないがインドの方が科学的な感じがする)インドで病気を治すのを当たり前にする位の政策を期待したいものである。

結論:中国を牽制する為の道具の一つとしてインドを利用するのではなく、真に友好国として医師やIT技術者などの教育の場としてインドと日本を結びつけることも必要だろう。実はこれSAPIOの受け売りである。

火曜日, 2月 07, 2006

東横イン報道

 東横インの社長の最初の会見は腹が立つぐらい明確だった。言っていることは実は至極真っ当(経済効果を考えて見れば)だったが、それがいけなかったと言うべきだろう。実は日本の多くの企業は本心では皆同じように考えていることは間違いない。しかしその通りにすればタブーを破る事は明らかな為に表立って言えない事を東横インの社長は正直に言ってしまっただけなのである。そういう意味であの社長は恐らく日本人ではないだろう。

 さて今回言いたい事は何かと言えば、どうも今回のすっぱ抜きは、それ以前に問題になっていた事件(ヒューザーの偽装)を有耶無耶にするために利用された感が強い。今回の誤魔化しはヒューザーの偽装とは全く意味が違うのに同様に扱われているように思えて仕方がない。今迄面白がってヒューザーやライブドアを報道してきたが、最近はちょっと危ないネタに踏み込まざるおえなくなってきた。つまり言うに言えないネタばかりになってしまったのだ。検察や警察が動いて記者クラブで公式発表されるまでは表に出せない物ばかりになってしまったと言うわけだ。つまり何も事件が無いのと同じになってしまうのだ。そこに人身御供として東横インが登場したのである。

 要するにヤクザと財界と政界に刃向かえないマスコミの正体が明らかになったと言うわけだ。上層部は財界などとつるんでいるし、下は追いかければ命の保証がない(追いかけても新聞社は守ってはくれない)ため、口を閉じざるおえなくなってしまったのである。但しハートビル法に準拠したホテルは日本政策投資銀行による低利子融資が受けられるようなのでそれを利用して建築していたとすれば詐欺にはあたり、それ自体は問題だが、もっと他に報道しなければいけない事は多いはずだ。
 
結論:どうでもいい(タブーに触れた事が問題)事件を新聞のトップに持ってくる事がおかしいと気付かなければいけない。本当に政権を潰す気があるのならば今くらい条件の整っている時はない。それをむざむざと野口は自殺(朝日はそう決めた)としてしまい、自ら引き下がってしまった。要するに中国が絡まない問題では朝日でさえ自民べったりだと言う事が明らかになったわけである。

金曜日, 2月 03, 2006

松下に迷いはない

 松下電器の四半期決算が発表され通期で年間4000億円の利益を出せそうだと発表された。今四半期はSONYも利益が出ているが、その内容には大きな差がある。SONYで利益が出ている事業部は明確な戦略の上に成り立っているとは思えないが、松下は明確にプラズマとSDを中心に戦略を組み、それが功を奏した形で利益を叩き出しているのである。

 それだけではなく完全にUniversalとの資本関係も解消し、今後のコンテンツビジネスに対してフリーハンドを得た事は非常に大きなポイントである。コンテンツを抱え込むと言う発想はデジタル以前には決して間違いではなかった(物を売って利益を得られる)が、コンテンツがデジタルデータとなった現在は、より多くのデータを扱うためには自社の所有するコンテンツが邪魔になるのである(SONYや楽天はそれが解っていない)。つまり、レコード会社も映画会社も持たない松下は今後コンテンツビジネスで大きく化ける可能性を秘めているわけである(どことでも契約を結べると言う自由がある)。同様にコンテンツ企業は同じコンテンツを複数のチャネルに同じ条件で販売出来なければ生き残る事は出来ない。

 デジタルカメラでも松下の巻き返しが始まった。カメラ専業であったメーカーはついに家電との勝負に白旗を揚げてしまった。カメラメーカーの中で唯一生き残れるのはキャノンだけだろうが、それ以外のライバルはSONYだろうか。コンシューマー用で唯一気を吐いているフルハイビジョンのデジタル・ビデオに関しても松下はSONYを包囲する体制に入っている。デジタル・ビデオに関してはSDで保存するメカレスタイプ(SANYOが最初だったが今後H.264対応になればテープを駆逐するだろう)も用意し決して侮れない。
 
結論:iPod対抗やPCなどでSONYは、Appleに対抗意識をむき出しにしたが、結果を出せなかったためにかえってブランド・イメージを低下させてしまった。それに対して松下は全く別のアプローチで地道に実績を積み重ねている。コンシューマーに対してはリコールに対する他社では考えられない真剣な対応を示し、結果的に松下の評価を底上げした。つまり松下は誰かを見て戦略を組む(常に後追いになってしまう)のではなく、自社で考えた明確な戦略を持っているのである。

木曜日, 2月 02, 2006

1円入札は談合と同じ体質

 郵政公社の債券管理業務の入札が行われ参加資格を持つ信託銀行3社のうち2社が入札価格を1円としていた。想定していた価格(数十億)とあまりにかけ離れていたため落札は行われなかったが結局、3行のうちで一番業務能力の高いみずほファイナンシャルグループの資産管理サービス信託銀が選ばれた。確かに一度落としてしまえば後は計り知れない手数料収入が見込まれる事は分かるが、これでは入札をする意味がない。ようするに厳正な手続きを踏んだ結果決まりましたと言う形が欲しいだけではないか。これこそ官民一体の談合である。最初から業務の委託先は指名であったこともそれを裏付けるだけである。

 昔から日本では情報システム(ハードは1円などという)の1円入札がはびこっている。これは健全な商取引ではない。これは談合による入札と全く同じ構造なのだ。そもそも1円で入札すると言う事は適正な見積りの上で入札を行うと言うルールを完全に無視している。それが許されるならば入札などする必要は無いのだ。

 このように官民の癒着は明らかなのに、それをマスコミが問題としてこないのは、世の中全体が癒着体質にどっぷりと使っているからなのである。そもそも第4の権力などと言われているが、マスメディアで報道される情報は記者クラブ(官民の癒着組織)で成り立っている。これが正常であるはずはない。

 これは、防衛施設庁の問題も天下りがどうのと騒ぎ立てればすむレベルの問題ではない。そもそも制服組と文民との間での綱引きが、常態となっている組織ではああいう問題は自然に発生してしまう。新規参入が不可能なことをを当たり前としている現状では、談合を批判すること事態がおかしいのだ。
 
結論:ライブドアのような無法と、談合は同じ所から発生している。護送船団方式で守られている環境の問題点は、規制を緩和した瞬間にもっと大きな問題を発生させてしまう。官民が癒着しているために暗黙の了解として守られていたルールは規制を緩和すると胡散霧消してしまう。つまり暗黙の了解をきちんとしたルールとして明文化した上でしか規制を取り払う事は不可能なのである。現状の規制緩和は野放図なため結局問題が起きてから法律を作ると言う本末転倒が起きているのである。いっそのこと談合組織に監視をさせれば良いのではないだろうか。