火曜日, 2月 28, 2006

機密漏えいは片山さつきのせい?

 不祥事(防衛施設庁)でそれどころでない防衛庁から機密情報がWinnyで漏えいしてしまった(しまったどころか未だにダウロード出来る)事件の根っこの部分で、何故か片山さつきの名前が上がってきた。もちろん片山さつきがWinnyでデータをアップロードしたわけではないが、防衛庁が(民生品でないOSを使った)独自のシステムを構築しようと予算要求を出した時にコスト削減を理由に却下した張本人が片山さつき(当時は財務省の官僚)だったのだ。

 いらない道路や橋梁ならばばかばか作る金が出るのに(こんな事が通るから談合が可能になるのだ。いるものしか作らなければ談合なんてのんきな事は言っていられないくらいに仕事は減ってしまう)、国の根幹に関わる防衛に対して金が出ないと言うのはとんでもない話なのだ。もちろんこちらも談合体質なので、同じものが防衛庁に卸される時には何倍の価格になってしまうと言う体質は無くすべきだろう(これは日本だけではなく世界中の軍需産業はそうやって泡銭を稼いでいる)。

 大体日本の武器は大量生産される事が無い為(自衛隊では需要が少ない)に、非常に割高の商品を買わされている。そうかといって全て海外から輸入すれば肝腎な時(戦時下)に供給を充てにする軍需産業がなくなってしまうというジレンマの中、せめて防衛に関する情報くらいは独自の仕様で守る心構えが必要だろう。

結論:財務省は物事の重要性を金に置き換える事しか考えていない。そもそも予算を作るのは国会であって役人でないはずだ。しかし、予算案を作る国会は財務省を始めとする官僚組織とずるずるべったりの気持ち悪い関係にどっぷりと浸かってしまっている。どこの省庁でも私用のPCの持ち込みは当たり前になっている。こんな連中の脅しにまけて、個人情報保護法に右往左往している国民はまるで道化のようではないか。ふざけるのもいい加減にしろ。

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