水曜日, 8月 31, 2011

野田さんが代表になったわけ

 挙党一致と言いながら小沢派を完全に蔑ろにしたスッカラカン政権と違い、野田政権は確かにそれぞれの派閥に気をつかった布陣になりそうだが、前原を押した連中以外で挙党一致していたのは前原だけは代表にはしないという暗黙の了解。落ち目の米国戦争屋がカスゴミを使って国民が前原を待っていると持ち上げれば持ち上げるほど、前原は潰さなければと考えたようである。

結論:前原は鉄道模型でもいじっていれば良いのだ。

月曜日, 8月 29, 2011

野田が代表

 消去法で海江田の方がマシと思っていた民主党の代表選。カスゴミの皆さんが本命扱いだった前原が決選投票にも進めなかった事を奇貨(別に帰化してる事を揶揄してるわけではない)とするべきだろうか。このまま、増税を一気に進めるには残された時間はないので首相になったら潰す方向に進んでくれればそれで良しとしよう。
 
 それにしても、カスゴミに人気が無かったことが幸いするとは本人も考えもしなかっただろうが、民主党員の前原嫌いがこんなところで発揮されるとは。

結論:さあ、これからは野駄目が決まり文句か…

民主党代表選の行方

 行方と言ったって間もなく決まるので、今更書くのも遅いのだが。対米隷属路線の前原、対米自立の小沢(海江田)、財務省の回し者野田、プラス賑やかしのお二人(民主党が続くなら馬淵さんにはその内出番が来ます)で争われる民主党代表選。
 
 絶対に阻止しなければ行けないのは対米隷属と財務省の省益だけのお二人。海江田ならば首班は他の政党の代表の可能性もあり。場合によっては本当の救国内閣(長い目で見てそうなるとは思えないが)が、出来ないわけでもないだろう。腐ってしまったように思える官僚組織にも改革派のまともな役人がいないわけではない。そう言う人達に働く場所を与える事が出来れば少しはまともな国になるチャンスが残されているだろう。
 
結論:世論調査では前原の支持率が40%なんて騒いでいるカスゴミ。恣意的な質問の結果など糞の役にも立たないのだ。

火曜日, 8月 23, 2011

紳助年貢の納め時

明日出るサンスポの記事が元で突如引退の島田紳助。でも、どうやら理由はBlogで書いていた2007年の頃の不適切(ケツ持ちしてもらう事)な関係だと言うのだが…二階堂さんは宮古島の件らしいと書いてるし…引退声明で記事は差し押さえたのだろうか。

結論:申し訳ないけど他にもゴロゴロいます。東京だったら関東連合絡みで随分死んでますよ。

遂に紳助が

2007年にいつ突然テレビから消えても驚かないと書いていたケツ持ちが山口組系の極新連合会の芸人島田紳助が遂に年貢の納め時となった。宮古島の土地絡みらしいけどどうやら渡辺二郎とつるんだ事件。まさに、2007年のBlogの登場人物が主役の事件。

結論:たけしは映画でアウトレイジだったが、紳助は実生活でアウトレイジだったのである。

土曜日, 8月 20, 2011

日本は債務国ではない

中国や韓国が素晴らしくって日本は最悪だとカスゴミはまことしやかに書きたてるが、そんな日本の通過だけが上昇しているのはどうやって説明を付けるつもりなのだろう。やれ、財政破綻だと騒ぐが冗談じゃない。政府が経営センスがないだけで、それで日本がダメだと言う話にはなりはしない。国債の発行残高がGDPの2倍(213%)もあって世界最悪だ、破綻したギリシャよりも悪いと言うが日本は世界最大の債権国(中国が日本に勝っているのは外貨準備高だけだ)。国債の発行額の95%は国内で消化されているので対外債務としてカウントされるのは僅か50兆円。政府が所有している米国債(実際にあるのはFRBの金庫の中だが)の数分の一なのだ。

世界的にリセッションとなり需要が期待できないなか、世界で唯一復興と言う超需要が存在する日本。財政が破綻するなどと寝ぼけた事を言う暇があったら、短期間に100兆円位の特別予算を組んで一気に復興を目指すことが世界にとっても最良の処方箋になるだろう。そんな予算どうやって返すのだと言われれば一切返さないと答えれば良い。世界最大の債権国が国内向けに紙幣を発行するのは何ら問題のない行為。少なくとも塩漬けでどうにもならない米国債と同額までの紙幣の発行は構わないはず。まさか、そんな事は許さないとアメリカが言って来る事はないだろう。何故ならそれなら米国債を売却して資金を作りたいなどと言われたら元も子もないないからだ。

結論:財政破綻論者は日本が債権国である事には一切触れずに歳入不足と国債の残高の多さだけで日本は終わりだと騒ぐが、それは大嘘。経済成長がイカサマの中国や貿易収支が赤字の韓国よりも先に日本が破綻するなどあり得ない話なのである。

誰のためのデザイン

 初めて見るものであっても何が出来るか判断可能なのは良いア​フォーダンスを持っているから。iPadやiPhoneがホーム​ボタンひとつが目立つのは、​恐らくそれを押せば何かが起こるだろうとユーザに知らせる効果を​持っている。逆に多くのボタンが並べば、その目的がわからずマ​ニュアルを見る事になる。iPadやiPhoneのユーザインターフェースは認知心理学を応用​してデザインされている為に、複数のボタンが並ぶAndroid​と比べ数段使い易い(メーカーやバージョンによってその配置さえ変わってしまう)。ユーザに優しく設計されているかどうかはボタンの数を見るだけで分かるのだ。

iPadやiPhoneだって使いづらい部分がないわけではないが、他社と比べ優れたインターフェースとなっているのは偶然ではない。どこかのOSには機能が追加されればそれで良いと考えている節があるが、AppleはMacintosh開発以前(既に30年近い)からユーザビリティを優先してシステムを開発して来たには間違いない。「誰のためのデザイン」で有名なD.A.ノーマン博士をAppleフェローに迎え入れたのも、インターフェースガイドラインを厳格に定義したのも、ユーザビリティを向上させるためだったのだ。

結論:Appleは机上の設計ではなく机上で使うユーザの為に設計をしている。一度Appleの製品を使い始めた人が他の製品を手に取る事が減ってしまうのは、ユーザに対する優しさに大きな違いがある事を痛感したからなのだ。

AppleはMobile PCのトップベンダー

Apple信者以外の人はiPadをノートPCのカテゴリに加えるのは卑怯だとほざくかもしれないが、タブレット並の機能しかない(OSは大抵WindowsなのでOfficeは動くが)「ネットブック」(もう死語か)よりは実用的なiPadを抱えるAppleは既にMobile PCのトップベンダーになってしまった。ノートPCとタブレットを分けてノートPCだけで比較すればAppleは未だにトップベンダーではないかもしれないが、それではタブレット型の次世代PC(専用のOSを持たないタブレットPCではないぞ)に該当するもので、iPadを凌駕するようなものがあるのだろうか。HPはwebOSを諦めてしまったので実質はGalaxy Tabしかないが、Samsungが言うように本当に売れているのなら、大型液晶テレビにオマケで付けるような事はしないはずである。次のモデルを出すために在庫整理を始めたのかもしれないが、それだけ不良在庫を抱えている証拠でしかないのだ。

そして、すっかりメッキの剥がれてしまった「ネットブック」では、iPadと比較しても話にならないのでIntelが持ち出したコンセプトが「ウルトラブック」と呼ばれる薄くて軽くて高性能で安価なノートPC。コンセプトはあるのだが、現在その定義に該当するのは、Appleが独自に開発したMacBook Air位なもの(Airはウルトラブックではないが)。他社製(SONYとか言う名前だった気がする)で「ウルトラブック」に近いモデルはAppleのようにエントリーモデルではなくハイエンドモデル。Dockなどが付いているが、無しのモデルをApple以下の価格(8万円代前半。13は10万越えだよ言うかもしれないがそれでも格下CPUで5割も高く重い)での販売は到底不可能(Appleと違い投げ売りはあるだろうが)。彼我の差は想像以上に大きいのである。

結論:webOSに将来はない(利益は見込めない)と考えタブレットを捨てたHP。PCのトップベンダーで利益を出してはいるが、Appleのように利益をあげるなど夢のまた夢と判断し、レノボにPCを売り渡した事で利益を上げられる体質になったIBMをモデルに習おうとしている。デビュー当時はエグゼクティブ用の特別なMobile PCであったAirをエントリーモデルに進化させてしまった(高級感は一切失われていない)Apple。シェアなど無視してもAppleは間違いなくMobile PCのトップベンダーなのだ。

火曜日, 8月 16, 2011

Motorolaを買収したGoogle

 MicrosoftがNokiaを買収するのではと言う噂が流れた時にMotorolaも買収候補ではないかと言われていたが、降って湧いたようにようにGoogleがMotorolaの買収を発表した。特許問題でAppleなどから訴えられているSamsungやHTCは、早速好意的な声明を出していたが、果たして本心はどうなのだろう。
 
 誰も最終的な責任を取るように見えないAndroidは信用するに値しないと常々書いてきた私からすれば、Googleがハードも持った上でAndroidの面倒を見る気になったのは評価したいが、オープン戦略はそのまま維持すると言われても、それでは今回の買収はクロスライセンス狙いかと判断せざるを得ないだろう。何故なら、Motorolaを特別扱いして最新のOSをMotorolaに提供すれば他のライセンシーの離反を生み、全ライセンシーを公平に扱えば既に赤字体質になっているMotorolaが赤字から脱却する可能性は低くなるからだ。
 
 Nexusシリーズは初代がHTC、SはSamsungだったが次は今のところ決まっていないようだが、もしMotorolaが製作するようであれば、次期バージョンからはUIも含めてコントロールしようと言うGoogleの思惑は完全に外れ、各メーカーは今以上に違いを出すためにハードやソフトに手を入れてくるだろう。そうなればGoogleによるAndroidのコントロールは画餅になってしまい、今以上に渾沌は深まってしまう。まさに、Androidのジレンマなのだ。
 
 対するAppleは始めからライセンスなどは考えていないので何ら戦略に変更の必要はなく、Nokiaを買収するのではと言われているMicrosoftは今回の推移を確かめた上で、製造部門を傘下に収めるのかライセンスに徹するのかを判断すれば良いことになり何らマイナスになる事はないのである(現在のシェアから考えてこれ以上失うものはない)。 

結論:今回の買収劇でMicrosoftが当て馬に使われたと言う判断も成り立つが、一方でMicrosoftが買収の噂を利用して、本来買うべきではなかったMotorolaをGoogleに押し付けたのではないかとの考えも成り立つだろう。何故なら、Googleは純粋なライセンサーの立場を失った上に離反の種を植え受けてしまった。意地悪く考えればGoogleはまんまと嵌められたと言えるのである。

土曜日, 8月 13, 2011

iPadはNon PCか?

世の中にはiPadはPCではないと考えている人たちがいるが、私はiPadはNon PCではなくNext PCだと考えている。そう言うとタブレットPCと一緒なのだと勘違いする薄らバカもいるだろうが、タブレットPCと呼ばれたデバイスは本当のタブレットPCでは無く出来損ないのPCだったのだ。

iPad以前にあったタブレットはタッチパネルが付いただけで、タッチ画面で操作出来る意味が全く無かった。大体、スタイラスペンでなければボタンも押せない様なインターフェイスならタッチパネルなど使わずにマウスやキーボードを使う方がよっぽど便利。そんな中途半端なインターフェイスに高い金をつぎ込むのは余程の物好きだけ。売れなかったのは当然の帰結だったのだ。

PCのインターフェイスは大きく分けてCUI(キーボードで命令を実行)からGUI(ポインティングデバイスで命令を実行)、そしてHUI(ヒューマンユーザインターフェイス)へと進化している。HUIをインターフェイスとしたNext Generationは指、音声、ジェスチャーなど人間の動作そのものを入力デバイスとするのが当たり前となり、初代iPhoneはその中の指による操作を見事に具現化して見せたのである。

結論:iOS 5.0でどこ迄が実装されるかは分からないが音声認識や顔認識が準備されつつあるのは間違いない。スマートフォン用とタブレット用の統一さえまだ終わっていないAndroidがiOSに追いつくのは果たしていつ頃なのだろう。個人的は追いつく事はないと思っているのだが。

世界一危ないはずなのに円高になる理由

日本が財政危機だというのは嘘八百。GDP比で世界最悪な​どと言うのは更に質の悪いデマ。どこの世界に借金大国なのに世界​一の債権国などというバカな存在が成り立つのだ。借金が1​,000兆円あると言いながら政府が抱える米国債は数百兆​。勿論、帰ってくる見込みのない米国債を財産と考えるのは間違い​かも知れないが、それでも普通に考えれば債務と債権を相殺した​ものが本来の借金のはずである。当然、国有財産は金融資産だけではなく。負債と資産で判断すれば日本は財政危機などたかが知れている。PLだけ見て騒ぐなんて愚の骨頂なのだが、国民が素直(バカとも言う)な事を良い事にあわよくば増税をなどと企てているのだから財務省の連中(全てではないが主流派)は質が悪い。

米国債に化けてしまったお金は何処から出ているのかと言えば特別会計。国家予算とは別立てなので国会の予算承認がいらない事を良い事に役人(この場合財務省)のやりたい放題なのだが、そんなに大きな金額を出せる原資はと言われれば年金や郵貯や簡易保険。一般企業であれば預かり金(税金は売上かもしれないが、いずれ返さなければいけないのだから黙って流用するのはどう考えてもまずい)を勝手に運用している訳だが、勝手に使っている癖に、このままでは年金は破綻してしまうので年金保険料を増額などと平気で宣うのだから始末に負えない。

結論:何で増税と騒ぐかと言われれば自分たちに経営センスがな​いのがバレル(不渡りを出す)のがいやだから。日本が保有する資産を上手く​運用していれば無税でもやっていけるくらい多くの資産を​持っているのは常識。増税を言い出すの前に現経営陣(官僚組織)の退​陣が先なのである。政府や日銀は財政危機だと言うのに円高になるのは、世界中の国が日本は不景気なだけで財政危機ではないと理解しているから。本当に日本が危ないと思っているなら円を売り浴びせるのは守銭奴の常識。それをしないのは、徹底校戦されたら自分達が壊滅するのは間違いないほどの金融資産を日本が持っているから。守銭奴は日本国民の様にお人好しではないのだ。

救国内閣?

松下政経塾出身で財務省の回し者の野田財務相が次は救国内閣だと宣ったそうだ。売国奴の野田さんの考える救国の対象は当然日本ではないと思うのだが、果たして何処の国を救おうとされているのだろう。

結論:売国奴に助けてもらうほど日本は落ちぶれてはいないのだ。

Androidがダメな理由

Androidが嫌いな理由を少し前に書かせてもらったが、今回は好き嫌いではなく何処がダメなのかを書いてみたい。

ユーザインターフェイスが直感的でない:オタクな人はカスタマイズが出来るから問題ないと言うかもしれないが、カスタマイズしなければ使えないインターフェースを載せている段階でコンシューマ用デバイスとしてアウト。いつ迄経っても目的の設定が中々見つからないなどあってはならない。【四文字熟語】五里霧中

操作に一貫性がない:ハードウェアボタンで出来る事がアプリやシステムツールによっててんでバラバラ。典型的なのがバックボタンで、ある時はアプリの中で戻り、ある時は一つ前に使っていたアプリが起動、そしてまたある時はホーム場面に戻る。アプリ毎にどう言う動作になるかなど何処の誰が覚えると言うのだろう。【四文字熟語】支離滅裂

余計なハードウェアが足を引っ張っている:OSに違いがないから(変にいじっているので同じとは到底思えないが)余計なハードウェア(本当にどうでも良いハードだと思う)で違いを出そうと考えるのは分からないでもないが、結果的に足を引っ張る原因になっているのだから始末の負えない。挙句の果てにはスマートフォンなのにOSのアップデートさえままならないのでは話にならない。【四文字熟語】自業自得

メーカー独自のアプリが酷い:元々のAndroidアプリが酷いならまだしも、それ以下の自社製アプリを載せる理由をメーカーに聞いてみたい。どうせiPhoneのミュージックアプリには勝てっこないと思うなら最初から載せなきゃ良いのにと思うような酷いアプリを載せるSAMSUNG。カスタマイズが自由に出来るのが売りのはずなのにAndroid Playerを入れる事も出来ないのか?【四文字熟語】自縄自爆(縛?)

デフォルトのアプリが酷い:上とは逆なのだが、サードパーティを儲けさせるためなのかは知らないがデフォルトのアプリはサンプルアプリ程度の出来の悪さ。iPhoneやWindows Phoneならデフォルト・アプリだけで十分実用になるが、Androidに関してはそんな事はないと言えるだろう(だから、メーカーは独自のアプリを標準にしてるのだが、SAMSUNGのようにGoogle以下の場合もある)。【四文字熟語】反面教師

メディアを管理するアプリがダメ:iTunesのようにメディアを一元管理するデスクトップ・アプリがない。スマートフォンは別に音楽やムービーを堪能する為のデバイスではない(そう勘違いさせたのはiPhoneがそうだったからに過ぎない)が、その機能を持たせるのであれば、当然誰もが安心して使えるツールは必要だ。【四文字熟語】自己管理

セキュリティが甘過ぎる:Androidは未だにエンタープライズレベルのセキュリティがない。Androidの2.3まではProxyさえデフォルトでは設定出来ない(私が不勉強で出来ないと思っているだけか?)。データの暗号化もiOSのようにデフォルトではないので甚だ頼りない。経営陣はITには疎いのでスマートフォンと一括りに捉えてAndroidとiOSは同じだと勘違いするのは仕方が無いが、情報システムの人間が同じレベルでAndroidを社内に導入などと言い出しかねないから困ったものだ。【四文字熟語】自存自衛

結論:Android 4.0が出た時には解決される問題も含まれるかもしれないが、現状のAndroidは手放しで評価出来るような代物ではない。大嫌いなWindows Phone も7の時にはボロクソに罵ったが、7.5になって確実に進化を遂げた。Androidは一番肝心なユーザビリティを蔑ろにしているからいつ迄経っても評価出来ないのだ。

月曜日, 8月 08, 2011

何でiOSは素晴らしいのか

 私がiOSを高く評価するのは誰が何と言おうがApple信者だからなのだが、それでも後付けでもっともらしい理屈をひねり出して、iOS(当然OSXも)を擁護する術は持っている。今回はそんな事を書いてみたい。
 
何でiOSは素晴らしいのか
その1:既に多くの顧客がいる
iTunesで顧客となっていたユーザがそのままApp Storeの顧客となったのは、アプリのダウンロード数を見れば明らか。アプリを作成する上で、世界最大の顧客を擁するApp Storeを避けては通れないだろう。あまり知られていないが、App Storeの数はiTunes Storeよりも多いのだ。(権利関係の問題でiTunes Storeがない国がある。アジアでiTunes Storeがあるのは日本だけだ)
その2:クローズド環境
Androidの開発者はAppleが余りに専制的だと批判するが、そのおかげでApp Storeで公開されているアプリは一定以上のレベルとセキュリティを約束されている。最終ユーザにとって、安心して使える事と、統一されたユーザビリティがある事は重要なポイント。Appleが第一に考えるのは開発者ではなく最終ユーザなのだ。
その3:偉大なライブラリ群
Cocoaの開発環境を知らない人にとっては特殊な言語(Objective-C)を使っているだけで問題外なのかもしれないが、同じCの中ではC++よりも洗練されているのは間違いない。Object思考の言語は沢山ある(JavaやC#もそうだ)が、用意されているFramework(API)のライブラリの充実度はずば抜けている。それを使う限りセキュリティ問題に悩まされる度合いは他の開発環境と比較しても格段に低い。
その4:開発の敷居が高い
CocoaのベースとなるNeXTSTEPの開発環境は現存するObjectプログラミングツールの中でも最古に近い。80年代の半ばにはその第一弾がデビューしているのでMacintoshと変わらないのだが、Objective-Cという一種独特の呪文(宗教と言う連中もいる)を好きになれないためにOSX用のアプリを作っていた人は変わり者と思われていたのは仕方がないのだが、お陰でiOSが注目を浴びてからは引く手数多。どこかのOSのように盛りを過ぎたとは言えウジャウジャ開発者のいるJavaとは違い、敷居が高いと勘違いされているが幸いしているのである。
その5:ユーザビリティの高さ
フレームワークの整備もユーザビリティを犠牲にせずに最新のAPIを加えるため。見た目がシンプルなのもユーザビリティを高める上でどれだけ重要かなど、他の開発環境を使っている人にとっては恐らく重要ではないのだろう。人が用意してくれたAPIを利用するなんて沽券に関わると考えている人からすれば自分が使い易いインターフェイスが大事なのは百も承知の上で言いたいのだが、例えどんなにカッコよかろうが(大抵は格好も悪い)ユーザビリティは開発者の都合で変えてはいけないものなのだ。

結論:グダグダと言い訳をしたが、ぶっちゃけて言えばiOSが何故素晴らしいかは開発が他の開発環境と比較して目茶苦茶楽だから。同じフレームワークが使えるものであればiOSとOSXは同じソースコードで動いてしまうだろう(断っておくが全然手直しせずに動くと言うわけではない)。iOSが素晴らしいのは、手抜きでもオシャレでセキュアなアプリが作れるから。パワポしか知らない人はKeynoteを使うと同じプレゼン資料が格好良く出来る事を知らないだろうけどそれと同じなのだ。

日曜日, 8月 07, 2011

バラマキではなく雇用を

 タカリ根性が染みついた似非サヨクの票で天下を取った民主党。マニフェストの多くは弱者に金をばらまくものばかりだったが、結局予算も取れずそれさえまともに払えなかったのだが、それも不可能となり児童手当が復活した。児童手当復活そのものは別に構わないのだが、景気を回復させるために一番大事な事は補助金をばらまく事ではなく雇用を生み出す事だ。こんな言い方をすれば被災者に対して申し訳ないのだが、被災地の復興を一気に進めることが大きな雇用の創出になるのは間違いない。全てが無と化した東北沿岸部を一から作り直すのは国家にとっても重要な仕事なのだから、国家主導で再開発を実施し、失業手当で生活している人たち(働けるのに働く気のない人に生活費を出す必要はない)を優先的に雇用すれば景気回復と東北復興を同時に実現出来るだろう。

 その場合の条件は、復興資金の半分は人件費とし雇用者を準国家公務員とし、復興業務を行う企業に派遣する事だろう。何故なら全てをゼネコンなどの大企業に任せたのでは本来回るべき人件費が中抜きされ、一番懐が温まるのは大企業になってしまうから。景気回復とは国民一人ひとりの購買能力を底上げする事。格差社会では景気の底上げは不可能なのである。そして、生活保護の方が最低賃金よりも高いなどと言う歪んだ制度(所管が違うのでこんな馬鹿げた事が起こるのだ)は廃止すべきだ。

結論:働かざるもの食うべからずが社会保障の基本。その代わり国家には雇用を保証する義務がある。障害などにより働く事が出来ない人の生活権を保証するのも国家の仕事だが、その場合は補助金を出すのではなく衣食住教育を無償で提供すれば良いのである。

土曜日, 8月 06, 2011

失敗に終ったスマートテレビ戦略

 スマートテレビというジャンルで売ろう目論んだメーカーは軒並み夢破れたようだが、そもそもテレビをスマートにしようと言う定義が間違っていると気付いていないのが問題の根源。パケットでデーター化すればチューナーさえ不要な時代に余計な機能を付加しようと言うのは時代錯誤。画質のアップコンバートや音質の向上など本質的な部分に力を入れ(3Dではない)ディスプレイに徹すべきだろう。
 
 Google、SONY、Logitechの三社がぶち上げGoogle TVも結局、鳴かず飛ばずに終わったが、それでもCES2011で各社が発表した製品(2010は3Dだっけ)よりは、まだ売れた方なのだろう。Google TVに対して後出しジャンケンのようになったApple TVは機能からすればSTBと大した違いがないものだったが、番組のレンタル(バージョンアプで購入も可能に)、AirPlayなどを組み合わせる事で一番成功したのではないだろうか。

結論:未だに、趣味の範囲を越えていないとApple自身が言っているApple TVに勝てないのは、作ってる連中がスマートではないからなのである。ネットが出来るくらいでスマートと言われても…

Androidタブレットが売れるには

 Androidのタブレットが本当に売れるかどうかは、統合(別に何から何まで同じである必要はないがインターフェイスは同じにすべきだ)が予定されているAndroid4(決して3.2ではない)の出来と、各社が同時にまともにアップデート出来るようにハードウェアに縛りを付けられるようになるか如何に掛かっている。Android風からAndroid系まで有象無象が好き勝手をやっている今の状態ではAndroidと一つのOSデバイスとして括るのはおかしな話だと思う。
 
結論:Androidが統合されるのと、iOSとOSXが統合されるのとどちらが先だろう。Appleは既に次に踏み出しているのだからChromeと啀み合ってる場合ではないのだ。