Apple信者以外の人はiPadをノートPCのカテゴリに加えるのは卑怯だとほざくかもしれないが、タブレット並の機能しかない(OSは大抵WindowsなのでOfficeは動くが)「ネットブック」(もう死語か)よりは実用的なiPadを抱えるAppleは既にMobile PCのトップベンダーになってしまった。ノートPCとタブレットを分けてノートPCだけで比較すればAppleは未だにトップベンダーではないかもしれないが、それではタブレット型の次世代PC(専用のOSを持たないタブレットPCではないぞ)に該当するもので、iPadを凌駕するようなものがあるのだろうか。HPはwebOSを諦めてしまったので実質はGalaxy Tabしかないが、Samsungが言うように本当に売れているのなら、大型液晶テレビにオマケで付けるような事はしないはずである。次のモデルを出すために在庫整理を始めたのかもしれないが、それだけ不良在庫を抱えている証拠でしかないのだ。
そして、すっかりメッキの剥がれてしまった「ネットブック」では、iPadと比較しても話にならないのでIntelが持ち出したコンセプトが「ウルトラブック」と呼ばれる薄くて軽くて高性能で安価なノートPC。コンセプトはあるのだが、現在その定義に該当するのは、Appleが独自に開発したMacBook Air位なもの(Airはウルトラブックではないが)。他社製(SONYとか言う名前だった気がする)で「ウルトラブック」に近いモデルはAppleのようにエントリーモデルではなくハイエンドモデル。Dockなどが付いているが、無しのモデルをApple以下の価格(8万円代前半。13は10万越えだよ言うかもしれないがそれでも格下CPUで5割も高く重い)での販売は到底不可能(Appleと違い投げ売りはあるだろうが)。彼我の差は想像以上に大きいのである。
結論:webOSに将来はない(利益は見込めない)と考えタブレットを捨てたHP。PCのトップベンダーで利益を出してはいるが、Appleのように利益をあげるなど夢のまた夢と判断し、レノボにPCを売り渡した事で利益を上げられる体質になったIBMをモデルに習おうとしている。デビュー当時はエグゼクティブ用の特別なMobile PCであったAirをエントリーモデルに進化させてしまった(高級感は一切失われていない)Apple。シェアなど無視してもAppleは間違いなくMobile PCのトップベンダーなのだ。
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