木曜日, 1月 12, 2012

「AppleのSONY買収」は、ガセネタ

表題の切っ掛けとなった元記事でもAppleがSONYを買収するメリットはないと書かれているが、SONYの先行きはそう悲観していないそうだ。改善、あるいは改革すべき点があるのは事実だそうだが、世界有数のAV機器メーカーとして生き残る余地は十分にあるのだとか。その上、損保などの金融部門を売却し(唯一売れそうなのは間違いないが、売却したら儲け口が)、その資金で新製品の開発に回す…
 
 残念ながら現状のSONYでは、私は悲観してしまう。PS4を暫く出さないという判断は評価出来るが、相変わらず縦割りで行っている製品開発は如何ともし難い。その上、途中で投げ出さざるを得ないような開発が多すぎる。一番最初に有機ELのディスプレイを出しておきながら大型化出来ず仕舞い(製造技術がなさ過ぎる)というのも笑わせる話だが、自社だけの開発では開発コストをペイ出来ないと始めたSamsungとの合弁も失敗に終り、結局Samsungからディスプレイを提供される羽目に陥ったのは戦略ミスも甚だしいと言えるだろう。1年3ヶ月前に当blogで買収話に触れた時はイヤフォン以外に欲しいモノなどないと書いたが今でもその考えに変わりはないのである(当時と比べてSONYは全然良くなっていない)。

結論:こんなボロ会社をAppleが買うわけはないのだ。

月曜日, 1月 09, 2012

ここにもいた絶対正義君

本当はFacebookで返答しようかと思ったのだが、どうやら洗脳されている絶対正義君のようなのでヘタに反論するとくどくなると思ったのでblogでこっそり書く事にする(blogが憂さ晴らしの場か?)。その人曰く喫煙が原因で検査と投薬が増えているらしいのだ。私の実感では喫煙者は右肩下がりで健康保険の負担は右肩上がりなのだが、どうやら本当はそうではないらしい。
 
 喫煙が国民の健康を危険にさらし、健康保険の負担を大きくしているのだから煙草税を増税した方が良い、1本1,000円にすれば税収が増えるからというウォールに対して私が本当にそうなのですかと書いた事に対し頂いたコメントが上記のような内容なのだが、どうやらガンはタバコが原因(中にはそんな人もいる筈だが)だと信じているようなのだ。勿論、肺ガンや喉頭ガンになってしまった人がタバコを吸って良くなる事はない(悪くはなる)のは事実だが、だからタバコが主因だと勘違いするのは宜しくない。
 
 そして、私が本当に言いたかった事の方は、タバコが原因で健康保険の負担が増えていると言う妄想の方。確かに、タバコをやめさせるために保険適用の喫煙外来などと言う馬鹿げたモノを作れば多少なりとも保険の無駄遣いは増えるが、それ以上に他所の国ではあり得ない位にばらまかれる処方薬の量を減らし、無駄な検査を減らす事の方がよっぽど保険の負担を減らせると言う事なのだが、それに対して検査や投薬をするきっかけがを作るものの一つ(確かに一つにはなるだろうが万に一つを一つと言われても)じゃないのかと言われても…

結論:病気の人にタバコを吸えとは言わないが、タバコが病気の主因と考えるほどナイーブではない。タバコより抗がん剤の方が身体に悪い事を知らないのだろうか。

何で野田が総理で谷垣が総裁なのか

ドジョウと自転車野郎と、どうしてこうも小粒の人間が党首になるのだと不思議に思っている方が多いのではないだろうか。政治的な実績が皆無に等しい首相に、司法試験になども落ちるようなボンクラ総裁。どちらも、政治がまともに行われていた(丁々発止の駆け引きと言う意味)なら、万年一議員で終りの器である。そんな連中が何故トップに祭り上げられたのかと言えば…

結論:官僚よりもバカで力のないトップじゃなきゃ官僚主導の政治にならないからである。

金曜日, 1月 06, 2012

独り言

このままでは普天間基地の移設は不可能になりそうですが、普天間が辺野古に移設されていたら、北部訓練所の半分が返還されて、キャンプ桑江、牧港補給地区、那覇軍港の全面返還。現在、本島の19%を占める基地が12%に縮小し基地負担が大に削減される。基地の土地は私有地の借り上げで当然地代が入っているが、返還になったら地権者に入る有り難いお金が…
 
 そんな地権者が移転反対運動に加わっていたら…「ゆすりの名人」って…

結論:独り言です。

水曜日, 1月 04, 2012

ポストPCの要件について

売れなくなってしまった(私は売れてるなどと思った事はないが)ネットブックは諦め、次に手を付けたのがタブレットとUltrabook。確かにどちらもAppleではドル箱になっているので二匹目のドジョウを狙いたいのは良く分かるが国内メーカーが目論んでいるようになるとは到底思えないのが事実。タブレットでまともに売れているのはAppleに目の敵にされている「Galaxy Tab」だけで、どんなにマスメディア騒いでも(騒ぎもしないものも多い)国内メーカーの製品がiPadを尻目に売れる事などある筈もない。
 
 大体、まともにアップデートにも対応出来ないようなローカル仕様のタブレットを出している段階で終わっている(くどいようだが、Androidの2.3まではオープンなのだからGoogleのアップデートに躍らされずにKindleのように独自仕様のOSに仕上げれば良いのだ)のだが、OSを持っていないのだから日本市場だけを見て製品を作るバカな戦略をやめない限り需要を掘り起こす事など所詮無理な話なのだ。日本国内でAppleに勝つ事に意味があるなどと考えているようじゃ、とてもじゃないが海外では通用しないのである。駄目だと言ってるだけでは、社民党と同じになってしまうので、こうしたらと言う考えを書いてみたい。
 
ポストPCの要件
その1:グローバルで通用しないハードウェアは載せない
 Appleなどがやろうとしている決済システムでは日本の電子マネーは要らないが、その他にもワンセグも無用の長物。
その2:ローカルでしか通用しない機能は載せない
 携帯用のメールシステムに無理やり合わせようとしてシステムがトンでもない事になっているキャリアがあるが、素直にインターネットメールにアカウントを移せば良い。何とか(mとか言った)モードやメニューが使えるようになりましたなどと言ってるが、全ての端末で使えるまでになっていないし(手を入れているので端末側が対応出来ないのだろうが)、インターネット側からナンチャッてインターネットに入り込む事自体が間違いだ。
その3:物理的なボタンは極力減らす
 iPadだってシステムがおかしくなればリセットボタンが必要になるので全てを無くせとは言わないが、単一の目的にしか使えないような物理ボタンはその目的で使わない人にとっては不要だ。同時にひとつのボタンに複数の役目を与えるのはやめるべき。Androidでどのボタンを押すべきかが分らないのは信じられない。
その4:思い付きの機能を直ぐに実装しない
 β版でありながら多くの人を虜にしているSiri。一方で写真どころか他のスマホの画像でログイン出来てしまう顔認証を載せてしまった某OS。勿論、Siriも声でユーザ認識をしているわけではないので手放しで褒めてはいけないのだが、次期バージョンではその辺りも対応するだろうし設定でロック中は動作しないようにしておけば今でも回避出来る。顔認識が必要なのはユーザの特定であってセキュリティパス代わりではない。今回の問題など誰でも考えれば直ぐに分る物なのだ。
その5:チューニングに時間を掛ける
 PCと同じ理屈で速いCPUを使えば動作が速くなるなどと考えてアプリのチューニングを疎かにするメーカーあるが、そのせいでバッテリの持ちが悪くなる、サイズが大きくなるなど言語道断。iPhoneよりも大きなディスプレイを売りにしているスマホが多いが3.5インチのディスプレイが手に入らなかったのと大きなバッテリが必要だったのが本当の理由のように思える。アプリ(当然OS)の作り込みでバッテリの持ちも、処理速度も速く出来るのだ。自社でOSを作らず人任せにするからユーザビリティが悪いのだ。

結論:数多のJobs本を読めば分るようにシンプルなものを出すには余計なものを付け加えるよりも能力が必要になる。昔、SONYのWalkmanを分解して「流石にSONYさんはネジの数が多いですね」と褒められて顔から火が出たエンジニアの話を聞いた事があるが、ネジの数とボタンの数が多ければ多いほど駄目な設計なのはエンジニアの常識。どれだけ少ない部品で目的を達成するかを考えるのが本物なのである。

野田が増税に失敗したら

政府案として消費税増税をどうしても通したい財務省のパペット人形(ドジョウキャラらしいがドジョウほど可愛くない)。法案が通らないなら解散総選挙だと脅かしているようだが、そうなったら手の平を返したように民主党から出て行く方々が増えるだけのような気がする。法人税は減税して消費税を上げるなど狂気の沙汰なのだが、消費税増税でガタガタになった日本に乗り込んでくる欧米資本にとっては法人税率は低いに越した事がないという事なのだろう。消費税増税が潰されたら3月にも解散らしいが、もしもそのような展開になったら消費税増税はもう持ち出せないスキームになってしまうのだ。
 
 さて、そうなるとどのようなシナリオで来るのか。TPPでゆうちょやかんぽを食い物にしようとしていたが、それも表に出てしまった(気付いてない人も多いが)ので大っぴらにはやり難くなってしまった。残るは増税派を粛正して生まれ変わった財務省路線で積極財政派に主導権を渡して景気回復の余地のある日本の景気を回復させるシナリオに変更するのではないだろうか。国債の日銀の直接引き受けで紙幣を大増刷、60年償還の復興債の発行などによって円高を緩和し日本が強みを持っている資本財の積極輸出にシフトさせるなどが考えられるだろう。

 大統領選挙がどうなるかは分らないが泡沫候補扱いだったロン・ポールに芽が出てくるなどアメリカの動きも気になる。米軍が本当に撤退してしまえば普天間問題はなくなる(どうでも良い小さな話しだが)ので、沖縄の皆さんは大喜び(皮肉だ。基地で潤っている人がどれ位いるかを考えよう)だろう。米軍がいなくなれば自力で日本を守らなければいけないので自衛隊を防衛軍に格上げすることになり新たな武器購入(国内で調達などすぐには出来ない)の資金も必要になるがこれもGNPが膨らめば…

結論:増税に失敗すればあとは景気回復しか方法はない。私なら肥え太ったところでの搾取に切り換える潮時だと思う。その間に日本は地力を付けるしか方法はないのだ。