月曜日, 9月 26, 2016

iPhone 7/7 Plusを買っていけない

通常なら10の理由としたいところだが、10としてしまうとどうしても無理矢理感の方が強くなってしまう(実際にかなり無理がある)。様々な理由で今回の初期出荷は全然売れなかったiPhone 6s(そう信じたい人が世の中には結構いる。実際はそこそこ売れてる)よりも売れそうもないから最初の週末の販売実績を公表しないだとか、飢餓感をあるためにわざと数を絞ったのだなどと悪意を持った意見の方が多いようだが、Appleのストアに行ってみれば分かるようにiPhone 7を欲しい人は少数派ではない。

iPhoneを買わないのは、おサイフ機能がないからモバイルSuicaが使えないから、防水じゃないからと。iPhoneが登場した時にはiモードが使えないから売れるわけがないなどとまで過去には言われていのに、実際に搭載されると売れないから必死だと言う始末。と言いながら今回は私なりに買ってはいけない理由を書いてみたい。

買ってはいけない理由
Apple Payが中途半端:世界的に見ても契約者の多いVisa。特に国内ではマスターよりも多いのにFeliCa対応の方が重要だったのか国内ではNFC Type-A/BではなくNFC Type-Fがデフォルト。Visaカードしか持っていない人はいつになったらApple PayでVisaが使えるようになるかわからないので買ってはいけないのだ
Lightning:イヤフォンジャックなくなったおかげで耐水性が増しiPhoneで初めてIP67を正式に謳ったが、皆がそうしているとは思えない音楽を聴きながら充電ができないと騒ぐおかしな連中がいるのも事実。Lightningアダプタが付属しているので少なくとも今まで使っていたイヤフォンは使えるのだが、そんな文句を言う人は買ってはいけないのだ
AirPodsが付属しない:信ぴょう性の低い噂の中にはAirPodsが付属するなんて言うおとぎ話もあったが他のメーカーだったら優に3万円近くする左右独立タイプのワイヤレスイヤフォンが付属するなどあり得ない話。AirPodsは既存のiPhoneがiOS 10に対応していれば使えるのでiPhone 7ではなくAirPodsを買うべきである
FeliCaに対応:FeliCaに対応と言うと良く仕様の確認もせずに買ってしまう人が出るはずだ。その上で自分の持っているPASMOやICOCAは使えないのはおかしいと騒ぐ人が出るのは間違いない。今回のFeliCa対応はJR東日本やドコモ(iD)がガッツリと組んで実現したもの。いずれPASMOや他のプリペイドにも対応するはずだがPASMOを持っていない人には宝の持ち腐れになるので買ってはいけないのだ
ホームボタンの廃止:見た目は今までの物理ボタンのように見えるがiPhone 7のホームボタンはタッチセンサーに。物理的に稼働する部分がなくなったのでホームボタンが下手る可能性は相当低くなったと思うがプッシュのつもりでSiriを立ち上げてしまう人が続出。Siriを使わせるために陰謀だと思うような人は買ってはいけないのだ
手に入らない:発売開始時に出荷された数は需要に見合うものではなかった。ウェブでの注文が殺到して中々繋がらない上に繋がって目にした出荷予定は11月(実際にはどんどん入荷しているのでそんなには待たされないと思う)。今回は新色に加え元々製造数の少なかったiPhone 7 Plusの方が人気だったのだから初日に手に入れようと考える方がおかしい。十分に行き渡り欲しいモデルが出揃うまで慌てて買う必要はないのだ
傷になる:どんなものでも使っていれば傷が付くのは当然のことだがよりによって他の人に自慢したいと言う助平心から新色のジェットブラックに人気が集中。どう考えてもあのボディの製造には手間暇が掛かるのに同じ価格にしたから(さすがに32GBモデルはない)かは知らないが一番待たされることは間違いない。そして間違いなく傷が目立つと文句を言う輩が山のように出てくるはず。傷が気になるならわざわざ傷が目立ちやすいものを買っていけないのだ
今までのケースが使えない:縦横厚みとサイズはiPhone 6sと寸分違わないのだがカメラやボタンの位置に微妙な変更があるためiPhone 6や6sのケースは使うことができない。数千円のケースを使っているならまた買えば良いのだが中には10万以上のケース(本体よりも高価)もあるがそう言うものは間違いなく使えなくなる
水濡れ破損の保証はない:IP67対応になりちょっとの水濡れで壊れるようなことはまずないが展示会で水着の女性にバスタブで使わせるSONYのXperiaと同じように水が原因で故障した時には保証はない

結論:とやかく文句を言うような奴は新しいものなど買ってはいけないのである。

金曜日, 9月 23, 2016

iPhone 7やApple Watch Series 2のFeliCa対応

iPhone 7に追加された機能の目玉と言えばFeliCaが搭載されSuicaをベースとしてApple Payが国内で10月から開始されることと防水(正確には生活耐水だが)だろう。Apple Payに関してはどこのカードが使えてなどの情報があちこちに書かれているのでその分野に詳しくない私がどうこう書くことではないので今回は全く別な視点で。

今回発売開始されたiPhone 7のFeliCa対応は国内向けのモデルだけで海外のモデルではFeliCaは使えない。国内モデルに関しては海外ではNFC Type A/Bを使えるようにFeliCaとの切り替えが可能とアナウンスされている。これだけを見ると国内向けだけFeliCa対応のNFCチップを使っていると勘違いしそうだ。実際に当初日本だけ違うチプを使っているとの記事も散見された。

iFixitなどが早速分解してくれたことで分かった事実は国内モデルも海外モデルもNFCには共通のチップを使っていてハード的には海外版でもFeliCaには対応可能という事実。それではなぜAppleやJR東日本は将来的には対応可能になるのではと取れるような曖昧な受け答えに思えるようなコメントをしているのかと疑問に感じていた。

そんな時に出てきたのが総務省指定の刻印がダサいの騒動(実際にはそれで買うのをためらうほど目立つものではない)。実は今まで世に出ていたFeliCaカードやFeliCa対応ケータイにはこの刻印は必要なかった。3メートルの距離で1メートルごとに500マイクロボルトを超える出力の電波を発する機器は型式指定を取得が必要だがそれだけの出力が必要なのはSuicaの上に乗せるだけで内容を吸い取れるiPhone 7が初めてだったのだ。

実際には、そんなに見苦しいものではないので気にしなければ良いのにが一般の反応だが総務省を名指しであったため技適と同じように画面表示を認める方向に動く可能性が高くなってきた。ここまで読み進めれば理解できたと思うが海外で購入されたiPhone 7が国内でFeliCa端末として使えないのはハードの問題ではなく総務省指定の刻印がないため法律違反になるから。画面表示だけで使用可能になればiOSのアップデートで海外の端末でも日本国内でFeliCaを利用可能に。

結論:海外版のiPhone 7のFeliCaが利用できないのは総務省指定の刻印がないから。画面表示で国内利用がOKとなれば普通に使えるようにiOSのアップデートで対応されるだろう。

火曜日, 9月 20, 2016

AirPodsを買ってはいけない 〜10の理由〜

Appleが新しい製品群を出す時には必ずと言って良いくらいに書いている買ってはいけないシリーズ。結果的に最後まで読んだ人をマカーのたわ言だと憤慨させるものなのだが、Apple製品を単純にDisってるものはないかとググって読みにくるのが悪いのだと開き直る次第である。ということでTimがこれなしには生きていけないと言っていた(スペシャルイベントではこれだとは言っていないがw)AirPodsを買ってはいけない理由を書き並べてみたい。

買ってはいけない理由
その1:
イヤフォンジャックがなくなったためにご丁寧にLightning EarPodsだけではなくLightningアダプターまで同梱されたのにAirPodsには必要ない。二年縛りでiPhoneを機種変したというのにこれ以上金を出せとは言語道断
その2:EarPodsはケーブルが付いているので誰もがイヤフォンだと分かるがAirPodsは知らない人が見たら耳からチンアナゴかうどんが出ているようにしか見えない。俺は江戸っ子。うどん好きだと思われたのでは沽券に関わる
その3:Appleの製品に入っているW1チップは独自設計のためどんな仕様になっているのかが分からない。世の中には未だにApple独自の技術を使っているとオープンじゃないと食ってかかる心のオープンじゃない人が結構いる。そんな人を納得させる時間があったら森田童子でも聴きたいので買ってはいけない
その4:普通のBluetooth接続のワイヤレス・イヤフォンと一緒にされる。挙げ句の果てには数千円のものがあるのにAppleはボッタクっていると訳の分からないことを言い出して不快になるだけ。そういうのに限って左右独立タイプのワイヤレス・イヤフォンがAirPodsよりも高くて年中通信が切れたりすることは知らないのだから、関わりを持たないために数千円のものにした方が良い
その5:iPhone 5以降のApple製品との相性の良さしか考えていないのでAndroid端末しか持たない人にはただのBluetoothイヤフォンに過ぎない。そんな人はSONYのものでも買った方が良い
その6:ペアリングもなしにiCloudで認証されているデバイスを認識して音を出したり、Siriを使えたりする。どう考えても個人情報が…そんな妄想にとりつかれる人は買ってはいけない
その7:左右片方づつでも使えるのでヘッドセットがいらなくなる。ヘッドセットを生業にしている会社がかわいそうだ
その8:見た感じいかにも落ちそうなだがどうやらEarPodsよりも落ちにくいらしい。見たままじゃないと気が済まない人は買ってはいけない
その9:耳に装着すると自動で電源が入るというがだとすれば常に微弱な電流が流れているはず。使っていないのに電池を消耗するのは許せない
その10:本当は単なるワイヤレス・イヤフォンではなく音声認識のヒアラブルデバイスだということを隠している。気づかない方がバカなのだとAppleは考えているかも知れないがそれはあまりに失礼なのである

結論:欲しくてもまだ買えないのである。

タカ派が戦争を始めるわけではない

世の中には事実ではなく印象で事実を誤認することがままあるが、その最たるものは戦争を始めるのは保守であって止めるのはリベラルだという誤解。全米ライフル委員会が支持母体の中にあるのでドンパチを始めるのは共和党の方だと勘違いしているようだが近代に入ってから大きな戦争を始めたのは民主党政権の時だったと事実は変えられない。

第一次世界大戦:ウッドロー・ウイルソン第28代大統領/民主党
世界平和のために国際連盟を提案したその人が参戦にゴーサインを。
第二次世界大戦:フランクリン・ルーズベルト第32代大統領/民主党
ニューディール計画での景気回復がうまくいかなかった時に偶然日本が宣戦布告?
ABCD包囲網で追い詰めなければ太平洋には出ていかなかったのに
朝鮮戦争:ハリー・トルーマン第33代大統領/民主党
第二次大戦終戦時の大統領であったが朝鮮戦争時に参戦したのもトルーマン。停戦を調印したのは共和党のアイゼンハワー。
ベトナム戦争:リンドン・ジョンソン第36代大統領/民主党
ベトナム参戦に反対だったケネディ暗殺を受け大統領となりベトナム参戦

ブッシュ親子時代に湾岸戦争を始めたから共和党の方が好戦的と勘違いされるがそれは多分に民主党=ケネディの印象が強いから。元々、リベラルは国を問わず理想主義に走る傾向が強いため平和だ自由だと綺麗事を並べたがるが、同時にそれは他者に対して不寛容となる恐れを孕んでいる。世界平和のためなら戦争もやむなしとなるのである。

ブッシュ親子に関しては共和党というよりはその背後にある軍産複合体と一心同体であったのがそもそもの開戦の理由。清濁併せ持つ連中はそう簡単に軍産複合体の口車に乗せられたりしないものである。

結論:戦争の本質を知っているものはそう簡単に戦争は仕掛けないのだ。

木曜日, 9月 15, 2016

やっぱりバ韓国…

中国が面倒を見てくれるから必要がないと向こうから延長を断ってきた韓国。此の期に及んで中国との関係の雲行きが一気に悪くなって来たため急に日本に通貨スワップの話を持って来た。建前上は片務ではなく相互に助けるための通貨スワップだが韓国とは違い対外的に債務ではなく債権を持っている日本が韓国に助けを求めるような事態が発生することなどあり得ず、そんな状態になるようなら韓国などという国はとっくの昔に世界史の中から消えているのは間違いがない。こんなことになったのも韓国に外交力が全く欠如しているのが原因なのだが、それはその瞬間の状況だけでパートナーを平気で変えてしまう長期的な視野を持っていないことに起因する。

元々がアメリカの後押し(日本に戦争で勝ったわけではない)でどさくさに紛れて独立国になり得た傀儡国家。初代大統領に李承晩を据えたのも単純に一番反日だったからにすぎないのだが、案の定ソ連の傀儡である金日成率いる北朝鮮に攻め入られ完全にアメリカにすり寄って生きることになってしまった。そんな韓国はアメリカとの外交で少しでも強い立場になろうと利用したのが力をつけ始めた中国。互いの間に北朝鮮という厄介者を持っていることで近づいたのだろうがTHAADの配備を承認してしまったためにその外交戦略は失敗に。配備を勧めたアメリカは別に韓国がどうなろうと知ったことではないのは明らか。中国との関係を壊すのが目的だったことは韓国以外の国は百も承知のことなのだ。

そして、米中に捨てられた韓国が次のターゲットにしたのがロシア。中国との間に長い国境線を持ち中国の巨大な人口に危機感を持っていることと自分たちが毛嫌いしている日本との間には領土問題が存在すると考え敵の敵は味方とでも思っているのだろうがロシアはそんなに外交バカではない。親米ポチと信じられている安倍もプーチンとの間で外交関係の改善を勧めていこうとしている。

結論:世界中でいい気になって偉そうなことばかりを続け嫌われ者になったのは中華思想から一歩も脱っしていない中国と韓国だというのはお笑い種なのである。

火曜日, 9月 13, 2016

「それなしには生きていけない」…

以前、テレビのインタビューでTimがiPhone 7に関して質問され「それなしには生きていけない」ような機能が搭載されると答えていたことから、そんなものどこにあったんだと言うのがスペシャルイベントに対する記憶力の良い人の正直な感想。イヤフォンジャックがなくなって「それなしには生きていけない」人用にLightningアダプターを付けたじゃないかと真顔で答えたらきっと吊し上げを食うだろうな。

まあ、そんなどうでも良い話は読み流して忘れてらいたい。今回の発表で一番重要だったのは前述のイヤフォンジャックがなくなったことでも、FeliCaが載ったことでもなく、ましてやApple Watchが50m防水になって雨に濡れることを心配しなくて良くなったことでもなく(恐らくそこまで臆病な奴はいない)AirPodsが発表されたことである。ガジェットが大好きな人からすれば何を今更と鼻で笑われる類の製品にしか見えないが、Apple製のチンアナゴは一味も二味も違うだろうと言うのが今回のお話である。まずは、過去のApple製品で「それなしには生きていけない」ものをおさらいしたい。

それなしには生きていけないもの
その1:USBポート
シリアルポートやSCSI、フロッピーディスクだけではなくApple謹製のADPも断捨離してしまったのでUSBがなければ生きていけなかったのである。
その2:ネットワーク共有
通常は単純に各端末間のファイルの共有を意味するが、アップルは端末本体から光学ドライブを順次取り去っていくと言う暴挙を行ったため同一ネットワーク上にある他の端末の光学ドライブを勝手(実際は承認が必要)にで利用できるようにしてしまった。年に一度使うかどうかも怪しい光学ドライブに大枚を叩くくらいなら新しいiPhoneが欲しいと言う人の心の声に応えたのだ。
その3:AirDrop
うっかりLightningケーブルを忘れてきたら大きなファイル(メールのファイル添付サイズが限界)の転送さえままならないのがSDメモリさえないiPhoneの最大の弱点。SDメモリの抜き差しでファイルのやりとりをする連中を横目にそんなことをしたらウイルスにやられる(AndroidやWindowsは本当にやられることがある)と信者が嘯く必要がないのはAirDropがあるおかげなのだ。Appleユーザーでない人はAirDropを単なるファイルのネットワーク転送だと思っているだろうが、BluetoothとWi-FiをオンにしてあればWi-Fiがない環境の中でも高速にファイルの交換が可能な夢のような仕組みなのである。

さて、おさらいはこのくらいにして今回の本題に入る。AirPodsの無線技術はBluetooth 4.0がベースである。カタログのそこだけを見ると数多あるBluetooth接続のワイヤレス・イヤフォンと同列のにしか見えないのは当然だが、未だそのベールを脱いでいないApple設計のW1通信チップによってBluetoothで必須とされる各種機器とのペアリング
が不要なマジックが隠されている。要は通常のBluetoothのプロファイルとは違う何かの方が重要な役目を負っていることを意味している。W1のチップ内でSiriが動作している訳ではないだろうがW1チップ自身がインテリジェントにデバイス間の通信の切り替えを自動で行っているのは確かで繋がる側もiOS 10、watchOS 3.0、macOS Sierraが必要なので普通のワイヤレス・イヤフォンとは全く別な何かであることを示している。実際にどんなことができてどう生活が変わるかは10月に発売開始されてからのお楽しみ。

結論:それなしには生きてはいけないのは翻訳の間違いでiPhoneの機能ではなく新しいもののことを指していた。まだ、世の中に登場していないためAirPodsが、それなくしには生きていけないものとは気づかないだろうがいずれそうなるのは間違いないのである。


月曜日, 9月 12, 2016

と金(成り金)

私にとってはどうでも良い機能のiPhoneのFeliCa対応。iPhoneとの差別化を謡う国内メーカーのAndroidスマホでも当初4割 だったモバイルSuicaも現在は2割程度とモバイルSuicaやおサイフ機能がスマホのマストアイテムでなかったことが明らかになった今日この頃。皆さ んはワンセグやフルセグを歩きスマホしながらお過ごしのことではなかろう。そんな中、今更のようにAppleが日本国内限定としてFeliCaを載せてき たりするものだからちっとも売れないので死に物狂いで載せてきたなどと書かれる始末である。限定モデルは初代のiPhoneがアメリカ国内向けだったのも そうだったし当初はCDMAは別ラインだったのを考えればこれはいずれグローバル対応になるのは明らかだと個人的には考えているのだが。

Apple はイノベーション企業なので世界で初めてのことをすると勘違いしている人はさすがに減った(そんなことはないか?)が、それでもsteveが亡くなってか らイノベイティブではなくなったと見当違いなことを書く人は沢山いる。steveが存命の頃からAppleは新規性を求める(革新的)な企業ではなかった ことはAppleウォッチャーであれば周知のことだが彼一流の言動に惑わされてAppleが何でも最初に始めた(最初に使えるものにしたが正しい)と勘違 いしている人(steve信者?)が多いのが正直なところなのだ。

そんなAppleがスペシャルイベントで発表したiPhone 7。今回に関しては事前に確度の高いリーク情報が多かったためか妙な期待(妄想という)を抱く人が多くなかったせいか遂にマリオがやってくることと、日経 が来年になると報じてくれていたFeliCaに対応したことが期待以上の反応を誘ったのだからAppleにしてみれば思う壺だったかもしれない。

と 言うわけで前置きが長くなってしまったが他のメーカーは十分な体制も取れていないのにいきなり王手を掛けてくるような乱暴な攻め方をしてくるが、 Appleは一歩づつ将棋の歩のように攻めてくる。その動きだけを見ると決して派手な動きはしないがいつの間にか歩が「成り金」となっているという戦略を とっているという話である。

物好きのおもちゃに過ぎなかった高価格のデジタル音楽プレイヤーであったiPodにMusic Storeを用意して(Windows対応が大きかったが)デファクトのプレイヤーとして育て、相乗効果でiTunes Music StoreがMusicダウンロードストアのデファクトに育ち、そこで作られたアカウントをそのまま利用可能なApp Storeが出来上がったことで、iPod同様に物好きのおもちゃのように批判されたiPhoneがスマートフォンのスタンダードの指針となった。

今 年のWWDCで発表した中で個人的に一番重要なものはmacOSでのSiri(音声認識)への対応だったが、それに気づかなかった人も多いはずだ。技術的 にはもっと早くMacに対応可能だったように思うのだが今回のスペシャルイベントに合わせる形で温存してきた可能性も高いのである。Google Nowなどもあるため音声認識のAIが一番の目玉だなどと言えば多くの人にとっては失笑ものだろうが(実際にそう考えた人の方が多い)、macOSに組み 込まれAppleの全デバイスでSiriが利用可能になったことで葬り去りたかったイヤフォンジャックがようやく排除されたが、それは音声コントロールを 担うW1が完成したからなのだ。

iPhoneからイヤフォンジャックがなくなったことで音楽を聴きながら充電できないと見 当違いな文句を書いてる輩がいるが、Lightning経由を残したのは既に他社製の様々なイヤフォンを使っているユーザーへの配慮のためであり、 Appleが本当に使って欲しいのは専用通信チップであるW1を搭載したAirPodsの方。AirPodsを単なるBluetoothのイヤフォンと勘 違いしている人の方が多いと思うが、AirPodsは通常のBluetooth通信で必要なペアリングなしにiCloud IDで管理されている全デバイスでシームレスに利用可能なことがキーポイント。真価が明らかになるのは10月にAirPodsが発売開始されて物好きが使 い始めてからなのである。

結論:Appleの戦略は事前に打っていた歩が「と金」となり世の中を変えるものなのである。木を見て森を見ず。Appleを批判しているのはそんな人たちなのである。

ヒラリーは病気

人格的に問題があるかどうかはこの際置いてくが民主党の大統領候補に選ばれたヒラリーが9/11の式典で体調を崩して倒れ途中退席となった。熱中症で倒れたとの公式発表だったが9日に診断された肺炎の症状には見えないから熱中症としたのではないだろうか。その影響で12日から予定されていたカリフォルニアの遊説はキャンセルとなった。

肺炎は感染症なので抗生物質で簡単に抑えられるが予備選の最中から突然おかしな動きが顕著になってきたことから多くの医者はパーキンソン氏病の可能性が高いと指摘している。事実とすれば大統領選を戦うことは事実上不可能になるのだが…

結論:突然おかしな動作をすることからパーキンソン氏病の治療薬L-Dopaの影響ではないかと言われているが、そのほかにも脳梗塞、認知症とあまり嬉しくない病気ではないかと噂されている。11月に始まる本選までに撤退となるのではないだろうか。

日曜日, 9月 11, 2016

アメリカ大統領予備選挙

最近はよっぽどおめでたい人でなければヒラリーがトランプ以上に嫌われ者なのはご存知かもしれないが。そんなヒラリーが民主党の大統領候補に選ばれたのは民主党だったからというのは意外に知られていない。アメリカの大統領予備選では代議員の過半数を得る必要があるがこれは単純に得票数で決まる者ではない。ニューハンプシャー州の得票率はサンダース氏が60%でヒラリーは39%でサンダース氏が圧勝だったが獲得した代議員数はヒラリーの方が多かった。開票に不正があったわけではない。予備選には得票率に関係なく投票可能な特別代議員という制度があり民主党はその数が共和党よりも圧倒的にに多い( 民主党の場合、連邦議会の上下両院議員や州知事、党委員会のメンバーなどから構成される)。その割合は15%もあるためサンダース氏のように党の中枢が好ましくない候補を排除することが可能なのである。

結論:トランプが民主党だったら大統領候補には絶対なれなかっただろうし、同様にヒラリーが共和党だったら大統領候補にはなれかった可能性が高いのである。

金曜日, 9月 09, 2016

Miitomoが露払い

スタートと同時に信じられないペースでダウンロードされあっという間にアクティブユーザーがいなくなってしまった気がするMiitomo。正直な話寿命は1週間くらいしかなかった感じのため、Miitomoの栄光と挫折などと言われPokemon GOがリリースされるまでは任天堂はダメだよねが世間の空気だった気がする。そんな中開かれた開かれたAppleのスペシャル・インベントのトップの登壇者が宮本茂と言うサプライズ。アプリの実際の製作はDeNAだと言われているがiOSにスーパーマリオが遂にやってくることを発表した。それだけではなく来年には「ファイヤーエンブレム」、「どうぶつの森」などもリリースされると任天堂からリークされ自社のゲーム機だけではなくiPhone(Android版も用意されるだろう)が任天堂ゲームのプラットフォームの一つとして重要なポジションを締めることになったわけである。

結論:わずか一ヶ月余りで1,000万以上のダウンロードを達成したMiitomoは任天堂を本気にさせる試金石と言う重責を全うしたのである。

死亡宣告を突きつけられた日本のAndroid端末

iPhoneが国内で発売開始となった当時、ワンセグがない、おサイフがないのでこんなものは売れるわけがないと散々こき下ろされたiPhoneは日本のスマホ代表となってしまった。ガラケーでiPhoneに対抗できると考えAndroidへのシフトが遅かったこともその一因ではあるが、それ以上に足を引っ張ったのはキャリア独自のガラパゴスな仕様をAndroid上で実現しようと悪あがきをしたことと、どうでも良いハードウェアを無理やり搭載することで他社との差別化をすることを優先したことだろう。

その結果が最新版へのアップデートも不可能な製品の山。無理な仕様のために頻発する不具合。SoftBankしかiPhoneがなかった時代に行き渡った国内メーカー製のAndroidがAndroid嫌いを増やす原因となり国内の市場をiPhoneに提供することになってしまったのだから笑い話にもならない。

それでもモバイルSuicaやおサイフケータイのために他は目をつぶってAndroidスマホを使い続けているユーザーがいたのも事実。そんなところにiPhoneのSuica対応。水面下では何年も前から進んでいた話だったが遂にそのベールを脱ぐことになり、スタート時はVisaは非対応だがApple Payも同時にスタートしクレジットカード決済まで持って行かれてしまうことになってしまった。

結論:ガラパゴスiPhoneを出してくるなどと誰が予想しただろう。日本のAndroidスマホはもうおしまいである。

「これが無くては生きていけない」

次のイベントでは「これが無くては生きていけない」ようなものを発表するとインタビューに答えていたTim。実際のスペシャルイベントでは日本国内向けの新製品発表なのかと勘違いしてしまいそうなくらいにガラパゴス感が強かったため日本人以外の人からはiPhone 7は防水くらいしか新しいものはないじゃないかと不満の声もあるようだ。

確かにどれが「これが無くては生きていけない」ものなのかとTimから直接の指摘はなかったので主力商品であるiPhone 7シリーズやApple Watch Series 2のどこがそうなのかと考えてしまうのだろうが、そこにはないのだから仕方がない。イヤホンジャックが廃止されためにワイヤレスイヤホンであるAirPodsが廃止されたのだと考えている人もいるだろうが、恐らくはその逆でAirPodsがAppleの期待レベルに達したことでようやくイヤホンジャックを外せたというのが正しいはずだ。

イヤホンジャックがなくなったことで遂にiPhoneも防水(正確には耐水)を謳うようになったがAirPodsの重要性に気づかぬ人のためにLightningコネクターのEarPodを同梱したが、こちらはイヤホンジャックが外せた後での対応と見るべきである。

Timがインタビューで口を滑らせた「これが無くては生きていけない」ものとはズバリAirPodsのことである。単なるワイヤレスのイヤホンと考えている人にとっは「なくては生きていけない」ものには思えないだろう(すでに各社からそんなイヤホンはたくさん出ている)が、AirPodsはあまたあるBluetooth接続のイヤホンとは違いW1というApple独自の通信(Bluetoothの独自仕様)チップで繋がる音声コントローラである点が重要だ。Bluetoothのペアリングとは違いiCloudで束ねられたデバイスから自由に音声を出せるだけではなくAirPodsの方からもSiriを利用することでApple製品のコントロールが可能になる画期的な製品なのだ。

結論:macOS SierraでSiriが実装されiOSデバイス同様になったのもAppleの次のインターフェイスが音声ベースに進んでいくことの表れ。はっきりとそう言われないとそれに気づかないのがほとんどなのは仕方がないのだが。

金曜日, 9月 02, 2016

ベーパーに終わったProject Ara

Googleが派手にぶち上げた時にそもそも机上の空論に過ぎないとFBで叩いたProject Araは結局頓挫した。構想段階では様々なモジュールを自由に組み合わせて自分だけのスマホを作れるというおとぎ話だったのだが、そんなものハードウェアを作ったことがあるなら自由に組み合わせられるのは理想だけど各モジュールが共通に使える接続バスを作り出すだけでも並大抵のことではないのはすぐに分かりそうなもの。ハードウェアの実装経験のない私だってものの数秒で画餅に過ぎないと分かるのだから余程資金に余裕があったのに違いない。

結論:Google Glassだけでなくスマートテレビも死屍累々。その上Project Araも破綻。いい加減ハードウェアの開発はやめたらどうだろう。

木曜日, 9月 01, 2016

北の国では

子供の頃に箸の持ち方が悪いと親に注意されていたのに未だに持ち方がそんなに良くなっていないが北朝鮮の高官だったら即刻銃殺だったのだろうなと思う今日この頃。叔父にあたるナンバー2を銃殺にしてしまう国なので当然とも言えるがそれにしても高射機関銃で銃殺にするなど他の国では考えられない大盤振る舞いである。

金勇進副首相:座る姿勢が悪かったので銃殺刑
李英鎬朝鮮人民軍総参謀長:軍の統制強化に非協力的な態度を取ったので処刑
張成沢(ナバー2):国家転覆の陰謀を理由に処刑
玄永哲人民武力部長:会議中の居眠りで裁判もなく公開銃殺刑
崔英健副首相:金委員長の山林緑化政策に不満を示したので銃殺

結論:権力掌握後すでに100人以上の高級幹部が処刑されている。