日曜日, 9月 11, 2016

アメリカ大統領予備選挙

最近はよっぽどおめでたい人でなければヒラリーがトランプ以上に嫌われ者なのはご存知かもしれないが。そんなヒラリーが民主党の大統領候補に選ばれたのは民主党だったからというのは意外に知られていない。アメリカの大統領予備選では代議員の過半数を得る必要があるがこれは単純に得票数で決まる者ではない。ニューハンプシャー州の得票率はサンダース氏が60%でヒラリーは39%でサンダース氏が圧勝だったが獲得した代議員数はヒラリーの方が多かった。開票に不正があったわけではない。予備選には得票率に関係なく投票可能な特別代議員という制度があり民主党はその数が共和党よりも圧倒的にに多い( 民主党の場合、連邦議会の上下両院議員や州知事、党委員会のメンバーなどから構成される)。その割合は15%もあるためサンダース氏のように党の中枢が好ましくない候補を排除することが可能なのである。

結論:トランプが民主党だったら大統領候補には絶対なれなかっただろうし、同様にヒラリーが共和党だったら大統領候補にはなれかった可能性が高いのである。

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