金曜日, 9月 23, 2016

iPhone 7やApple Watch Series 2のFeliCa対応

iPhone 7に追加された機能の目玉と言えばFeliCaが搭載されSuicaをベースとしてApple Payが国内で10月から開始されることと防水(正確には生活耐水だが)だろう。Apple Payに関してはどこのカードが使えてなどの情報があちこちに書かれているのでその分野に詳しくない私がどうこう書くことではないので今回は全く別な視点で。

今回発売開始されたiPhone 7のFeliCa対応は国内向けのモデルだけで海外のモデルではFeliCaは使えない。国内モデルに関しては海外ではNFC Type A/Bを使えるようにFeliCaとの切り替えが可能とアナウンスされている。これだけを見ると国内向けだけFeliCa対応のNFCチップを使っていると勘違いしそうだ。実際に当初日本だけ違うチプを使っているとの記事も散見された。

iFixitなどが早速分解してくれたことで分かった事実は国内モデルも海外モデルもNFCには共通のチップを使っていてハード的には海外版でもFeliCaには対応可能という事実。それではなぜAppleやJR東日本は将来的には対応可能になるのではと取れるような曖昧な受け答えに思えるようなコメントをしているのかと疑問に感じていた。

そんな時に出てきたのが総務省指定の刻印がダサいの騒動(実際にはそれで買うのをためらうほど目立つものではない)。実は今まで世に出ていたFeliCaカードやFeliCa対応ケータイにはこの刻印は必要なかった。3メートルの距離で1メートルごとに500マイクロボルトを超える出力の電波を発する機器は型式指定を取得が必要だがそれだけの出力が必要なのはSuicaの上に乗せるだけで内容を吸い取れるiPhone 7が初めてだったのだ。

実際には、そんなに見苦しいものではないので気にしなければ良いのにが一般の反応だが総務省を名指しであったため技適と同じように画面表示を認める方向に動く可能性が高くなってきた。ここまで読み進めれば理解できたと思うが海外で購入されたiPhone 7が国内でFeliCa端末として使えないのはハードの問題ではなく総務省指定の刻印がないため法律違反になるから。画面表示だけで使用可能になればiOSのアップデートで海外の端末でも日本国内でFeliCaを利用可能に。

結論:海外版のiPhone 7のFeliCaが利用できないのは総務省指定の刻印がないから。画面表示で国内利用がOKとなれば普通に使えるようにiOSのアップデートで対応されるだろう。

0 件のコメント: