金曜日, 4月 28, 2006

戦争に大切な事

 戦争と平和と良く言うが果たして本当に解っているのだろうか。平和に中には冷戦のような力と力が拮抗して保たれる平和もあれば、アメリカのような景気回復、景気刺激策の戦争もある。少なくとも仲良くする(相手の言うなりになる)ことが平和の基本などと言う寝ぼけた事を言っているのが日本だけである事は間違いない。戦争にはルールがあり、また守らなければいけない原則がある。それが解っていなかったため、先の大戦で日本は全てを失う事になってしまったのだ。

 少し前、戦争は論理的に行わなければいけないと書いたと思うが、どうしなければいけないかを箇条書きしたいと思う。

・確固たる目標を設定し、それは変更しない(戦況に応じて目標を拡大したり、変更しては行けない)。戦前の日本はこれをやってしまったために収拾がつかなくなってしまったのだ。
・常に停戦する事を考える。予め停戦を行う条件を決めておき、その条件になった時には戦況に関係なく停戦交渉を行う(これを常に考える事が戦略なのだ)。
・自国の被害を最低限に抑える(戦国時代の対象の首を取ったら終わりという考え方は非常に合理的だった)。
・戦時こそ外交チャネルを最大限に広げる(ここを閉じて停戦など行えない)。
・万全の態勢が整っていなければ戦争はしない(奇襲とは戦争を回避するために行うものである)。
・兵站を確保出来ない地域を占領してはいけない(日本兵の死因の80%は餓死や病死だった)。

 つまりこれらの条件をクリアしない限り戦争を行ってはいけないということだ。それが出来ないくらい事大主義に陥ったから日本は結局敗戦に向かってしまったのである。

結論:アメリカのように戦争を産業の一つに出来るような間違った国は別にして、戦争とは自国民の平和を確保するために行うものである。逆に言えばアメリカのような国(国民のために戦争をしているわけでない国)を相手にしてはいけないと言う事でもある。国内向けに勇ましい事をほざいているようなチキンに戦争をさせてはいけない。相手から停戦を持ち出さざるおえないような態勢で戦争は行うものなのである。

木曜日, 4月 27, 2006

このままでは竹島は盗られる

 先日の会談の結果がガセネタであったことを盧武鉉が特別談話で発表することによって明らかにしてくれた。これは非常に有り難い事である(ことの真相を分かりやすく示してくれたのだ)。それに対して政府は今回の発言が、韓国の選挙に向けた政治的な発言であって、それ以上の物ではないと寝ぼけた事を言っている。次官同志の話はもうなかったと言う事で早く海洋調査を行って地底名を早く決定しないともう二度と竹島の領有問題を持ち出す事は出来なくなる。

 海洋調査船を日本が出せば恐らく拿捕されるだろう。場合によっては攻撃されるかもしれない。自衛隊は出せないが海上保安庁の船が随伴しなければ危険な事は間違いない。ようするに戦後60年間近隣諸国に媚びへつらうだけだった日本の外交(善隣外交という口当たりの言い名前が付いている)のツケが廻ってきただけなのだ。正直に言って今更遅い(実効支配を許していながら主権を主張しても世界の常識では相手にされない)。もう手遅れなのだからキッパリと諦めるか後はフォークランドの時のイギリスのように実力行使で分捕るしかない。

 その覚悟がある政治家は残念ながら日本にはいない(ゴロゴロいたら困るのだが)。自衛隊にはその覚悟がある人間がいるだろうが、こんなつまらない事が原因(日本の外交の尻拭い)で、彼らの命を無駄にするのは余りにも忍びない。

結論:取り返す事はもう諦めるしかないが、拿捕や攻撃を覚悟で海洋調査をするしかない。これは、他の領土問題(尖閣諸島や北方領土)に対して一歩も引かない事を示すための示威行為としての意味を持っている。無防備な調査船に対して攻撃を仕掛けてくる韓国、そしてそれに対して断固たる平和的な対応をする日本(日本は決して武力を使わない)を世界に知らせるためのイベントに仕立て上げる事だ。少なくとも靖国を参拝するようなポーズとは一線を画する行為だと思う。

エビちゃんとオテモやん

 正直な話エビちゃんとはNHKのエビジョンイルのことだと長いこと思い込んでいた私だ。今はマック(私の好きなAppleの方ではない)のコマーシャルを見て、これがエビちゃんかと初めて気がついた(それにしてもエビカツバーガーにエビちゃんとはあまりにもベタである)。そして思ったのが、『”弁護士のクズ”のトヨエツと同じオテモやんの化粧している』だった。

 目は大きいが取りあえず美人ではない。髪はくりくりしているがそれがどうした。個性派と言うほどの目立った存在ではない。そうなると決めては”赤いほっぺた”しかない。そうか、それで受けているのだ。だとすると”トヨエツ”は言い線付いている。”弁護士のクズ”は売れるかもしれない。

 チワワが神通力を失った今、アイフルはオテモやんを使うべきだ。

結論:気になって顔を良く見て見たのだが、目と鼻をいじっているのは構わないのだろうか。手が入っていないのはもしかしたら身長だけかもしれない。この辺をいじったのは後にも先にも”舞の海”だけだろう。だからどうしたと言われればどうもしないと言うしかないが。

乙部のなりふり

 ライブドアの元美人(ただの冠詞なので美人に意味はない。あれが美人ならば大抵の人は美人になる)広報は、大手芸能プロ”ケイダッシュ”子会社の”パールダッシュ”に入社したが、今度はサイバーの”阿呆の藤田”(奥菜恵の元亭主)に急接近しているらしい。正直な感想としてこの節操の無さは、ホリエモン以上だと思う。

 大体たかが広報の分際でタレント気取りだった事も気にくわないが、それを大げさに取り上げたマスコミも最低だ。持ち上げるからいい気になっているんだから騒がなければいいだけなのだ。などと取り上げる事がそもそも間違っているのかもしれない。

 堀江逮捕後の動きと言い、どうもこの女白いとは言えないような気がする。何かダークな物が隠れていそうなので心あるジャーナリストはその辺りをつつき廻って欲しい。

結論:美人かどうかはそれぞれの好みに任せるが、なりふり構わないIT好きは確かだ。バカ(堀江)の次はアホ(藤田)なので、次はボケかカスをつかむ事をお祈りする今日この頃である。

抗うつ剤犯罪が増えている

 抗うつ剤と言えば、鬱病に効くのは当たり前の話であるが昔から抗うつ剤はようするに興奮剤だと言われている。私が大学(心理学専攻)で習った頃は、一番強力な抗うつ剤は覚せい剤だといわれた。確かに覚せい剤を使えばどんなに落ち込んでいる奴でも元気になるのは間違いないが、これじゃ解熱剤と一緒で問題の原因を解決しているわけではない。反対の作用を起こす薬物を摂取しているに過ぎない。

 特に問題になっているのが”SSRI”と呼ばれる最近一番多く処方されている(85%)抗うつ剤だ。川崎で児童を投げ落とした犯人も鬱病の治療に通っていてこの薬を処方されていたらしい。この薬は吐き気などの副作用は以前のものより軽減されているのだが、タミフルと同様に攻撃性が高くなる場合も有り(時には殺人を計画)、自殺が増え、てんかんを起こす事もあると言われている。場合によったら鬱病よりもタチの悪い精神障害に陥っているのと同じ結果を示すとんでもない薬なのである。

 何故こんな危険を孕んだ薬がこうも簡単に処方されているのだろう。これは副作用が少ないため本来の鬱病(精神病として)ではない鬱症状とよばれるような弱い鬱状態にも処方出来ると言うのが原因として大きい。つまり何となく憂うつな位で処方されている可能性が高いのである。その結果本当のキチガイが大量発生(統計的にはそんなに多くはないのだ)する恐れが出てくる。これも薬害の一種なのだ。SSRI以外にも精神錯乱を起こすようなとんでもない抗うつ剤も世の中には存在する。

結論:軽い鬱状態のはずが投薬の所為で立派なキチガイになってしまう恐れがある。薬とはもともと毒薬。毒にもなれば薬にもなると言う代物だ。単純な落ち込みくらいで精神科のクリニックに通う位ならば、スピリチュアルの方がよっぽど害が少ないのかもしれない。薬の怖さを知らないのか単に金儲けなのか知らないが、医者はもっと人の事を考えて治療しなきゃあかんだろ。

水曜日, 4月 26, 2006

道交法改正

 道交法が改正されて、今迄お目こぼしになっていたような違反を一斉に摘発可能になる。駐車違反は止めている時間に関係なく即違反切符を切られるし、自転車の二人乗りなども罰金と運転免許のマイナスに繋がる。全ての取り締まりは民間委託すると言う事で、小泉改革の優等生といえそうだが、ことはそう素直に喜べるようなものではないようだ。

 昔から警察の利権は、パチンコ(レジャーカード)と決っていた(パチンコ機メーカーの平和の副社長がもと警察官僚)が、ここにきて新しい業界(交通違反取り締まり依託業)が加わったのである。もう、ミニパトの姿を見かけなくても間違いなく違反を摘発されるのだ。何故、こんな事になってしまったかと言うと、警察の2007年問題が根底にあるようだ。警察でも大量に退職者が発生するが、パチンコ業界だけではそれを吸収する事が出来ないのが、そもそもの民間委託だとしたら、まさに民営化様々だ。

 さすがに官僚はずる賢い。法律を逆手にとってどんどん利権を作りだしている。これが民営化の正体なのである。耐震偽装問題だって矢面に元役人の名前が上がってきていないが、検査機関は役人の天下り先として機能しているのは明らかだ。それなのに盲判を押してお金だけを頂いていたと言うのが実態なのだ。

結論:規制が緩和されると新しい利権が誕生し、それで問題が発生するとそれをチェックすると言う名目で新しい利権が生まれる。まさに役人のやる事は、マッチポンプである。それもこれも根本原因は役人に法律を作らせるような政治にしてしまったからなのである。

火曜日, 4月 25, 2006

小泉劇場の終焉

 もともと確固たる理念があって首相になったわけでない男は、理念が無いだけにその場限りのフレーズで人気を博してきたわけだが、ついにそれも飽きられたようである。威勢のいい事ばかりを並べ立てているが外交で少しも前進しないどころか、大きく後退していることは誰の目にも明らかだ。

 まるで床屋談義のような、一時の気晴らしにはなったかもしれないがそれだけだったのである。改革をうたい文句にしているがどう考えても、やったもん勝ちの改悪にしかなっていなかった事は隠しようが無くなってきた。お題目の郵政民営化も、既にサービスが低下する事が織り込み済みになってしまったのでは化けの皮も剥がれたというしかない。

 前原のような単細胞が党首であった今迄は、ガセネタなどで盛り上がることもできたが、これからはそんなに単純な話では片づかない。出来れば9月の総裁選までに自民党の性根をたたき直す事が出来れば幸いである。小泉陣営は相変わらず小泉チルドレンを引っ張り出してきた(馬鹿の一つ覚えだ)が、対する小沢は田中真紀子を出すような馬鹿なことをしなかった(頼めば来ただろう)。どちらが大人の政治家かが、それだけで明らかになった選挙だったのである。政治は遊びではないのだ。

結論:今度の民主党は、今までのような素人集団の政治ごっこではない。ふざけた事ばかり言っていれば良かった小泉のままではすまない。それが本当に解っていなければ自民党はもうお仕舞なのである。

月曜日, 4月 24, 2006

天智と天武は兄弟ではない?!

 大化の改新を行った中大兄皇子は後に天智天皇となり、その後を天武天皇がついだと日本書紀に書かれているが、これが正しいとは言えないような状況になってきている。穿った見方をすれば日本書紀は聖武天皇に都合の良い形に脚色された”とんでも本”と言えるのだ。

 私が見た資料が飛んでもないと言う可能性の方が高いと言っておきたいが、強ちそうとも言えない雰囲気がぷんぷんと臭っているのである。言われているものの中に、天武天皇は弟となっているが年令が天智よりも上だと言うのがある。そして、天武は天皇家と血の繋がりがないという話もある。天智の妃であった藤原氏の流れとは姻せき関係があるようだが、天皇の血は流れていない。だからこそ、天武は天皇家の正統の血筋を絶やそうとし、その子孫である天武は自分たちが正統であるとするため日本書紀が必要だったのである。それもこれも、傍流に過ぎなかった中臣家を藤原家として天皇家と一つにしようと言う政略があったからである。さてその政略とは。

聖徳太子毒殺:蘇我にコントロール出来ない聖徳太子を蝦夷が毒殺(622年)
山背大兄王虐殺:聖徳太子の一族を入鹿が中臣鎌足の策謀で殺害。ここで倭の血は絶える(643年)
大化の改新:蘇我入鹿、蝦夷を山背大兄殺害を理由に中大兄皇子(百済王族)、中臣鎌足が殺害(645年)
壬申の乱:天智が金多遂(新羅の武烈王の弟)に拉致殺害された後、その子を殺害し天武天皇となる。

結論:このように朝鮮系の王族が日本の皇室を実質的に乗っ取ったのが、聖徳太子以降天武系に掛けての時代であるが、聖武は子宝に恵まれず最終的に天武系はすぐに絶えてしまい天智系に戻っている。聖武は仏教を信じたがそれは自分の台になるまでに繰り返された謀略の犠牲者の祟りを恐れたからである。法隆寺が作られた本当の理由は、自分たちが絶えさせてしまった日本の王族の祟りを恐れたからなのである。但しテストでこんな事を書くと絶対バツにされるので良い子は書かないように。

マスコミに躍らされる選挙

 めでたく小沢民主党が1勝を上げたわけであるが、ちっともめでたくない。民主党が勝つ事は構わないが、マスコミの誘導でこうも簡単に選挙結果が左右されてしまうと言う事は恐ろしい限りだ。まさにムードだけで政治が翻弄されてしまうことが明らかになった。これはマスコミによるファッショだ。そもそも不偏不党をうたい文句にしているマスコミが一方的に小沢に肩入れしているのが見え見えだった。もちろん小沢の主張と小泉の主張を比較すれば、当然小沢の主張に理がある事は明らかだが、それにしても余りにも偏っている様に考えたのは私だけではないだろう。

 何故そのような事をするかと言えば、マスコミの掲げる二大政党制の政治体制の崩壊し、政治改革が失敗だったと言われたくないからである。二大政党制が本当にベストかどうかなどは、一切検証されていないのに、そうじゃなければいけないと言う思い込み(ここでも言霊だ)だけに引きずられているとは思わないのだろうか。現在の小選挙区制は自民党のせいで非常に歪んだ形(小選挙区と比例代表の組み合わせ)になっているが、小沢が代表になった民主党主導で完全小選挙区、定員削減に進む事が出来ればマスコミの望むような本来の二大政党制に移行するだろう。

 確かに、ポピュリスト小泉のファッショ政治(まるで東条内閣だ)よりは、二大政党の方がまともだとは思うが、小泉をファッショにしてのは他でもないマスコミの支持が原因だったはずだ。

結論:無責任なマスコミは日本を玩んでいる。騒ぎが大きくなって視聴率がとれれば世の中がどうなろうと知った事じゃないという根性が、透けて見えている。透けているのに見えない明き盲ばかりになってしまった日本に未来はくるのだろうか。

木曜日, 4月 20, 2006

天皇の諡号2

 前回に引き続き、天皇の諡号に見られる法則に付いて述べたい。前回は、”祟”と”徳”を取り上げた。どちらも祟り神になる事を恐れたか、祟り神になってしまったので贈られた諡号だと言うことだったが、それではそれに対する諡号は何かと言う事だ。実はこれに対応する諡号は”武”という字なのである。”武”は何かにおびえていた天皇に付いた物なのである。そしてもう一つは”後”の付く天皇で、彼らは武家と戦い天皇家に権力を取り戻そうとしたと言う共通性がある。

武の付く天皇
天武天皇:日本書紀では天智天皇の弟となっているが、血の繋がりはない。皇后が藤原家だったと言うだけで、天智を殺したのが天武だった。そのためいつ自分が追われるかを常に気にして生きてきたのである。新羅系だった天武は新羅滅亡後常に中国に脅えていたのである。
聖武天皇:それまでの天皇と血のつながりのない天武のの血を持つ聖武は血が絶える事に常に脅えていた。実際に自分の子が死んでしまい天武系は短期間で絶えてしまった。
桓武天皇:自分が天皇になるために多くの皇子や内親王を殺してきたため、生涯その怨霊におびえ続けていたのである。そのため仏教に熱心だったのだ。

後のつく天皇
後白河天皇:平清盛、源頼朝などの武家勢力と戦い院政を残そうとした。
後鳥羽上皇:北条義時、北条政子の討伐を起こしたが失敗に終わる。
後醍醐天皇:北条高時、足利尊氏と戦い幕府政治を終わらせようとした。
後小松天皇:日本国王を名乗った足利義満を毒殺し天皇の地位を守った。
後水尾天皇:徳川秀忠と敵対した。
結論:天皇の諡号にはもっと他にも法則性があるかもしれない。そう考えさせられるような法則性が見られるのである。

耐震偽装問題からあぶり出されるもの

 いよいよ明日か、来週初めに姉歯、小島、木村が逮捕されることになった。問題の総研の内河がどうなるかはまだはっきりしていないようだが、ここらが捕まると、今回の事件以外に行われている偽装データの問題(総研がしていたコンサルタントとは耐震偽装の伝授だった)で日本中がパニックになりそうである。これが規制緩和の結果なのだ。

 本当に規制緩和は素晴らしい。航空会社は規制緩和されたので整備に手を抜けるようになったし(安全よりもコストを重視しても良くなった)、銀行は殆ど外資になって経営が安定したし、JRも脱線が...。既成を緩和すると言うのは手放しにする事ではないのに、無駄を省く(チェックを疎かにすると同意語)ことになってしまった。

 確かに役所の非効率(仕事を作ると言うことだ)は今に始まった事ではないが、役所が問題だったのは、食べ物を食べる時に右手の次に左手を出せと決められていた事であって、足で食っても良いと言うことではない。でも今やられている規制緩和は、それに近いのだ。

 規制を緩和する以上は、それをチェックする機能が必要になる。そしてそれは利害の働かない期間でなければいけない。耐震偽装データの問題は、盗っ人に泥棒のチェックをさせた事にあるのだ。これは建設業界だけでなく、各業界の全てのチェック機関に言える問題である。

結論:規制を緩和する場合には第三者機関による徹底したチェック機能が無ければいけない。それがなければ、水は低い方に流れてしまう。チェック機関を新しい天下り先の一つに考えているような役人に任せるからこんな事になるのだ。少しはものを考えろ。

水曜日, 4月 19, 2006

外交とは利害関係である

 日本人はどういうわけか、外交を仲良くする事だと勘違いしている。だからこちらから起る事はせず、相手の善意を常に期待している。しかし、そんなものは日本人だけが抱く幻想に過ぎない。そうではなくアメリカを利用する戦略が必要のだ。日本は資源がないことで、世界的に見ても弱い国だと思っているが、自国の石油資源が枯渇の瀬戸際にあるアメリカは日本以上にその基盤は脆弱なのである。

 だからこそ言いがかりをつけてヨーロッパの影響力の強かったイラクに侵攻したのである。そしてアメリカの傀儡を大統領に据えてコントロールしようとしたわけだ。しかし、それはもろ刃の剣でフセインによって押さえつけていたシーア派の台頭を許す結果になってしまった。隣にはシーア派の牙城であるイランがいる。平和による統治を知らないアメリカと一緒に行動する事は日本にとっても外交上の大きなマイナスになる。

 それでは日本はどうすれば良いのだろう。一つの方法は東アジアに大東亜共栄圏を作る事だ(まじかよ)。わざと刺激的な言葉を使ったが、日本が発起人となって朝鮮半島に首都を置く合衆国を形成するのだ。現在のそれぞれの国はその中の州として、ある程度の自治権を与えるが合衆国としての決断は連邦議会で行うと言う形だ。そんなことをすれば数の多い中国の思うままじゃないかと...そこまではこの短い文章では語れない。でももし本当にこれが可能になれば、国同士の争いになっている問題が全て解決するのではないだろうか。外交とはそういうことを考える事なのである。

結論:外交とは軍隊を使わない利害関係の調整に過ぎない。そこには善意を来しても仕方ないのである。現在アメリカは利害が一致しているから日本を同盟相手としているだけであって、利が他にあれば日英同盟のように胡散霧消してしまう類いのものに過ぎない。日本はもっと大人になって自分にとって利となる外交を行わなければいけないのである。

死刑にしたくないのならば終身刑を作れ

 人権派と呼ばれる人達は、冤罪がありうるのだから死刑と言う極刑は廃止するべきだと言う。それはそうかもしれない。しかし、現行の刑法では死刑が無くなるとその次は無期刑しか存在しないというのでは余りにも片手落ちではないだろうか。世間の認識では無期刑は期間が決っていないのだから出てこられないと考えているようだが、一定期間が過ぎると仮出獄が出来る。つまり本来の意味での無期ではないため、終身刑とは明らかに意味合いが違うのである。

 本当に凶悪な犯罪者(性格破綻など更生が不能な者)は、二度とシャバに出してはいけないはずだが、現行制度では模範囚に見えれば出てきてしまう可能性が残されている。現在、仮出獄はかなり頻度が減ってきているようだが、それでも絶対出獄出来ない終身刑が無ければ死刑は廃止出来ないのである。

 前にも書いたが、個人的には出来れば死刑があった方が良いと考えている。それも出来れば犯罪の軽重に応じて、江戸時代のように死刑にバリエーションを加えて欲しい。

江戸時代の死刑
死罪:斬首後、死体は試し斬りされ、財産は没収。
下手人:斬首:財産募集は無し。
獄門:斬首後、その首をさらされる
磔刑(はりつけ):罪木に縛りつけ、槍で刺し殺してそのまま遺体を。財産没収。
火刑(ひあぶり):放火犯に対して行われた。
切腹:武士だけに適用された死刑。

ここまで、細かいものはいらないかもしれないがせめて役人の重犯罪には切腹位してもらいたいものだ。

結論:良く死刑は残酷だと言うが、刑事罰は残酷だからこそ意味がある。江戸時代の場合、罪の割に罰が厳し過ぎたようだが、死刑を見れば何をやらかして死刑になったのかがはっきり解ると言うのは、良いシステムだったと言える(本当かい?)。

火曜日, 4月 18, 2006

アテンションプリーズ

 上戸彩主演で新しいドラマが始まった。上戸彩のドラマは焼き直しばかりだが、今回も焼き直しだが、それはどうでも良い。問題は以前と同じJALが番組に協力していることだ。1970年当時JALは間違いなく世界の翼だった。しかし最近のJALはコスト削減ばかり重視(要するに安全はどうでも良いのだ)して整備不良で問題ばかり起こしている。先日事業改善命令を受けたばかりの企業が協力したドラマを放映するその神経が私には理解出来ない。言ってみれば、営業停止になったアイフルを舞台にしたサラ金ドラマをやるのと大した違いがないのである。それをおかしいと思わない倫理観の無さには、ほとほと呆れ返ってしまう。

結論:1970年にアテンションプリーズが始まったころ、世界を代表する航空会社はパンナムや日航だった。航空業界の規制が緩和された現在パンナムは倒産し、日航もお家騒動の真っ最中である。安全を考えている客はもうJALなど利用しない。何がアテンションプリーズだ。注意しなければいけないのは、お客ではなく、いつ潰れることになるか判らないお前らの方だ。

阪神タイガース

 村上ファンドに買い占められた阪神の株を阪急がTOBで取得すると言う話が具体化してきた。気の早い話で球団名をどうすればいいかと騒いでいるようだ。今のところ大阪タイガースが最有力らしいが、野球に興味が無いので...それなら書くなと言われそうだ。

結論:阪急の”阪”に阪神の”神”で阪神タイガースにすれば良いのである。関西人はこれくらいで納得するくらい柔軟なはずだ(頭が緩いとも言う)。阪の字は阪急の”阪”、神の字は阪神の”神”のロゴを持ってこなくてはいけない。やっぱりこだわりは大事である(こだわるところが違うだろうが)。

広告代理店はアメリカのエージェント

 疑惑の4点セットからガセネタまで、あちこちで広告代理店の陰がチラホラしているわけだが、電通やアサ通、博報堂と言った代理店がいつの間にやら(元からかもしれないが)、アメリカの代理店(BBDO。日本ではアサツーをフロントとして使っているらしい)と共闘を組んで、日本の情報を操っている事が明らかになってきたようである。

 大手のマスコミは大手であるだけにスポンサーを抑えている広告代理店を敵に廻しては商売が成り立たないため、スポンサー名をかざした圧力で番組の内容を修正せざるを得ない状態になってるわけである。それだけでなくアメリカの事情に詳しい各マスコミの編集委員など(古森義久、日高義樹、船橋洋一など)はアメリカの国益を代弁するエージェントになってしまった連中ばかりだ。

 政治を動かすにはマスコミを動かす事が一番の近道である。今のマスコミがやっている事はどうでも良い情報の垂れ流しによって、重要な情報が表面に見えてくるのを防ぎ真実を隠す術に長けている。ここ最近では永田のガセメールがまさにそれであった。あんなものに振り回されて結局それ以前のライブドアの問題はマスコミから消えてしまった。これは、softな洗脳以外の何物でも無い。

結論:株式を公開してしまった電通(創業以来、第三者の意のままになってはいけないと非公開企業だった)は、第三者の意のままになって繁栄する道を選んだ。スポンサーであれば、どんなに汚い金でも構わないと言うことだ。今一番のお客さんは親米派(アメリカ自身かもしれない)のために、マスコミを利用して(大量のどうでも良い情報の垂れ流しによって、考える事が出来ない連中を作り出している)本来追わなければいけないことを覆い隠している。テレビを見れば見るほど世の中の流れが分からなくなってしまう。テレビを消して草思社の本でも読んだ方が身のためである。

キリシタン弾圧の本当の理由

 日本に来たザビエルなどのイエズス会の宣教師を純粋なカトリック教徒(キリシタン)だと考えると事の本質を見間違えてしまう。そもそもイエズス会とは、改宗ユダヤ教徒の影響下にあった集団だったのだ。それだけではない、ポルトガルやスペインが世界中に広がっていった時期カトリック教会はユダヤ人に操られていたのである。十字軍の遠征でさえユダヤ人によるエルサレムの奪還が目的だった可能性があるのだ。

 奴隷売買や植民地からの搾取はイエズス会主導で行われた一大事業だった。しかし、そのことに戦国大名は気付いていた。始めにそれに気付いたのが織田信長であり、彼らから火薬を得るための取引はしたが、何れは(火薬の原産地を手に入れたら)切るつもりだった。そして秀吉の中国への侵攻は、スペインやポルトガルから日本を守るための派兵であった。その手始めとして秀吉はキリシタンの弾圧を行う。その理由はキリシタン大名が日本の女性を奴隷として火薬と交換する取引(その結果50万人がヨーロッパに連れ去られた)を始めたからだ。

 つまりキリシタンはまさに外道だったのだ。火炙りで殺されるのも当たり前のことだったのだ。キリスト教徒に都合の悪い話は日本の歴史では一切出てこない(GHQなどによる歴史の改ざんである)が、イスラムの国では恐らく教えているのだろう。

 何も罪のない人達を殺すほど信長や秀吉は狂ってはいなかった。国内における延暦寺や一向宗に対する焼き打ちも理由は同じだったのだ。寺社が穏健になったのは信長の統治以降なのである。

結論:キリシタンによって多くの女性が奴隷(性の)としてヨーロッパに送られた事は歴史の表には出てこない。だから何故あんな弾圧が行われたのかが分からなくなってしまうのだ。だからと言って、今キリスト教徒を弾圧しろと言う話ではない(それでは韓国になってしまう)。ただ、そういう過去があったのでキリシタンに対する弾圧があったのだと教えなければいけないと言う事なのだ。そしてザビエルはキリスト教徒にとって聖人かもしれないが、善人だったわけではないのである。そしてヨーロッパ人は改宗ユダヤ人の行ってきたことを知っているので未だにユダヤ人は差別されているのである。さて貴方はこの話を信じますか?

天皇の諡号

 天皇の諡号の中で崇の字を使っている天皇は祟り神(怨霊)になるような死に方をした天皇に対して祟りに似た崇めるを充てることに決めているようである。岩倉具視らに弑逆されたという噂もある孝明天皇は流石に時代が違う(亡くなってから諡号を送る時代ではなかった)ことと、その字を使う事によって弑逆を認める事になってしまうためにそうしなかったのだろう。そしてもう一つ、祟り神にまでならないが良い死に方をしなかった天皇には徳の字を使ったらしい。よって崇徳天皇は歴代の天皇の中でも一番恐れられた祟り神だったのである。

崇の付く天皇(諡号)
23代 崇峻天皇:臣下により歴史上初めて殺された天皇。これに聖徳太子も絡んでいたという説もあるが、定説にはなっていない。
75代 崇徳天皇:クーデター(保元の乱)に失敗し、後白河上皇によって流刑となる。死後怨霊になったと言われる。讃岐の地で憤死するが自ら魔王となったと言われている。その祟りで源平の騒乱や、清盛の死などが起きたと考えれ、慰撫のために官幣大社として白峯神宮を創建した。

追尊 崇道天皇(早良親王):桓武天皇の弟だったが、暗殺事件に連座して淡路島に配流される途中に憤死。その祟りを恐れて平安京へ遷都した事は有名。怨霊となった早良親王の祟りを静めるため崇道天皇の追尊を行ったのである。

徳の付く天皇(諡号)
36代 孝徳天皇:皇太子(中大兄皇子)以下(皇后、皇祖母尊、臣下の大半)が天皇を残して倭京へ移ってしまい、失意のうちに病死してしまう。
81代 安徳天皇:源平の戦いに巻き込まれ8歳で崩御(祖母に抱かれて壇ノ浦で入水)
84代 順徳天皇:承久の乱を引き起こし佐渡に配流になって崩御

結論:クーデターなどで暗殺された天皇には”崇”の字を使い、不幸な死に方をした天皇には、”徳”の字を使い霊を静めようとしたと考えられている。それほど怨霊を恐れていたというのだ。

月曜日, 4月 17, 2006

郵政民営化でサービス向上

 郵政が民営化に向けさっそく準備を始めている。恐らく民営化された事によって今迄無料であったものが有料化されるか、サービス時間の短縮が実施されるだろう。民営化される事によってサービスが向上する地域と低下する地域が発生するのは仕方がないと言うことなのだろうが、例えば窓口サービスをコンビニなどに代行させることにでもなれば、コンビニの経営が上手くいかなくなれば、おのずと潰れてしまいサービスは終了してしまう。

 民間企業になればサービスが向上すると言うまともな競争がある場合だけである。民間になろうが間違った競争しかなければ、アメリカの電力や航空の自由化のように簡単に破綻してしまう。弱肉強食を当たり前に考えている野蛮人は競争を良い物だと考えるが、切磋琢磨以外(基本ルールが有りそれを破らないで競争するには倫理観が無ければ行けないのだ)には良いところなど一つもない。競争とは争いのことだ。相手を倒すためには手段を選ばないのが本来の姿である。民間に任せてそれをするなとは言えないだろう。公社から民間になるだけでそれを始めようとしているが完全に民営化されれば、外資が入ってきてすぐにとんでもない事になってしまうのだ。

 公共サービスでもダメなものは沢山ある(むしろ多いだろう)。しかしそれは競争がなかったのではなく、あるのに競争する気がないからに過ぎない。多くの第3セクターはこうやってダメになっていった。それと郵便は事情が全く違う。公的機関が問題になるのは必要以上に無駄が多いから(多くは公務員と言う名の失業対策)であって、公営だからではない。無駄を省く事とコストを削減する事は現象は同じに見えるが全く別物だ。小泉は無駄を省く事だと言うがコストを削減する事を考えている。無駄には限界があるがコスト削減には実は限界がないのである。

結論:郵便局のサービスが良くなったのは民間企業(ヤマト運輸)が宅配便で競争原理が発生したからであって郵便局が民間になったからではない(逆に国営だったためにコストを無視してサービスを向上を計れたわけだ)。通常の郵便に競争原理が働かなければ、民間企業になった郵政は、コストの削減と利益の向上が目的になってしまいサービスが置き去りにされる。いみじくも郵政公社になって時間外サービスの中止と、ATMの時間も短縮される事になったようだ。

臓器は修理部品ではない

 産経新聞はどうしても臓器移植を進めたいらしい。この問題を科学的な問題として矮小化したいらしいが、それは見当外れだと言ったら笑われるのだろうか。実は私は全く宗教的なものは信じていない。だからと言って命を軽視いてはいない。死を特別なものと考えれば考えるほど、死んだ人の使える臓器を無駄にしてしまうのは”勿体ない”という考え方(そういう気持ちがあるから臓器移植がOKになるのだと私は考えている)には賛成出来ないのである。人工臓器を使うならまだ解るが、臓器は部品ではないのだ。

 実は今はまだ、移植可能な臓器が腎臓や心臓であるから、問題の本質が見えてこないが、もし脳が移植可能(技術的に絶対無理だとは考えられない)になったらと想像してもらいたい。ここに二人の人物がいるとする。一人は脳以外の身体が修復不能になってしまった。もう一人は脳だけが死んでしまった(脳死だ)。そこでどちらかを生かすと言う事になった場合。その人はどちらになるかだ。無事脳を移植され(脳に体を移植したとも言える)た、その人は誰なのだろう。記憶は脳の持ち主のものであるが、体は亡くなった人そのものだ。臓器移植の行き着く先にはこう言った不気味な世界が口を開いて待っているのである。オカルトに思われるかもしれないが、私は身体記憶が存在するのではないかと疑っている。

結論:臓器移植によって救われる命が少なくない事は理解出来る。しかしそこに生命の尊厳が無くなれば(いつかは無くなるのだ)、パーツ用の人体生成にまで進んでしまう。医者は人を助けるために臓器移植を進めようとしているなどと考えるのナイーブすぎる。ドナーが増えれば単価は低くなるが、その代わりに客数が増やす努力をする。あなたは、そういう社会が来るのを望んでいるのだろうか。

小沢の民主党

 格差を当たり前とする、勝者に都合の良い社会を標榜する小泉政権に対して、かつて忘れ去られていた地方(官軍に対抗した越後や会津)と中央の格差を無くすために政治生命を掛けた田中政治の復活を目指す小沢。前原のように自民と同じですから安心して下さいというわけの解らない政策(それなら自民に行けば良い)との、明らかな決別である。

 小沢は変わると言ったが、確かに変わった。それは前執行部をそのまま残した事にはっきりと現われている(これを見て何も変わっていないじゃないかと言うのは、理解力がないと言うことだ)。敵を排除するのではなく、取込む政治をしようというのだ。それもこれも、対米追従の小泉型の政治を終わらせたいと言う事なのだろう。大事の前に小事は忘れる事にしたのである。だからこそ、本来一緒にやりたくない人を執行部に残したのだ。

 田中型の政治は、本来意の目的を外れてばらまき型になってしまったかもしれないが、それは本意ではなかったはずだ。アメリカの影響を減じるために独自のエネルギー政策を執ろうとした時、田中の野望はアメリカの力で潰された。小沢はアメリカに潰される事なく国を変える事が出来るのだろうか。

結論:小沢が親米でないとは言えないが、少なくとも小泉のような日和見ではない。その政策はブレない論理の上に成り立っている。たまにはそういう政治家が出ても良いのじゃないだろうか。少なくとも小泉には近衛になる恐れがあるが、小沢には無いように思える。

サラ金は悪くない?

 不勉強で知らなかったが、サラ金のトップはいつの間にかアイフルだったようである。以前の不祥事が原因で武富士はトップではなくなっていたんだな。でもそうだとすると、もしかしてあのチワワでアイフルを愛くるしいサラ金だと思い込んだ馬鹿が多かったと言う事なのだろうか?

 そうなるとテレビのCMとは恐ろしいものである。チワワ(犬畜生)や井上和香(巨乳)、ほのぼの(借金してほのぼのじゃダメだろう)など、どれもこれも癒し系に思える(あくまで思えるだけ)コマーシャルで好感度を上げて業績を伸ばしたわけだが、まさか井上和香タイプが優しく取り立てに来てくれるとでも思っていたのだろうか。だとすれば、テレビコマーシャルの利用は少なくとも計画的だったわけである。

 そもそも天下のテレビ局や広告代理店は、品性が低過ぎる。銀行も始めているかもしれないが、金貸しのコマーシャルはギャンブルのコマーシャル以上に不道徳じゃないだろうか。借金は簡単に出来るが、返済は簡単じゃない事は分かり切った事。返せるならばそもそも借りたりはしないし、計画的に利用出来る様な人は、そもそもサラ金に金を借りなくてはいけないような状況にはならないのだ。

結論:サラ金ばかりを悪者にしようとしている(もちろんサラ金は必要悪だ)が、サラ金が上場出来るような世の中はもっと悪い。上場している事と良い企業かどうかは全く関係ないのに、コマーシャルを流す事も相当悪い。マスコミは特定のものを悪く言う前に、そういうものを取り上げないと言う常識を持ち合わせるべきだ。それがないのならば、せめてマスコミも同罪で営業停止にするべきである。そうしないから、マスコミは全然反省しないのである。

食べてすぐ寝ると牛になる

 昔から、食事をしてすぐ寝ると牛になると言われるが、どうやら半分以上は当っていると言う結果が出たらしい。どういう事かと言えば、夜寝ている時には体温が低くなる(代謝が減る)ため同じ量を食べれば使われないエネルギーが多くなる。よって余った分は単純に脂肪などとして蓄えられてしまうというのだ。これは、朝、昼、晩を比較しての結果であるが、考えて見れば寝れば代謝が減るので、使われないエネルギーが増えるわけだ。

 そういえば平気で居眠りしている奴にガリガリはいない。痩せているのに寝ているようだったら、それは昏睡状態(低血糖状態)に違いない。食っちゃ寝、食っちゃ寝しているやつは、食事量に関わらず牛のように鈍い人間になってしまう(太って動かない)と、昔の人は見破っていたわけである。

結論:また一つ先人の知恵が科学的に証明された(それほどの事か?)わけだが、これからもことわざを証明するために科学者には頑張ってもらいたいものである(殆ど馬鹿にしている)。

金曜日, 4月 14, 2006

新聞特殊指定問題は全国紙の横暴に過ぎない

 全国一律で同じ内容の記事を同じ価格で届けるためには新聞の特殊指定は必要だと言うわけの解らない論議がまかり通っているようだが、何故全国紙が無ければいけないのだろう。それは地方紙を馬鹿にしているのではないか。全国紙と偉そうな事を言うが記事の内容は記者クラブでの発表そのままではないか。そんなものなら間違いのない通信社からの配信を使うだけで良いし、通信社が当てにならないのならば海外の通信社の純度の高い記事を載せる方が余程読者のためになるだろう。

 特に地元の記事に関しては、地方新聞の方が真剣に取り組むはずだ。もちろんその地方独自のしがらみで記事に出来ないものもあるかもしれないが、そんなことは全国紙だって同じだし、中央の思惑で記事を作られてしまう全国紙の方がずっとタチが悪いと言える。妙なエリート意識ばかりが肥大してしまった事大主義な全国紙と比べて地方紙が劣っているとは言えないだろう。そういう論点で攻めると競争の無い(全国紙がいないという意味)地方では情報の質が落ちてしまうというようなまさに地方紙を馬鹿にした発言をするが、この情報化時代、新聞しか情報源のない人がどれだけいると言うのだろう。

 私は東京に住んでいるが正直な話、読みごたえが一番ある新聞は東京の地方紙である東京新聞だ。テレビの質があまりにも低いのでテレビの報道では新聞を置き換える事は出来ないかもしれないが、そうかといってテレビ版しか家族が見ない新聞に意味があるとも思えない。

結論:勧誘合戦で新聞をダメにしているのは全国紙なのに、それを棚に上げて系列のテレビ局まで巻き込んで利益誘導をしている。特殊指定の前にテレビ局と新聞社の分離をしないといけないのじゃないだろうか。そういうことだ。

戸籍のなかった中国の言い分

 戸籍制度があるのは実は旧大日本帝国だけだと言ったら言い過ぎだろうか。日本、台湾、韓国には戸籍制度があるため人口を戸籍から判断する事が出来るが、戦前の中国には戸籍制度が無かったため実は人口が解らなかったのだ。それなのに、南京では30万人が虐殺されたという。日本人の中国国内での戦死者は、軍人、民間人とも実数で把握されているためそれが増えるような事は無いが、中国では何人が戦争で死んだかも解らないからこそ、毎年増えてい行くのだろう。

 日本だって全ての戸籍が分かっているわけではないが、だからといって制度が無いわけではない。恐らく誤差で済まされる範囲の差しかないはずだ。それに対して中国で初めて戸籍を調査した時(1952年)の予想は4億人だったが実際には6億人もいたのである。誤差が50%もあったのでは、どんなことを言われても信用が置けない事は明らかだ。中国のタチが悪いところは下手に突っ込むと、それじゃ50%少なく考えていたのだから南京で死んだのは45万人だなどと言いかねないところだ。

 1942年中国で干ばつによる不作と国民党軍の徴発が原因で300万人の餓死者を出した時に日本軍が、中国軍の軍糧を放出して餓死寸前の農民を救ったと言う事件の中国人執筆の小説が日本語訳された本がついに出版されるそうだ。全ての人ではないが日本軍に感謝している中国人もいたと言う事だ。

結論:共産党ゲリラによるかく乱に動じる事なく関東軍が満州の治安維持だけに徹していれば、日中合作により少しはまともな国になっていたのではないだろうか。アメリカとの無謀な戦争をしていなければ、その後のアジアはもっと安定していたに違いない。戸籍の無いような無法国を相手にしてしまった事がそもそもの間違いだったのである。

Disneyの無料配信

 コマーシャル付きのテレビ番組無料配信をDisney系列のABCが始めた事によって、他のテレビ局を始め有料での番組配信に踏み切ろうとしていたケーブルテレビなどが大騒ぎになっているらしい。大きな声で言いたいが、今更そんなことを言うなんてバカじゃないの。確かにiTMSで1番組単位での販売やシリーズでの販売(もちろんコマーシャル無し)などが始まっているが、それを今から始めようと言うのは投資効果を考えても意味が無いように思える。ようするに今更遅いのだ。

 まえから書いているように、デジタル時代に放送がネットに勝てる唯一の方法は即時性だけなのである。ストック可能になってしまったコンテンツはネットで代用可能だし、それで対価を得ようと考えても無料で配信出来るところには勝ち目がない。そこで唯一有効なのはコマーシャルのないコンテンツを簡単に配信出来るシステムを持っている事になる。今のところ、それを既に終えているのはiTMSだけだ。データの大きさは違うかもしれないが、配信のシステムは音楽と全て共用出来る。そのためのデバイスさえパッケージの一つとして既に提供されている。

 タッチセンサーの不具合でエイプリルフールには間に合わなかったが、新しいiPodの発売と同時に始まる映画のダウンロード、そして既に始まっているテレビ番組の配信。DVDに焼く事が出来ない変わりに自由にiPodで映画を見る事が出来るサブスクリプション。もう新たなチャレンジは無料以外ないのである。

結論:悲しいかなコンテンツのダウンロード事業の勝負はもう既に終わっている。今から始めようと思っているところは、足元を見られるだけである。悪い事は言わない。もう諦めなさい。

レクサスの踏んだり蹴ったり

 出す前からダメ出ししていたレクサスが、まるでMicrosoft見たいな事になっている。目標いかないだけでもケチが付いているのに、販売した分の殆どがリコールになってしまったのではどうしようもないじゃないか。あんだけ金を使ってこれじゃ、トヨタにとってもマイナス以外の何物でも無くなってしまった。

結論:レクサスのディーラー畳んで、トヨタで最上級車として扱った方がどんなに良いか、真剣に考えた方が良いだろう。今のレクサスはステイタスシンボルにはなっていないので、BMWやベンツを買えない人が行くお店にしかなっていないで信用を落としている様にしか見えないのは私だけだろうか。

地域警察は民事に介入するのが仕事だ

 栃木や埼玉の事件ではないが民事不介入を原則にした対応しかしなかったために、結果的に殺人に至ってしまった事件が後を絶たない。これは明らかに現行警察制度の大きな問題である。地域警察と言うのは本来の目的は治安維持(この言葉を持ち出すと戦前の治安維持法を思い出すような奴は反政府主義者だ)であるはずである。それなのに今の警察には地域警察と刑事警察の両方の仕事を任されている。それ以外はスパイ活動に限りなく近い公安警察だけだ。

 本来交番や派出所の役目は昔の村の駐在さんでなければいけない。何かもめ事が起きた時にそれを大事にする前に収める(これが治安維持だ)のが地域警察の本来の役目であり、刑事警察の下働きのように扱われるのはおかしいのである。そういった仕事は独立した刑事警察に任せればいい。プライバシーだの個人の自由などとすぐに騒ぐバカがいるが、地域警察の役目を国家統制の道具でないと規定出来ればそれで良いのではないだろうか。

結論:今のままで所轄(地域警察)に民事にも介入するようにしろは言わない。そんなことをすれば警察国家になってしまう。そうではなく地域警察は本当に地方自治体の管轄下に置き、警察庁の出先機関ではない状態にするのだ。そして、警察庁直轄の刑事警察を新たに設ければ良い。そうすればもっと親身に自分の受け持ち地域を良くする警官が増えて、犯罪を未然に防げるようになるだろう。

どうする?アイフル?

 他のBlogでもネタにされてしまっているので、今更と言う気がしないわけではないが、あえて書いてしまおう。取り立ての強引さが問題になって全店営業禁止になってしまったアイフルだが、冗談じゃないサラ金が良心的な取り立てなどしていて大手に慣れるわけはないのである。そんなことでは今ごろは外資に乗っ取られているのだ。クーちゃんがかわいいので取り立ても優しいもんだと考えていたのなら、そりゃ借りに行く方が悪いのだ。

 こんなことがあると消費者金融を取り締まるための組織が必要だとか何とか、理由を付けて金融庁は新しい天下り先を作るんだろうな。どっちの方がタチが悪いか知れた物ではない。それにしても何なんだろう。サラ金の株価が軒並み下がっていると言う、今日の今日までサラ金が善意のボランティア団体とでも思っていたのだろうか。エイチエス証券の野口さんだってライブドアと言うよりは、武富士絡みで殺されたと噂されている業界。そんなもんの株を買っているなんて本当の面汚しだ。

結論:銀行でさえ高利貸しの一味でヤクザな商売だと考えている私にとっては、今回のことが事件になる事さえ不思議でしょうがない。高利がいけなくて取り立てがダメなら誰もサラ金などやらないのだ。それとも全部、闇金になって欲しいのだろうか。闇金だとこんなものじゃ済まないのと違うだろうか。単純に次のアイフルのコマーシャルからは、ハイエナを使えば良いなじゃないの。それだけである。

Winny対策で5万6000台のDellを導入する防衛庁

 個人使用のパソコンが原因で機密情報を漏えいさせてしまった防衛庁は、善後策として大量のPCを購入する事になったのだが、よりによってDellのPCを買う事にしたらしい。OSに何を使うか不明だが恐らくWindowsを導入するのだろう。これでは何の解決にもなっていないと考えるのは私だけだろうか。アンチウイルスソフトなどをプリロードした形で導入すると言うが、現在は仁義無きキンタマや山田が主力になってきているため、これで完璧とは言えないのである。

 それにDellの商品は品質的に最高かと言われると、最低ではないけどと言えるような状態。安物買いの銭失いにだけはなって欲しくないものだ(税金を使うのだから)。

結論:というわけでDellにとっては非常に明るい話だが、防衛庁にとっては少し暗い話題なのである。KNOPIXでVMware使う方が良かったのじゃないだろうか。

IQが高かったのは枢軸国と旧日本

 中国の学者(イギリスの大学の名誉教授)が30年掛けた研究の結果。東アジア人が世界の中でも一番IQが高い事が明らかになったらしい。らしいというのは全ての国を調査したわけではないからだ。結構乱暴で、北朝鮮の予測値は韓国と日本の平均と言うことにしている。これじゃまるで、日本と朝鮮は同族のような扱いではないか。関西方面は、かなり半島のDNAが濃いかもしれないが、東はそんなに高くないぞ。まあそれは、この際置いとこう。

 東アジアが高い事は明らかだが、肝腎の中国は100ということで大した事は無いわけで、ここに伏兵の香港(107)が隠れていて中国が一番と言いたいらしい。よくよく見れば東アジアのIQを押し上げている国々は、台湾(104)、朝鮮(106)、日本(105)の三国でこれって明らかに旧大日本帝国ではないか。統計的に考えれば香港の人口を中国に加えてしまえばそんなの消え去ってしまい100になってしまう、つい最近まで中国ではなかった香港をもとに中国が一番と言うのは、そりゃいくらなでも乱暴だ。

 もう一つ解る事は、枢軸国は軒並み100以上(あのバカにしか思えないイタリアでさえ102だ)なのに、連合国は一番上の大英帝国でさえ100で、それ以外は押し並べて100以下なのである。見ようによっては第二次世界大戦はバカと利口の戦いで、バカが勝ったと言う事なのかもしれない。

結論:IQ(事務処理能力)なんて人間の能力の一部分しか表していない。そういう意味ではIQの高かった枢軸国はPQ(判断力・応用力)の高い連中に勝てなかったと言う事だろう。幸い私はどちらも高いが(自慢だ)、そういう奴は人が天の邪鬼になってしまうだけなのである。

木曜日, 4月 13, 2006

新会社名はMVodafone?

 どうにもこうにも埒の明かなかったVodafoneの日本進出。日本市場を甘く見るとカルフールの様な目にあう事になるのだ。今回はどうしても携帯の欲しかったSoftbankにめでたく売り逃げる事が出来たが、とうのSoftbankがこれからどうするのか見物である。本当は、ウォルマートに日本に本格的に進出してもらって、返り討ちにしてやりたかったのだが、敵も然る者日本市場を翊勉強していたようで西友をコマに使うだけに決めたようである。

 さて問題のSoftbankであるが、LBOでVodafoneを買い取るの決定までは良かったが日銀と言う名の魑魅魍魎が量的緩和をやめてしまい、今後の金利の上昇が既成事実化してしまいそうな雲行きである。こうなってくるとLBO(ようするに買収する会社の価値を担保に借り入れ)は、Softbankの首を絞めかねない大博打になってしまうわけだ。USENのライブドア買収は大した金額でないので傷は浅いと思うが、1兆7500億という金額は半端ではない。金利が1%上がってしまえば、金利負担額だけで200億もの利益が必要になってしまう。本当にそれをカバー出来るのだろうか。

結論:MVodafone(無謀だフォン)と言いたかっただけ、ただそれだけである。

水曜日, 4月 12, 2006

今度は楽天

 何度か書いているように、街宣車による楽天への抗議行動。簡単に言えば暴力団(山口組)への利益供与疑惑なのだが、楽天本体が起こした問題ではない(今のところは)とは言え、盛んにもみ消しを行っているようなので疚しいところがあるのだろう。長い物には、自ら巻かれるマスコミではあるが、いよいよ取材に動き出した(他に面白いネタが無いのだ)ようなので、近々東京新聞のこちら特報部などで取り上げられるだろう。

 東京新聞はこういう時には非常に動きが良い。何故ならば広告主に対する遠慮の必要が少ないからだ(大手は東京新聞に高校など出さない)。と言うわけで、週刊誌を始めとしてこれから大きなネタが出てくるまでは騒ぎ立てるのではないだろうか。来週も街宣車が出るらしいので是非マスコミ各社には取材に出かけてもらいたいものである。

結論:今度は楽天である。やってることはヤクザと変わらないと指摘している楽天の経営基盤。とうとう本当のヤクザとの関係が、表ざたになっただけなのである。そういう事だ。

縄文人と弥生人

 長い間、縄文人はアイヌ人と一緒だと考えていたが、どうもそれは違うようである。縄文人とは南方を起源にする人達と大陸南部から渡ってきた人達、そして北方から渡ってきた人達の総称であって個別の人種があったわけでは無いようである。アイヌ人は、その中でも北方系の血を引いている人々の末裔(混血した)に当るかもしれないが、アイヌ=縄文ではないわけである。それでも文化的には縄文と言う日本オリジナルの文化を共有し(共通認識と考えるべきか)、明らかにその後大陸から渡ってきた弥生人とは全く違う文化を持っていたのである。完全に蒙古系である弥生人に対し、縄文人はそうではなかったわけである。

稲作>
縄文人:我々が習った歴史とは違い畑稲作を行っていたが、環境破壊を考慮して稲中心の食をとらなかっただけである。また争いの原因になる余剰を生まないために稲作に偏らなかったとも言われる。
弥生人:米の単作民族であるため、余剰を備蓄する必要があり、縄文人と違い争いが当たり前となっていた。また人口に応じて稲作を拡大しなければいけないため、環境破壊と領地拡大が必要だったわけである。

<犬>
縄文人:ペットとして飼っていたわけではなく、猟犬として飼育していたようでケガをしても殺す事なく。死んだ場合には埋葬したようである。食用のために動物を飼うという発想は無かったのだろう。
弥生人:ペットとして飼っていてわけではなく朝鮮半島からの渡来人らしく食用にしていた。お犬様の時以外明治になるまで、犬を食用にしていたようである。半島にえばれる柄ではないのだ。恐らく豚など食用の他の動物も家畜としただろう。

結論:狩猟民=野蛮、農耕民=温厚というのは他の文明でどうかは別にして、一般的にそう考えられているが、日本で判断する限り全く逆のように思える。濃い顔とのっぺりした顔を比べると確かに濃い方が原始人に近く思われがちだが、原始人=野蛮は成り立たないのかもしれない。考えようによっては野蛮でなかった方が滅びたと言えるのではないだろうか。ようするに生き残った方が文化的に優れていたわけではなく、より凶暴だったと言う事である。何か弥生人に対して批判的過ぎるが、耳あかが柔らかく、骨太の私は明らかに縄文の血の方が濃い。そういう事だ。

コンピュータに正規OSのプリインストールを通達

 中国の情報産業部などが、国内で生産されるコンピュータに正規のOSをプリインストールするように通達を出したというとんでもない記事が日経BPのページに出ていた。ということは、何かい?今迄中国で売っていたコンピュータの多くには不正コピーのOSがインストールされている物が多かったと言う事かい。そりゃこの時代、ハードよりもソフトの方が高いくらいなんだから、OSがただなら価格競争力が高いのは当たり前だよな。

結論:流石は中国メーカ主導で不正コピーOSを使っていたのを堂々と認めた。気の小さい人間に相手が出来るような国ではないのである。

火曜日, 4月 11, 2006

冤罪を作るのは世間知らずの裁判官

 電車内での携帯電話の使用を注意された腹いせに、痴漢だと虚偽申告して会社員を逮捕された女子大生を名誉棄損で訴えていた男性の請求を棄却すると言う判決が下った。件の男性は当然控訴したわけであるが、この判断をした裁判官は、”女子大生の証言は具体的で信用性が高く、携帯電話の注意で痴漢被害を申告するとは通常想定出来ない”という理由にならないでどうも判断したようである。

 大体今時女子大生だから品性があるなどと言う事は成り立たない。高校で終わってしまう人の方が少ない現状を考えずにそんな馬鹿な事を言っていたら、世の中の殆どの女性が品性の高い人でなければいけなくなってしまう。とてもじゃないが私にはそう思えない。実際に切符の自動販売機で割り込みをしてきた女子大生風の子に、いきなりケリをいれた女子大生風の女を見た事がある。それだけで収まれば蹴った方が特殊だと考えればいいが、蹴られた方はそれ以上にケリ返していた。正直長生きはしたくないなと、この時初めて思った。

 一方でこの裁判官は、男は皆痴漢をすると思い込んでいるのではないだろうか。現行のシステムで裁判官になる人達は、言わば片輪(まともな社会人ではないと言うことだ)ばかりだ。普通裁判官になどならずに弁護士になる(そちらの方が社会的地位は高いが、金にはならない)方を選ぶはずなのに、それをしない事でそれは明らかである。自分だって痴漢しちゃいそうなのに、普通の男がしないはずはない。きっとそう思い込んでいるのだ。

結論:どうでもいいけど(どうでも良くないか)、今の女は、こんな風に痴漢されましたと言うことを言うのに一切のしゅう恥心などない。そんなにウブだったらそもそも痴漢にあったと言うわけが無いのだ。別に痴漢を擁護する気は無いが、女子大生イコール被害者というステレオタイプでものを判断していたのでは、事実無根の男性が余りにもかわいそうなのである。

アメリカのプロバカンダ

 世界中に溢れている情報の多くはアメリカによって作られている(朝日新聞お得意の)捏造とも言う。これは動かし難い事実だ。イラクに大量破壊兵器が無かったのと同様に、そのほかにも多くの嘘やまやかしが多く含まれているが、日本の報道機関は自分たちでは検証をしようとしない為、世界的に見てもアメリカの垂れ流すプロバカンダを事実として受け入れてしまう比率が高いと言える。今回はその中でも、ちょっと違うぞと言いたくなるものをいくつか取り上げてみたい。

アルカーイダ:これは、ウサマ・ビン・ラディンが率いるテロ組織として有名であるが、実はそんな組織は存在しない。もともとアフガン戦争の時にラディンの資金をもとに表立って動けないアメリカ(CIA)が動かしていたミッションの名前に過ぎない。未だにCIAのエージェントとして活動しているラディンの名前を利用して9/11を演出したとしか思えない。
ウサマ・ビン・ラディン:前に紹介している通り、原理主義とは全く関係のない人物(原理主義を利用しているだけ)。イスラム教徒ではないと思われる。そんな人物がイスラムの為に何かをする事はありえないのである。
ザルカウィ:アルカーイダと関係の深いテロリストと呼ばれているが、アルカーイダそのものが存在しないのでザルカウィの存在そのものが怪しい。朝鮮における金日成と同様にヨルダン国内で活動していたザルカウィ(本物)の伝説を利用した想像上のテロリストであろう。本物のザルカウィはすでに死んでいると言われている。
サダム・フセイン:イラン革命の時にアメリカの支援を受けイランを倒すために手を結んだ。持ちつ持たれつの関係があったためクェート侵攻もアメリカからの制止が無い限りOKと判断して動いた事を利用され、その後悪の枢軸の代表にされてしまった。クルドに対する化学兵器の使用も全てアメリカ製であった事を忘れてはいけない。

結論:ただのミッションのコード名に過ぎないものが、いつの間にやら秘密組織として定義され利用されているのが現在である。テロ組織は組織を守る為に縦のつながりが分からないようになっていると言う自分たち(アメリカ)に都合の良い形に出来た事によって、存在しないザルカウィやアルカーイダの名前を使って、何も知らない個々のテロリストを操っているのである。かわいそうなのは、イスラムの為と思って活動している事がアメリカのシナリオ通りなのだと気付いていないと言う事だろう。これが全て事実だとは言わないが、そういう物の見方もたまにはしてみた方が良いだろう。そうすると意外な物が見えてくるのだ。

月曜日, 4月 10, 2006

大阪に深川丼が無いわけ

 大阪湾でとれたアサリなどの二枚貝に国の規制値と通常考えられる量の10倍近いマヒ性貝毒を検出した為に採取自粛を呼びかけている。潮干狩りをしてはいけないのかとの問い合わせがあるようだが、35個のむき身を食べれば致死量になるというのだからしない方がいいだろうう(それでも食いたいのなら、知ったこっちゃない)。大阪湾に有毒プランクトンが大量発生したのが原因らしいが、これは秋の牡蛎(広島産)と一緒で有毒プランクトンの発生しない三陸の牡蛎は問題ないのである。つまり牡蛎やアサリが悪いのではなくて海の水(含まれているプランクトンが悪いのだ)が良くないのである。

 というわけで大阪では深川丼が無いのだと言いたいが、本当のところはどうだか解らない。しかし道頓堀などを考えれば解るように東京と比較しても、かなり汚れた水が大阪湾に流れ込んで有害プランクトンが発生しやすい条件が揃っているのかもしれない。正直な話、芝川(川口市)や綾瀬川(八潮市)など東京近郊の河川と比べ隅田川などは随分と綺麗になっている。もちろん深川丼のアサリの殆どは江戸前ではなく北朝鮮産だろうと思うが、川に流れるほど食い物のない北朝鮮産は、越前クラゲをあそこまで育ててしまう中国近海の海で採れるアサリよりは体に害がないだろう。

結論:大阪で上手いアサリを食おうと思ったら命がけなのである。トラフグの毒も食物連鎖の所為だと言われている(確定されてはいない)。いっその事、牡蛎もフグも三陸で育てたらどうだろう。寒くって育たないのだろうか。

合理と情理の正しい使い方

 世の中には、物事の判断を行う時に大きく分けて合理と情理がある。他に非合理と言うのもあるが、これはお話し以前なので取り上げても意味がないだろう。私見であるが、合理とは理性で判断する事なので間違いないように思えるが、これがいつでも正しいわけではないと考えている。つまり場合によっては合理は非常に非合理であり、情理に任せる方が正しい結果を得られると私は考えているわけだ。

 西洋では往々にして合理が重視され、日本では情理が重視されている。これはどちらが優れているかと言うレベルの話ではなく、不安定な社会では合理が都合が良く安定している社会では情理の方が勝っていると言う事だけなのである。つまり日本人が合理的な判断をしなくなった大きな原因は名がいあうだ平和な状況が続いてきたからだと考えているのだ。他国から侵略された事がない日本ではどんな状況になっても基本的に話し合いで丸く収める収監が付いてしまった。それに引き換え西洋諸国は、植民地を見れば解るように弱肉強食で常に征服される危険から話し合いが無力な事を身をもって知っているわけである。

 そんな状態で日本は明治維新を向かえてしまい、民主国家のお題目が理想を言っているのではなく現実をさしていると勘違いしてしまった(それくらい合理的な目を持つ人が少なかったのだ)。一部の人はそれが解っていたので、合理的に判断して戦ってはいけない国を判断していたわけである。つまり戦争をする時は、合理的な判断以外は禁物なのだ。それさえ解っていれば日本はアメリカと言うサタンが作った国とは絶対にあんな形で戦ったりしなかったし、中国と言う非合理な国に攻め入る事もしなかっただろう。

結論:戦争は合理的な判断以外はしてはいけない。そして平和時には情理を重視しなければいけない。今の小泉内閣は情理を軽視して国を傾けようとしているが、戦争になったら情理一辺倒でまた国を誤らせるつもりなのだろう。戦争になっていない今こそ情理を尽くしてアジアの安定を考えなければいけないのである。今回はまるでサヨクのような意見だったな。まあ日本のサヨクは保守以上に合理的考え方が出来ない連中だけどね。

韓国は何を考えているのだろう

 お隣の韓国はどういう精神構造をしているのだろう。日本の教科書で竹島は日本の領土だと記述していることに対して今の政府じゃなければ国交を断絶しただろうなどと威勢の良いことを書いているのだ。例えば、これが韓国の領土である竹島を日本が勝手に占領して、その上固有の領土だと記述したのならば話は判るが日本は、法的に領土と考えているから教科書に記述しただけである。

 自衛隊や海上保安庁の船が竹島に砲撃を加えたと言うならば話は判る。これは全うな反応だ。しかし、法的根拠も定かでも無いのに勝手に占領していながら、それを既成事実化して日本にいちゃもんをつけると言うのはヤクザ(良く考えたら日本のヤクザには在日が多い)と同じではないか。無法者に対して話し合いをしても仕方ないが、戦争をする気が無いのならば日本もこっそり教科書に記述するなんてこそくな手を使わずに、外務省を通じてはっきりと占領を止めろと抗議するべきなのだ。

結論:日本の外交問題の多くは正当な権利を持っていることに対してさえ、逃げ腰の対応に終始していた外務省の責任は大きい。戦時中の外務省はもっと信念を持って行動していたことを忘れて欲しくない。日本が再軍備して帝国化することはないとは思うが、そうなったら韓国はどうする気なのだろう。隣国同士はそういうことを考えながら外交を行う知恵くらい持って欲しいものだ。

金曜日, 4月 07, 2006

イエスを神にしたのはキリスト教徒

 良くイエスはキリスト教を始めた人だと思っている(申し訳ない人ではなく神でした)人が多いが、彼が始めたのはユダヤ教の一分派であって、それを後に勝手にキリスト教と名付けただけである。そして、そのために都合の良い教典だけを福音書や使徒行伝、黙示録をまとめて新約聖書に記載したのだ(元はもちろん英語じゃなくギリシャ語)。つまり穿った見方をすればギリシャ語を理解する人達に都合の良い話ばかりを集めたものが新約聖書だということだ(こんな事を書くとキリスト教徒は許してくれないだろうな)。大体ユダヤ人であるキリストは西洋(ギリシャ、ローマ)よりは、東洋(メソポタミア、エジプト)の影響を受けているのは明らかで、使徒パウロが中心になって布教が開始されなければ、西洋の宗教になる事はなかっただろう。それくらい現在のヨーロッパに都合の良い聖典になっているわけだ。

 それでは、ローマ・カトリックにとって都合の悪い物は何かと言えば、「トマスの福音書」、「ペトロの福音書」、「ユダの福音書」、「エジプト人の福音書」などが代表だろう。その中でも最近その内容が解読された「ユダの福音書」は、裏切り者の代表であるユダがイエスの第一弟子であったとし、彼はイエスの命令に従って銀30枚でイエスを売ったのだと言う。こんなこと今のキリスト教徒が許せるはずは無いが、考えてみれば後の人がイエスを利用したのであって、イエスが今の形を望んでいたとは到底考えられないのである。このように本来の福音書の数は多く、先に書いたように原典はギリシャ語であった。イエス自身はギリシャ人ではないので、話していた言葉は”アラム語”だと言われ、出身地はナザレなので恐らくシリア系のユダヤ人だったのだろう。つまり東洋発祥の宗教を西洋人(ギリシャ・ローマ風に)向けにアレンジしたもの(それも恐らくラテン語圏向けに)が今のキリスト教なのである。聖書でファリサイ人を悪者に描いているのは、布教活動と布教対象がファリサイ派と自分たちを擁護する為だったのだろう。

結論:イエスは死ななかったと言うものから、そもそも存在しなかったと言うものまで異論は世の中に溢れているが、現在のキリスト教がヨーロッパ人に都合の良い(大体イエスはヨーロッパ人の祖先ではない)宗教である事は間違いない。だからこそ本当のイエスの事を知っているイスラム教徒やユダヤ人を差別しなければならないのだ。

路線変更

 WBSでMicrosoftのXbox360用のゲームを年内に80本出すと言う発表を行っていたが、その上昔のゲームも復刻させるような発言をしていた。これは思わぬ誤算だろう。MicrosoftにしろSONYにしろ最先端のグラフィックがあれば受け入れられると言う単純な発想(ゲームをなめているでこんなことになるのだ)で、ゲーム機に取り組んでいたが何の事はない、その自慢のグラフィックをフルに使うようなゲームは開発期間がかかり過ぎてハードに間に合わなかったのだ。ゲームの内ゲーム機なんてOSを入れていないPC見たいな物だ(役立たずと言う)。流石はいつまでたってもOSが完成しないMicrosoftと、使い勝手(これも立派なソフトウェアだ)が向上しないWalkmanしか出せないSONYだけの事はある。結局は積極的に過去のゲームを取り入れる路線で、次期ゲーム機を考えていた任天堂だけがゲーム業界の現実を解っていたわけである。

 そういう状況は考えなくても解りそうだが、考えなくったってアキバの中古ゲームソフト屋を覗けば一目瞭然だ。萌えている人は別にして、どう見てもオタクではない普通の人達が中古店でファミコンのソフトを今でも買っているのである。そこにちゃんと大きな市場がある事を知った上で任天堂はそのユーザをRevolutionに取り込む戦略を練っていたのである。MicrosoftやSONYが今からその線を狙おうとしても、最初からそこを抑えていた任天堂には到底太刀打ちは出来ない。蓋を開ける前から結果は出ているのだ。

結論:次世代ゲーム機が発表された時に考えていたように世の中は動いている。ゲーム機をハードだと考えているメーカーと、単なるハコだと考えているメーカーの先を見る目の違いを思い知らされる2006年である。

木曜日, 4月 06, 2006

全面広告は自己満足

 最近書く記事が無いせいか、記事を書ける記者がいないせいか、単純に現金を稼ぎたいせいか(これが一番ありえるかな)が新聞の紙面一面(場合によっては見開き、裏表まである)の広告を載せる事が多くなってきている。さて、いくら費用が掛かるかは知らないが一つだけ判っている事がある。そんなもの載せても全然効果がないと言う事だ。

 値引き(契約料から考えられない景品)だけが頼りになっている新聞などテレビ版くらいしか読まれていないことは百も承知だろうが、代理店(天下の電通)が抑えている枠が埋まらないためまとめ売りをしているのが、昨今の全面広告になったのだろう。唯一全面広告で効果があるのは、Appleのようにすでに社会現象になっている企業が駄目押しで使う場合だけだろう。

結論:ようするにもうそういう時代じゃないということだろう(昔からそうなのかもしれないが、今の新聞には特に権威がない。それもこれも、新聞社のトップがロクな事をしていないからだ)。広告など誰も信じない(だって日経や読売の紙面で広告をしていたのが詐欺だったりしている)。これだけ情報が豊富になると大きな広告は大きいだけ(大きいので見なくても良いと瞬時に判断されてしまう)無視される可能性が高くなるのだ。そんなものに無駄な金を使うのならば、給与を増やす方が業績に効果があるだろう。

ウォン高でサムスンの業績が大きく悪化

 SONYを抜いた(SONYが転けただけだったりして)と鼻息の荒かったサムスンがウォン高の影響をまともに受けてどうも宜しくないようである。貿易依存度が以上に高い(70%。ちなみに日本は20%)韓国のなのでこのままではどうなってしまうか分からない状況だ。金融危機から立ち直ったと思われた韓国の基盤は、何のことはない思いのほか脆弱なようである。

 これも、本当の産業基盤の薄さのため。表面だけしかない韓国はすぐに回復したように見えても一皮むけばこの有様なのである。日本の産業構造はそれに比べ表に見えていない部分が多いため立ち直るのに時間がかかるが、いったん立ち直ってしまえば突風くらいで吹き飛ばされない力を持っているのである。問題は層が厚いだけにスピード感に劣るということだろう。

 2000年近くの間、連綿と続く文化をもった国家は他にはない(どこかに支配されていたのは戦後の一時期だけだ)だけに、他には前出来ない深さを持っている。つい最近出てきた欧米諸国や、国家のアイデンティティを失っていた期間の長い韓国や中国に侮られるほど文明度は低くない。日本は世界のリーダーとして何をしなければいけないかを常に考えていれば、サムスンなどに負けるようなことはないのである。

結論:外貨準備高で日本をついに抜いた中国は、外貨をどこで運用しようかなとアメリカをやんわりと脅したりしているが、あまりやりすぎると日本のいつかきた道を...韓国もいい加減大人になって早く日本型の国になることを目指すべきだろう。もしなんなら、靖国を分祗してやってもいいよ。

民主党は地に落ちた?

 テレビでは、今回のガセメールにまつわるドタバタで民主党の信頼は地に落ちたなどとほざいているバカが多い。残念ながら地に落ちたのではなく”化けの皮が剥がれただけ”なのである。

結論:馬鹿なコメントをしているコメンテーター(そもそも政治評論家でもない連中が偉そうに御託を並べている)のレベルこそ地に落ちたのだ。

Apple始動開始

 予てから噂になっていたLeopardの新機能の一つがパブリックβで発表された。これはMacでXPを使う為の”Boot Camp”というソフトウェアである。Apple自ら発表したものであるため、Bootコンテストで発表されたものとは違いMacの全ての機能が使えるドライバー類も揃っている。ワイアレスネットワークなどもそのまま使う事が出来る事になるだろう。

 さて、それでは次に何が可能になるだろう。EFIを使っている為にインストールそのものが不可能(そのままでは)であったWindowsの利用が可能になったわけだが、PCメーカにOSXをライセンスするのではないかと考えていたものが、PC用OSXの販売(バンドルも考えられる)へと進んでいく可能性が高くなってきた。つまりWindowsマシーンで動く”Boot Camp”を販売すれば、WindowsユーザにOSXを販売することが可能になるのだ。それは恐らく出るかどうか解らないVistaの発表に合わせて登場するのではないだろうか。

結論:これがIntelのチップを使った本当の理由なのだろうか。エミュレーションで動いているわけではないので、一番速いWindowsマシーンはMacだと言う状況さえ出てくるかも知れない。そうなってくると、他のメーカーは何をすれば良いのだろう。Boot Campで、まさにBoot開始である。

水曜日, 4月 05, 2006

何時から話し合いが談合なったのだろう

 解体した方が良い民主党がどうなろうが知った事ではないが、党内の話し合いで意見がまとまって小沢で行こうというのが談合なのだと言う。私が不勉強なのかも知れないが、確かに話し合う事も談合というが、悪い意味で使う場合には前もってこっそりと話し合いを行って少数の利権者だけで調整を行う事だったような気がする。どう考えても今回の話し合いは談合と言えるようなものではないと思う。そうなると会議や国会も談合になってしまうし、国連などは世界中の国による談合だ。

 実は今回の談合騒ぎは、それこそマスコミ各社による談合(自民党のダースベーダー飯島秘書官による指示らしい)じゃないだろうか。実は自民党にとって一番代表になって欲しくない相手は、小沢一郎なのである。話し合いを許してしまえば、この難しい次期を乗り越えられる唯一の代表は小沢一郎しかありえない。それだけは避けたいのが飯島秘書官その人なのだ。だから選挙をしないのは談合だと言うダークなイメージをコック民に抱かせて、小沢阻止に打って出たわけである。

結論:小沢は良い意味でも悪い意味でも田中型の最後の政治家だ。小沢自身が好き嫌いの激しい人間であるため敵も多いが、小泉型のアメリカ追従の売国政治をストップ出来るのは彼だけかも知れない。いかにも悪役に見える小沢よりも小泉の方が裏社会との関係は深い。そこに一切触れないマスコミは意気地なしなだけでなく、共犯だと言えるだろう。

Winnyがいけない本当の理由

 海上自衛隊の機密情報が漏洩してから急にメジャーになってしまったWinnyだが、それにしても皆さん個人のパソコンで仕事をやられているようで、個人情報保護法施行のご時世にこんなところで経費を削減するような勤め先(法律を作った役所の方が意識が低いというのが分かっただけでも良かった?)でいいんでしょうか。自衛隊の機密もWinnyに掛かれば無料(今まではいくらくらいで文官から買っていたのだろう)で手に入るのであるから、商売上がったり(これも一種の利権だ)である。

 警察関係も出る出るはで、ついに裏金作りの手口の情報まで出回ってしまった。いわゆる捜査報償費といわれるお金であるが、どう考えても操作放縦費(操作して勝手気ままに使える金ということ)と呼んだ方が良いような気がする。架空の捜査報告書が流出してきたので確認したら嘘だったと言うのだから呆れて物も言えなくなってしまう。

 ただ、こうやって考えると対価を払わなければいけない著作物などを流通させてしまう点はちとまずいかもしれないが、まずい事をやっていることを意図せずに暴露してくれると言う意味では非情に有り難いツールだとも言える。新聞社はこれから記者クラブなんか使わずに、Winnyクラブでも作って行政の不正を暴く事くらいのことをした方が良いんじゃないだろうか。その時にガセネタだけは掴まないように注意する事は忘れないようにしよう。

結論:個人情報の問題として行政側は騒いでいるが、本当は役所の不正が暴露されるのが怖いのじゃないだろうか。人には脅しが効くがWinnyには効果がないのである。ただWinnyで手に入れた情報(データが本物と言う保証は無い)を記事にする朝日新聞に問題はないのだろうか。これが許されるのならば永野元議員もメールではなくWinnyで手に入れたと言えば良かったのかもしれない。そんなわきゃないか。

火曜日, 4月 04, 2006

信じられないまだ言っているよ

 大麻不法所持でセガレが取っ捕まった秋山が社長をやっている新聞社の社説(4/4)で、侵略を進出と書き換えたと言う天下の誤報の事を一度もまともに謝っていないくせにまたまたとんでもない事を言いやがった。以下はその一部抜粋だ。

”中国との外交などをテーマにした日曜日のテレビ番組で、安倍官房長官が82年の「教科書書き換え問題」について発言した。次のような趣旨である。

 教科書検定によって「侵略」を「進出」に改めたと報じられ、中国や韓国から抗議された。日本は官房長官談話で事実上それを認め、謝罪した。しかし、「進出」と書き換えられた事実はなかった。ちゃんと調べて説明すればよかった。結果として大変な誤りを犯してしまった——。

 政府のスポークスマンの発言である。検定で「侵略」という言葉を書き換えさせたことはまったくなかったと受けとめた人が多いのではないか。

 また当時の政府は事実を調べもしないまま、官房長官談話を出して中国などに謝った。そう思った人もいるだろう。

 しかし、いずれも事実とは異なる。

82年6月、高校の教科書について検定結果が報道された。朝日新聞を含め多くの新聞や放送が、「華北を侵略」という記述が検定によって「華北に進出」に変えられたなどと伝えた。

 ところが、その後、「華北に進出」という表現は検定前から書かれていたことがわかった。その限りでは、安倍氏の指摘した事実はある。当時のずさんな取材を率直に反省したい。

 では、「侵略」という言葉がすんなり検定を通るような状況だったかといえば、そうではない。中国との関係に限っても「侵略」の言葉を削られたり、「侵入」に変えさせられたりする変更が計4カ所あった。東南アジアについては「侵略」を「進出」に変えた例もあった。”

結論:朝日は24年前のことを戦前と勘違いしているのではないだろうか。それとも大麻のやり過ぎで夢と現を判断出来ないのだろうか。未だに自主検閲と捏造を平気でしているくせに偉そうな事を書くな。人民日報から記事を買っているような新聞の言っている事なんて聞いてはいけないのである。

数字から解る事と解らない事

 少し前に類比と分析と言うのを書いたが、その中で分析を少しばかり貶し過ぎたような気がする。ということで今回は少しは擁護しても良いかと...

 良く数字は正直だと言う話を聞く。確かに数字は嘘を付くような意志を持った存在ではない。しかし一方で数字はいくらでも作る事が出来る。それは数字を見せる側の意図を数字に加える事ができると言うことだ。これは何もライブドアの粉飾の事を言っているわけではない。都合の悪い数字はなるべく使わないと言う方法で問題を隠す事も可能だということだ。

 例えば、世の中には抗がん剤と言う延命用の薬(白血病のような血液癌以外で直る事は殆どない)で癌細胞が小さくなった症例数を上げて効果があったという言い方をするが、癌がが小さくなって早く死ぬのと、小さくならないけれども長生きするのとどっちが延命効果が高いだろう。この場合製薬会社は延命した日にちを比較する事は絶対にしない。何故ならば、大抵の場合プラシーボ(砂糖で出来た贋薬)の方が延命効果が高いからだ。当たり前の話なのだが、副作用が無いものに毒薬が勝てるわけはない。こういう場合に製薬会社が持ち出すのは、自社の抗がん剤に都合が良い他社の毒薬(日本では抗がん剤とも言う)との比較であり、その為の数字なのである。数字自身は嘘ではないが、そもそもの目的(延命)を考えた場合正直な数字とは言えないだろう。

結論:数字は正直であるが、意図を挟む事が可能だ。これは類比も全く同様であるが、前回の話題で触れたように類比は余程うまくやらない限り嘘がばれてしまう。また数字には、結果を示すだけで原因を教えてくれないと言う欠点もある。数字は原因を突き止めなければいけないというシグナルを示す事しか出来ないのだ。さらに数字が多くなると、その作業のうちに本来の目的を忘れてしまい、全てが解ったような気になってしまうという大きな問題も含んでいる。残念ながら、今回も分析を擁護出来なかったようである。

物を考えない官僚達

 流石は官僚と唸らされる(呆れてと言う意味だ)ことが多い今日この頃である。経産省はPSEで馬脚を現し、文科省は英語教育で馬脚を現した。法律と言うのは、そもそも官僚が作るものではないし、まさか作ってはいないと思う(皮肉だ)。もし作っていれば明らかに憲法違反だが、それで捕まった人がいないところを見るときっとそんな馬鹿なことはしていないのだろう。

 では官僚は何をしなければいけないのか、それははっきり言って変な法案が出てきた時に吟味して問題点を洗い出し、齟齬の無い完全なものにすることだろう。そもそも政治家は隣近所の利権の事しか考えていないので、天下国家を考えたことは思いつかないから、俺達がフォローしなければいけないと言う思い上がった(そうとしか思えない)考えを持っている連中が官僚である。しかし、PSEの問題は杜撰(だから結局無いも同然の法律になってしまった)だし、英語教育に関しては教えられる人が今の小学校には一人もいないことを全く考慮しないで実施しようとしている(もし全ての先生が英語を話せるのならば、そもそも英語教育の問題なんて発生していないはずだ)。

 何でこんな簡単なことが解らないのかと言えば、受験ロボット(そうじゃなければ暗記だけが命のキャリアにはなれない)である彼らは世の中のことを全く考えずに大人になってしまっているからだ。自分で物を考えたことがない連中が官僚になってしまったのでは世の中のことが解るはずは無い。そんな連中が考える法律は、単なるセンズリなのだ。

結論:センズリは気持ちがいいかも知れないが、それを見せられる国民は一部の人(変態)以外はちっとも気持ち良くない。自分たちがマスターベーションをしているだけだと気付かないと言うことは、きっとセンヅリのし過ぎなのである。

本当の戦犯

 少し前に大東亜戦争の戦犯のことを書いたが、今回は第二次世界大戦の戦犯の事を書きたい。ここでドイツや日本の戦犯を頭に浮かべてしまった人は、相当頭の動きが鈍っているに違いない。最大の戦犯はアメリカ以外にいないのだ。但しここで、原爆や東京大空襲を考えてしまっては、まだまだだと言える。そりゃあれはナチス以上に非人間的な行いだったので、東京裁判で罪状認否を行えばまさしく死刑(それもA級ではなく、純粋に軍事行動として悪らつなB級でだ)で決りだ。ただ今回言っているのはそんな底の浅い問題ではなくアメリカが日本を叩きつぶした後に、世の中がその前よりも良くなったのかと言う視点で見たらばどうかと言う話である。

中国:内戦状態(日本のせいで内戦だったわけではない)であった中国は日本がいなくなった為に結局共産主義になってしまった。
朝鮮:抗日運動(主体は満州南部)はあったが、国民生活は概ね安定していた。日本から独立させたためにソ連の介入を招き、その結果分裂してしい北は共産圏になってしまった。
台湾:日本から独立させた為(数年で日本に復帰予定であった)に大陸の内戦の影響を受け、李登輝が総統になるまで戒厳令を敷いていた。
フィリピン:自治政府が出来上がっていたのに、アメリカが再び戻った為に未だに貧しい国家から脱皮出来ていない。
インドシナ:日本と関係の深かったタイや日本の統治の上手く言っていたマレーを除いて、敗戦後旧宗主国の統治下に戻した為に結果的に社会主義国ばかりになってしまった。
ソ連:日本の仮想敵国であったソ連は、日本と言う重しがとれた為に東ヨーロッパを併呑するまでの力を得てしまった。アメリカはその力をそぐのに45年もかかったのである。
日本:戦後の教育が余りにも上手く行ってしまった為、アジアの平和を担う国になれなくなってしまった。

結論:歴史にifは無いかも知れないが、もしもABCD包囲網などを作らずに日本を追いつめなければアジア圏は世界で一番安定した地域になっていたかもしれない。紛争がアメリカの活力の源泉なので今の状態がアメリカにとって望ましいのは確かだが、アジアにとっては最悪のシナリオだった事は間違いない。もしもアメリカとイギリスがいなければ世の中はもっと平和になっているだろう。やっぱり本当の戦犯は英米(その支配者達)なのである。

日本のお家芸

 良く”日本は物作りの国”と言われるが、この言葉を誤解している人(思慮が足りない人と言うべきか。日経の論説主幹などがその代表例)が以外に多い。その誤解を元にこれからはソフト(コンテンツ)だと言うのである。これだから物事の表面しか見ない奴は嫌になってしまう。確かに他所の国(日本以外)では、物作りをしている国は遅れている国で、ソフトを作っている国は進んでいると考えることは正しいが、それは日本と言う特殊な国のことを(日本人のくせに)全く知らないからだ。

 まず忘れていけないことは、物作りには様々なレベルがあることだ。一番低い位置に付けているのが、単に物を作っているだけのレベルだ。これは今の中国などがそうである。まだ創意工夫と言う発想が無いのだ。デジタル時代なので軽工業以外も可能になったが本来電化製品を作れるような技術水準には達していないといえる(全体として言う意味)。もちろん日本の会社でも中国と同じレベルの物作りをしているところがあるが、そういった企業はもう生きてはいけない。

 その次に創意工夫により、製品の品質とコストの削減を常に心がけて物を作る段階が来るが、現在の日本は随分前にこの段階を越え、ソフト力でものを作るレベルに達している。世界中で日本の車や家電製品が選ばれるよう成った大きな理由は、他の国では考えられないくらいに使い易い商品を作っていることである。これは全てソフト力のおかげなのである。ソフト大国であるはずのアメリカは物作りにソフトを全く生かせていない。だから物作りを止めてしまったのだろう。アメリカで唯一物作りにソフトを生かしている会社はAppleだけである。

結論:ソフトと言うのは単にソフトウェア(狭義の)のことではない。お持て成しもそうだが、ソフトとは心、魂もさすのである。日本の物作りのベースにはこれがあるので、他の国には絶対負けることはない。それが著しく失われているのはSONYだろうか。どうやらグローバル企業とは魂を無くした企業のことをさすらしい。そして日経は産業と言うものが解らずに経済新聞をやっているらしい。

月曜日, 4月 03, 2006

PSE顛末

 結局長いものには巻かれてしまう役人の根性を思う存分見せて頂く形で決着をみたPSE問題。よりによってビンテージを認定しましたというページで最新機種までビンテージになっていたり、冗談も休み休み言えばと顰蹙を買った経産省。もともと電源を持っている商品だけがPSEの対象なのにPCIカードのように電源の無いものまで対象にしてしまうとは...ようするに法律は作ってみたけれど、対象商品が何かも全然解らずに施行しようとしていたことがばれてしまったのである。

結論:結局一番解ってない奴が法律を作ったのはいいが、化けの皮(バカ丸出しとも言う)がこうも簡単に剥がれたのでは、これから業界に何も言えなくなってしまったではないか。バカ。それにしても素人である私が言った通りになるなんてこれからの日本は大丈夫だろうか。

今度はノミ屋か

 楽天が地方競馬の馬券を売るらしい。そりゃ好きにすればいいが、これってライブドアが競輪や競馬の券を売ろうとしたのと全く同じだ。手数料が入ればそれでいいと言う考え方は許そう(大体ヤクザな会社なんだから)。それにしても、そんな会社を好意的に取り上げることは無いじゃないか。せめて”今度はノミ屋”くらいの突っ込みを入れてもおかしくないだろう。その内ウドーやキョードー東京のような”呼び屋”でもやるつもりだろうか。そういう場合は必ずバーニングの周防さんのようなその筋の方に話を通そうね。長生きしたかったら...

 それにしても、どこがIT何だか解らなくなってくる。ネットは使っているが、ネットがなくても成り立つ怪しい商売ばかり。JCBの西日本営業本部は、わけの解らんカード(抽選でメイドフィギュアが当る)を発行して気が違っているとしか思えないような暴走をしているし、日本は本当にどうしてしまったのだろう。

結論:ライブドアはキチガイ国家日本の徒花みたいに思われているが、とんでもない話だ。お堅くなくてはいけない企業も殆どキチガイだ。もういい加減、拝金主義を糾弾しようではないか。

朝日の小せがれ

 小ネタを。あの秋山社長のバカ息子は執行猶予中と前回書いたのですが、不勉強で大麻で執行猶予中だと考えていました。シャブの間違いのようです。

結論:本物のバカなので更生の可能性は低そうです。

ライブドアの闇

 ライブドア周辺で表には出てこない話をいくつか。

 ネット上ではライブドアがやられる前に噂になっていたライブドアによる武富士の買収話。ライブドアが武富士を買収した後、東京三菱(三菱東京UFJ)に売ると言う条件だったのにそれを渋った為に検察が動いたという話だ。さらに武富士は京都で有名な似非同和を使って地上げを行ったが某メガバンクから数百億消えたと言われている。この時の地上げでは山口組の若頭も殺されたらしい。さてその時のきえた金がライブドア絡みの投資事業組合(例の不正な株取引を行っていたところ)に流れていて、それを管理していたのがエイチ・エス証券の野口英昭だったと言うのである。そりゃあんな死に方するわなというお話。

 まあ何のことは無いライブドアは三菱やトヨタ、オリックス(オシャレな街金)に汚れ仕事をやらされて、いいように使い捨てにされたと言うことである。まあ考えてみれば、三菱がサラ金に手を出したくなるのは美味しいからである。現在はそんなに美味しくないのだが、もしかすると間も無く金利の自由化が起き、金利の上限が撤廃されるかもしれないのだ。現に、日本のサラ金は、どんどん外資の傘下に入っている。レイク(GE系)、ディック(シティバンク系。アイクを統合)、ユニマットレディス(同)、アエル(ローンスター系)などが、そうだが残ったサラ金を日本の銀行が狙っているわけである。そのため一種のロンダリングとしてライブドアを間に噛ませようとしたのが今回の...

結論:金融の世界は昔から魑魅魍魎の跋扈する世界。堅気は手を出せないようになっているのである。

日曜日, 4月 02, 2006

韓国は何を考えているのだろう

 お隣の韓国はどういう精神構造をしているのだろう。日本の教科書で竹島は日本の領土だと記述していることに対して今の政府じゃなければ国交を断絶しただろうなどと威勢の良いことを書いているのだ。例えば、これが韓国の領土である竹島を日本が勝手に占領して、その上固有の領土だと記述したのならば話は判るが日本は、法的に領土と考えているから教科書に記述しただけである。

 自衛隊や海上保安庁の船が竹島に砲撃を加えたと言うならば話は判る。これは全うな反応だ。しかし、法的根拠も定かでも無いのに勝手に占領していながら、それを既成事実化して日本にいちゃもんをつけると言うのはヤクザ(良く考えたら日本のヤクザには在日が多い)と同じではないか。無法者に対して話し合いをしても仕方ないが、戦争をする気が無いのならば日本もこっそり教科書に記述するなんてこそくな手を使わずに、外務省を通じてはっきりと占領を止めろと抗議するべきなのだ。

結論:日本の外交問題の多くは正当な権利を持っていることに対してさえ、逃げ腰の対応に終始していた外務省の責任は大きい。戦時中の外務省はもっと信念を持って行動していたことを忘れて欲しくない。日本が再軍備して帝国化することはないとは思うが、そうなったら韓国はどうする気なのだろう。隣国同士はそういうことを考えながら外交を行う知恵くらい持って欲しいものだ。