水曜日, 4月 19, 2006

死刑にしたくないのならば終身刑を作れ

 人権派と呼ばれる人達は、冤罪がありうるのだから死刑と言う極刑は廃止するべきだと言う。それはそうかもしれない。しかし、現行の刑法では死刑が無くなるとその次は無期刑しか存在しないというのでは余りにも片手落ちではないだろうか。世間の認識では無期刑は期間が決っていないのだから出てこられないと考えているようだが、一定期間が過ぎると仮出獄が出来る。つまり本来の意味での無期ではないため、終身刑とは明らかに意味合いが違うのである。

 本当に凶悪な犯罪者(性格破綻など更生が不能な者)は、二度とシャバに出してはいけないはずだが、現行制度では模範囚に見えれば出てきてしまう可能性が残されている。現在、仮出獄はかなり頻度が減ってきているようだが、それでも絶対出獄出来ない終身刑が無ければ死刑は廃止出来ないのである。

 前にも書いたが、個人的には出来れば死刑があった方が良いと考えている。それも出来れば犯罪の軽重に応じて、江戸時代のように死刑にバリエーションを加えて欲しい。

江戸時代の死刑
死罪:斬首後、死体は試し斬りされ、財産は没収。
下手人:斬首:財産募集は無し。
獄門:斬首後、その首をさらされる
磔刑(はりつけ):罪木に縛りつけ、槍で刺し殺してそのまま遺体を。財産没収。
火刑(ひあぶり):放火犯に対して行われた。
切腹:武士だけに適用された死刑。

ここまで、細かいものはいらないかもしれないがせめて役人の重犯罪には切腹位してもらいたいものだ。

結論:良く死刑は残酷だと言うが、刑事罰は残酷だからこそ意味がある。江戸時代の場合、罪の割に罰が厳し過ぎたようだが、死刑を見れば何をやらかして死刑になったのかがはっきり解ると言うのは、良いシステムだったと言える(本当かい?)。

0 件のコメント: