水曜日, 4月 05, 2006

Winnyがいけない本当の理由

 海上自衛隊の機密情報が漏洩してから急にメジャーになってしまったWinnyだが、それにしても皆さん個人のパソコンで仕事をやられているようで、個人情報保護法施行のご時世にこんなところで経費を削減するような勤め先(法律を作った役所の方が意識が低いというのが分かっただけでも良かった?)でいいんでしょうか。自衛隊の機密もWinnyに掛かれば無料(今まではいくらくらいで文官から買っていたのだろう)で手に入るのであるから、商売上がったり(これも一種の利権だ)である。

 警察関係も出る出るはで、ついに裏金作りの手口の情報まで出回ってしまった。いわゆる捜査報償費といわれるお金であるが、どう考えても操作放縦費(操作して勝手気ままに使える金ということ)と呼んだ方が良いような気がする。架空の捜査報告書が流出してきたので確認したら嘘だったと言うのだから呆れて物も言えなくなってしまう。

 ただ、こうやって考えると対価を払わなければいけない著作物などを流通させてしまう点はちとまずいかもしれないが、まずい事をやっていることを意図せずに暴露してくれると言う意味では非情に有り難いツールだとも言える。新聞社はこれから記者クラブなんか使わずに、Winnyクラブでも作って行政の不正を暴く事くらいのことをした方が良いんじゃないだろうか。その時にガセネタだけは掴まないように注意する事は忘れないようにしよう。

結論:個人情報の問題として行政側は騒いでいるが、本当は役所の不正が暴露されるのが怖いのじゃないだろうか。人には脅しが効くがWinnyには効果がないのである。ただWinnyで手に入れた情報(データが本物と言う保証は無い)を記事にする朝日新聞に問題はないのだろうか。これが許されるのならば永野元議員もメールではなくWinnyで手に入れたと言えば良かったのかもしれない。そんなわきゃないか。

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