水曜日, 4月 19, 2006

外交とは利害関係である

 日本人はどういうわけか、外交を仲良くする事だと勘違いしている。だからこちらから起る事はせず、相手の善意を常に期待している。しかし、そんなものは日本人だけが抱く幻想に過ぎない。そうではなくアメリカを利用する戦略が必要のだ。日本は資源がないことで、世界的に見ても弱い国だと思っているが、自国の石油資源が枯渇の瀬戸際にあるアメリカは日本以上にその基盤は脆弱なのである。

 だからこそ言いがかりをつけてヨーロッパの影響力の強かったイラクに侵攻したのである。そしてアメリカの傀儡を大統領に据えてコントロールしようとしたわけだ。しかし、それはもろ刃の剣でフセインによって押さえつけていたシーア派の台頭を許す結果になってしまった。隣にはシーア派の牙城であるイランがいる。平和による統治を知らないアメリカと一緒に行動する事は日本にとっても外交上の大きなマイナスになる。

 それでは日本はどうすれば良いのだろう。一つの方法は東アジアに大東亜共栄圏を作る事だ(まじかよ)。わざと刺激的な言葉を使ったが、日本が発起人となって朝鮮半島に首都を置く合衆国を形成するのだ。現在のそれぞれの国はその中の州として、ある程度の自治権を与えるが合衆国としての決断は連邦議会で行うと言う形だ。そんなことをすれば数の多い中国の思うままじゃないかと...そこまではこの短い文章では語れない。でももし本当にこれが可能になれば、国同士の争いになっている問題が全て解決するのではないだろうか。外交とはそういうことを考える事なのである。

結論:外交とは軍隊を使わない利害関係の調整に過ぎない。そこには善意を来しても仕方ないのである。現在アメリカは利害が一致しているから日本を同盟相手としているだけであって、利が他にあれば日英同盟のように胡散霧消してしまう類いのものに過ぎない。日本はもっと大人になって自分にとって利となる外交を行わなければいけないのである。

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