月曜日, 4月 24, 2006

マスコミに躍らされる選挙

 めでたく小沢民主党が1勝を上げたわけであるが、ちっともめでたくない。民主党が勝つ事は構わないが、マスコミの誘導でこうも簡単に選挙結果が左右されてしまうと言う事は恐ろしい限りだ。まさにムードだけで政治が翻弄されてしまうことが明らかになった。これはマスコミによるファッショだ。そもそも不偏不党をうたい文句にしているマスコミが一方的に小沢に肩入れしているのが見え見えだった。もちろん小沢の主張と小泉の主張を比較すれば、当然小沢の主張に理がある事は明らかだが、それにしても余りにも偏っている様に考えたのは私だけではないだろう。

 何故そのような事をするかと言えば、マスコミの掲げる二大政党制の政治体制の崩壊し、政治改革が失敗だったと言われたくないからである。二大政党制が本当にベストかどうかなどは、一切検証されていないのに、そうじゃなければいけないと言う思い込み(ここでも言霊だ)だけに引きずられているとは思わないのだろうか。現在の小選挙区制は自民党のせいで非常に歪んだ形(小選挙区と比例代表の組み合わせ)になっているが、小沢が代表になった民主党主導で完全小選挙区、定員削減に進む事が出来ればマスコミの望むような本来の二大政党制に移行するだろう。

 確かに、ポピュリスト小泉のファッショ政治(まるで東条内閣だ)よりは、二大政党の方がまともだとは思うが、小泉をファッショにしてのは他でもないマスコミの支持が原因だったはずだ。

結論:無責任なマスコミは日本を玩んでいる。騒ぎが大きくなって視聴率がとれれば世の中がどうなろうと知った事じゃないという根性が、透けて見えている。透けているのに見えない明き盲ばかりになってしまった日本に未来はくるのだろうか。

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