火曜日, 4月 25, 2006

小泉劇場の終焉

 もともと確固たる理念があって首相になったわけでない男は、理念が無いだけにその場限りのフレーズで人気を博してきたわけだが、ついにそれも飽きられたようである。威勢のいい事ばかりを並べ立てているが外交で少しも前進しないどころか、大きく後退していることは誰の目にも明らかだ。

 まるで床屋談義のような、一時の気晴らしにはなったかもしれないがそれだけだったのである。改革をうたい文句にしているがどう考えても、やったもん勝ちの改悪にしかなっていなかった事は隠しようが無くなってきた。お題目の郵政民営化も、既にサービスが低下する事が織り込み済みになってしまったのでは化けの皮も剥がれたというしかない。

 前原のような単細胞が党首であった今迄は、ガセネタなどで盛り上がることもできたが、これからはそんなに単純な話では片づかない。出来れば9月の総裁選までに自民党の性根をたたき直す事が出来れば幸いである。小泉陣営は相変わらず小泉チルドレンを引っ張り出してきた(馬鹿の一つ覚えだ)が、対する小沢は田中真紀子を出すような馬鹿なことをしなかった(頼めば来ただろう)。どちらが大人の政治家かが、それだけで明らかになった選挙だったのである。政治は遊びではないのだ。

結論:今度の民主党は、今までのような素人集団の政治ごっこではない。ふざけた事ばかり言っていれば良かった小泉のままではすまない。それが本当に解っていなければ自民党はもうお仕舞なのである。

0 件のコメント: