火曜日, 5月 12, 2020

iPhone SE(2020)を買うべき 〜10の理由〜

見た目はiPhone 8なのに今のところ最新のA13 Bionicを頭脳に持つiPhone SEが販売開始された。何か出る度に買ってはいけない理由をこれでもかと書いているのですが私の力及ばずで他社さんの製品のように無かったことになった製品は今のところありません。iPad 7thが安くなったのでSEも安くなるだろうと噂されてはいましたが実際に蓋が開くと最新のチップを載せていながらの低価格。3G停波によって生まれる電波難民を狙って出してきたのではないでしょうが、そんな人やこれからスマホを持つ初めて世代にうってつけの端末であることは確かです。何よりも価格が原因でAndroidを…
と言うわけで通常なら買ってはいけないを書かなくてはいけないところですが今回は敢えてiPhone SE(2020)を買うべき理由を述べさせて頂きます。

買うべき10の理由

その1:SoCは最新のチップ
何年も前から次期SEが出るとミンチー・クオさんが予測(2年以上前から出る出るじゃ予測でも何でもない)していた新しいiPhone SEはiPhone 8の筐体ベースの4.7インチモデル。既に修理会社のiFixitのバラシも終わりディスプレイやSIMスロットなどの部品がiPhone 8と同じであることが分かっています。同じSoCを使っているがSEの方のクロック数を落としているなどと言うデマもありましたが。これもベンチマークテストで否定されています。メインの頭脳はiPhone 11は当然としてiPhone 11 Proと同じ処理能力を持っているのですから期待を裏切ることはありません。

その2:Touch ID
iPhone 8もApple Storeのカタログ上から消えApple取扱のiPhoneとして唯一のTouch ID製品。繋がるSoCがiPhone 8と違うため壊れたからと言ってiPhone 8の指紋認証センサーの流用はできませんがCOVID-19のパンデミックでマスクが必須となった現在。Touch ID搭載のiPhone SE(2020)はある意味救世主のような存在かもしれません。Touch IDの精度は既に折り紙付きの指紋認証センサーですのでご安心ください。

その3:価格が安い
iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicを使っていると言いながらそのメインメモリ容量は4GBではなくiPhone XRと同じ3GB。一番メモリを食うディスプレイの画素数が少ないのだから何の問題もないと言われても納得できない人もいるかも知れませんがAndroid端末と違いメモリ容量が原因で使い物にならなくなる様な事がないのがiOS端末。ベンチマークテストならばメモリーの多いiPhone 11 Proの方が速いかもしれませんが普通に使っていてSEにしなければ良かったなんて言うことはまずありません。

その4:5年間は現役で使える
中価格帯のAndroid端末で最上位機種と同じSoCを載せているスマホはほとんどない上にOSのアップデートの保証も短いか、無いに等しいのがAndroidの世界。それに対して最新の頭脳を載せたiPhoneのOSのアップデートも含めたサポート期間は長くバッテリーの寿命が来てしまったは別として今後5年近く現役続行が可能です。その間にAppleが潰れる様なこと身売りされる様なこともありませんので安心してご購入ください。

その5:小さい
初代のSEに比べればだいぶ大きくなってしまった2020年モデルですがAppleの現行機種では一番小型で軽い端末。その上リンゴマークの位置以外に外見上の大きな変化はないので今までiPhone 7や8で使っていたケースが無駄になりません。7や8用の保護フィルムはは流用できませんが剥がして貼り直す人はいないので問題なし。購入の時に8用を間違って買わないようにだけご注意ください。

その6:Apple TV+が1年間無料
10万を超えるようなiPhone 11 Proなら当然だろうと思えるApple TV+の1年間無料は低価格のiPad 7th同様にiPhone SE(2020)でも利用可能。他のビデオストリーミングサービスと比べて見られるコンテンツが少ないと言われれるかも知れませんがApple TV+のコンテンツは英語だけではなくドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語に日本語。国による微妙な違いがある場合には複数のローカルバージョンに吹替られており、吹替がないものには数十ヶ国語の字幕を用意。それぞれの国の言葉を勉強するためのツールとしても利用可能です。

その7:写真が綺麗
使われているカメラモジュールはiPhone 8とさして変わらないのにA13 Bionicの画像処理能力が高いために撮れる写真やビデオの画像は向上しています。ナイトモードや超広角などカメラモジュールのハードウェアに依存するものはシングルカメラのiPhone SEではどうしようもありませんがiPhone 7や8のカメラで十分満足していた方なら更に綺麗な写真が撮れるiPhone SEなら大満足のはずです。

その8:予備機が欲しい
通信機器にお金を注ぎ込むことを厭わない人なら同じ端末を複数持てば良いと思いますが、そうでないiPhoneユーザーなら安価なAndroid端末ではなく同じエコシステムの中で連携が簡単に取れる上に型落ちではないiPhone SEはお勧めです。

その9:会社貸与端末に最適
法人契約の場合キャリアとの交渉で端末の上代に関係なくランニングコストは一緒などと言うこともあるかも知れませんが、そこまでゴリ押しの通る取引ではない場合。会社にとってありがたいのは当然端末価格。iPhone X以前は好きな端末を希望できたのにiPhone X以降は会社貸与はiPhone 8などの年落ちの端末に限定されるようになってしまったと言う話も聞くご時世。最新にして最低の端末価格は企業にとっても社員にとってもありがたい存在です。

その10:ガラケーユーザー
コロナ騒ぎで先延ばしにはなるようですが間違いなく停波してしまう3G携帯ユーザー。機種変をするなら操作が分からない時に聞けるユーザーが一番多いiPhoneを選ぶのが一番。その中でもコスパが一番高いのがiPhone SE。誰かのお下がりを使う予定でないなら間違いなくお勧めです。

結論:iPhone 11 Proを買おうと考えている。あるいは秋以降に出るiPhone 12待ちと心に決めているならiPhone SEを買いなさいとは言いませんが、長く使っていた8以前のiPhoneの調子が今ひとつ良くないので買い換えようかなと考えているとかもう一台予備機としてと考えている人なら一押しはiPhone SE2020)です。SEは通常ラインとは違い毎年新製品が出るとは思えません。長く使おうと考えているならなるべく早く手に入れるのが良いでしょう。