水曜日, 12月 28, 2016

対中姿勢の変化の理由

米国債の保有高で日本が中国に抜かれて2位になった時には大きく騒がれたが、2011年以降中国内の不動産バブル崩壊回避のために米国債の売却が急激進み、2016年再び日本が世界最大の米国債保有国になったことはあまり大きく報道されないためにそれを一般の人は知らない。米国債だけではなく外貨準備のドルの売却も進んでいるため対米貿易黒字で年間約3,500億ドルのドルを稼いでいるのに準備高はどんどん減っている。単純に言えばアメリカを相手に大儲けをしていながらそれをアメリカのためには使わない状況にあるのが今の中国。それどころか太平洋の西半分は自分たちのものだと主張する始末。親中派のヒラリーが破れてトランプが大統領に選ばれたのは当然の成り行きだったのだ。

結論:中国の行動に対して何事も大目に見ていたのはアメリカにとって利益の方が大きかったから。すでにその時期を超えた今、アメリカにとって望ましくない中国を締め付けるためにロシアや日本を重視するのは当然のことなのである。

金曜日, 12月 02, 2016

死人に口なし

私用メール問題でヒラリーを訴追する気は無いと当選後のトランプは立場を変えたが、そんなヒラリーの周辺では多くのヒラリーや民主党に都合の悪いことを知っていそうな人たちが当然亡くなっている。全て計画的な殺人なのかは明らかでは無いが6月から8月とわずかな期間で数名もとなると陰謀好きでなくても気になることだが日本のマスメディアは全くそのことに触れなかった。疑惑の人と疑われるヒラリー周辺での事件だけにどう考えても不自然だったのである。

ジョン・アッシュ:元国連総会議長。民主党本部とヒラリー・クリントン氏のことで、議会で宣誓証言をする前日の6月22日に自宅でベンチ・プレスをしているときに喉を損壊し事故死。国連での贈収賄事件で逮捕されてもいるのでそちらがらみの可能性もあるが、クリントン財団に数十億ドルを送金していたことに関して、アッシュは証言しようとしていた
マイク・フリン:クリントン夫妻の資金に関する疑惑を記事にした編集者。6月23日死亡
セス・リッチ:民主党の全国委員会の幹部職員。7月10日にFBIの捜査官との面会に向う途中で、銃弾を数発受けて死亡。当時民主党本部のやっていたバーニー・サンダーズへの選挙妨害や、ヒラリーメールの証拠をFBIに提出しようとしていた
セス・コンラッド・リッチ:民主党全国大会(DNC)集票担当部長。FBIに民主党予備選挙の投票に関する不正行為について証言をしようとしてる直前に背中に2発の銃撃を受けて死亡。
ジョー・モンタノ:民主党全国大会の元議長。副大統領候補でありヒラリーが選出されるために行使してきた違法活動の知識を持っていた。モンタノは民主党全国大会の開始日、7月25日に亡くなっているのが自宅で発見される。死因は心臓発作とされる
ショーン・ルーカス:フロリダでのDNCの不正行為について暴露しようとしていた主席弁護士。自宅で不審死。クリントン家とDNCの黒い履歴に関する書類を裁判所に提出する準備をしていたと言われる
ヴィクター・ソーン:作家。クリントン家に関する熟練した研究者だった。クリントン家の事情に最も精通し、クリントン家の暗部について6冊以上の本を書いている。新たなヒラリーに関する不祥事について執拗に調べていたが8月1日自分の頭部に自ら銃撃した姿で発見された
ショーン・ルーカス:民主党のサンダース氏の支持者で、クリントン財団と民主党本部(DNC)の秘密の利益供与を調べていた弁護士。8月4日自宅で死体になって発見

結論:ヒラリーにとって都合の悪いことをしようとしていた人たちは都合の良いことに死んでしまったのである。

金曜日, 11月 25, 2016

ARMに対するアプローチの違い

Microsoftは、Windows RTでARMプロセッサーに対応をとなっていたが、ARM専用のアプリでなければ動かない中途半端なものだったために結果的に失敗となってしまった。もう諦めたのかなと思っていたら全く元気のないWindows mobile 10用にARMプロセッサー上で稼働するx86エミュレーターを開発しているらしい。次の大型アップデートとなるRedstone 3に搭載されると噂だが何が何でもモバイルでWIndowsを動かしたいと言うのがMicrosoftの戦略のようだ。

対するAppleは何もアナウンスはないが既にシングルコアレベルでは処理能力がMac Proに載っているXeonを超えたと言われているA10の次のA11であれば十分にmacOSを動かす能力がある。Intelのチップとは全く違うARMではあるがAppleはPowerPCからIntelにあっさりと移行したようにARMで動くmacOSは何年も前から開発を続けているのは間違い無いだろう。もちろんAppleはMicrosoftとは違いiOSデバイスに載るmacOSを作ろうとしているのではなくMacにARMプロセッサーを載せようとしているはずだ。

Xcodeを使えばIntel版と同時にARM版のバイナリを作り出すことは可能な上、ハードウェアも自社設計なので使われている部品との整合性を取るのも簡単である。問題となるのは過去のバイナリをそのままARM版のMacで動かすことができないことだがその部分はIntelチップでPowerPCのバイナリを動かすために用意したRosettaのようなプログラムコードを適宜変換する仕組みを用意するだろう。そのようなものを使って現状のMacと変わらない速度を出すには高性能なARM系のチップが必要なため技術的には可能だが製品にしてこなかったと窺われる。そして、ARMプロセッサーの最初のターゲットになるのはMacBook。MacBookにCoreMを載せているのはIntel版のアプリはA9やA10ではCoreMよりも処理速度が遅いからと考えるのが早い。次期チップであるA11がプログラムコードの逐次変換を行いながらでもCoreMと同等になった時ARM版のMacBookの登場となるのである。

結論:AppleもMicrosoftもARMプロセッサーでPC用のOSとアプリを動かそうとしているのは一緒なのだがMicrosoftはARMの載っているモバイルデバイス(スマホやタブレット)で動くWindowsを目指し、AppleはMacにARMプロセッサーを載せることを目指している。両者には大きな違いがあるのである。

金曜日, 11月 18, 2016

法律は何のためにあるのか?

日本では憲法といえば欽定だった大日本国憲法と同じように現在の日本国憲法も不磨の大典と信じている人がいる(日本では革新勢力がそうなのだから笑ってしまう)。アメリカに押し付けられたかどうかで未だに文句を言っている自称保守の方々もいるようなので右も左も憲法というものの本質を理解していないのだろう。憲法は法律の中の法律ではあるが決して経典のように勝手に改廃を許されない類のものではない。その証拠に日本が明治維新後に同じ立憲君主国である英国を手本としたかったが大英帝国は不文憲法で憲法典は存在しないためベルギー憲法やプロイセン憲法を手本として影響を受けたと言われている。

そして日本国憲法の草案を押し付けたと言われているアメリカは成文憲法を持つが常に細かな修正が加えられ常に時代に即したものに改変されている。もちろん、憲法は他の法律の方向性を決める一番大事な法律であるから年がら年中変わっていたのでは困るので簡単に修正ができないように敷居を高くするのは当然であるが改正を口にすることさえタブー視するようでは文明国家とは言えないのである。

法律というものは時代の要請、趨勢に合わせてより良きものに変わっていく生き物。それは総元締めである憲法も同じなのだ。という訳で随分くどくなってしまったが表題に戻って法律は何のためにあるのかの根本を考えることが重要になる。道路交通の違反で罰金を警察に召し上げられるので道路交通法は警察のためにあると考えがちだが(違反切符から考えれば間違いなくそうだ)、道路交通法は道路通行の安全を確保するために存在する。信号無視やスピード違反が取り締まられるのは事故を防ぐため。つまり事故が存在しなくなれば道路交通法など必要ない。

常識で考えれば車の一台も行き来していない状況の道路の横断は好きなようにしても構わない(ヨーロッパでは自動車が高速で行き交っていても普通に横断する。歩行者は轢かれないように注意しているし車の方も轢かないように注意を怠らない)が、それを法律にするとなると法令よりも条件の書き込みの方が増えてしまいどんな時に適用されるのかが分からなくなってしまうので、原則としては車が一台も来なくとも信号を無視して歩行者が横断をすれば違反となる。違反切符を切るかどうかは警官次第だが原則的には違反切符を切らないことは法に触れる。

これでお分かりなように法律とはある条件下でどうしなければいけないかを規定しているもの。日本国憲法の第九条などは日本が首謀者となった戦争が終わり世界に平和が来た(実際には平和にはならなかったが)。日本が軍備を持たなければ戦争は起きないよねと言う戦勝国の大きな空気の元で日本自身もう戦争はこりごりだと感じていた中での総意で作られた条文である。日本を戦場にしてアメリカと戦うほどの武力を持っている国は日本周辺にはソ連以外は存在しない状況下では防衛に予算を立てる必要がない非常にありがたい条文だった。しかし、憲法発布ご朝鮮戦争が勃発。流石にアメリカもすぐに再軍備しろとは言えなかったので憲法の隙間を狙って軍備ではなく治安維持のための重武装警察との解釈で自衛隊(当初は警察予備隊)を創設した訳だが北朝鮮や中国、韓国など周辺国が領土を侵す可能性が出て来たのに9条に修正を入れさせないために憲法改正は許さないと言うのだ。

結論:憲法の規定に縛られるのは自国民だけ。どんなに理想的な素晴らしい憲法であっても他国を従わせる力は存在しない(国連に戦争を終わらせる力がないことを見れば日本にそんな力はないことぐらい分かりそうなんものだが)。法律は基本的に身を守るために存在するもの。法律を守るために人が存在する訳ではないのである。

金曜日, 11月 11, 2016

現代用語のKUSO知識 〜政治編〜

知識人と呼ばれる方々(KUSO知識を読むことはない人)の予想を完全に裏切る形で終わったアメリカ大統領選。心ある人たちは言っていることは滅茶苦茶に思えるが腹の中はババアよりも黒くないんじゃないの評価(政治的な過去がないと言うこと)でトランプに投票した結果なのだろうから、今更選挙制度がおかしいとか我々は認めないと騒いだのでは日本の自称リベラルと同じレベルになってしまうのでやめた方が良いのにと思う。クリントンには政治家としての経験があるのに思うかもしれないがそれは同時に多くの垢にまみれていると言うこと。あの人が国務省にのさばっていた期間にアメリカがどんなことをやらかしたかを思い出せば事前調査の結果で完勝なんて思わなかったのではないだろうか。と言うわけで今回は政治に関わる言葉のKUSO知識を取り上げてみたいと思うのである。

KUSO知識
アメリカ合衆国:現在の日本のように一つの国に住んでいる人間にはピンとこないかもしれないがStateとは州と同時に国家の意味を持つ言葉。アメリカ合衆国も形としては旧ソ連のような連邦国家に近い存在なので州政府の上に連邦政府が存在し合衆国としてはこちらの方向ですよといった感じ。州の中においては連邦法よりも州法を優先して良い形になっているので隣の州では違法なのに自分の州では合法がいくらでも存在する。そう言った多くの州の投票結果に選ばれるのがアメリカ大統領。不正操作でもない限り総得票数が多いのに負けになるのはおかしいなどとトンチンカンなことを言ってもらっては困る。不平不満を少しでも減らすために人口の多い州には多くの選挙人を割り当てていることを忘れてはいけないのである。
民主党と共和党:民主党がリベラルで共和党が保守などと未だにステレオタイプに考える輩がいるが、民主党が未だにリベラルな政党だったらヒラリーではなくサンダースを大統領候補に選出したはず。翻って共和党が保守本流(戦争屋に牛耳られていると言う意味で)ならばトランプは大統領候補には選ばれていない。本来は戦争屋の回し者であるジェブ・ブッシュで共和党候補は決まりだと思い込んでいた。ジェブとヒラリーの戦いならどちらに転んでもディビッド・ロックフェラーの言いなりになるのは明白だった。しかし国民感情は反グローバリズム、反ワンワールドに動いていたため、共和党、民主党のどちらに変わっても言葉だけで少しも変わらない連邦政府にノーを突きつけたわけである。オバマを選んだのもリベラルを期待したからだったが言葉だけで本質は変えようがなかったのも大統領選だけではなく議会選挙でも負け込んだ原因だった。
リベラル:差別はいけない自由と平等だと綺麗事を並べる輩の集団。まさかアメリカのリベラルは日本と違いもっとまともなのかと思っていたら日本と同じように今回の選挙結果を見て、自分たちはトランプを認めない、今の選挙制度は間違っていると騒いでいる。面白いことにもしも選挙に負けるようなら今の選挙制度に問題(不正)がある証拠だと吠えていたのはヒラリーではなくトランプの方。民主党はそんなことはおくびにも出していなかった。要するに自分たちの要求が通れば正義と考えているのがリベラルの正体なのだ。不正移民は国外追放だとトランプが発言すれば日本の自称リベラルの方々は人間の屑のように罵るだろうが自分の家の近くに保育園や幼稚園が作られるとなれば反対運動を起こすのはそう言った方々が多い区なのだからお笑い種である。リベラルとは総論では偉そうに綺麗事を並べ立てる自己中のことなのだ。似非保守は論外として物事が決まる前には文句を言うが決まったら従うのが本当の保守なのである。

結論:私の偏見に満ちた意見に過ぎないのである。

木曜日, 11月 10, 2016

トランプ大統領誕生

サンダースではなくヒラリーを選んだ段階でもうダメだろうと予想していた通りの結果になったアメリカ大統領選。私はヒラリーが嫌いだったのでザマアミロと言ったところだ。本来なら中間層が支持するはずの民主党はとうの昔に支配層の傀儡となってしまい期待していたオバマが単なる講釈師に過ぎないと分かってしまったのだから今回の選挙に勝ちたかったらヒラリーなどという戦争屋(支配層)の回し者を選んではいけなかったのだ。既に終わってしまった選挙結果を振り返ってみても仕方がないのだが、簡単にまとめてみたい。

一部報道では得票総数ではヒラリーの方が僅かばかりだが上回っていたとされている。敗因はアメリカの大統領選挙法そのものにあるという考え方なのだが、そんなことを言ったらアメリカ合衆国そのものを否定することになるとは思いもしないのだろう。アメリカは一つの国ではなく州という小さな国が集まってできている国。そのため州ごとに誰が良いかを決める方式を取っている。ヒラリーの方がそう得票数が多いというがそれは人口の多いニューヨークやカリフォルニアなどで大差で票を集めたというだけで実際に勝った州は20州に過ぎなかった。

ではなぜそんなことになってしまったのかだが、金融やITで景気の良い地域は富裕層を優遇すると期待されるヒラリー支持に回った(元々リベラルの強い地域だ)が、民主党政権8年間で格差が広がりダメージを最も受けた中間層がそっぽを向いたのが大きいのだ。元々民主党の地盤とされていた地域が軒並みトランプ側についたのは本来であれば民主党の支持母体であるはずの労働組合が今回の選挙には協力をしなかった(投票に行かなかった)わけだ。

そして大きかったのが本音と建て前の違いだ。予備選の時からトランプは荒唐無稽とも言える過激な発言を繰り返していたことだ。メキシコとの国境に壁を作るやイスラム教徒は入国させないなど常識を弁えている人間がおいそれと人前で肯定できるようなものではなかった。当然アンケートでそんなものを支持するなどと答えるものの方が当然少ない。しかし、心の中ではトランプの言っていることに同意していた人は多かったはずだ。それくらいに今のアメリカは富裕層には入れなかった人たちの不安が高まっているのだ。だから事前調査でどちらに投票するかを何度聞いても本当のところは掴めなかったのだ。

日本でも知識人と言われている(リベラル?)連中はトランプのことを差別主義者だと批判しているが、彼の過激な発言の多くは国民の本音の代弁に過ぎなかった。難民を一切受け入れない国に住んでいながら難民を拒否するなど人道に反すると批判し、今でも設置可能な国境線には金網や壁が存在することを棚に上げて壁を作るなどおかしいと騒ぐ。そんな連中に限って自分の住まいの近くに保育園や幼稚園を作るとなれば、あれこれともっともらしい並べて反対するのである。

結論:トランプが大統領になってアメリカが良くなるかどうかは蓋を開けてみないと分からないが、スピーチライターの書いた素晴らしい文章につられて投票しても世の中は良くならないことにはとうとう気づいたのである。

火曜日, 11月 01, 2016

MacBook Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

大方の予想通りに発表されたMacBook Pro。これだけ長いこと待たされたのだからできれば処理能力的には大きな違いが消費電力が圧倒的に小さいKaby Lakeで出して欲しかったとお嘆きの方も少なからずいるのではないだろうか。何かを発表するたびにAppleはイノベーションな企業じゃなくなった、 Steveがいればこんなことにはならなかったと馬鹿の一つ覚えは相変わらずだが、スマートフォン以前にすでに成熟商品になってしまっているPCであっと いうような進化を毎年のように求める方がおかしいのである。そんな連中の考えている進化なんて次の年にはもう誰も話題にもしないようなどうでも良いものば かりなのだから。

というわけで今回は4年振りに色々な点が変更されたMacBook Proを買ってはいけない(と言っている連中の)理由に関して書いてみたい。

買ってはいけない10の理由
その1:起動音がない
ス ペシャルイベントのプレゼンでは誰もそおなことは言っていなかったがMacでは定番だった電源が入ったことを知らせる起動音がついになくなってしまった。 システムが不安定な時代は連中聞かされた起動音もなくなるとなると寂しいと宣う人がいるが、正直Macのシステムを終了したり再起動を掛けたりすることな どOSのアップデートの時しかないのが今のMac。Windowsユーザーはどんな使い方をしているのかは知らないが起動音をどうしても聞きたい人は買っ てはいけないのである。
その2:SDスロットがない
一眼レフのデジカメも持っているが大抵はiPhoneで済んでしまうの で持ち歩くことなどない。当然SDメモリ経由でデータをやり取りすることなどなくなってしまった。それなのに滅多に使わないものを標準で装備するなど意味 はないと言う論理的な判断ができない人は未だに絶滅していない。そんな絶滅危惧種がこれから増えることはないとは思うがそんな人は買ってはいけないのであ る。
その3:USB Type-Cしかない
未だにシリアルポートが付いているものを探すような人にとって最新のインター フェイスはUSB Type-A。同じIntelの規格とは言えThunderboltなど知る由もないのだからUSB Type-Aが一つもないと言うことはあんたらに使って欲しくないと言われたも同然。そこまでコケにされたら買う気など失せてしまうのである。
その4:イヤフォンジャックは音声入力ができない
iPhone から消えたイヤフォンジャック(3.5mmミニフォンジャック)がなくなるのではないかと大騒ぎをしていた連中が胸をなでおろしたのはイヤフォンジャック ポートがあったから。そんな人たちの喜びも束の間、既存の3.5mmイヤフォンジャックはオーディオ入力ポート(光オーディオ入力可)兼用の仕様だったの に今回は単純にオーディオ出力専用ポートになってしまったらしい。3.5mmミニフォンジャックをオーディオ入力ポートとして使いたい人は買ってはいけな いのである。
その5:Kaby Lakeじゃない
何年も待たされたのだからSkyLakeを飛び越してKaby Lakeを積んでくるだろうと私も期待していたくらいだから、そう考えていた人も何人かはいるだろう(多くの人はそんなことは期待していない)。それなの に入っているのは1年落ちのSkyLake。第7世代と言われるKaby Lakeは実はSkyLakeの省電力化を優先した改良型にすぎないと言うことは分かっているが次世代の言葉の響き(実利ではない)が大事なドヤ顔がした いだけの輩は買ってはいけないのである。
その6:escキーがない
VIMなど使うことのない私にとってメニューバーから 「強制終了…」を選ぶ面倒を省くために使うショートカットでしか使わないescキーだが、VIMがないと生きていけない人にとってはこれだけはなくして欲 しくない重要なキー。それがあっさり取り払われてしまった。VIMと心中が理想の人は買ってはいけないのである。
その7:そのトラックパッドが大きい
大 きすぎて手のひらでおかしな動きをするのではないかと心配しているWindowsユーザー(MacユーザーはMacのトラックパッドがWindowsのよ うにしょうもないものでないことは知っている)はパームレストの半分も占めようかと言うトラックパッドに怖気付く。Windows PCにとってトラックパッドが無用の長物だからなのだが刷り込まれた記憶をあっさりと拭いされるほどWindowsユーザーは柔軟ではない(柔軟なら Macに乗り換えている)。そんな人は買ってはいけないのだ。
その8:タッチパネルじゃない
iOSではタッチパネルはなく てはならないインターフェイスであることは一般常識だが、水平面で使うわけでもないしOSでフルサポートされているわけでもないのにタッチパネルをスク リーンに実装してしまうのがWindowsメーカーとユーザーの常識。さすがに長時間そんな使い方をしていたのでは腕に支障をきたすと気付いている Microsoftは水平に近いくらいに倒して使えるようにしたようだが、恐らくタッチパネルになっているのに多くのユーザーはマウスを使うのだろうな と。PCを使うということは鍛錬を意味すると考える人はMacBook Proを買ってはいけないのである。
その9:ファンクションキーがなくなった
何 かを載せる時に何かを取り去るのがAppleのやり方。ソンポートを使う新製品など出るわけがないのにと思うものを後生大事にしているWindowsユー ザーからしてみればファンクションキーを取り去るなど言語道断。ファンクションキーはアプリの重要な役目を割り当てるための重要なキーなのかもしれないが (実際にそんな目的でWindowsを使ったことがないので本当はどうかなんて知らない)、物理キーなのでアプリごとに機能をわかりやすく表示させること など不可能。そんなもの取っ払って視覚的に分かるものにする方が助かるでしょと言うのがAppleの考え。対応アプリはこれからなので本当に使いやすいか どうかはTouch Barに対応するものが揃ってからの話。マウスとファンクションキーがないと途方にくれるような人は買ってはいけないのだ。
その10:全然革新的でない
コ ンピューター周りで革新なんてマイコンから本当の意味でパーソナルコンピューターに変わったAppleⅡの登場や一般ユーザーがコマンドを使わずにコン ピューターを使えるようになったMacintoshの登場くらいしか無かったのじゃないかと考えている人間からすれば世間で言うハードウェアの革新の多く は技術の発展に伴う進化でしかない。非接触で充電できないとか(挙げ句の果てに爆発するものもある)、タッチパネルで操作できないとか(マウスが必需の PCを使ってる奴に言われたくない)、Blu-rayが見られないとか(さすがにそんな奴はもういないか?)、いずれ今よりも良い方法が登場して置き換え られるハードウェアを載せることを革新だと信じている人は買ってはいけないのである。

結論:誰よりも早くスターバックス (今ではどこにでもあるカフェに過ぎないが)でドヤ顔でTouch Bar搭載のMacBook Proを見せびらすのが目的の輩やIT業界でレビューやテクニカルレポート、アプリの開発を生業にしている人以外はどうしても買い替えなければならない事 情がないなら慌てて買う必要はない。Appleの製品は半年やそこいらで陳腐化したりしないし(4年もデザインに大きな変更はなかった)、次のWWDCの 頃にはKaby Lakeを載せたマイナーアップデートがあるかも知れないから待ってもいいのである。そうは言っても相変わらずのクールなデザイン。思わずポチってしまっ ても神様は許してくれるのである。

火曜日, 10月 25, 2016

定年制度と年金制度

日本に定年性が導入された当時の平均寿命は60歳に満たなかった。その時の常識では定年まで生きている人はそんなに多くなく60歳から支給されることになっている年金も貰える人の方が少ないとの算段だったのではないかと疑いたくなるくらいだったのだ。ところが終戦後食糧事情と医療制度の改善により(昔はお金がなくて治療をできず死ぬ人が多かった)あっという間に平均寿命は伸び定年後に生きているのことが当たり前となったの。それでも戦後のベビーブームにより親よりも子供世代の方が多いという時代に入り一生平社員のままで終わる人ばかりになるのを防ぐ上でも定年性は1980年代までは大いに役にたった。当時はまだ年金生活に入った人たちも十分な退職金と年金で悠々自適に近い生活を送れたのだ。そして、現在平均寿命は相変わらず増え続けているのに出生率は一向に上がらず(生まれないのではなく独身者が増えすぎたのだ)ベビーブーマーが定年を迎えてしまうと少子化との合わせ技で年金生活者を支える現役世代が一気に減る方向に向かってしまった。

60歳やそこらで動けなくなるようなこともないのに良くて65歳までの嘱託契約などというおかしな形になっているのも人口爆発を懸念されていた時代に雇用調整の意味を含めて存続された定年制度のせい。ベビーブーマーは既に現役世代ではないが第二次ベビーブーム世代が50代になろうとしている時代に定年性を維持していたのでは定年で辞めて行く者の方が入社してくる者よりも多いという労働人口の減少を解消することは不可能なのである。そんな状態なのに定年は60歳のままで放置されているのに年金支給は65歳まで延期されその上年々支給金額は削られると言うおかしな仕組み。定年性延長を言い出してはいるが雇う方は65歳まではお情けで雇ってやるの立場を崩してはいないので年金支給まで死なないで済むくらいの生活をしてくださいが現状なのだ。

結論:右肩上がりで労働人口が増えず年金受給世代ばかりが増える時代に定年制度は諸悪の根源。60歳を超えてから年金支給開始(年齢ではなく現役引退)までの間は企業に対して高齢者雇用補助を行うくらいの抜本的な改革が必要ではないだろうか。無職と違い所得税は徴収可能なのである。制度施行時の前提条件がすべて壊れてしまったのだから一から考え直さなくてはいけないのだ。

月曜日, 10月 24, 2016

ライセンスビジネスの終焉

OSやアプリケーションのライセンスフィーがビジネスの根幹であったMicrosoftの稼ぎ頭はクラウドサービスに変わった。未だに圧倒的なシェアを持っているが既にスマートメディアにその位置を明け渡してしまったPCを相手のビジネスではシュリンクしていくのは明らかなので主軸をずらしたのは当然だろう。その上でAppleと同じようにハードウェアをビジネスの軸に据えようとしている。PCを作っていたメーカーはハードで利益など出せない状況になり総崩れとなった今、なぜハードウェアなのかとの疑問もあるだろうが互換性を完全に担保しようと考えたら全てを自分たちのコントロール下に置くのが最善であることにようやく気付いたのだろう。これは、Microsoftに限ったことではない。Appleに対抗するにはライセンスフィーなしで広めるのが一番とオープン路線を喧伝してきたGoogleも遂に自らが設計したPixelを出してきた。

Googleは以前からNexusと言う中途半端な製品(設計は製造メーカーに任せていたのでは?)を出してはいたがNexusを基準にしてハードを出して貰おうとの目論見は上手くいかなかったので完全に方向転換したと考えるべきだろう。スマートフォン市場も既にPCのように成長産業ではなくなったことは製造メーカーの衰退を見れば明らか。挙げ句の果てに自分たちの蒔いた自由とオープンという悪しき種のせいでコントロール不能の分断化を招いたのだからお笑い種。そして広告収入が収入源のGoogleにとってブラウザー検索を必要としないデバイスの蔓延は自らの首を絞めることになるがそれを阻止するにはGoogleのサービスとひも付きになったハードウェアを用意するしか方法がなかった。

在庫リスクのないソフトウェア(パッケージ販売だけなら在庫リスクある)は数が出れば出るほど利益になるという20世紀ビジネスの優等生だったがAppleのように無料で確実なサポートをするところが出てくるとユーザーはソフトウェアに出費することに疑問を持ち始める。Windowsはバージョンアップするたびにボリュームが大きくなり重くなるためハードウェアを買い換えさせるスタイルだったがライフサイクルを短くすればするほど廉価モデルしか売れなくなるのでメーカーはやっていけない。その結果日本のように主要メーカーは事業撤退となってしまった。MicrosoftもGoogleも正式に表明をしたわけではないが、散々バカにしていたAppleのハードウェア中心のビジネスモデルが正しかったことを証明してくれたのである。

結論:20世紀はOSやアプリケーションで利益を得るビジネスモデルは優等生だったが、21世紀になってAppleによってガタガタにされてしまった。MicrosoftもGoogleもハードウェアの売り上げで支えられるとは考えているわけではないだろうが完全に自社のコントロール下にあるデバイスがないと自社のサービスを強制的に利用させることは不可能と考えているのは間違いないだろう。

金曜日, 10月 21, 2016

午後のセミナー

昨日はとあるセミナーにお邪魔した。このままでは100万年後に人類は生き延びていないので共感をベースにして環境破壊を止めていかなければいけないと言う非常にありがたいお話。念仏としては理想的なお題目なのだが具体的に何をするのかの部分は全く現実を考えていないお花畑な話。挙句の果てには地球温暖化を止めなければ次の世代は生きていけないと。アル・ゴアが大統領になっていればと言われてもあの人のバックボーンが何なのかを知らないで語っているのだから聞くだけ無駄とそこから先は全く聞く耳を持たない状態で着席していた。

そんなどうでも良い話が終わりディスカッションタイム。最初の質問者がこれまたこの先生の対局に位置する人物。温暖化や食料不足など核融合やクロロフィルの人口培養で解決される小さな問題と宣う。まるで蛇口を捻って水が出るように言われても未だ完成していない核融合に期待など出来ない。くだんの先生は化石燃料を使わないためにも原子力発電も必要かと言いかければ核融合は核分裂のようにダーティーではないと、まるで噛み合わない応酬を聞かされる始末。あまりに不毛なやりとりだったせいか、地球のことを考えたら人類など滅亡した方が良いと思いますがどうですかと質問され、それにまともな回答もないまま時間切れ。

講演者の先生は人類が環境破壊をやめないと100万年たっても人類が住めない地球にしてしまうと根拠のない論点からスタートしたのがそもそもいけなかったのだが人類が滅んでしまえば百年もしないうちに地球の持つ治癒力で自然に覆い尽くされるという現実をもう少し真面目に考えてくれないかなと感じる時間だった。もちろん核戦争にでもなって大気を放射能まみれにしてしまえば百年やそこいらでは修復不能になるとは思うが。

結論:こんなセミナーをやっていられるのだから日本は平和なのである。

月曜日, 10月 17, 2016

専守防衛

集団的自衛権を認めたら再び戦争を仕掛けると言い張るお花畑の人たちもさすがに全くの防衛手段なしは理解されないだろうと考えているのか専守防衛は認めるようになった。しかし、専守防衛などと言う絵空事は圧倒的な武力を擁する米軍の核の傘の下に安住しているだけでよかった時代の話。北朝鮮が長距離弾道ミサイルや核弾頭を持つに至った現在。事前にミサイル基地を叩く能力を持たなければどれだけの犠牲が出るかを考えたら専守防衛などと言う絵空事を言っている場合ではないのである。

専守防衛が成り立つ前提条件は攻めてこられないだけの防衛力を保持することである。そして大戦後の日本は国内に米軍基地を保持することでそれを成り立たせてきた。いくら練度が世界有数と言われる自衛隊でも全てを領海内で迎撃することは不可能。日本に対する侵略は国内に多くの基地を保持する米軍に対する攻撃と同一の行為だからこそ誰も日本に牙を剝く事がなかったのだ。日本が今までのように米軍なしで専守防衛を貫くとしたら国内に展開されている米軍に近い人と物の軍事力が必要となる。そんなことは一朝一夕では土台無理な話なのだが、お花畑住人たちは徴兵制の復活すると騒ぎ立てる。

世界的には志願兵に当たる自衛隊員は戦闘のプロ集団。ズブの素人を兵士に育て上げる費用と期間を考えたら海外から傭兵を連れてくる方がコストパフォーマンスに優れていると言う現実を直視してほしい。よりコストを掛けずに済む方法は決して発射することのない核ミサイルといつでも目的の軍事施設を叩ける対地ミサイルを保持することだろう。

結論:専守防衛は領海内での戦闘。要は本土決戦。アメリカが第一次、二次の対戦で繁栄できたのは国土が戦場にならなかったからである。

金曜日, 10月 14, 2016

AIには色々な方向性がある

元々エンタープライズを対象にするビジネスがメインだったMicrosoftやIBM、SNSのFacebook、検索からスタートしたGoogle、購入履歴からCRM分析を飯の種にしてきたAmazonが「Partnership on AI」連合を設立した。その中にAI重視を打ち出しているAppleが参加しないのは腑に落ちないとの意見もある。

Apple自身もビックデータを軽視していない証拠にResearchKitなどのフレームワークを用意し医学会でのデータ共有に貢献している。私のようなApple信者ではない人はAppleはクローズな世界に未だに閉じこもっているだけだと批判するが共有すべきデータとそうではないものを厳格に分けるべきだと言うポリシーの上に立つAppleの方向性を理解しろという方が土台無理なのだろう。

Appleもビッグデータに興味がないわけではないが、その部分に関しては大昔から見て処理速度以外にそんなに大きな進化はない。そんなことはないとの批判もあるだろうが理論としては何十年も前に考えだされていたものがようやく実現しつつあると考える方が認識として正しいだろう(大した結果は出せなかったがリコメンドシステムのエージェントを作っていた)。森羅万象のデータを保存できるDBとその膨大なデータを解析可能な処理速度を手に入れ最適解を出せるようになってきたのが現在である。ルールがはっきりしているものAIなら何十年前に実用になっている。

そんなAIの世界にあって未だに答えが見つかっていない分野が、チューリングテストをクリアするような相手が人なのか機会なのかが判別できないようなインターフェイスを持ったAI。その部分をうまく誤魔化したものには人工無脳があるが、Appleは知性を持ったインターフェイスを作り上げるためにAIの技術を駆使しようとしてSiriを手にいれた。現状、与えてくれるサジェスチョンは他社のエージェントの方が的確な事が多いようだが、対応がより人間的なのはSiriではないだろうか。そこがSiriの魅力なのは間違いないだろう。現状のSiriの問題点はユーザーの質問のログを残さない仕様(音声による個人識別を行なっていないので残さないのだと思う)のためユーザーの好みなどをベースにして予測をする事ができない事だがいずれ個人を特定した上で最適な対応をするように成長してゆく事だろう。

結論:他社のAIはデーター解析に重きを置き、Appleはインターフェイスに置く。AIと一括りに捉えると「Partnership on AI」になぜAppleが参加しないのだという話になるのだが、やろうとしている事が違うと分かっていれば何も疑問に思うことはないのである。

火曜日, 10月 11, 2016

Samsungの焦り

発売歌詞まで悲観的な見方の方が多かったiPhone 7は順当に売れている。それどころか今回は単価の高いPlusが大きく売り上げを伸ばしている。そんな中のGalaxy Note7の発火騒ぎ。当初の発火がSamsung製のバッテリーユニットを使ったものだったため
中国製のユニットを使ったものに無償交換となったたが結果的に安全とされたものまで発火や異常発熱の問題が起こりついに販売どころか交換まで中止の事態となってしまった。

どのユニットを使っていても同じ症状が出てくるとすればこれは根本的に設計に問題があると考えるのが当然だが、未だ本当の原因を突き止められていないため使用中止をSamsung自らが出さざるを得なくなってしまった。10月に発売開始が予想されていたiPhone 7/7 Plusに先んじる実用があったのだろうが結果的に自らの首を絞める結果になってしまったのである。

その上、時期は未定だがGoogleはNexusに変わるハイエンド端末としてPixelを発売開始すると発表。廉価モデルとハイエンドで苦戦が言われているSamsungにとっては二重三重の逆風となるのは明らか。発火などさせている状況では何のに。

結論:日本では存在しないSamsung神話(使ったこともないのにSamsungを評価する人はいたが)。Googleとタッグを組んで他社に先んじて製品を出していたのは今は昔。Apple以上に落ち込む(Appleは未だにドル箱)携帯事業に焦りがあったのは間違い無いだろう。

金曜日, 10月 07, 2016

パーソナル・アシスタント

Appleの「Siri」、Microsoftの「Cortana」、Googleの「Google assistant」、Amazonの「Alexa」と世はパーソナル・アシスタントにあらずんばAIにあらずの空気。Androidスマホの優であるSamsungも「Google assistant」を使わせてもらうだけではまずいと考えたかのAppleを去ったSiri要開発メンバーが起業した「Viv」の開発元を買収すると発表した。

国内に目を向ければドコモの「しゃべってコンシェル」などが昔からあったがSiriのように雑談を楽しめるようなものではなかったのも事実。どんなに贔屓目に見てもエキスパートシステムの範囲を超えないものだった。そんな国内のパーソナル・アシステントに再び光が当たったのにはPepperの功績は大きいだろう。現状はまだシナリオベースの会話が主体なので大した会話が成り立つわけではないがRoBoHonのように音声認識の部分をローカルは「AmiVoice」サーバー上ではNuanceと使い分けバックエンドのAIに関してはIBMのWatsonに任せるなどと言うものも出てきた。

日本の場合はサイズは別にして人型ロボットの頭脳が主たる役目となりハードウェアと一体のスタイルだが、Siriなどのアメリカ勢はハードではなく個人のアカウントに結びついたネット上のアシスタントと色分けされるだろう。その中でも一番その色合いが強いのは多くのハードウェアを持っているAppleだ。今月中に発売開始される煩わしいペアリングを必要としないAirPodsと組み合わせることでどこにでも現れる妖精のようなアシスタントとなるだろう。

結論:どんなに処理能力と分析能力が高くてもビッグデータを解析するだけのAIは大昔からあるAIの延長に過ぎない。ユーザーのパーソナルスペースを奪ったものがこれからのAIの覇者になるのである。

木曜日, 10月 06, 2016

steveの死から5年

現地時間10月5日のため日本人である私たちにとってはsteveの死を知ったのは10月6日。通勤途中の電車の中で流れてきたTwitterが最初の情報だった。正式にニュースサイトに取り上げたのは日経だったがこの情報だけは疑うことなく受け入れた。哀悼のコメントが数多く上がるのと同時にsteveがいなくなったAppleはもう未来がないという悲観記事も多く書かれたがTImの舵取りの元Appleはそれ以降も成長を続けている。

Appleウォッチャーではない人からすればsteveがいなくなってAppleからイノベーションがなくなったと言う論調は響きやすかったのだろうが、steveが元気な頃から妄想の世界としか思えないような新製品を勝手に予想していただけなのに実際の製品発表を受けてAppleのイノベーションはもう終わったと書いていたことは大昔からのAppleウォッチャーであるマカーにとっては当たり前の光景。steveのビジョンを受け継いだ経営陣がいる限りは心配はないのである。

細部にまでsteveの目が通っていた最後の製品であるiPhone 4Sで初めて登場したSiriは遂にMacにも搭載され5年前にその第一歩を踏み出した音声認識型のエージェントはようやくユーザーインターフェイスの本命になろうとしている。Googleなどがビッグデータの世界にどっぷりと浸かる中、微妙に距離を置くAppleの姿勢をAIの負け組のように捉えている人も多いようだがそれは世の中の常識に毒されて本質を見誤っているのではないかと。

Appleはオープン戦略をとっていないのでいずれ負けると言うのも未だに言われているがそれはハードウェアとOSに関してであってそれ以外に関しては決してそんなことはに。その証拠にHealthKitやCarKit、ResearchKitなど業界横断的なプラットフォームになる取り組みとなっているし、Appleが排他的でないからこそIBMを始めとする多くのビッグネームがAppleと提携を結んでいるのである。実際にその辺りを見ていれば現状ではそう言った提携話の出てこないGoogleの方が閉じた世界に生きているのではないだろうか。

結論:Appleは右肩上がりの成長が当たり前でなくなった時代に巧みに舵取りを続けている。steveのビジョンが今も生き続けている証拠なのである。

月曜日, 9月 26, 2016

iPhone 7/7 Plusを買っていけない

通常なら10の理由としたいところだが、10としてしまうとどうしても無理矢理感の方が強くなってしまう(実際にかなり無理がある)。様々な理由で今回の初期出荷は全然売れなかったiPhone 6s(そう信じたい人が世の中には結構いる。実際はそこそこ売れてる)よりも売れそうもないから最初の週末の販売実績を公表しないだとか、飢餓感をあるためにわざと数を絞ったのだなどと悪意を持った意見の方が多いようだが、Appleのストアに行ってみれば分かるようにiPhone 7を欲しい人は少数派ではない。

iPhoneを買わないのは、おサイフ機能がないからモバイルSuicaが使えないから、防水じゃないからと。iPhoneが登場した時にはiモードが使えないから売れるわけがないなどとまで過去には言われていのに、実際に搭載されると売れないから必死だと言う始末。と言いながら今回は私なりに買ってはいけない理由を書いてみたい。

買ってはいけない理由
Apple Payが中途半端:世界的に見ても契約者の多いVisa。特に国内ではマスターよりも多いのにFeliCa対応の方が重要だったのか国内ではNFC Type-A/BではなくNFC Type-Fがデフォルト。Visaカードしか持っていない人はいつになったらApple PayでVisaが使えるようになるかわからないので買ってはいけないのだ
Lightning:イヤフォンジャックなくなったおかげで耐水性が増しiPhoneで初めてIP67を正式に謳ったが、皆がそうしているとは思えない音楽を聴きながら充電ができないと騒ぐおかしな連中がいるのも事実。Lightningアダプタが付属しているので少なくとも今まで使っていたイヤフォンは使えるのだが、そんな文句を言う人は買ってはいけないのだ
AirPodsが付属しない:信ぴょう性の低い噂の中にはAirPodsが付属するなんて言うおとぎ話もあったが他のメーカーだったら優に3万円近くする左右独立タイプのワイヤレスイヤフォンが付属するなどあり得ない話。AirPodsは既存のiPhoneがiOS 10に対応していれば使えるのでiPhone 7ではなくAirPodsを買うべきである
FeliCaに対応:FeliCaに対応と言うと良く仕様の確認もせずに買ってしまう人が出るはずだ。その上で自分の持っているPASMOやICOCAは使えないのはおかしいと騒ぐ人が出るのは間違いない。今回のFeliCa対応はJR東日本やドコモ(iD)がガッツリと組んで実現したもの。いずれPASMOや他のプリペイドにも対応するはずだがPASMOを持っていない人には宝の持ち腐れになるので買ってはいけないのだ
ホームボタンの廃止:見た目は今までの物理ボタンのように見えるがiPhone 7のホームボタンはタッチセンサーに。物理的に稼働する部分がなくなったのでホームボタンが下手る可能性は相当低くなったと思うがプッシュのつもりでSiriを立ち上げてしまう人が続出。Siriを使わせるために陰謀だと思うような人は買ってはいけないのだ
手に入らない:発売開始時に出荷された数は需要に見合うものではなかった。ウェブでの注文が殺到して中々繋がらない上に繋がって目にした出荷予定は11月(実際にはどんどん入荷しているのでそんなには待たされないと思う)。今回は新色に加え元々製造数の少なかったiPhone 7 Plusの方が人気だったのだから初日に手に入れようと考える方がおかしい。十分に行き渡り欲しいモデルが出揃うまで慌てて買う必要はないのだ
傷になる:どんなものでも使っていれば傷が付くのは当然のことだがよりによって他の人に自慢したいと言う助平心から新色のジェットブラックに人気が集中。どう考えてもあのボディの製造には手間暇が掛かるのに同じ価格にしたから(さすがに32GBモデルはない)かは知らないが一番待たされることは間違いない。そして間違いなく傷が目立つと文句を言う輩が山のように出てくるはず。傷が気になるならわざわざ傷が目立ちやすいものを買っていけないのだ
今までのケースが使えない:縦横厚みとサイズはiPhone 6sと寸分違わないのだがカメラやボタンの位置に微妙な変更があるためiPhone 6や6sのケースは使うことができない。数千円のケースを使っているならまた買えば良いのだが中には10万以上のケース(本体よりも高価)もあるがそう言うものは間違いなく使えなくなる
水濡れ破損の保証はない:IP67対応になりちょっとの水濡れで壊れるようなことはまずないが展示会で水着の女性にバスタブで使わせるSONYのXperiaと同じように水が原因で故障した時には保証はない

結論:とやかく文句を言うような奴は新しいものなど買ってはいけないのである。

金曜日, 9月 23, 2016

iPhone 7やApple Watch Series 2のFeliCa対応

iPhone 7に追加された機能の目玉と言えばFeliCaが搭載されSuicaをベースとしてApple Payが国内で10月から開始されることと防水(正確には生活耐水だが)だろう。Apple Payに関してはどこのカードが使えてなどの情報があちこちに書かれているのでその分野に詳しくない私がどうこう書くことではないので今回は全く別な視点で。

今回発売開始されたiPhone 7のFeliCa対応は国内向けのモデルだけで海外のモデルではFeliCaは使えない。国内モデルに関しては海外ではNFC Type A/Bを使えるようにFeliCaとの切り替えが可能とアナウンスされている。これだけを見ると国内向けだけFeliCa対応のNFCチップを使っていると勘違いしそうだ。実際に当初日本だけ違うチプを使っているとの記事も散見された。

iFixitなどが早速分解してくれたことで分かった事実は国内モデルも海外モデルもNFCには共通のチップを使っていてハード的には海外版でもFeliCaには対応可能という事実。それではなぜAppleやJR東日本は将来的には対応可能になるのではと取れるような曖昧な受け答えに思えるようなコメントをしているのかと疑問に感じていた。

そんな時に出てきたのが総務省指定の刻印がダサいの騒動(実際にはそれで買うのをためらうほど目立つものではない)。実は今まで世に出ていたFeliCaカードやFeliCa対応ケータイにはこの刻印は必要なかった。3メートルの距離で1メートルごとに500マイクロボルトを超える出力の電波を発する機器は型式指定を取得が必要だがそれだけの出力が必要なのはSuicaの上に乗せるだけで内容を吸い取れるiPhone 7が初めてだったのだ。

実際には、そんなに見苦しいものではないので気にしなければ良いのにが一般の反応だが総務省を名指しであったため技適と同じように画面表示を認める方向に動く可能性が高くなってきた。ここまで読み進めれば理解できたと思うが海外で購入されたiPhone 7が国内でFeliCa端末として使えないのはハードの問題ではなく総務省指定の刻印がないため法律違反になるから。画面表示だけで使用可能になればiOSのアップデートで海外の端末でも日本国内でFeliCaを利用可能に。

結論:海外版のiPhone 7のFeliCaが利用できないのは総務省指定の刻印がないから。画面表示で国内利用がOKとなれば普通に使えるようにiOSのアップデートで対応されるだろう。

火曜日, 9月 20, 2016

AirPodsを買ってはいけない 〜10の理由〜

Appleが新しい製品群を出す時には必ずと言って良いくらいに書いている買ってはいけないシリーズ。結果的に最後まで読んだ人をマカーのたわ言だと憤慨させるものなのだが、Apple製品を単純にDisってるものはないかとググって読みにくるのが悪いのだと開き直る次第である。ということでTimがこれなしには生きていけないと言っていた(スペシャルイベントではこれだとは言っていないがw)AirPodsを買ってはいけない理由を書き並べてみたい。

買ってはいけない理由
その1:
イヤフォンジャックがなくなったためにご丁寧にLightning EarPodsだけではなくLightningアダプターまで同梱されたのにAirPodsには必要ない。二年縛りでiPhoneを機種変したというのにこれ以上金を出せとは言語道断
その2:EarPodsはケーブルが付いているので誰もがイヤフォンだと分かるがAirPodsは知らない人が見たら耳からチンアナゴかうどんが出ているようにしか見えない。俺は江戸っ子。うどん好きだと思われたのでは沽券に関わる
その3:Appleの製品に入っているW1チップは独自設計のためどんな仕様になっているのかが分からない。世の中には未だにApple独自の技術を使っているとオープンじゃないと食ってかかる心のオープンじゃない人が結構いる。そんな人を納得させる時間があったら森田童子でも聴きたいので買ってはいけない
その4:普通のBluetooth接続のワイヤレス・イヤフォンと一緒にされる。挙げ句の果てには数千円のものがあるのにAppleはボッタクっていると訳の分からないことを言い出して不快になるだけ。そういうのに限って左右独立タイプのワイヤレス・イヤフォンがAirPodsよりも高くて年中通信が切れたりすることは知らないのだから、関わりを持たないために数千円のものにした方が良い
その5:iPhone 5以降のApple製品との相性の良さしか考えていないのでAndroid端末しか持たない人にはただのBluetoothイヤフォンに過ぎない。そんな人はSONYのものでも買った方が良い
その6:ペアリングもなしにiCloudで認証されているデバイスを認識して音を出したり、Siriを使えたりする。どう考えても個人情報が…そんな妄想にとりつかれる人は買ってはいけない
その7:左右片方づつでも使えるのでヘッドセットがいらなくなる。ヘッドセットを生業にしている会社がかわいそうだ
その8:見た感じいかにも落ちそうなだがどうやらEarPodsよりも落ちにくいらしい。見たままじゃないと気が済まない人は買ってはいけない
その9:耳に装着すると自動で電源が入るというがだとすれば常に微弱な電流が流れているはず。使っていないのに電池を消耗するのは許せない
その10:本当は単なるワイヤレス・イヤフォンではなく音声認識のヒアラブルデバイスだということを隠している。気づかない方がバカなのだとAppleは考えているかも知れないがそれはあまりに失礼なのである

結論:欲しくてもまだ買えないのである。

タカ派が戦争を始めるわけではない

世の中には事実ではなく印象で事実を誤認することがままあるが、その最たるものは戦争を始めるのは保守であって止めるのはリベラルだという誤解。全米ライフル委員会が支持母体の中にあるのでドンパチを始めるのは共和党の方だと勘違いしているようだが近代に入ってから大きな戦争を始めたのは民主党政権の時だったと事実は変えられない。

第一次世界大戦:ウッドロー・ウイルソン第28代大統領/民主党
世界平和のために国際連盟を提案したその人が参戦にゴーサインを。
第二次世界大戦:フランクリン・ルーズベルト第32代大統領/民主党
ニューディール計画での景気回復がうまくいかなかった時に偶然日本が宣戦布告?
ABCD包囲網で追い詰めなければ太平洋には出ていかなかったのに
朝鮮戦争:ハリー・トルーマン第33代大統領/民主党
第二次大戦終戦時の大統領であったが朝鮮戦争時に参戦したのもトルーマン。停戦を調印したのは共和党のアイゼンハワー。
ベトナム戦争:リンドン・ジョンソン第36代大統領/民主党
ベトナム参戦に反対だったケネディ暗殺を受け大統領となりベトナム参戦

ブッシュ親子時代に湾岸戦争を始めたから共和党の方が好戦的と勘違いされるがそれは多分に民主党=ケネディの印象が強いから。元々、リベラルは国を問わず理想主義に走る傾向が強いため平和だ自由だと綺麗事を並べたがるが、同時にそれは他者に対して不寛容となる恐れを孕んでいる。世界平和のためなら戦争もやむなしとなるのである。

ブッシュ親子に関しては共和党というよりはその背後にある軍産複合体と一心同体であったのがそもそもの開戦の理由。清濁併せ持つ連中はそう簡単に軍産複合体の口車に乗せられたりしないものである。

結論:戦争の本質を知っているものはそう簡単に戦争は仕掛けないのだ。

木曜日, 9月 15, 2016

やっぱりバ韓国…

中国が面倒を見てくれるから必要がないと向こうから延長を断ってきた韓国。此の期に及んで中国との関係の雲行きが一気に悪くなって来たため急に日本に通貨スワップの話を持って来た。建前上は片務ではなく相互に助けるための通貨スワップだが韓国とは違い対外的に債務ではなく債権を持っている日本が韓国に助けを求めるような事態が発生することなどあり得ず、そんな状態になるようなら韓国などという国はとっくの昔に世界史の中から消えているのは間違いがない。こんなことになったのも韓国に外交力が全く欠如しているのが原因なのだが、それはその瞬間の状況だけでパートナーを平気で変えてしまう長期的な視野を持っていないことに起因する。

元々がアメリカの後押し(日本に戦争で勝ったわけではない)でどさくさに紛れて独立国になり得た傀儡国家。初代大統領に李承晩を据えたのも単純に一番反日だったからにすぎないのだが、案の定ソ連の傀儡である金日成率いる北朝鮮に攻め入られ完全にアメリカにすり寄って生きることになってしまった。そんな韓国はアメリカとの外交で少しでも強い立場になろうと利用したのが力をつけ始めた中国。互いの間に北朝鮮という厄介者を持っていることで近づいたのだろうがTHAADの配備を承認してしまったためにその外交戦略は失敗に。配備を勧めたアメリカは別に韓国がどうなろうと知ったことではないのは明らか。中国との関係を壊すのが目的だったことは韓国以外の国は百も承知のことなのだ。

そして、米中に捨てられた韓国が次のターゲットにしたのがロシア。中国との間に長い国境線を持ち中国の巨大な人口に危機感を持っていることと自分たちが毛嫌いしている日本との間には領土問題が存在すると考え敵の敵は味方とでも思っているのだろうがロシアはそんなに外交バカではない。親米ポチと信じられている安倍もプーチンとの間で外交関係の改善を勧めていこうとしている。

結論:世界中でいい気になって偉そうなことばかりを続け嫌われ者になったのは中華思想から一歩も脱っしていない中国と韓国だというのはお笑い種なのである。

火曜日, 9月 13, 2016

「それなしには生きていけない」…

以前、テレビのインタビューでTimがiPhone 7に関して質問され「それなしには生きていけない」ような機能が搭載されると答えていたことから、そんなものどこにあったんだと言うのがスペシャルイベントに対する記憶力の良い人の正直な感想。イヤフォンジャックがなくなって「それなしには生きていけない」人用にLightningアダプターを付けたじゃないかと真顔で答えたらきっと吊し上げを食うだろうな。

まあ、そんなどうでも良い話は読み流して忘れてらいたい。今回の発表で一番重要だったのは前述のイヤフォンジャックがなくなったことでも、FeliCaが載ったことでもなく、ましてやApple Watchが50m防水になって雨に濡れることを心配しなくて良くなったことでもなく(恐らくそこまで臆病な奴はいない)AirPodsが発表されたことである。ガジェットが大好きな人からすれば何を今更と鼻で笑われる類の製品にしか見えないが、Apple製のチンアナゴは一味も二味も違うだろうと言うのが今回のお話である。まずは、過去のApple製品で「それなしには生きていけない」ものをおさらいしたい。

それなしには生きていけないもの
その1:USBポート
シリアルポートやSCSI、フロッピーディスクだけではなくApple謹製のADPも断捨離してしまったのでUSBがなければ生きていけなかったのである。
その2:ネットワーク共有
通常は単純に各端末間のファイルの共有を意味するが、アップルは端末本体から光学ドライブを順次取り去っていくと言う暴挙を行ったため同一ネットワーク上にある他の端末の光学ドライブを勝手(実際は承認が必要)にで利用できるようにしてしまった。年に一度使うかどうかも怪しい光学ドライブに大枚を叩くくらいなら新しいiPhoneが欲しいと言う人の心の声に応えたのだ。
その3:AirDrop
うっかりLightningケーブルを忘れてきたら大きなファイル(メールのファイル添付サイズが限界)の転送さえままならないのがSDメモリさえないiPhoneの最大の弱点。SDメモリの抜き差しでファイルのやりとりをする連中を横目にそんなことをしたらウイルスにやられる(AndroidやWindowsは本当にやられることがある)と信者が嘯く必要がないのはAirDropがあるおかげなのだ。Appleユーザーでない人はAirDropを単なるファイルのネットワーク転送だと思っているだろうが、BluetoothとWi-FiをオンにしてあればWi-Fiがない環境の中でも高速にファイルの交換が可能な夢のような仕組みなのである。

さて、おさらいはこのくらいにして今回の本題に入る。AirPodsの無線技術はBluetooth 4.0がベースである。カタログのそこだけを見ると数多あるBluetooth接続のワイヤレス・イヤフォンと同列のにしか見えないのは当然だが、未だそのベールを脱いでいないApple設計のW1通信チップによってBluetoothで必須とされる各種機器とのペアリング
が不要なマジックが隠されている。要は通常のBluetoothのプロファイルとは違う何かの方が重要な役目を負っていることを意味している。W1のチップ内でSiriが動作している訳ではないだろうがW1チップ自身がインテリジェントにデバイス間の通信の切り替えを自動で行っているのは確かで繋がる側もiOS 10、watchOS 3.0、macOS Sierraが必要なので普通のワイヤレス・イヤフォンとは全く別な何かであることを示している。実際にどんなことができてどう生活が変わるかは10月に発売開始されてからのお楽しみ。

結論:それなしには生きてはいけないのは翻訳の間違いでiPhoneの機能ではなく新しいもののことを指していた。まだ、世の中に登場していないためAirPodsが、それなくしには生きていけないものとは気づかないだろうがいずれそうなるのは間違いないのである。


月曜日, 9月 12, 2016

と金(成り金)

私にとってはどうでも良い機能のiPhoneのFeliCa対応。iPhoneとの差別化を謡う国内メーカーのAndroidスマホでも当初4割 だったモバイルSuicaも現在は2割程度とモバイルSuicaやおサイフ機能がスマホのマストアイテムでなかったことが明らかになった今日この頃。皆さ んはワンセグやフルセグを歩きスマホしながらお過ごしのことではなかろう。そんな中、今更のようにAppleが日本国内限定としてFeliCaを載せてき たりするものだからちっとも売れないので死に物狂いで載せてきたなどと書かれる始末である。限定モデルは初代のiPhoneがアメリカ国内向けだったのも そうだったし当初はCDMAは別ラインだったのを考えればこれはいずれグローバル対応になるのは明らかだと個人的には考えているのだが。

Apple はイノベーション企業なので世界で初めてのことをすると勘違いしている人はさすがに減った(そんなことはないか?)が、それでもsteveが亡くなってか らイノベイティブではなくなったと見当違いなことを書く人は沢山いる。steveが存命の頃からAppleは新規性を求める(革新的)な企業ではなかった ことはAppleウォッチャーであれば周知のことだが彼一流の言動に惑わされてAppleが何でも最初に始めた(最初に使えるものにしたが正しい)と勘違 いしている人(steve信者?)が多いのが正直なところなのだ。

そんなAppleがスペシャルイベントで発表したiPhone 7。今回に関しては事前に確度の高いリーク情報が多かったためか妙な期待(妄想という)を抱く人が多くなかったせいか遂にマリオがやってくることと、日経 が来年になると報じてくれていたFeliCaに対応したことが期待以上の反応を誘ったのだからAppleにしてみれば思う壺だったかもしれない。

と 言うわけで前置きが長くなってしまったが他のメーカーは十分な体制も取れていないのにいきなり王手を掛けてくるような乱暴な攻め方をしてくるが、 Appleは一歩づつ将棋の歩のように攻めてくる。その動きだけを見ると決して派手な動きはしないがいつの間にか歩が「成り金」となっているという戦略を とっているという話である。

物好きのおもちゃに過ぎなかった高価格のデジタル音楽プレイヤーであったiPodにMusic Storeを用意して(Windows対応が大きかったが)デファクトのプレイヤーとして育て、相乗効果でiTunes Music StoreがMusicダウンロードストアのデファクトに育ち、そこで作られたアカウントをそのまま利用可能なApp Storeが出来上がったことで、iPod同様に物好きのおもちゃのように批判されたiPhoneがスマートフォンのスタンダードの指針となった。

今 年のWWDCで発表した中で個人的に一番重要なものはmacOSでのSiri(音声認識)への対応だったが、それに気づかなかった人も多いはずだ。技術的 にはもっと早くMacに対応可能だったように思うのだが今回のスペシャルイベントに合わせる形で温存してきた可能性も高いのである。Google Nowなどもあるため音声認識のAIが一番の目玉だなどと言えば多くの人にとっては失笑ものだろうが(実際にそう考えた人の方が多い)、macOSに組み 込まれAppleの全デバイスでSiriが利用可能になったことで葬り去りたかったイヤフォンジャックがようやく排除されたが、それは音声コントロールを 担うW1が完成したからなのだ。

iPhoneからイヤフォンジャックがなくなったことで音楽を聴きながら充電できないと見 当違いな文句を書いてる輩がいるが、Lightning経由を残したのは既に他社製の様々なイヤフォンを使っているユーザーへの配慮のためであり、 Appleが本当に使って欲しいのは専用通信チップであるW1を搭載したAirPodsの方。AirPodsを単なるBluetoothのイヤフォンと勘 違いしている人の方が多いと思うが、AirPodsは通常のBluetooth通信で必要なペアリングなしにiCloud IDで管理されている全デバイスでシームレスに利用可能なことがキーポイント。真価が明らかになるのは10月にAirPodsが発売開始されて物好きが使 い始めてからなのである。

結論:Appleの戦略は事前に打っていた歩が「と金」となり世の中を変えるものなのである。木を見て森を見ず。Appleを批判しているのはそんな人たちなのである。

ヒラリーは病気

人格的に問題があるかどうかはこの際置いてくが民主党の大統領候補に選ばれたヒラリーが9/11の式典で体調を崩して倒れ途中退席となった。熱中症で倒れたとの公式発表だったが9日に診断された肺炎の症状には見えないから熱中症としたのではないだろうか。その影響で12日から予定されていたカリフォルニアの遊説はキャンセルとなった。

肺炎は感染症なので抗生物質で簡単に抑えられるが予備選の最中から突然おかしな動きが顕著になってきたことから多くの医者はパーキンソン氏病の可能性が高いと指摘している。事実とすれば大統領選を戦うことは事実上不可能になるのだが…

結論:突然おかしな動作をすることからパーキンソン氏病の治療薬L-Dopaの影響ではないかと言われているが、そのほかにも脳梗塞、認知症とあまり嬉しくない病気ではないかと噂されている。11月に始まる本選までに撤退となるのではないだろうか。

日曜日, 9月 11, 2016

アメリカ大統領予備選挙

最近はよっぽどおめでたい人でなければヒラリーがトランプ以上に嫌われ者なのはご存知かもしれないが。そんなヒラリーが民主党の大統領候補に選ばれたのは民主党だったからというのは意外に知られていない。アメリカの大統領予備選では代議員の過半数を得る必要があるがこれは単純に得票数で決まる者ではない。ニューハンプシャー州の得票率はサンダース氏が60%でヒラリーは39%でサンダース氏が圧勝だったが獲得した代議員数はヒラリーの方が多かった。開票に不正があったわけではない。予備選には得票率に関係なく投票可能な特別代議員という制度があり民主党はその数が共和党よりも圧倒的にに多い( 民主党の場合、連邦議会の上下両院議員や州知事、党委員会のメンバーなどから構成される)。その割合は15%もあるためサンダース氏のように党の中枢が好ましくない候補を排除することが可能なのである。

結論:トランプが民主党だったら大統領候補には絶対なれなかっただろうし、同様にヒラリーが共和党だったら大統領候補にはなれかった可能性が高いのである。

金曜日, 9月 09, 2016

Miitomoが露払い

スタートと同時に信じられないペースでダウンロードされあっという間にアクティブユーザーがいなくなってしまった気がするMiitomo。正直な話寿命は1週間くらいしかなかった感じのため、Miitomoの栄光と挫折などと言われPokemon GOがリリースされるまでは任天堂はダメだよねが世間の空気だった気がする。そんな中開かれた開かれたAppleのスペシャル・インベントのトップの登壇者が宮本茂と言うサプライズ。アプリの実際の製作はDeNAだと言われているがiOSにスーパーマリオが遂にやってくることを発表した。それだけではなく来年には「ファイヤーエンブレム」、「どうぶつの森」などもリリースされると任天堂からリークされ自社のゲーム機だけではなくiPhone(Android版も用意されるだろう)が任天堂ゲームのプラットフォームの一つとして重要なポジションを締めることになったわけである。

結論:わずか一ヶ月余りで1,000万以上のダウンロードを達成したMiitomoは任天堂を本気にさせる試金石と言う重責を全うしたのである。

死亡宣告を突きつけられた日本のAndroid端末

iPhoneが国内で発売開始となった当時、ワンセグがない、おサイフがないのでこんなものは売れるわけがないと散々こき下ろされたiPhoneは日本のスマホ代表となってしまった。ガラケーでiPhoneに対抗できると考えAndroidへのシフトが遅かったこともその一因ではあるが、それ以上に足を引っ張ったのはキャリア独自のガラパゴスな仕様をAndroid上で実現しようと悪あがきをしたことと、どうでも良いハードウェアを無理やり搭載することで他社との差別化をすることを優先したことだろう。

その結果が最新版へのアップデートも不可能な製品の山。無理な仕様のために頻発する不具合。SoftBankしかiPhoneがなかった時代に行き渡った国内メーカー製のAndroidがAndroid嫌いを増やす原因となり国内の市場をiPhoneに提供することになってしまったのだから笑い話にもならない。

それでもモバイルSuicaやおサイフケータイのために他は目をつぶってAndroidスマホを使い続けているユーザーがいたのも事実。そんなところにiPhoneのSuica対応。水面下では何年も前から進んでいた話だったが遂にそのベールを脱ぐことになり、スタート時はVisaは非対応だがApple Payも同時にスタートしクレジットカード決済まで持って行かれてしまうことになってしまった。

結論:ガラパゴスiPhoneを出してくるなどと誰が予想しただろう。日本のAndroidスマホはもうおしまいである。

「これが無くては生きていけない」

次のイベントでは「これが無くては生きていけない」ようなものを発表するとインタビューに答えていたTim。実際のスペシャルイベントでは日本国内向けの新製品発表なのかと勘違いしてしまいそうなくらいにガラパゴス感が強かったため日本人以外の人からはiPhone 7は防水くらいしか新しいものはないじゃないかと不満の声もあるようだ。

確かにどれが「これが無くては生きていけない」ものなのかとTimから直接の指摘はなかったので主力商品であるiPhone 7シリーズやApple Watch Series 2のどこがそうなのかと考えてしまうのだろうが、そこにはないのだから仕方がない。イヤホンジャックが廃止されためにワイヤレスイヤホンであるAirPodsが廃止されたのだと考えている人もいるだろうが、恐らくはその逆でAirPodsがAppleの期待レベルに達したことでようやくイヤホンジャックを外せたというのが正しいはずだ。

イヤホンジャックがなくなったことで遂にiPhoneも防水(正確には耐水)を謳うようになったがAirPodsの重要性に気づかぬ人のためにLightningコネクターのEarPodを同梱したが、こちらはイヤホンジャックが外せた後での対応と見るべきである。

Timがインタビューで口を滑らせた「これが無くては生きていけない」ものとはズバリAirPodsのことである。単なるワイヤレスのイヤホンと考えている人にとっは「なくては生きていけない」ものには思えないだろう(すでに各社からそんなイヤホンはたくさん出ている)が、AirPodsはあまたあるBluetooth接続のイヤホンとは違いW1というApple独自の通信(Bluetoothの独自仕様)チップで繋がる音声コントローラである点が重要だ。Bluetoothのペアリングとは違いiCloudで束ねられたデバイスから自由に音声を出せるだけではなくAirPodsの方からもSiriを利用することでApple製品のコントロールが可能になる画期的な製品なのだ。

結論:macOS SierraでSiriが実装されiOSデバイス同様になったのもAppleの次のインターフェイスが音声ベースに進んでいくことの表れ。はっきりとそう言われないとそれに気づかないのがほとんどなのは仕方がないのだが。

金曜日, 9月 02, 2016

ベーパーに終わったProject Ara

Googleが派手にぶち上げた時にそもそも机上の空論に過ぎないとFBで叩いたProject Araは結局頓挫した。構想段階では様々なモジュールを自由に組み合わせて自分だけのスマホを作れるというおとぎ話だったのだが、そんなものハードウェアを作ったことがあるなら自由に組み合わせられるのは理想だけど各モジュールが共通に使える接続バスを作り出すだけでも並大抵のことではないのはすぐに分かりそうなもの。ハードウェアの実装経験のない私だってものの数秒で画餅に過ぎないと分かるのだから余程資金に余裕があったのに違いない。

結論:Google Glassだけでなくスマートテレビも死屍累々。その上Project Araも破綻。いい加減ハードウェアの開発はやめたらどうだろう。

木曜日, 9月 01, 2016

北の国では

子供の頃に箸の持ち方が悪いと親に注意されていたのに未だに持ち方がそんなに良くなっていないが北朝鮮の高官だったら即刻銃殺だったのだろうなと思う今日この頃。叔父にあたるナンバー2を銃殺にしてしまう国なので当然とも言えるがそれにしても高射機関銃で銃殺にするなど他の国では考えられない大盤振る舞いである。

金勇進副首相:座る姿勢が悪かったので銃殺刑
李英鎬朝鮮人民軍総参謀長:軍の統制強化に非協力的な態度を取ったので処刑
張成沢(ナバー2):国家転覆の陰謀を理由に処刑
玄永哲人民武力部長:会議中の居眠りで裁判もなく公開銃殺刑
崔英健副首相:金委員長の山林緑化政策に不満を示したので銃殺

結論:権力掌握後すでに100人以上の高級幹部が処刑されている。

火曜日, 8月 30, 2016

中国は大丈夫?

一時期は時価総額で世界一だったペトロチャイナを筆頭とする中国の三大石油業者が原油安と中国国内消費の低迷、無謀な海外投資の失敗で等でもないことになっているようだ。たった三社でGDPの一割に当たると言われているだけに業績の悪化がそのまま中国の経済に与える影響は甚大なのだ。

ペトロチャイナが巨額の含み損を抱えていると言われてるのが札ビラ外交で手に入れたスーダン。一向に収まることのない内戦で油田開発が全然進んでいないようだ。欧米が尻込みするには訳があったイランやリビアへの積極投資が裏目に出た形になってしまった。本来であれば減損処理を行わなければいけないところだがそんなことをすれば屋台骨にヒビが入りかねないのである。

結論:日本が積極的に出て行った後にイラン革命が起きたように中国も欧米のメジャーにはめられた可能性も否定できないのである。

土曜日, 8月 27, 2016

北朝鮮のSLBM発射実験

ロケット一つ自国の技術ではまともに作れない韓国と比べお金の全くないはずの北朝鮮は核弾頭、弾道ミサイル、ミサイルが発射可能なSSBN、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と立て続けに先進国でさえおいそれと作れない武器をどんどん蓄えている。その技術はどこから得ているのかと疑問に思うところだが、日本では旧ソビエトや中国が出元だと書いておけば良いと考えているようだ。ロシアとなってからのは最新の軍事技術供与など考えられないし、韓国との緩衝地帯として存続して欲しいだけの北朝鮮にそんな技術を出すはずはないし、出そうにも自国がまだたった一隻のSSBAの実験運用段階に過ぎない中国にはそんな芸当は不可能なのである。

そんな中、北朝鮮が潜水艦からのSLBMの発射に成功したと言うのはどう考えても辻褄が合わない。潜水艦の建造技術は他の船舶とは全く違い高度なものだが、ミサイル発射艦となると更に難しい。恐らく日本にも核ミサイルのように簡単に作るノウハウはないだろう。そこでいくつかの可能性が考えられる。

・日本海に飛んできたものはSLBMではなく、発射の映像は捏造(合成画像)
・どこかの国が北朝鮮にSSBNを密かに提供。ミサイルも同国製(レッド・オクトーバー)
・北朝鮮が発射実験を行ったことにする

結論:北朝鮮がSSBAを完成し、SLBMの発射実験を行ったと既成事実化されているが本当なのかは疑問なのだ。

水曜日, 8月 24, 2016

アメリカ大統領選を占う

ウィンスロップ・ロスチャイルドの隠し子説さえあるビル・クリントン。ことの真実は確認のしようもないが、一つだけ明らかなことはビルが大統領選に出馬した時の民主党の最有力候補だったのが本来であればロックフェラー家の正当な後継者であるジョン・D・ロックフェラー4世(ジェイ・ロックフェラー)。泡沫候補に過ぎなかったアメリカでも最貧のアーカンソー州知事が、民主党の候補になれたのはどう考えてもディビッド・ロックフェラーの後押しがあったと考えるしかない。

本来、ディビッドは共和党の支援者。その時の共和党の大統領候補はファミリービジネスのパートナーと言えるパパ・ブッシュだったのでクリントンを経済的に支援する理由はないように考えがちだが、もしも民主党の大統領候補が勝ってしまった場合にはディビッドの言うことを聞く人間が大統領になってもらわないと困る。その視点からすると叔父甥の関係にあるとは言えディビッドの命令を聞く必要のないジェイ・ロックフェラーではまずかったのだ。どちらの党の候補が大統領になっても自分の指示通りに動かすにはクリントンのように金も組織もない男の方が良かったのである。

実際に、クリントンが大統領になるとそのブレーンは見事なほどディビッドの息のかかかった連中に。ジェイであれば不可能な布陣だったのである。

結論:トランプはキッシンジャーに呼ばれすでに大統領になった時の支援は約束されている。そして、ヒラリーは民主党だが元々ディビッドの身内。今回の大統領選もどちらが大統領になっても問題がないわけである。

金曜日, 8月 19, 2016

日本の左翼は親米保守の別働隊?

カス添えさん辞任で行われた都知事選。保守分裂選挙だったのに蓋を開けてみたら野党共闘で押した統一候補が一番得票数が低いという体たらく。どう考えても本当の左翼(良い意味で)である宇都宮さんを担がずに似非左翼に過ぎない鳥越を担いだ理由はどこにあるのだと考えて行き着く先は左翼に任せていたのでは日本はおしまいだという空気作り。その線で考えるしかないだろう。なんでも反対だけの社会党に任せたらどんなことになるかを教えてくれた神戸の大震災。どうして自民党が野党の時に限ってこんなことになるのだの東日本大震災とまるでシナリオがあって左がかった連中が政権を取っている時ばかり未曾有の大惨事となるのはアメリカの地震兵器のせいではと勘繰りタクるばかりの有様である。

自然災害が兵器によるのかは置いておくが少なくとも何も問題が起こらない平時にはお花畑のお題目に頷くこともあるかもしれないが、現在のような未来が不透明な状態にあっても同じお題目を唱えるだけの左の方々。彼らが何かを言えばいうほど国民の心はどんどん反対の方に振れる効果しかないと思うのである。

小学生でも知っているような常識も持ち合わせず永世中立国を非武装国家と勘違いしているバカを演じる福島瑞穂などどう考えても悪意を持って正しい左翼の足を引っ張る行為をしているとしか思えない。そんなバカを党首にしているような政党もサヨクのなりすましに過ぎないと考えるべきだろう。確かに社民党の前身であった社会党の活動資金の多くは自民党(要は米国戦争屋)から出ていたことは歴史の事実。共和党と民主党のどちらになってもネオコンに操られ、その資金は同じ財布から出ているのと同じことなのだ。

結論:第二次大戦時にその時の戦況で国民党から紅軍へと支援の対象を変えた米国と同じように右も左も結局は傀儡なのではないかと思える今日この頃なのである。

木曜日, 8月 18, 2016

9月にAppleから発表されるもの

色々な噂が出ていたけどこの時期になれば落ち着くところに落ち着いた噂の数々。噂になっていたiPhone Proと言う新ラインは出ず、iPhone Proとされていたものはデュアルカメラを搭載した新しいiPhone 7 Plusとなるようだ。デザインの全体のイメージは大きくは変わらないがかなり早い時期から噂されていたようにイヤホンジャックは廃止され Lightningが唯一のポートとなるのも間違いないだろう。

Lightningとなるとアナログ変換が必要となるのでどのような形にせよDAC内蔵のコネクタが同梱されるだろう。DAC内蔵のコネクターなら既存のイヤホンがそのまま使えるので汎用性が高いがLightning接続のイヤホンが付属する可能性もある。

画面サイズや解像度に関しては既存のモデルとの変更はなく4.7インチのiPhone 7と5.5インチのiPhone 7 Plusの2モデル。最小ストレージは16Gではなく32Gにアップされるのではないだろうか。

CPUは、A10以外に考えられす再度チップゲートで騒がれたくはないので今回はTMSC一社からの供給。モデムチップに関してはQualcommではなくIntelのものが実装されているリーク情報もあるので二社になるのかは不明である。

そしてもう一つ同時に新しいApple Watchが発表されるとの噂もここに来て急浮上。S1チップではなくS2にアップデートされたモデルとGPSや気圧センサーが加わった拡張モデルの2モデル。デザインは他のメーカーとは違い初代との違いはなさそうである。

そして、同時の発表ではないと思うがMacBook Proも新しいモデルのリリースが近い。CPUを一個飛ばしにし一挙に最新のCPUを搭載は間違いないだろう。

もちろん、最新のOSも一気に登場。
 
結論:秋以降のAppleは大忙しなのである。

日本の憲法を作ったのはアメリカ

日本の核武装もありと考えるトランプ氏を牽制する為にバイデンさんが日本を戦争と核武装をさせない為にアメリカが日本国憲法を作ったと本当のことをうっかり口走ってしまった。

何もバイデン氏が口走らなくてもアメリカの公文書では既に公開されている公式情報なので問題はないわけだが、日本には護憲派という日本国憲法を不磨の大典とする変わった連中がいる。その中でも第九条は世界平和のための理想の条文らしいのだが当時のアメリカが考えたことは再軍備を許したらまたいつか最大の敵になるとの恐れ。牙を完全に抜いてしまうありえないほど理想論に軸足を置いた憲法の制定だったのは間違いない。

新憲法を受け入れ入れた日本側はいずれは改定して真の独立を勝ち取ろうというのが本音(日本国憲法では独立国家にはなれないことは百も承知)。短期間での国際復帰のための手段と考え受け入れたのは明らかだった。新憲法に対して一番の反対をしていたのは当時の保守ではなく革新勢力。アメリカに魂を売り渡す気か(彼らはソ連に売り渡したかったのだろうが)と反対していたのだ。そんな連中が護憲となった最大の理由は冷戦という国際情勢の変化によって日本が旧日本軍を母体とする自衛隊の結成。そんな状態で憲法改正を言い出したら日本は共産諸国と戦うための再軍備のチャンス(同時に反政府グループの弾圧?)と考え安保以降急激に護憲派になったのは動かしようのない事実。

結論:日本が真の独立を成し遂げるにはトランプのように属国のタガを外す大統領が必要なのだ。

金曜日, 8月 12, 2016

憲法を改正して徴兵?

左巻きの人たちは憲法を改正して自衛隊が軍隊となれば徴兵制が復活すると騒いでいるが現在の自衛隊の規模で徴兵をしてズブの素人を一から鍛えて実戦に配備できる兵士にするなど愚の骨頂である。頭数が増えればその分の装備を確保しなければいけないが、そこに掛かるコストに見合わないのは間違いない。そんな予算があったら半年くらいは十分に戦える弾薬に掛けた方が理にかなっている。

東アジアで徴兵制を実施している台湾や韓国はそれぞれ分裂国家だから。朝鮮半島のように未だ休戦状態に過ぎないなら話も違ってくるが少なくとも日本は近隣諸国と戦闘を前提にした状況にはないので徴兵など必要はない。軍事訓練レベルならば実施した方が良いとは思うがそれと徴兵は全くレベルの違う話なのである。

結論:正規軍を使わずに軍事会社を利用しようという時代に徴兵など愚の骨頂なのだ。

火曜日, 8月 09, 2016

Apple Watchにまつわる噂

カメラが付いてFaceTimeが可能なるなど韓国や中国のバッタ品みたいな機能が付くという噂がなりを潜めてさっぱり具体的な噂の聞こえてこなかったApple Watchだが、ここにきてようやく現実的な姿が見え始めてきた。9月のiPhoneの次期モデルの発表に合わせて新しいApple Watchも発表されるというもの。

デザインは初代と変わらずCPUをS1からS2に更新しより防水率を高めたマイナーバージョンアップモデル(私の使用状況では初代でも風呂やシャワーで問題は起きていない)と今は載っていないGPSと気圧センサーを搭載したApple Watch2。S2はSamsungではなくTSMCが製造し、現在の28nmプロセスから16nmプロセスへと大幅に向上し、今よりも大きなバッテリーが搭載可能になるだろう。

相変わらずLTE搭載モデルが出る(来年のモデル?)のではとの話もあるがそんなことをしてさらに大きなバッテリーが必要になったのではお話にならないのだ。

結論:そろそろ新しいApple Watchが登場するが見た目はiPhoneのs付きと同じように初代との違いはほとんどないだろう。他と比べたら圧倒的に売れているがそれでもパッとしないと言われている最大の理由はデザインでも機能でもなく誰もが持つには価格がまだ高いことに尽きる。単純に数が出れば良いと考えているわけではないだろうが販売価格を調整するのは間違いないだろう。

木曜日, 8月 04, 2016

後始末

一時は応援しただけで親族であっても除名処分とされた小池さんは都知事選の圧勝を受けてお咎めなしとなったが、分裂選挙の原因を作り相手が鳥越でなかったら野党に都知事時の椅子を取られていたかもしれない都連の幹部が責任を取る形で辞任となった。

結論:風を読んで小池に対してことを荒立てなかった官邸に比べ初登頂の出迎えさえしなかった都議会議員達。解散がなくても次の選挙は来年なのを忘れないように。

火曜日, 8月 02, 2016

祝累計10億台

初代が発売されてから丁度9年に当たる今夏、遂にiPhone累計販売台数が10億台を超えた。それまでにもポケットに入るコンピュータと言える形の携帯は存在したがあくまでビジネスマンがPCメールの確認やグループウェアへのアクセスを主としたものであり使い勝手からアプローチをしたインテリジェント端末は存在しなかった。当時の携帯メーカーはiPhoneなど来年には消えて無くなるとバカにしていたがその後立ち行かなくなったのは携帯メーカーの方だったのは小学生でも知っているだろう。

2007年1月の基調講演でsteveは当時のスマートフォンと言われていたものを並べキーボードやスタイラスペンが必須なものはナンセンスだ、人間にはもっと良い入力デバイスがあるではないかとタッチパネルを搭載したiPhoneを披露した。その後に出たスマートフォンは全てiPhoneを踏襲したが初期のAndroidがそうだったように最初からタッチパネルを前提にユーザーインターフェイスを考えたiPhoneとの差を埋めるのに数年を要したのは当然のことだったのだ。

個人による改変を一切許さないOSの仕様を強制したことはオープンやフリーを謳い文句にしたAndroid陣営から批判の的になった(未だにそう考えている人はいるようだ)が、OSの基本部分をライセンスせずハードウェアを自社独占で作っているAppleは予想どおりAndroidでは当然のことであるフラグメンテーション問題から逃れることができ結果的にアプリ開発者にとって最良のプラットフォームになったのは皮肉な話である。

結論:怖いくらいに私の予想通りの展開になったのである。

卑怯者

とんでもないカスを統一候補に持ってきて惨敗なのが明らかなので投票日前に次の代表選には出ないと逃げを打ったどこぞの代表。候補者の選定で一番御し易い候補を持ってきていながら自らの大人気ない対応で対立候補に塩を送ったくせに党本部のせいにするうすら馬鹿。こちらは内閣でのポジションは現状維持になりそうだが都連の不始末の尻拭いはドンに押し付けるつもりなのだろうか。

党本部のねじ込みなんだから俺のせいじゃないと党本部を批判する松原、同じように金を出したのは党本部なのだから負けたのは自分のせいじゃないと開き直る石原。普通ならご両人とも党本部から言われなくても自ら身を引くべきなのだがそうやらそんな気は更々ないようである。

結論:与党も野党もこんな人間を重職につけたりするから当代きっての博打打ちに負けるのだ。それにしても卑怯者ばかりで唖然とする都知事選だった。

月曜日, 8月 01, 2016

都知事選が終わって

大方の予想通り以上の結果となった都知事選。あっちの党こっちの党と政界渡り鳥なので嫌いだった小池百合子にが一番まともに思えた選挙戦。好き嫌いがベースで推薦どころか応援したら親族であっても党を除名するなどと民主主義を全く理解していない阿呆と都議会のドンが担ぎ上げた都民に愛されることのない増田さん。それ以上にど阿呆だった民進党がとんでもないものを担いでくれたおかげで小池さんに票が流れたのはまさに茶番劇だった。

さて、投票の前日に次の代表選には出ないと都知事選の責任問題が出ても知らんからね発言をした岡田のみっともなさ。古賀さんを担ごうとした民進党の都連の方がいくらかマシだったのは分かるがすぐに党本部のクズに文句を言ってしまったのでは…なんでも人のせいにしてばかりで、だから左巻きはダメだと…

一方の自民都連は生理的に許せない中同士なのは分かるが、脛に傷を持っていなさそうな桜井氏を担ぐのを失敗した段階で候補にすべきだった小池(そうしていたら負けていたかもしれないが)を完全に排除しようと画策。鳥越バッシングが起こっていなかったら(明らかにマスコミを使ってのバッシング)、まんまと野党に都知事を渡す形になっていたのだ。官邸から小池さんに対するはっきりとした敵対感が感じられなかっただけではなく都連のドンである内田茂の専横、それに繋がる森バッシングが表に出てきたところを見ると党本部は小池を排除ではなく都連の癌を摘出する側についたのだなと感じさせる選挙戦だった。

結論:参院選、都知事選と続いた選挙によって民進党と、東京都の利権の解体が明らかになったのである。

火曜日, 7月 26, 2016

どうでも良い都知事選

任期満了まで生きてるかどうか以前に訳の分からないことばかりですっかりオワコンになってしまった脳死じじい。一向に上向かない人気に応援しただけで除名だと言われていたのに本人が除名になりそうもないじじいゴロシを温存する自民。小池さんは人気取りのために都知事になったら都議会解散だと吠えていたのは自粛したようだが、大島だけ消費税5%と訳の分からぬことをほざいたりする脳転移ぶりを見せたりもう完全に首長選挙の呈してしない。

文春は二人の候補を攻撃中だが被害が大きいのはお花畑の世界で適当なことをほざいていたエロ脳転移の方。個人攻撃などなんのプラスにもならないことは承知しているが残りのお一人はそんな二人を当事者とは思えない冷静な分析。正直こんなにひどい選挙戦は初めてだくらいは言って欲しいものである。

結論:参院選の弔い合戦のつもりで鳥越を引っ張り出した民進党はこれで完全にジ・エンドなのだ。

金曜日, 7月 15, 2016

舛添問題の本質

人品が卑しいのは端から分かっていたので都知事選で投票もしなかったカス添え。それにしても二代も立て続けで途中で辞任とは。その上脳転移をすでに起こしているのではないかと疑われる人物を野党は担ぎ上げ、自民は周りの言うなりに何でもやってくれる木偶の坊、言わなきゃ良いのに就任したら都議会を解散などと言ってしまう口の軽いババアが孤軍奮闘。

そもそもの始まりは知事を4期務め老害との話が出てきそうだった石原が考えていたのは自民党が野党時代だった時に幹事長だった伸晃が自民が政権を取った途端に幹事長座を追われ将来も首相の目はないと判断。自分の引退と引き換えに伸晃への知事の椅子の禅定というシナリオが幹事長時代にそれまで以上に嫌われ者になり自民の公認さえもらえないと分かってしまったこと。さすがにそんな裏事情があったので猪瀬直樹に公認を出すことは憚られ支援という形になった。

都政の改革路線を進めていた猪瀬直樹は政治家ではない自分に都知事の話が回ってくるなどとは夢にも思っていなかっただろうが、自分の息子への禅定が失敗したなどとは口が裂けても言えない石原は自分の後は副知事として実績を上げた猪瀬直樹に譲るというしかなかった。そういった形で知事となった猪瀬直樹は東京オリンピックの招致に成功し伏魔殿である都庁とオリンピック利権にメスを入れようとしたために金銭スキャンダルを仕組まれて辞任に追い込まれた。もう少し長く続いていたらその次の都知事選には伸晃をと考えていた石原新太郎の目論見は崩れ都知事の椅子は舛添へと流れていった。

猪瀬がどのようなことで辞任に追い込まれたかを招致している舛添は同じ轍を踏まないように気を付けていたが、そこで沸き起こったのがメインスタジアムの建設費問題。当初の建設費を大幅に超える見積もりに対し、主管を外された都が費用を上積みされるのはおかしいと反発。都議連とは話が付いていたのでまさか歯向かわれるとは思っていなかった電通を主体とする利権集団は時間稼ぎに批判の矛先をかわすために博報堂仕切りのエンブレム問題を持ってきたが実際に動く金額の桁が違いすぎ、他に火をつける必要があったのだ。

そこにうってつけの舛添の存在。元々金に卑しいことは皆が知っていたので切り札として切ってきた。それが舛添辞任の理由だったのである・

結論:とんでもない茶番劇だが、今回の一連の騒動のシナリオを書くとすればこういう話にしかならないのではという私の妄想。本当にそうかを知るには内田茂にでもならないとわからないのだ。

都知事選 〜おまけ〜

意固地になって最後まで頑張って野党も割れるのかと思われた宇都宮さんが告示を前にあっさりと立候補を取りやめ。マスコミはこれで鳥越(脳転移)俊太郎で決まりみたいに持ち上げようと思っていたら何も考えていない(考えられないが正しい)ことが、あっさり露見。昭和15年生まれのはずなのに昭和20年に二十歳だったと言う始末。
家系図だけではなく年齢も詐称なのだろうか。その上、本人だけじゃなく親族でも増田以外を推薦したら除名だと吠えていた石原(人望一切なし)伸晃さんの弟がテレビで鳥越さんにエールを送るというブラックジョーク。

結論:こんな日本に誰がした。

水曜日, 7月 13, 2016

都知事選

どうせ、選んでもすぐに首を切られると予想していた通り任期途中で二人も辞任に追い込まれた東京都知事。猪瀬さんは都政改革までは良かったのだが、オリンピック招致に成功しオリンピック開催で東京都がイニシアチブを取っても大丈夫と勘違いしたために利権を持つ連中の逆鱗に…

続くカス添えは元々人品に問題ありと評判だったが、こちらは一連のオリンピッック組織委員会の不手際で火の粉が自分たちに飛び始めたと判断した電通がスケープゴートとして利用。エンブレム問題で博報堂に批判が集まってるだけならカス添えさんが巻き添えさんになることはなかっただろう。

さて、そんな茶番劇の末に始まった都知事選。出馬表明をしている方々を眺め回してみると今回も非常に残念な結果になることが決まってしまったのだ。

主要候補者
小池百合子:博打打ち。機を見るに敏だがジジイ殺しでのし上がってきたので詰めが甘いババア。
宇都宮健児:ピュアモルト左派。福田さんは「人命は地球よりも重い」だったが、この人は「人権は地球より重い派」人権のためなら人命など…
鳥越俊太郎:末期患者。大腸癌が肺や肝臓に転移していたので思考も含めて色々な意味で末期状態。昭和15年生まれなのに敗戦時20歳で戦争を見てきた世代というなど脳転移が起きている可能性大。当選しても任期中にガン死する可能性大。
増田寛也:操り人形。調整能力(大勢につくこと)だけで大臣まで上り詰めた官僚の鑑。官僚の作ったシナリオ通りに右にでも左にでも舵を切れるマルチプレーヤー。

結論:誰が都知事になるかは分からないが小池百合子応援したら除名だなどと騒いでるバカを除名処分に追い込むためにも増田さんに投票をする気は一切ないのである。


第3のOSは…

かつて(2012年頃)にはAndroidとiOS以外の第3のOSはどれになるのかという話があった。ライセンスされることの有りえないiOSは別にして差別化のためにハードに独自の手を入れるしかない方法のないAndroidでは利益が出せないために別なOSでスマートフォンを作ろうと悪あがきをしたことがあった。

その中でも一番本命みたいに日本で言われていたのは世界一の携帯メーカーであるSamsungと日本最大のキャリアであるドコモが手を組んだTizen。auは対抗意識もあってかは分からないがFirefoxを押していた。第3のOSの話が出た元々の原因は当時iOSに対抗できるOSはAndroidしか存在しなかったのが一番の原因だった。OSの開発資金と時間のないメーカーはAndroidのライセンスによって短期間で製品をリリースできる旨味があったが全てのメーカーが同じ土俵の上で勝負となりPCメーカーの命運がMicrosoftに握られていたのと同じ構図となってしまった。そうなることは最初から分かっていたがスマートフォンを出さなければ携帯電話メーカーは廃業するしかない。背に腹は変えられぬと呉越同舟となった訳である。

そして予想どおりあっという間に作りはしても儲けにならないレッドオーシャンに突入。その解決法として独自の別なOSをと…

自分たちが相乗りをしたおかげであっという間に出来上がったエコシステムを超えるものなど作れる訳もなく、専用のアプリが揃わないためAndroidアプリが動くという逃げ道を作ってしまったこともAndroidに変わるOSを必要としない理由になってしまったのも敗因だったのだ。

そして第3のOSと言われていたもの多くはそれ以前にあった出来損ないのOSがベース。どう化粧直しをしようが本命になることなど…

結論:結局一つにまとめたMicrosoft以外残りようがないのである。


金曜日, 6月 24, 2016

築70年の建物

もうすぐ築70年となる建物がある。建築時の最新の技術を駆使して作った建物なので世界に誇れる美しい建物だったが、建築を受け持った施工業者はまさか全く手を入れずに使い続けるなどとは思ってもいなかった。どんなに美しく堅牢な建物であっても住み続けていればあちこちに修繕が必要になり、新しい部品に交換が必要となるのだが、それさえもせず、10年に一度必要な大規模修繕など誰も考えもしない。その上、完成時の基準だった建築基準法は建物完成後に何度も大幅に変更され建物は現在の基準に従えば安全な建物とは言えなくなっている。建て壊して全く新しい外観に変えると言われれば色々な思い出のある建物なので建築時の外観を保ちたいとの思いは私も同じだが、だとすれば建物が自然災害で倒壊しないように補強を行うなどは最低限必要と誰もが考えるはず。しかし世の中にはそれを一切認めない人たちがいて、一切の修繕もなしにその家に住み続けろと言う。あなたはそんな家に安心して住めるのだろうか。手を入れてはいけないなら仕方がないと住人はヒビや穴のできたところに鏡を付けて目隠してせめて目に触れないようにしようとごまかすことになる。それに気づけば家全体の美観が損なわれているから鏡を外せとさえ言うのだ…

結論:築70年の建物とは日本国憲法。国内の社会状況の変化、世界情勢の変化から修繕や改築が必要なのは当然。憲法では辻褄の合わなくなった穴を周辺法でごまかす段階は既に過ぎている。建物本体に手を入れなければいけないことは分かっているのだからより良い形にするのが本来。一切手を付けるなでは良くなりようがないのである。憲法の修正を反対する人たちはより良いものにする考えを何も持っていないのだろうか?もしそうなら政治から身を引いて貰いたいと思う。

火曜日, 6月 14, 2016

今回のWWDCで予想外だったこと

まだ、始まったばかりのWWDC。昨年以上に内容の濃い開発者会議になったことは明らかなのだが、ハードウェアの発表が一切なかったので予想が外れ たなどと騒いでいる間抜けもいるようだ。ここ数年、ハードウェア上でパラダイムシフトが起こるようなものは見当たらないのだからハードなどマイナーバー ジョンアップで事足りると考えている身からすれば何とも的外れな連中がと…そんな人が多いからハードメーカーは利益も出せない蟻地獄にハマってしまったの だろうと思うのだが…

さて、そんなわけで数多くの発表の多くは噂にもなっていたし、誰もが予想できる範囲のものだったのでここで取り上げる必要もないのでスルー。今回は私が予想さえしなかったものが幾つか発表されたので取り上げたいと思うのだ。

予想外だったこと
その1:Swift Playgrounds for iPad
い つかは、iPadやiPhoneの上でアプリが開発できるようなったらよいというのが多くのApple系開発者の望みだったし、21世紀の HyperCardがあったらが口癖だった。全く噂にも出ていなかったのでいつになったらと妄想の世界で…それがいきなりの発表。「Swiftの PlaygroundだけならiPad Proで十分動くよね」がついに実現したのだ。まだ初期段階で子供騙しと言われる部分もあるだろうが、これでアプリ作成に興味を持つ少年が少しでも増える ことを祈りたい。
その2:音声認識エンジンの公開
SiriのAPIの公開だけではなく音声認識エンジンも同時 に出してくれたらは音声認識アプリを作っている人の悲願。日本語ならAmiVoiceのように優れた音声認識エンジンが存在するがライセンス契約が必要な ので安価なアプリで使うことなど個人プログラマーでは夢のまた夢。それがあっけなく可能になるのだからこんなに嬉しい話はないのだ。
その3:watchOS 3でApple Watchが見違える
7 倍速くなったはオーバーかもしれないが間違いなくApple Watchの動作速度は速くなった。まだPreview版なので色々おかしな動作はあるがこのまま正式版に向けてチューニングが進んでいけば他のスマート ウォッチが筋肉ばかに見えるくらいに見違えることだろう。

結論:ソフトウェアだけで既存のデバイスを どれくらい新しいものにすることができるか。それが今回のWWDCのメインテーマなのは間違いない。一切のハードウェアを発表しなかったのはそれを際立た せるためだった気さえする。OSを自前で持っていないところは取り敢えず他社よりもデカくて速いエンジンを積んでおけだが、両方を持っているAppleは そんなことをする必要がない。そういうことなのである。

金曜日, 6月 10, 2016

WWDCは二つのS?

新たなハードウェアの発表はなさそうだとなるとsteveがいなくなったAppleは終わったとまた騒がれるのだろうがWWDCはソフトウェア開発者のた めのカンファレンス。そもそもハードウェアの発表会ではないのだ。そんな中、冷静にAppleをウォッチしている人は昨年に続き今回も内容の濃いものにな ると予想しているが、秋までに発表されることなどない製品を期待している人がいるには正直呆れてしまう。

AppleのWWDCのトップ ページは画像はなしのテキストオンリーで誰がどう見てもコーディング風。2年前のWWDCで登場したSwiftもバージョンが3.0となり、足りないと言 われていたライブラリーもこれで一通り揃うだろう。というわけで一つ目のSはSwiftだ。すでにオープンソースとして公開されているSwiftがどこま で広がっているのかはわからないが、Appleが大の苦手のサーバー周りに関しては、パートナーとなったIBMがサーバー側のアプリもSwiftでと後押 しをしている。今後サーバーサイドでSwiftが開発言語の一つになることは間違いないだろう(メインの言語になるなどとは言っていないので他の言語専門 の人は怒らないようにw)。

そして、もう一つのSはSiriだ。AmazonやMicrosoft、GoogleとどこもかしこもAIだ ディープラーニングだと騒いでいる中、ディープラーニングとは言えないSiriは負け組だというのが一般常識に囚われた方々の評価のようだが、いよいよ OS Xにも搭載が予定されているSiriは当然進化をしている。顔の表情から感情を認識するEmotientやVocalIQとの連携で次世代のSiriと なったものが次世代のユーザーインターフェイスとして初お披露目となる可能性もあるのだ。賢さの部分に関してはIBMとの連携が考えられる命に関わるよう なものに関してはHealthKitやResearchKitとWatsonの連携によって解決されるのだろう。

結論:今回のWWDCはSwiftとSiriを押さえていれば間違い無いのだ。

火曜日, 5月 24, 2016

日本人に糖質制限はあっているのか?

ダイエットと言えば食物の摂取を制限するのが一番手っ取り早いと考える連中が世の中にたくさんいる。そしてその流行り廃りの激しさからどれもが行き過ぎた方法なのは間違いない。糖尿病などの既往症がある患者の食餌制限で糖質を減らすことは重要だが、それを拡大解釈して糖質を制限するのが今の流行りのようだが問題は日本人は長い間タンパク質や脂肪を中心にした食生活を送ってきた人種ではないという根本的な問題。遺伝的にカロリーの低い食物から栄養を得られるように体質が作られてきたことを忘れてはいけない。

サモアなどのタロイモが主食だった地域も同様で食の欧米化によって肥満率が一挙に高くなってしまったのは糖質が原因ではなく栄養の吸収率が肉食の人種よりも高かったからなのだ。つまり芋や米を主食にしていた人種は欧米人よりも少ない量を食べていてもカロリーの過剰摂取となってしまうわけだ。そんな状態なのに最初に糖質を制限するというのは愚の骨頂。確かに糖質を制限するのは一番手っ取り早い方法(見る見る痩せる)だが、それは健康になっていることにはならない何十年も掛けて太ってしまったのだとしたらそれを改善するには同様の期間が必要だと考えなければいけない。すぐに結果が出るものを求める気持ちはわからないではないがそこに歪みがあることは理性的に考えれば分かるはずなのだが。

結論:本当に健康的に痩せたかったら自分が太り始めた時からの期間を基準にして理想とされる体重を目標に食事量の漸減を心がけるべきである。そしてそれは遺伝的に適した食物を制限することなく行わなければいけない。まあ、それを冷静に判断できるような人は肥満になどなってるはずはないのだが。

土曜日, 5月 21, 2016

カッザーフィーは何故殺されたのか?

カッザーフィーは何故殺されたのかと問えばそんなのテロリストだったからと答えるのが世間一般の答えだが、カッザーフィーを極悪人の独裁者と信じているのは欧米とその属国の日本くらいかもしれない。現に、殺される前のカッザーフィーは化学兵器も持っていもしないのに濡れ衣で殺されたサダムを目の当たりにしてアメリカに牙をむくのをやめ随分と融和的になっていたのは動かしようのない事実。ただし、サダムが消された本当の理由をよく理解していなかったために結局摩擦されることになってしまった。

欧米にテロ国家と指名された国家にはいくつかの共通点があるが、それは軍備拡張をしてアメリカに楯突いていたなどというものではない。紙幣発行権を持つ中央銀行(民間銀行)ではなく国が紙幣を滑降していたのが一番の共通点。同時多発テロ以前に国が紙幣を発行していた国はイラン、イラク、リヴィア、アフガニスタン、北朝鮮、シリア、パキスタン、スーダン、キューバだったがどこもテロ国家扱いだった。そして、それらの国の多くはクーデターなどにより既に当時の政府は崩壊している。そして現在は中央銀行が紙幣を発行している。

そして、サダムとカッザーフィーは原油取引通貨をドルからユーロに切り替えようとした矢先に暗殺の憂き目に遭っているのだ。それだけではなく汎アラブ主義を実現するためにカッザーフィーは欧米の資金参加を拒否した上でIMFに対抗するアフリカ通貨基金(AMF)、アフリカ中央銀行、アフリカ投資銀行の設立を図ってしまった。それが2011年。突如チュニジアのジャスミン革命が飛び火し…

結論:中央銀行がないとテロ国家と指定され、基軸通貨をドル以外のものにしようと企てると暗殺される。これが定理に思えて仕方がないのである。

木曜日, 5月 19, 2016

議員立法が少ないから?

行政の長である安倍さんが立法府の長だと発言してやり玉に挙がっている。確かに立法は行政組織である内閣の仕事ではないのだが、議員立法ではない法案が多い日本では単なる頭数に過ぎない国会が本当に立法府かと言われると確かに首を傾げたくなるのも事実だ。そうなってしまっているのは与党だけではなく国会で討議すべきでないもので無駄な時間を浪費している野党のこそ責任があると思うのだ。

結論:
日本に三権分立なんてないのだ。

水曜日, 5月 18, 2016

リベラルなんてそんなもの

自衛隊は軍隊だ平和の敵だといつも騒いでいる「ピース・ボート」がソマリア沖で海賊対処で展開中の自衛艦に護衛を依頼した。海賊対処だから警察活動なのでと言い逃れをするのかは分からないが、そもそもソマリア沖にまで出かけることを批判していたのではなかったか。

まあ、リベラル(似非左翼)と名乗っている連中は元々そんなレベルの連中ばかりなのは分かりきっていて本当にどこかの国が日本に攻めてきたら自衛隊が先制攻撃をしないからこんなことになったのだと言い張る連中なのだ。災害時にも自衛隊の助けなどいらないと言ってる連中に限って自分たちが被害者になったら自衛隊の初動が遅いから被害が拡大したと…

結論:義務も負わず無責任批判だけするのをリベラルと呼ぶのである。

金曜日, 5月 13, 2016

ヒラリーが大統領になることはない

日本ではなぜか人気のあるヒラリー。旦那のクリントンの時に日本がどんなことになったかも考えないからそんな馬鹿なことがいえるのだろうが、初めての女性大統領候補だからと持ち上げるのは正直意味がわからないのだ。そんなクリントン日本では大きく報道されないせいか大して問題と思われていないが個人メールアドレスを使って機密情報を送っていた問題でFBIの捜査の手が入っている。本人の事情聴取がいつ行われてもおかしくない状況なのだ。未だ劣勢のサンダース氏が民主党の大統領候補選を降りない理由もそんなところにあるのである。

結論:ヒラリーが大統領候補になったら間違い無くどんな機密情報を個人メールで送っていたかが暴露されるのである。

金曜日, 5月 06, 2016

Appleの時代は終わった?

steve(Jobsは大文字は嫌いなのでw)がいなくなったAppleにはもう未来はないと言われていたが、それでもTimの元でもずっと右肩上 がりを続けていたAppleが13年振りに第2四半期で収益が下がりApple神話の崩壊などと騒がれている。Appleは元々宗教団体ではないので神話 など存在しないのだが(周りが勝手に神話を作っているだけ)、信者と揶揄される私のような熱烈なファンがいるから仕方がないだろう。

今回 の四半期決算発表に関しては第1四半期の決算発表時に掲げていた予測の範囲内であることは皆さん百も承知だろうが、株価の変動以外に興味のない機関投資家 はそれを材料にしてApple神話崩壊のアドバルーンを上げまんまと一般投資家の懐からお金をくすねたのだ。4〜6月期は6月のWWDC以外にネタとなる 材料がない時期(日本とは違い新学期ではない)だが、Appleも次の四半期も良い数字になるとは予測していないのでiPhone SEが予想以上の売り上げを上げない限り大化けはないはずである。

スマートフォンはすでに成熟期に入りどこかが大きく伸ばせば他社が大き く凹む段階に入っている。そんな中Appleだけは右肩上がりでなければいけないなどと考えている連中はネズミ講の胴元と同じ。そんな連中はiPhone 6が信じられないくらいに売れた時にはiPhone頼みで将来が暗いと宣っていたのだからお里が知れると。

四半期決算の数字だけを気に している経営陣だったら決して口にしないTimの「iPhoneの寿命は3年」発言を見れば分かるようにAppleは短期間の売り上げではなく長く愛され る続けることこそ重要と考える企業だ(そんな絵空事と批判する御仁はどこにでもいるが本当にかわいそうな連中だ)。大失敗だと一部で言われている Apple Watchも現状で終わってしまうようなことは絶対ない(昨年度だけで600万台、現在までに1,000万台以上売れている)と確約しているのは他社では 考えられない26兆円と言うキャッシュを持っているからなのだが、崩壊だと言われた前四半期にも1兆円を上積みしていることを忘れてはいけないのである。

結論:Apple が主役だとは言わないがiPhone以前にPCの世界で王者だったDellはトップを追われ、iPhone登場時に携帯の覇者だったメーカーの多くは立ち いかなくなった。同様にPCの世界では未だに覇者かもしれないがモバイルまで含めればすでに独占体制にはないMicrosoft。盛者必衰となるかどうか は次を用意しているかどうかに掛かっているのである。

月曜日, 5月 02, 2016

固定観念

未だにApple Watchの販売台数を発表せずその他の売上でひとまとめにしているApple。確かに100億ドルにも満たない製品を分ける必要などないとAppleの売上を基準に言われればその通りかもしれない。そんな中、この一年間の売上台数は1,200から1,300万台で金額しにして1,600億円ほどロレックスを上回っているのではとの記事も出てきた。その金額はスイス時計業界の40%に当たると数字を並べられてもApple Watchは時計ではないので仕方がない。

時計に見えるからライバルは時計。スマホと同じようなことができるからスマホがライバルと人は自分が理解できる範囲で単純に比較をしたがるものだし、そういった固定観念からしかモノを判断できないのも仕方がない。そいう人達はクォーツが登場した時にスイスの時計産業は壊滅すると信じた人達と同じなのである。そんな風に書くとムキになって反論する人も世の中にはたくさんいるがスイスの時計業界が影響を受けないと言っているのではなく元々が違う土俵の製品だと言いたいのでる。

お湯が沸かせるから電子レンジが電子ポットや南部鉄瓶のライバルだとは考えないのと同じレベルの話なのだが見かけが似ているとつい惑わされてしまう。ウエアラブルであるApple Watchが今後キーデバイスとして育つかどうかは、時計として有能かとかスマホの代わりが務まるかではなく生体情報を正しくトレースできるかどうかに関わっていることだけを忘れなければ製品として誤った方向にむかうことはないのである。

結論:人は過去の経験から固定観念を持ってしまう生き物だが、それに囚われていたのでは未来など見えないのだ。

水曜日, 4月 27, 2016

何で病気になると熱が出るのか?

病気になると熱が出て、場合によって脳障害になったり死んだりということがあるせいか熱が原因で脳障害が起こったり死ぬと思い込んでいる人が多いが、実際には熱で脳性麻痺になることはない。脳性麻痺はウイルスや細菌感染により脳炎や髄膜炎が起きたことが原因であり、それらを倒す免疫力を高めるために体温が上昇するのである。それこそ熱が出なかったらそのまま死んでしまうだろう。

体温が上がることで問題があるとすればそれは脱水症状を起こしたり、体温を上げるために新陳代謝が通常よりも激しくなるのに(エネルギー源がより必要)、食欲が減退し体力を奪ってしまうことにある。消化器系が原因での発熱でなければいつもよりも栄養価の高いものを食べて十分な水分補給を行いながら体温を高くすることが病気を早く完治させる一番の方法なのである。

もちろん何が原因かが分からない状態で高熱を放置しろという意味ではない。肺炎の場合には発熱による治癒の前に酸素欠乏で死に至ることになるので抗生物質の投与が必要である。体細胞は44度を超えると死滅すると言われているが細菌やウイルスは通常42度で死滅する。僅か2度の差なので綱渡りと思われるかもしれないが実際には体温が39度近くになれば細菌やウイルスの増殖は止まってしまうためさらに悪化する心配は無い。あとはキラー細胞やマクロファージが働いてくれるのを待てば良い。

さらに昔から経験的にはわかっていて一部治療法として患部を温めることで癌細胞を死滅させる療法が開発されていたが、癌細胞も最近同様に体温が39度近くなると増殖を停止し、その体温で活動が活発になる免疫細胞によって駆逐され始めるという研究結果が公開された。研究の結果、細菌やウイルスと同様に体温が42度になるとがん細胞が死滅することが明らかとなった。問題は体深部となる内臓をどうやってそこまで温めるのかということになるが、かつて梅毒の治療にマラリヤが使われたような荒っぽいことはできないが、マイクロウェーブなど以前から研究が進められているものもさらに研究が進むだろうし、もっと簡単な温泉による温浴療法なども研究されるだろう。

結論:人が細菌やウイルスに感染したり怪我をした時に熱が出るのは正常な免疫反応。病気にならない丈夫な体になるには平熱を高く保つのが一番のようだ。常に体温を高く保つ方法が見つかったら癌を世の中から駆逐できるかもしれない。

火曜日, 4月 26, 2016

熊本大地震に思うこと

熊本地震は津波で14,000名あまりの死者を出した東日本大震災とは被害状況は一日しく違うのは明らかである。町そのものが消えてしまう状況ではないため復旧のスピードは東日本大震災に比べ早いだろう。

東日本大震災ではSNSによる(当時はTwitterがメイン)情報の拡散が良し悪しは別にして有効であることが証明されたが、今回の熊本地震ではデマ情報の拡散や時間の流れを無視したRetweetやシェアによって支援物資の重複などかえって混乱を助長させる原因となることも明らかとなった。

マスメディアには元々期待などしていないが今回も色々と物議を醸す行為があったのは視聴率に伴う広告料が収益の根源という時代遅れのビジネスモデルから脱却できないからにすぎない。

私自身は被災地に直接入ったわけではないので伝聞に過ぎないが、隣県の地方自治体の職員が熊本県内の被災地、避難所に支援活動の一環として入られたそうだ。避難所には行政主導で運営されている避難所と被災地住民による自主運営避難所があったが、不平不満が多く上手く回っていないものは行政主導の避難所で物資の多寡に関わらず協力しあって明るい空気が溢れていたのは被災地住民による自主運営の避難所だったそうだ。

これは、避難所に限ったことではなく上から何かをしてもらうことを前提と考えている組織では能動的に何かを起こす力は生まれず、ぶら下がりの結果感謝の気持ちを失せさせる。当然生まれるのは無責任と不平不満。自ら動かなければ何も始まらない組織は自らが動くことによって同じ目標に向かうメンバーとしての一体感を生み出し、それが助け合いの精神を育むことにつながっているのである。

結論:今後、災害対策は支援物資の供給、生存者救出など国や自治体が主体となるべきものと避難所の運営などを分けたスキームを用意すべきではないだろうか。被災者が復興のリーダーとなるためにも単なる被害者にさせてはいけないのである。

今回のWWDCの1番の目玉はApple Watch!

新製品が出そうもないのでApple Watchは期待はずれと思い違いをしている人が世の中には沢山いる。そういう人たちは次のApple Watchにはカメラが付けばもっと売れるのになどと韓国や日本のメーカーのどんな馬鹿でも最初に考えそうな事しか言わないのでスルーすれば良い。

そんな人に気づいて欲しいのは世の中はあったら便利というものでは成り立っていないという事実。世の中にある便利グッズと言われる類のものを私はまず買わないがその第一の理由はあったら便利なものは、なくても困らないものだからだ。便利グッズやアイデア製品が好きな人のパターンは、買ってすぐに使わなくなり引き出しの…

話がそれたので元に戻そう。現在のApple Watchの主な役目はiPhoneの出先となってメールやメッセージの通知を行うことだが、そのために開発されたものではないと考えている人はあまり多くはない。だから、スマホの代わりに単独で電話もメールもと考えてカメラも搭載したりとカタログ上の機能は凄いが誰もが結局使うのをやめてしまうほど使いづらい代物になってしまうのに、他のメーカーなら単独で電話ができるものもあるのにとAppleにとって理不尽な評価を下したりするのだ。Appleもあえてそのように見える形で製品とOSをリリースしてきたので勘違いするのも仕方がないかも知れないが、そこから一歩も先を予測できないならテクノロジーライターなどやめてしまえと言いたい。

Appleがそんな補助器具としてApple Watchをリリースしてきたのは他のメーカーをミスリードしようと意図してそうしてきたのではなく全ての準備に時間が掛かるからだろうと思うが、メインではないおまけの機能を比較してAppleよりも他の端末のほうが機能が多いじゃないかと一般ユーザーを巻き込んだ上で間違った方向に未来があると誤解させたのは間違いない。という訳であくまで私の妄想の世界ではあるがApple Watchの本当の目的はどこにあるのかを書いてみたい。

常に体の状態をトレース可能なことがウエアラブルデバイスの最大の利点。常に生体情報を取るには今までは別なデバイスを身につける必要があった。Apple Watch単独でもハートレートと活動量を計測可能だが、当然今後は血中酸素飽和度や血糖値の自動計測を可能にするだろう。そんなものすでに世の中にいくらでもあるじゃないかとムキになる人がいるが、それらの機器は単独でデータをサーバに送るような仕組みにはなっていない。Appleはすぐに囲い込みをすると言われるが各計測器のメーカーが自社製品のためだけに用意しているWebサービスと比べたらHealthKitやCareKitでのデータ連携は運動会とオリンピックくらいの違いがあることを知ってほしいものである。

そこまで書くとパルスオキシメーターや血糖値計測センサーが搭載されている新しいApple Watchが出てくると勘違いする人がいるかもしれないが、Appleは他の多くのメーカーのように本体に標準装備するような馬鹿な過ちは犯さないと考えている。Apple Watchは機能では勝負にならないので交換可能なベルトの種類を増やしてファッションとして売ろうとしているのではとの記事も散見されるがオプションで色々なベルトが簡単に付けられるというのが重要なキーワード。Hermesがあるように他の電子メーカー製のバンドがあっても…

今年のWWDCではファッション業界だけではなくApple Watchの隠しポートに接続することで生体情報を取れるサードパーティー製のセンサーが搭載されたベルトが発表されると踏んでいる。

標準搭載させればその方が儲かるのにと考える人が世の中の主流だが、そういう人はあったら便利な機能と必須の機能の大きな差をわかっていないという話に戻ることになる。心臓や肺に問題を持っている人やプロアスリートにとってパルスオキシメーターは生き死にに関わる重要な情報を与えてくれる必須なセンサーと言えるが一般ユーザーにとってはあったら便利かもの機能。どうしても必要でないものが付いたせいで製品が高くなったと分かれば…これは血糖値も同じだが糖尿病の患者でない限り(かなり多いが)常時測る必要はない訳だ。

結論:新しい製品が発表されないということはそんなことをする必要がないくらいに世の中が大きく変わる何かが準備されていると考えるのが正しいのでは。最近リーク情報が多くなっているiPhoneはもうリークされても構わないくらいハードウェアでの大きな進化は今の所ないということなのである。オプションではなくパルスオキシメーターを標準搭載したApple Watchを発表するようだったらAppleの将来は暗いかもしれないのだ。

月曜日, 4月 25, 2016

イノベーションのジレンマ

世の中にはイノベーションというものを新製品に搭載される電子部品が新しくなることと勘違いしている人が結構いる。技術動向に疎い人がそうなのは仕方ないとして業界にありながら根本のところを理解していないために素人以上に馬鹿な発言をする輩がいることに正直驚いている。そういう連中が真っ先に口にするのはsteveのいなくなったAppleはイノベーション企業ではなくなったという常套句。

まるでsteveがいた頃は毎年のように世の中をひっくり返すようなイノベーションを起こしていたような言いぐさだがiMacの発表が1998年5月、iPodが2001年10月、iPhoneが2007年1月でiPadは2010年1月(プロトタイプの開発開始はiPhoneよりも早い2002年)と早くても3年、平均すれば4年以上掛かっている。iPhoneからiPadまでが短い印象だが前述しているようにiPad開発で得られた技術を携帯に詰め込んだのがiPhone。世の中にはタブレットに対する悪印象(使い物にならない製品がいくつも出た)があったからiモードなどで既に確実なニーズの存在するiPhoneを先行させた訳だ。そして製品が出ただけでは本当のイノベーションにはならないことが重要なポイントなのだ。

iPhoneに限らずAppleの製品はハードウェアに依存した機能を最小限にし、ソフトウェアのアップデートでハードウェアを進化させる方法でユーザーを増やし結果的にハードウェアで利益を得るビジネスモデルを続けている。Appleがイノベーションを起こしたとすればそれはそれまでのハードウェアのビジネスモデルを根本から覆したところにあるのだ。

結論:ユーザーの生活をより良くするには何が必要か、より良いユーザー体験を提供するには何が必要か、それを実現できるハードウェアは何か。Appleのモノづくりは物を作る以前の人間観猿に重きを置いているから本当のイノベーションを起こせるのである。

月曜日, 4月 04, 2016

餃子の王将の闇

社長が何者か(福岡の工藤会らしいが)に殺されて世間を騒がせた餃子の王将。260億円にも昇る不正支出の調査の結果、上杉昌也に流れていたことが明らかに。独自の事実確認を行っていないからとの言い訳もあろうが大手マスコミはA氏とするだけで実名を公表していない。調査委員会の調査結果なので実名をあげても良さそうなものだが同和の問題が後ろに感じられるせい(部落解放同盟中央執行委員長をなくなるまで続けた上杉佐一郎の異母弟。上杉昌也は解放同盟ではない)なのかはわからないが。

不正支出はバブル期に開発がスタートした福岡のゴルフ場絡みと言われてを切ろうとしていた社長が殺された。餃子の王将が全国展開できたのは故上杉佐一郎の力添えがあったからと言われているが、その礼の意味も持ったゴルフ場開発に資金援助し焦げ付かせ関係を絶とうとして命を…

結論:大手マスコミには書けない話は世の中にたくさんある。

金曜日, 4月 01, 2016

どうでも良い話

周防さんに愛想を尽かされたとの噂さえある藤原紀香が片山愛之助さんとゴールイン。記者会見を仕切ったのがバーニングさんなのかは知りませんが数日前からバーニング筋から3月31日に記者会見があると出ていたそうなので絶交ではないのかもしれません。

結論:さすがに周防さんももう藤原紀香じゃないですよね。

木曜日, 3月 31, 2016

鴻海とシャープの話

鴻海と言えば中国本土でiPhoneを組み立て製造しているFoxconnが真っ先に浮かぶので中国の企業だと思われそうだがその母体である鴻海はれっきとした台湾の企業。ネット上には鴻海の創業者は台湾人ではないのであり済ましだという話もあるが資本そのものが台湾ベースであることは間違いないし人件費の上がってしまった中国からインドに製造の拠点を移しているところから別に中国のために動いいているわけではないことは間違いなさそうだ。

そんな鴻海がシャープを買収したのでシャープの持つ技術が中国に流出してしまうと騒いでいる馬鹿がいるがシャープで使い物になる技術は、佐々木相談役の鶴の一声でSamsungに技術供与された時に流出を終わっていたのではないだろうか。最初の頃は歩留まりも悲惨な状態でやっぱり韓国製はダメだねと鼻で笑っていたが国内メーカーも多くの優秀なエンジニアを高給を餌に引き抜かれあっという間に提携していた天下のSONYがSamsungからパネルを買うことにさえなってしまったのはそのせいなのではないだろうか。

話が脱線してしまったが鴻海が本当に求めているのはシャープの開発技術ではなく製造技術だろうと踏んでいる。その証拠に亀山の製造ラインをすでに過去に入手している。国内メーカーからシャープは嫌われていたという厳然たる事実はあるがPanasonicがシャープを救済しなかった最大の理由はシャープから得られる開発技術と不要な製造ラインを天秤にかけ価値がないと判断されたからではないだろうか。

結論:繰り返しになるが鴻海はシャープの特許よりも製造技術が欲しかったのである。

水曜日, 3月 30, 2016

最初にタブレットを作ったのはAppleではありません

アラン・ケイが理想のパーソナルコンピュータであるダイナブックを提唱したのはCPUにマイクロプロセッサーを使ったマイコンが登場する前の 1972年。ダイナブックはフラットディスプレイにキーボードを装備したものであったがその形はまさにタブレット型。Appleが実際にそれに近い形のタ ブレットをリリースしたのは2010年なので40年近くを要したのだが、タブレットそのものはその何十年も前から死屍累々。iPadよりも遅かった Androidは問題外としてMicrosoftは何度となく挑戦を続けその度に失敗を重ねてきた。

iPadが最初のタブレットなどと勘違いをしたのでは草葉の陰に眠るタブレットがあまりに不憫なのだ。というわけで死者を弔う気持ちを込めて過去のタブレットを…

タブレットの歴史
1970年代前半:アラン・ケイが論文で正式にDynabook構想を
1980年代後半:steveを追い出したジョン・スカリーがKnowledge Navigatorを提案。当時の技術からしたら妄想の世界だったのだが、その後Appleは資金を投入。
1991年:PC 用ではないタブレット用のOS、PenPoint OSを搭載したPenPointをリリース。PenPoint OSはその後AT&Tのタブレットでも使われたがWindowsのベーパー戦略に敗北?実際はノートPCに勝てなかっただけでは。 MicrosoftがGoに対抗したとしか思えないWindows for Pen Computiingを。ベースはWindows 3.1でマウスをペンに置き換えた代物。後にWindows 95ベースの2.0となるが仇花に過ぎず。
1992年:IBMがWindows for Pen ComputingのタブレットPCをリリース。
1993年:狭義ではタブレットではないがAppleがNewton Messagepadをリリース。ミニ、ミディアム、ラージの三種が開発されたがタブレットに当たるラージは製品化に至らず。タブレットは後にスピンアウトしたGeneral Magicに。
1990年代後半:Apple がPDAを出したからか各社タブレットではなくPDAに注力。Palmが一躍脚光を浴びるがガジェット好きのオモチャの域を脱すことはできなかった。 MicrosoftはポケットサイズのデバイスにWindowsをと考えWindows/CEを。小さいものは使い物にならないと実証してくれた。
2002年:MicrosoftがWindows XPベースのWindows XP Tablet PC Editionを発表。Windows PC各社が対応のタブレットPCを。タブレット専用のOSではない上高価格だったので一般ユーザーが争って購入することはなかった。
2006年:マウス代わりのスタイラスペン無しでも操作可能なタブレットPCが登場。マウスが指に変わっただけの代物。
2009年:2007年iPhoneの登場でにわかにマルチタッチ対応が必須となりWindows 7ベースのタブレットPCが登場。あくまでPCなので普通のPCよりも使いやすく赫々を安くは望むべくもなくメインストリームにはなりえなかった。
2010年:iPhone OS(現iOS)を拡張したOSを搭載したiPad登場。タッチインターフェイスだからこそのUIをベースにした本当のタブレットが登場。価格もタブレッ トPCでは考えられない低価格だったこととiPhoneのアプリが動くことから一気にタブレットが一般ユーザー市場に広がった。

結論:例 えそれがキーボードがないPCに過ぎなかったとは言えMicrosoftの方がずっと昔からタブレット型のデバイスを出していたのだ。問題は価格が高かっ た上に単なる使い辛いPCに過ぎなかったこと。ユーザーの使い勝手を置き去りにしたのがいけなかったのだが。何でも出せば良いわけではないのだ。

金曜日, 3月 25, 2016

iPad Pro 9.7を買ってはいけない10の理由

誰もの予想通りついに発表されたiPad Pro 9.7インチ。iPad Air3はいつになったら発売されるのだと心待ちにしていた諸兄にとって今回の仕打ちはまさに処刑宣告に違いないだろう。そんなわけでiPhone SE同様に買ってはいけない理由をダラダラと並べたいのである。

買ってはいけない理由
その1:iPad Proの発表で煮え湯を飲まされた人たちが期待していたのは当初噂になっていたiPad Air3。これでA9Xを搭載したiPad Airが手に入ると思っていたのに発表されたのはiPad Proの9.7インチモデル。サイズが一緒なら良いじゃないかという言い訳に耳を傾けるほど心は広くないのである。
その2:半年遅 れだからなのか、それとも取り回しの効く大きさだからなのかは知らないが、あの高価なiPad Proでさえ800万画素のカメラだというのにiPhone 5sと同じ1,200万画素カメラとは如何様なのである。タブレットで4Kビデオを撮るやつなんて世の中にいないぞ。その上画素数だけで騙そうという手合 いさえいるかもしれないというのにFocus Pixelsのオートフォーカス。ふざけるなと言いたい。
その3:バックカメラはそれでも良いかもしれないが今回はフロントカメラも一気に500万画素にアップ。そんなアップに耐えれれない人だって世の中にはたくさんいることをAppleの人間は知らないのだろうか。
その4:iPad Airで使えたらどんなに嬉しいかと羨望の的だったApple Pencilが使える。
その5:iPad Pro 9.7にも専用のSmart Connectが用意されカバーとしても利用可能なSmart Keyboardも用意。Xcodeを使ってアプリを開発したりしないのであればMacなど買うなというばかりの横暴な商品構成。全てを揃えたらMacが 買えそうな金額なんだぞ。
その6:ディプレイサイズはiPad Airと同じなのに周りの光に応じて色や明るさを自動調整するTrue Toneディスプレーを搭載。iPad Airよりもより鮮やかに彩度の高い映像を表示するなどあるまじき行為なのだ。
その7:iPad Proで搭載されそれがどうしたと文句をつけても良いと思っていた4つのスピーカーをいけシャーシャーと搭載。縦位置、横位置関係なく自動で左右の音を振り分けるなど細かい使い勝手を考える時間を惜しんで一円でも安くしたらどうなんだ。
その8:これだけのものを詰め込んでいながらサイズはiPad Air2と変わらず重量も同じ。初代のiPad Airよりも軽くなっているなど反則である。
その9:今回の発表に合わせてiPad Pro 12.9インチにもストレージ容量256Gが用意されたが、いくらメモリが安くなったとはいえMacBookでさえ256Gは高嶺の花。タブレットごときに載せてはいけないのだ。
その10:サイズが全く同じなので今までiPad Air2を使っていた人は今までのお気に入りのケースをそのまま使うことができる。これではケースメーカーは上がったりなのだ。

結論:こ れだけ書いてもiPad Pro 9,7を買ってしまう物分りの悪い人は世の中に多い。メールの確認くらいにしか活用法が見つからない法人ユーザーは黙って価格の安くなったiPad Air2を導入となるのだろうが、高性能なiPad Airの登場を待っていた人にとってiPad Pro 9.7は悪魔のささやき。Apple PencilやSmart Keyboardは必須ではないのに買ってしまう人も多いのだろうな。

iPhone SEを買ってはいけない10の理由

誰もの予想通りついに発表されたiPhone SE。iPhone 5sと筐体は同一で新たに加わったローズゴールド以外ではiPhone SEとは気付かれないだろう。そんなiPhone SEを買ってはいけない理油を並べたいと思う。

買ってはいけない理由
その1:iPhone SEに搭載されているチップは他のスマートフォンと比べて見劣りすることのないA9。何の文句もないだろうと言われそうだがAndroidやiPhone 5cじゃないのだから半年も前に出たチップの端末を買うなんてアーリーアダプターとしては許せないのである。
その2:なりは小さいのにバッテリーの持ちはiPhone 6や6s、5sと比べて改善されている。これはA9が処理速度が速いのに消費電力が小さくなっているからなのだが最新のGalaxy S7(こちらのバッテリーは倍以上の容量)よりも持つなんて反則なのだ。
その3:最 新モデルなのにTouch IDは、iPhone 5sや6と同じ第一世代を使用。Touch IDの認証速度はCPUに依存するので恐らく5sや6よりも速いはずだが既にiPhone 6sを持っている人間位とっては我慢できないくらいのタイムラグ(恐らく100m秒くらい)が発生するだろう。
その4:iPhone 6よりも高性能なカメラを搭載している。
その5:今までiPhone 5sを使っていた人は同じケースがそのまま使えるが4sだった人はケースを買い直さなければいけない。
その6:大きな画面でなければ必要性の低い3D Touchを載せていない。こんな形でコストを削るなどなんと計算高いのだ。
その7:これだけ高性能になったのだからと開き直るつもりらしいが重量が1gも増えた。異常に神経質な人(病的ともいう)でなければ気づかない差だと言いたいのだろうが一円玉一枚を笑うものは一円で泣くことになるのだ。
その8:今までのiPhoneの中でも圧倒的にリーズナブル。Appleはハイブランドだからと見栄で使いこなしもできないのにiPhoneを手に入れていた人に対する冒涜である。
その9:4インチサイズはミドルどころかローエンドモデルしか用意していないのが他のメーカー。そんなところに半年遅れとは言えほぼハイエンドのスペックでミドルモデルの価格帯で出すなど言語道断だ。皆、iPhone 5cを見てタカをくくっていたのに。
その10:9.7インチのiPad Proは換算レートで110円前後だというのにiPhone SEは132円換算の国内販売価格。どうせ安くするのなら5万円を切るべきだったのだ。

結論:これだけ書いても小さいiPhoneを待っていた人は買ってしまうのだろう。少しは待ちきれずにiPhone 5sからiPhone 6sに機種変更してしまった私の気持ちを分かってもらいたいものである。

金曜日, 3月 18, 2016

消費増税先送り?

財政再建以外を考えていない財務省主導で進められてきた消費税増税。景気が上向き始めるたびに繰り返される増税で増税以前よりもさらに悪くなるという誰にでもわかる結果を招き続けていたわけだがここにきてようやく増税延期の話が政府から出てきた。株価のように机上に過ぎないものはいかようにでもなるが、円安にしたにもかかわらずSHARP、東芝と立て続けに日本を代表する家電メーカーが青息吐息となり景気が回復する見込みなど…

土建業界からと誘致に成功したオリンピックもメイン会場すら本当に建つのかと心配になるような無計画さを露見。国民の気分としてはオリンピックなんて返上してもいいのではというくらいに冷め始めている。ここで最後まで抵抗するのは財務省なのは間違いないがぐうの音も出ないほど景気が後退すればさすがに消費税アップなど言い出せない状況になるのだが。

結論:消費税を5%に引き下げるくらいのことをしないと本当に景気は良くならないのである。

金曜日, 2月 26, 2016

村八分社会

法律を犯す問題を起こしたシャブ原が登場しCMやテレビ番組を降板したのでバッシングの矛先から外れたように見えるベッキー。不倫が発覚した時の対応のまずさはサンミュージックだからとスルーすれば良いものを、たかがゲス男と不倫したくらいでタレント生命を脅かされるようなことではないと思うのだ。不倫を好ましく思うかどうかはそれぞれの判断なので構わないのだが、マスコミをあげてまるで犯罪者のように有る事無い事書き立ててバッシングしたのは恥ずかしい限りだ。

そういうことが起こるとしたり顔で最近は皆が寛容さを失ってしまったなどと宣う輩がいるが、村八分は昔からの日本の伝統。マスコミが叩けば皆がそちらに流れれるのは当のマスコミが一番知っていることだし、それで数字とお金になるからやっているのは誰もが知っていることだ。書かなくなるのは気の毒に思ったわけではなく単に皆が飽きたと判断したからにすぎない。

結論:グローバル時代とか騒いでいるが村八分に勤しんでいるようじゃ世界を相手に勝負など無理なのだ。

木曜日, 2月 25, 2016

正義の人

世の中に真の正義なんてあるわけがないじゃないかの持論を持っている私からすれば頭が腐ってるとしか思えない案件でTwitterが盛り上がっているらしい。事の発端はどこでそんな教育を受けたのかは分からないが記者をやっている方の「私達記者は正義。」のつぶやき。みんなに突っ込まれて「記者は正義であるべき」の意味だったと見当違いなリツィートをしているのだから本当にかわいそうな人だ。冒頭に書いたようにそもそも世の中に絶対的な正義は存在しない。大抵の場合は正義というのは相対的な比較にさえならない。勝てば官軍で正義というのは勝った側の大義名分を正しいとする考え方。太平洋戦争で負けた日本も日本ありの正義のために戦ったのであり、正しいかどうかは別にしてその日本を打ち負かしたアメリカにはアメリカの正義があったのだ。日本がアメリカに敗れたのは決して正義の優劣の問題ではなく武力の差。

戦争に負けたので日本やドイツは犯罪者扱いでしたが我々にも一分の理はあったのだ。戦後は戦争に行った人に罪を押し付ける形でアメリカ側につくことが正義だったわけだが、敗戦で日本が去った後に旧植民地に戻ってきた欧米諸国はその後植民地を復活させることができなかったわけだが、それは欧米の正義が占領される側の正義ではなかった証拠なのである。要は正義とは単なる大義名分の類。自己を正当化するためのお題目に過ぎないのだ。

さて、冒頭に戻ろう。正義とは違うが記者に取っての正しい態度というものは存在する。日本のマスコミにはそんなものはほとんどなさそうだが、それは自分や自分の属する組織の信条や心情に一切左右されずに事実を報道することである。右左の二つの意見が出ているならそれぞれの主張を書けば良いだけだ。Aさんはこう言っているが多くの人はBさんが正しいと言っているまでは事実がそうならそう書けば良いが、だからAさんは間違っていると書いたらそれは事実の報道ではなくなる。でもくだんの記者さんはそう書くことを正義だと考えているはずだ。記者には正義を決める権利などないのだから記者が正義になろうなどと考えるのはそもそも根本から間違っているのだが大マスコミに入れるような人は上から目線で自分を正義だといつの間にか勘違いする。だから炎上するような馬鹿なことを呟けるのである。

結論:くだんの記者が「私達は勝つ側の考えに乗る」という意味でTweetしたのだとすればそれはまさしく正義の人なのである。

落ち着くところに

さすがに諦めムードですっかり戦意消失だった産業革新機構は完敗となったシャープの再建案。革新機構の方は再建というよりは解体してJDIの戦力増強というのが見え見えだったので鴻海に買い取られたのは悪いことではないと思う。日本の技術流出につながると産業革新機構はお題目を並べていたが、そんなものはシャープの佐々木さんがSamsungに技術供与を許した時に終わっている話。

開発途中の技術全てが渡っているわけじゃないにしろ大勢に影響を与えるよな大きなものが残っているみたいな言い方は感情論に過ぎなかったのはお見通しだ。今後国内の工場がどうなるかは定かではないがFoxxconnも組立工場を使ってコスト競争力のある家電を作ることも可能になるだろうし、繰り返される賃金アップで賃金の実質的な格差が無くなっている中。安い工賃の割に能力の高い日本の工員を得られることは鴻海に取ってもプラスになるだろう。

これでシャープはApple向けの液晶やOLEDの製造に今まで以上に真剣になり製造能力が上がる可能性さえある。自社製品だけではなくEMSとしてのラインの活用なども韓国や中国の企業に技術移転される恐れはかえって少なくなると思えるのだ。

結論:相手を見くびって大事な技術を易々と盗ませるに任せた日本の経営陣と違い世界で勝負している鴻海なら海千山千の魑魅魍魎とも互角にやり合えるしぶとさを持っているのである。

火曜日, 2月 23, 2016

東芝の撤退が意味するもの

粉飾決済発覚でいきなり破綻の淵に立つことになってしまった東芝。事業売却の話題しか出ていない時に正式に発売をアナウンスしたことに驚いたのが「Wearvue」。2年も前からCESなどに展示して鋭意開発中をアピールしていたが正式の発売開始の発表時にも2年前と大きな違いがなく「本当に出すの?」と。正直、東芝の置かれている状況から手を引くだろうなと考えていただけに勇気があるなと変な関心をしていたのである。

まあ、自分たちが出すわけではないので余計なお世話だよなと思っていたところ2/29の出荷日目前にしての開発・発売中止の発表。こんなギリギリでの発表で問題が起こらないとすると当てにしていたB2Bでの案件が一つも決まらなかったんだろうなというのが正直な感想。多くのスマートグラスが人の目に触れてはいるが国内メーカーで実際に製品発売までこぎつけているのは現状ではスクリーンが付いているものはエプソンのMOVERIOくらいしかないのである。

昨日から始まったMWC2016では、昨年の展示から予想した通りスマートウォッチの話はほぼなくなり、ヘッドアップ・ディスプレイタイプのVRグラスばかり。国内メーカーでそこにターゲットを絞って製品の展示をしているのはおそらくSONYだけ。他のメーカーは半周どころか1周半くらい世界から遅れている状況なのである。きっと来年は国内メーカーも各社VR製品を並べることになるのだろうが、それでは「Wearvue」の二の舞なのである。

結論:今の日本メーカーには後出しで勝てる実力はない。Appleから製品が出るのではないかと噂が出たら後追いをするのではなく撤退を決める。そんな判断が必要な時代になったのである。

iPhone 5cの失敗から学んだApple

他社の製品であれば間違いなくヒットしたうちに入るのだろうけど他のiPhoneの売り上げと比較したら全くパッとしなかったiPhone 5c。一番の過ちはiPhone 5sと同時発表だったので筐体とTouch IDだけで価格に大きな差をつけることが不可能だったのでメインのCPUを型落ちのA6としてしまったこと。さらに価格差が大きければまだ売れたはずなのにわずか100ドルの差だったため5sのお得感を増すだけの製品になってしまったのだから爆発的に売れることなどなかったのである。

そんなAppleが3/15に発表、18日に発売開始とされるiPhone 5seはリリースから半年のiPhone 6s/6s Plusと同じA9を搭載と噂されている。サイズは小さいモノを待っている人にジャストな4インチ。今回はTouch IDもNFCも搭載のためApple PayにもApple Watchにも対応となる。ストレージはもしかしたら128Gを用意しない可能性もないわけではないがローエンドのiPhoneという位置付けではなくコンパクトサイズとするのであればストレージを抑えたiPhone 6の上位に置くことも不可能ではないだろう。

噂では価格は500ドル以下となっているが、iPhone 6sより100ドル安いだけでも十分魅力のある製品になってくる。こればかりは蓋を開けてみなければ分からないが十分に売れる製品になるはずである。

結論:iPhone 6sと同時に発売開始をしていればiPhone 5cの二の舞になっていたが、未だに1/3がiPhone 5s以前を使っていて小さい端末へのニーズがある中でのiPhone 5seの発売開始。AppleはiPhone 5cの戦略ミスから多くを学んだようである。

土曜日, 2月 20, 2016

陰りの見えたApple

いくらもらって記事を書いているのだろうと言いたくなる位にAppleやiPhoneも落日だとPV稼ぎでAppleをDisる見出しは相変わらず多い。確かに実数で2015年Q4(Appleでは2016年Q1だがw)は、2014年Q4の7,500万台から400万台も少ない7,100万台という結果になったようだ。利益の部分を意図的に外しているので一般の人はさぞかし利益も少なくなったのだろうと勘違いするだろうがiPhone以外も含めたAppleの四半期売上、利益とも過去最高を記録。片やSamsungはギリギリ赤字にならずに済んだような喜べない状況に。

あんな高いもの売れるわけがないと言われたApple Watchも直近の四半期に510万台売れたとのこと(Appleの公式発表ではない)。リストバンド型のウエアラブルの2/3以上はApple Watch。売上や利益で考えれば他のデバイスと同じようにAppleが独占状態と言えるだろう。

元々、Appleは時代遅れのシェア至上主義などsteveがAppleに復帰した時から存在しない。それを求めた経営者がAppleを倒産寸前に追い込んだことを古くからのユーザーはよく知っている。同じような部品を集めて同じOSで動くものを作っているメーカーはシェアを取る以外に利益を出す方法がないのだろうが、それで儲けを独り占めするのはOSの提供者なのはPCの時に懲りているはずなのに。

結論:数の成長はいずれは頭打ちになる(ならないと思っている人はネズミ講でもやってみたらどうだろう)が、頭数が増えなくても利益はいくらでも増やすことは可能だ。シェア市場主義の人から見たらそろそろ成長のピーク。陰りの見えたAppleなのである。そして、Disらないとページビューを稼げない記者の人たちはとっくの昔に陰っているのだ。

月曜日, 1月 25, 2016

統治能力の重要さ

陰謀論的なアプローチは今回は置いといて、筋肉バカ(草食系バカも含まれる)な人たちは独裁政権を潰して民主化されれば人々の生活はバラ色になるというおとぎ話を信じてしまうというお話。

独裁者がいなくなれば民主的な政権が誕生など机上の空論でしかないことは歴史を見れば明らかなのにお花畑に生きている人は民主主義の一言でコロッと…

この辺りは直近を見るだけでも明らかなように民主化運動イコール内戦泥沼化の山。特にアメリカが関わったところはひどいものである。それは現実を見ず理想論を振りかざしたというよりは本当の思惑が民主主義になどなかったからというのが正直なところだが、今回はそれは置いておく。

一番身近な例として極悪非道な帝国主義国日本の植民地であった朝鮮半島はアメリカの支援のもと敗戦と同時に日本から独立したが何の統治実績もないただ理事政府と名乗ってアメリカに亡命していただけの李承晩を首長に据えてしまったためソ連の支援を受けた北朝鮮とに分裂してしまった。これは日本の行政組織によって成り立っていた統治能力を一気に失ってしまったからだが、これは中国と同じで政権が移り変わるとそれまで行政を担っていた人間をパージしてしまったから。日本が明治維新後植民地とならずに済んだのは行政を引き続き幕府の役人が担当したからである。

中東に話を写そう、ずっとゴタゴタのアフガンは取り敢えず除外するが、フセイン亡き後のイラクは統治能力を持つ組織がない状態に持ち込んでしまったために四分五裂となりテロ組織を育てる場所になってしまったし、リビアもNATOの支援を受けた評議会軍にカダフィが殺害されて以降内戦状態が続き統一国家ではなくなっている。

結論:独裁者の排除は新たな秩序を生み出さず混乱を複雑化させるだけなのである。民主化のお題目に騙されてはいけないのだ。

火曜日, 1月 05, 2016

サウジとイランの断交が意味するもの

イスラムを過激なテロを行う宗教と信じ込ませるために多くのテロ組織を誕生させたアメリカの軍産複合体。アル=カーイダと無関係なイラクのフセインを倒したのも元はと言えば原油取引通貨をユーロに切り替えたためだし、まるで宗教的な理由に見せかけてサウジとイランを断交させたのもイランが原油取引をルーブルに切り替える動きをしたからと考えるのが自然だろう。

ISISの活動も親ロシアのシリアを内戦状態に持ち込むのが第一の理由。アフガンに介入したのだってタリバーンが石油パイプラインの施設を拒否したから。アメリカに逆らう国に民主化運動と言うお題目を突きつけて介入し、結果的に統治不能の状態に陥らせているのが米英なのは誰もが承知していることだろう。

結論:アメリカの言うことを聞かない国は非民主国家として介入が常套手段。今回のサウジとイランの断交は米露の代理抗争。アラブが二つに割れて戦う恐れが高くなってきたのだ。宗派の違いは利用されているに過ぎないのである。