金曜日, 6月 10, 2016

WWDCは二つのS?

新たなハードウェアの発表はなさそうだとなるとsteveがいなくなったAppleは終わったとまた騒がれるのだろうがWWDCはソフトウェア開発者のた めのカンファレンス。そもそもハードウェアの発表会ではないのだ。そんな中、冷静にAppleをウォッチしている人は昨年に続き今回も内容の濃いものにな ると予想しているが、秋までに発表されることなどない製品を期待している人がいるには正直呆れてしまう。

AppleのWWDCのトップ ページは画像はなしのテキストオンリーで誰がどう見てもコーディング風。2年前のWWDCで登場したSwiftもバージョンが3.0となり、足りないと言 われていたライブラリーもこれで一通り揃うだろう。というわけで一つ目のSはSwiftだ。すでにオープンソースとして公開されているSwiftがどこま で広がっているのかはわからないが、Appleが大の苦手のサーバー周りに関しては、パートナーとなったIBMがサーバー側のアプリもSwiftでと後押 しをしている。今後サーバーサイドでSwiftが開発言語の一つになることは間違いないだろう(メインの言語になるなどとは言っていないので他の言語専門 の人は怒らないようにw)。

そして、もう一つのSはSiriだ。AmazonやMicrosoft、GoogleとどこもかしこもAIだ ディープラーニングだと騒いでいる中、ディープラーニングとは言えないSiriは負け組だというのが一般常識に囚われた方々の評価のようだが、いよいよ OS Xにも搭載が予定されているSiriは当然進化をしている。顔の表情から感情を認識するEmotientやVocalIQとの連携で次世代のSiriと なったものが次世代のユーザーインターフェイスとして初お披露目となる可能性もあるのだ。賢さの部分に関してはIBMとの連携が考えられる命に関わるよう なものに関してはHealthKitやResearchKitとWatsonの連携によって解決されるのだろう。

結論:今回のWWDCはSwiftとSiriを押さえていれば間違い無いのだ。

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