火曜日, 5月 24, 2016

日本人に糖質制限はあっているのか?

ダイエットと言えば食物の摂取を制限するのが一番手っ取り早いと考える連中が世の中にたくさんいる。そしてその流行り廃りの激しさからどれもが行き過ぎた方法なのは間違いない。糖尿病などの既往症がある患者の食餌制限で糖質を減らすことは重要だが、それを拡大解釈して糖質を制限するのが今の流行りのようだが問題は日本人は長い間タンパク質や脂肪を中心にした食生活を送ってきた人種ではないという根本的な問題。遺伝的にカロリーの低い食物から栄養を得られるように体質が作られてきたことを忘れてはいけない。

サモアなどのタロイモが主食だった地域も同様で食の欧米化によって肥満率が一挙に高くなってしまったのは糖質が原因ではなく栄養の吸収率が肉食の人種よりも高かったからなのだ。つまり芋や米を主食にしていた人種は欧米人よりも少ない量を食べていてもカロリーの過剰摂取となってしまうわけだ。そんな状態なのに最初に糖質を制限するというのは愚の骨頂。確かに糖質を制限するのは一番手っ取り早い方法(見る見る痩せる)だが、それは健康になっていることにはならない何十年も掛けて太ってしまったのだとしたらそれを改善するには同様の期間が必要だと考えなければいけない。すぐに結果が出るものを求める気持ちはわからないではないがそこに歪みがあることは理性的に考えれば分かるはずなのだが。

結論:本当に健康的に痩せたかったら自分が太り始めた時からの期間を基準にして理想とされる体重を目標に食事量の漸減を心がけるべきである。そしてそれは遺伝的に適した食物を制限することなく行わなければいけない。まあ、それを冷静に判断できるような人は肥満になどなってるはずはないのだが。

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