金曜日, 10月 21, 2016

午後のセミナー

昨日はとあるセミナーにお邪魔した。このままでは100万年後に人類は生き延びていないので共感をベースにして環境破壊を止めていかなければいけないと言う非常にありがたいお話。念仏としては理想的なお題目なのだが具体的に何をするのかの部分は全く現実を考えていないお花畑な話。挙句の果てには地球温暖化を止めなければ次の世代は生きていけないと。アル・ゴアが大統領になっていればと言われてもあの人のバックボーンが何なのかを知らないで語っているのだから聞くだけ無駄とそこから先は全く聞く耳を持たない状態で着席していた。

そんなどうでも良い話が終わりディスカッションタイム。最初の質問者がこれまたこの先生の対局に位置する人物。温暖化や食料不足など核融合やクロロフィルの人口培養で解決される小さな問題と宣う。まるで蛇口を捻って水が出るように言われても未だ完成していない核融合に期待など出来ない。くだんの先生は化石燃料を使わないためにも原子力発電も必要かと言いかければ核融合は核分裂のようにダーティーではないと、まるで噛み合わない応酬を聞かされる始末。あまりに不毛なやりとりだったせいか、地球のことを考えたら人類など滅亡した方が良いと思いますがどうですかと質問され、それにまともな回答もないまま時間切れ。

講演者の先生は人類が環境破壊をやめないと100万年たっても人類が住めない地球にしてしまうと根拠のない論点からスタートしたのがそもそもいけなかったのだが人類が滅んでしまえば百年もしないうちに地球の持つ治癒力で自然に覆い尽くされるという現実をもう少し真面目に考えてくれないかなと感じる時間だった。もちろん核戦争にでもなって大気を放射能まみれにしてしまえば百年やそこいらでは修復不能になるとは思うが。

結論:こんなセミナーをやっていられるのだから日本は平和なのである。

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