水曜日, 7月 13, 2016

第3のOSは…

かつて(2012年頃)にはAndroidとiOS以外の第3のOSはどれになるのかという話があった。ライセンスされることの有りえないiOSは別にして差別化のためにハードに独自の手を入れるしかない方法のないAndroidでは利益が出せないために別なOSでスマートフォンを作ろうと悪あがきをしたことがあった。

その中でも一番本命みたいに日本で言われていたのは世界一の携帯メーカーであるSamsungと日本最大のキャリアであるドコモが手を組んだTizen。auは対抗意識もあってかは分からないがFirefoxを押していた。第3のOSの話が出た元々の原因は当時iOSに対抗できるOSはAndroidしか存在しなかったのが一番の原因だった。OSの開発資金と時間のないメーカーはAndroidのライセンスによって短期間で製品をリリースできる旨味があったが全てのメーカーが同じ土俵の上で勝負となりPCメーカーの命運がMicrosoftに握られていたのと同じ構図となってしまった。そうなることは最初から分かっていたがスマートフォンを出さなければ携帯電話メーカーは廃業するしかない。背に腹は変えられぬと呉越同舟となった訳である。

そして予想どおりあっという間に作りはしても儲けにならないレッドオーシャンに突入。その解決法として独自の別なOSをと…

自分たちが相乗りをしたおかげであっという間に出来上がったエコシステムを超えるものなど作れる訳もなく、専用のアプリが揃わないためAndroidアプリが動くという逃げ道を作ってしまったこともAndroidに変わるOSを必要としない理由になってしまったのも敗因だったのだ。

そして第3のOSと言われていたもの多くはそれ以前にあった出来損ないのOSがベース。どう化粧直しをしようが本命になることなど…

結論:結局一つにまとめたMicrosoft以外残りようがないのである。


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