火曜日, 8月 02, 2016

祝累計10億台

初代が発売されてから丁度9年に当たる今夏、遂にiPhone累計販売台数が10億台を超えた。それまでにもポケットに入るコンピュータと言える形の携帯は存在したがあくまでビジネスマンがPCメールの確認やグループウェアへのアクセスを主としたものであり使い勝手からアプローチをしたインテリジェント端末は存在しなかった。当時の携帯メーカーはiPhoneなど来年には消えて無くなるとバカにしていたがその後立ち行かなくなったのは携帯メーカーの方だったのは小学生でも知っているだろう。

2007年1月の基調講演でsteveは当時のスマートフォンと言われていたものを並べキーボードやスタイラスペンが必須なものはナンセンスだ、人間にはもっと良い入力デバイスがあるではないかとタッチパネルを搭載したiPhoneを披露した。その後に出たスマートフォンは全てiPhoneを踏襲したが初期のAndroidがそうだったように最初からタッチパネルを前提にユーザーインターフェイスを考えたiPhoneとの差を埋めるのに数年を要したのは当然のことだったのだ。

個人による改変を一切許さないOSの仕様を強制したことはオープンやフリーを謳い文句にしたAndroid陣営から批判の的になった(未だにそう考えている人はいるようだ)が、OSの基本部分をライセンスせずハードウェアを自社独占で作っているAppleは予想どおりAndroidでは当然のことであるフラグメンテーション問題から逃れることができ結果的にアプリ開発者にとって最良のプラットフォームになったのは皮肉な話である。

結論:怖いくらいに私の予想通りの展開になったのである。

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