金曜日, 4月 14, 2006

地域警察は民事に介入するのが仕事だ

 栃木や埼玉の事件ではないが民事不介入を原則にした対応しかしなかったために、結果的に殺人に至ってしまった事件が後を絶たない。これは明らかに現行警察制度の大きな問題である。地域警察と言うのは本来の目的は治安維持(この言葉を持ち出すと戦前の治安維持法を思い出すような奴は反政府主義者だ)であるはずである。それなのに今の警察には地域警察と刑事警察の両方の仕事を任されている。それ以外はスパイ活動に限りなく近い公安警察だけだ。

 本来交番や派出所の役目は昔の村の駐在さんでなければいけない。何かもめ事が起きた時にそれを大事にする前に収める(これが治安維持だ)のが地域警察の本来の役目であり、刑事警察の下働きのように扱われるのはおかしいのである。そういった仕事は独立した刑事警察に任せればいい。プライバシーだの個人の自由などとすぐに騒ぐバカがいるが、地域警察の役目を国家統制の道具でないと規定出来ればそれで良いのではないだろうか。

結論:今のままで所轄(地域警察)に民事にも介入するようにしろは言わない。そんなことをすれば警察国家になってしまう。そうではなく地域警察は本当に地方自治体の管轄下に置き、警察庁の出先機関ではない状態にするのだ。そして、警察庁直轄の刑事警察を新たに設ければ良い。そうすればもっと親身に自分の受け持ち地域を良くする警官が増えて、犯罪を未然に防げるようになるだろう。

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