日曜日, 2月 19, 2006

反省のない国には成長はない

 いずれ日本は中国に追い越されてしまうと言う指摘が当たり前のようにされているが、これは買いかぶりか中国を全く理解していないことを示している。今の韓国はどうかは知らないが、少なくとも中国には物まねしか出来ないことは明らかだ。その原因は中国人には反省すると言う習慣がないからである。問題が起きた時に全て自分以外の者の所為にすると言う習慣は創意工夫、改良と言う重要なポイントを身に付けることを阻んでしまう。日本では相手に原因があった場合でも、こちらからその原因を回避して問題を解決する言う対処が当たり前に行われている、つまり”だましだまし”という言葉に表れているような手段である。実はこれが日本の技術力を支えている要の要素なのだ。日本ではそれが当たり前のため、他の国の人達もそうやって創意工夫をしているものだと勘違いしているが、少なくとも中国ではそんなことは起こりえない。何故ならば反省をしないものは何も学ばないからだ。

 戦国時代に日本に入ってきた火縄銃。恐らく中国では粗悪なコピーを作ることはあっても、ほとんどは輸入に頼っていたため大量に銃を持つことは無かったであろう。日本はわずか数十年の間に完全に内製化してしまい戦国の世でなければ輸出さえしていたかも知れない。それもこれも原点は真似をするだけではなく、工程その他を改良して自分たちに合わせたシステムを作り出してしまう力が備わっていたためなのだ。

 そうやって考えてくると日本が中国や韓国に技術力で破れることはありえない。どちらの国も自国の主張ばかりして一向に反省することがない(日本の謝罪が反省だと言っている訳ではない)。常に人の所為にするところには何も進歩がないことを彼らは知らないか、横取りすればいいと言う心根を持っているためにこのようなことが起きているのだ。

結論:良く中国の成長は凄いと言うバカがいるが、中国は成長しているのではなく拡大しているだけである。いつまでたっても技術のベースとなる太い根が張らないため日本から工作機械を手に入れない限り新しいものを作ることは出来ないのである。2年もすれば使い物にならなくなるのが当たり前の工作機械しか作れないような国が成長することなど不可能だ。自己反省のないものに進歩が訪れることはないのである。中国が怖いのは平気で武力を使ってくることだけなのだ

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