東横インの社長の最初の会見は腹が立つぐらい明確だった。言っていることは実は至極真っ当(経済効果を考えて見れば)だったが、それがいけなかったと言うべきだろう。実は日本の多くの企業は本心では皆同じように考えていることは間違いない。しかしその通りにすればタブーを破る事は明らかな為に表立って言えない事を東横インの社長は正直に言ってしまっただけなのである。そういう意味であの社長は恐らく日本人ではないだろう。
さて今回言いたい事は何かと言えば、どうも今回のすっぱ抜きは、それ以前に問題になっていた事件(ヒューザーの偽装)を有耶無耶にするために利用された感が強い。今回の誤魔化しはヒューザーの偽装とは全く意味が違うのに同様に扱われているように思えて仕方がない。今迄面白がってヒューザーやライブドアを報道してきたが、最近はちょっと危ないネタに踏み込まざるおえなくなってきた。つまり言うに言えないネタばかりになってしまったのだ。検察や警察が動いて記者クラブで公式発表されるまでは表に出せない物ばかりになってしまったと言うわけだ。つまり何も事件が無いのと同じになってしまうのだ。そこに人身御供として東横インが登場したのである。
要するにヤクザと財界と政界に刃向かえないマスコミの正体が明らかになったと言うわけだ。上層部は財界などとつるんでいるし、下は追いかければ命の保証がない(追いかけても新聞社は守ってはくれない)ため、口を閉じざるおえなくなってしまったのである。但しハートビル法に準拠したホテルは日本政策投資銀行による低利子融資が受けられるようなのでそれを利用して建築していたとすれば詐欺にはあたり、それ自体は問題だが、もっと他に報道しなければいけない事は多いはずだ。
結論:どうでもいい(タブーに触れた事が問題)事件を新聞のトップに持ってくる事がおかしいと気付かなければいけない。本当に政権を潰す気があるのならば今くらい条件の整っている時はない。それをむざむざと野口は自殺(朝日はそう決めた)としてしまい、自ら引き下がってしまった。要するに中国が絡まない問題では朝日でさえ自民べったりだと言う事が明らかになったわけである。
火曜日, 2月 07, 2006
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