日曜日, 2月 26, 2006

そんなものいらない

 携帯電話の機能で使いたいものと、使わないもののアンケート結果がweb上で発表されていた。案の定DoCoMoのケータイクレジットは使いたくない方のトップで、Auが強いGPS機能は使いたい方のトップであった。DoCoMoもFOMAの一部の機種で搭載されているが、その機能はお世辞にも使えると言えないベンチマークテストの結果(位置確認がどれくらい正確かをテスト)が出ている。流石に壁の無い屋外では、Auと同じような結果が出ていたが、室内ではとんでもない結果になってしまった(何キロも本来の位置と違ったのではココセコムのような使い方が出来ない)。

 トランシーバー機能も、有料サービスなので使う意味ないわな。ダブるような機能で金を取っちゃいけないのよ。というわけで結構外しているサービスがこれからのいち押しのようなのである。勿論出てみなければどうなるかは判らないが、ケータイクレジットなどは既に契約しているクレジット会社がサービスの対象じゃなければわざわざ使わないのじゃないだろうか。

 携帯がPDAを駆逐した(まだあるんだったけか)理由はPDAで出来ることと同じようなことが携帯に標準で搭載されていたからである。携帯で手書き認識は出来ないけれど、それ自体でメールのやり取りが出来ることで、機能としては上回っていたと言うことである。あとは誰が今のインターフェイスを駆逐する方式を出してくるかに掛かっている。

 というわけで、無理やり何かをくっつけることに血眼になるくらいならば、インターフェイスなどの部分のブラッシュアップに力を注ぐべきだろう。

結論:実は携帯に限らず、世の中に出てくる技術の多くは良くてニッチにしかなりようが無いものばかりである。何故ならば誰もが思いつくようなもの(これであっと言わせることは本当に難しい)か、誰も必要としないもの(ニーズなどはない)ばかりだ。さて結論だ。道具が使われる一番の理由は使い易いかどうかに掛かっている。実はそれを使うために新たに何かをしなければいけないものはその時点でもう失敗している訳である。ここでヒントを一つ。ケータイクレジットを成功させたかったら、携帯電話会社が決済を行うか全てのクレジットで簡単に決済出来るシステムにすることである。それが出来ないのならば、そんなものいらない。何度も書いているように企業の都合(単にどこかが儲けたい)によるサービスなどバカしか使わないのだ。

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