私のようにApple以外に選択肢など存在しない人間からすればAndroidが生きようが死のうが知った事ではないのだが、前四半期に漸くAndroidタブレットが1,200万台(2年を要した)アクティベートされたそうである。その中に、Kindleがカウントされているのかどうかは別にしてもスマホの勢いからしたら信じられないくらいのスローペースなのは単純に魅力がないからなのだろう。
スマホなら最悪電話として使えればそれで最低限の役目を果たしてくれるので、そこにメールとWebが付いてくれば十分だと言えるがタブレットになってくるとそうは問屋が卸さない。特に初期のAndroidタブレットはスマホ専用の2.3を無理やり流用した代物だったので、使い易さをどうこう言うレベルではなかったし、専用だと謳われた3.0が載るかさえ定かではなかった(皆そう思い込んでいたようだが)のだから、売れなかったのは当たり前のはないだったのだ。
多くのメーカーは自分たちが勝手に作ったタブレットにタブレット専用のAndroidが載って見違えるように快適に使えるようになると、これまた勝手に思い込んでいたのだが、その中にあってAndroidにお任せしていたのでは自分たちのやりたい事が出来る筈もないと腹を決め自由にカスタマイズして構わない2.3をベースにして独自の世界をつくり出したのがAmazonのKindleだ。勿論、ここで言うKindleは電子書籍専用のe-inkタイプではなく「Kindle Fire」。電子書籍ビューワーとして他を圧倒しているとは言え「Fire」以外のKindleをiPadのライバルとは呼びようがないが、「Kindle Fire」はネット、メール、そして他のAndroid端末よりは安全なマーケットから手に入るアプリを入手可能な事とネットショップが利用出来るのは魅力だ。その上、他の訳の分からないAndroidタブレットやiPadの最廉価モデルと比べて半額以下(Androidが半額になってもAmazon程の信頼が無いので売れない)で3G回線も使える。大きさも、7インチとコンパクトなので持ち運びを考えれば…
結論:Androidタブレットの中で、現状iPadのライバルとなっているのはAndroidを表に出していない「Kindle Fire」である。売れている理由は最新のAndroidを使っているからでもスペックが優れているからでもなく単純に使い易いのとエコシステムがあるからだ。それもなしにハード競争をしても意味が無い事は売上が証明しているのだ。
火曜日, 2月 28, 2012
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5 件のコメント:
Androidを使いこなせる人はかなりパソコンなどに詳しい人だと思います。
であれば、当然パソコンを持っているでしょうし、パソコンの劣化版の様なタブレットなどに興味を示さないのだから売れないのでしょう。
一方、Kindle Fireは「Kindleが多機能になったヤツ」という認識で、Androidだからでは無くAmazonだから幅広い客層に売れているのでしょう。
Amazonは私も良く利用いますので、願わくばAppleと仲良くやって行って欲しいと思います。
コメントを頂きありがとうございます。
KindleをAndroidだからという理由で使っている人なんて恐らく殆どいないでしょうね。KindleからKindle Fireのユーザが多いと思いますので、その人たちは安いAndroidとして買うのではなくKindleの機能アップが理由でしょうね。
現状一番売れているiPadで読者が増えればAmazonにとって何の不利益いないのでAppleが一般の物販に乗り出したりしない限り喧嘩をする事はないでしょうね。
bluehipsさん同じものが上がっていましたので、一つ削除させて頂きますが、宜しいですか?
削除、了解しました。
うまく送れたか分からなくて連続で送ってしまいました。すいません。
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