大好きなSONYばかりではなく、シャープやPanasonicと目の玉が飛び出すような赤字を叩き出した家電業界。日立などのように液晶から撤退するところもどんどん出てきたが、それもこれも売れる見込みのない3D液晶に無駄な金を注ぎ込んだ上に未曾有の災害が重なったせいなのだろうが、コモディティ化が目に見えていた液晶テレビとケータイ電話に注力した戦略がそもそも間違っていたのだ。SONYはSamsungに全敗で、Appleにも完敗と今週のダイヤモンドに書かれていたが、もしも本当にAppleがテレビを出すような事態になったらAppleにも全敗になりかねない状況なのである。
Appleとの提携について聞かれたシャープの片山社長は「リンゴの気持ちがあるから」と答えていたようだが、亀山の第2工場でApple向けの液晶が大々的に作られるような状況にならなければパネルの外販は今年も厳しいものになってしまうだろう。HTCはスマホの機種を絞ると発言しているが、これもあまりに多くの機種を製品化したために自ら利益を確保出来ない態勢を作ってしまったことに気付いたのだろうが、共通の端末を作るだけのAppleを相手に勝負をしようと言うのは間違いなのである。
結論:Appleが欲しがるパーツがあるなら売りましょう。Appleの製品を作るキャパがあるなら製造を請け負いましょう。その上で今のところ作りそうもない白物家電に注力しましょう。
金曜日, 2月 03, 2012
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