月曜日, 4月 30, 2012

Googleが考えていた電話

Oracleとの特許訴訟で2006年にGoogleが考えていたGoogleフォンの姿が明らかになった。AppleがiPhoneを出す前にAndroidは携帯電話の開発をしていた、iPhoneをパクった訳ではないと言うのがこれまでのGoogle主張だったが、その姿はどんなに贔屓目に見てもBlackBerry。マルチタッチを前提に開発されていたフルスクリーン、キーボードレスのiPhoneとは全くの別物なのは誰の目にも明らかだ。

キャリアに販売を持ちかけた時のコンセプトもAppleの考える様なモバイルPCではなくGoogle検索ができる携帯電話に過ぎず、どう贔屓目に見てもスマホとは似ても似つかない代物だった。そして、案の定Googleのケータイに乗ってくるキャリアは一切なく本来ならば立ち消えになっていた事だろう。そこに登場したのがAppleのiPhone。2009年に登場したAndroid(初めて非公開版)は当初Googleが考えてたものとは大幅に変更されていたのは誰の目にも明らかだったが、未だワードウェアキーボードによる入力が前提で、既に発売されてiPhoneのようなタッチパネルに切り替わったのは2.0からだったのだからSteveが激怒したのは当然の結果だったのだ。

結論:2006年にGoogleが考えていたケータイは今のAndroidとは似ても似つかない代物だった。Appleよりも先にスタートしていたと言い張るが2007年に登場したiPhoneが半年やそこいらで作れるような代物ではなかった事は2.3が出るまでAndroidがiPhoneのライバルでは無かった事で証明されているのだ。

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