金曜日, 4月 06, 2012
井の中の蛙
また、空いた口が塞がらないような無様な事態が発生した。6月から全世界でスタートする次世代通信規格IP v6に国内最大のキャリアーであるNTTが対応できないというのだ。昨日や今日始まった話でもないのにローンチに間に合わせる準備を進めていなかったというのだから、呆れてものも言えない。
全てはISP経由でしかインターネットに接続出来ないというおかしな仕組みを放置して来たためなのだが、折角v6になろうというのにアドレスが枯渇寸前のv4しか使えなくなるのだ。
井の中の蛙は、電子書籍のフォーマットも同様である。EPUB3は縦書きも含む拡張が行われるというのに「縦書きは日本の文化」だから日本が独自のフォーマットを作るべき(国内でさえ規格統一されていない)だというのだからこちらも話にならない。
どちらも日本が先に始めた事なので世界が黙って付いて来るとでも考えたのだろうが、そもそも僅か1億数千万しか使用者の存在しない狭い世界。グローバルな基準策定の時に積極的に交渉に参加すれば良いだけなのに、国内で互いの顔色を見ながらの駆け引きの方が楽だからと安易に考えた事がそもそもの問題だったのだ。
結論:みんなで渡れば怖くないは一網打尽と表裏一体なのである。
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