月曜日, 10月 10, 2011

今後4年間の製品は既に準備されている?

 他の経営者では考えられない事だろうが、期待外れだとのブーイングさえあった「iPhone 4S」の次の「iPhone 5」だけではなく「iPhone 7」くらいまでの商品コンセプトを残していたとしても不思議ではない。Macや今までにない製品も含め開発を指示されているハードウェア、そして将来実現しなければいけないOSの機能に関しても既に彼の指示によりスタートしている筈。デザインだけを変更して「iPhone 4S」を「5」とすることは可能だっただろうが、それを許さなかったのはSteveを始めとする経営陣だったのだろう。
 
 「iPhone 4S」の発表で初めて公になったiOSの機能は音声認識によるアシスタンス機能。マルチタッチによるインターフェイスを初めてまともに使える機能にしたAppleが次世代のインターフェイスの一つとして音声認識を実装してきた意味は非常に大きい。アプリレベルでは様々なものが既に出ているし、Googleは既に音声で検索が出来るという意見もあるだろうが、それとAppleが目指しているものは全く次元が違う(マカーの贔屓目だと思われても構わない)話であるが、それを実現しているのはiOS 5であって根本的なハードウェアの革新ではない。それを象徴的に表すために筐体のデザインを変更することなく名前も「5」ではなく「4S」としたのがAppleなのだ(2年間同じ筐体を使い回すという戦略もあるだろうが)。
 
 私が、今年の初めに6月の発表では「5」と呼べるほどの大幅な変更は無理だから「3G」が「3GS」となったのと同じように次は「4S」になると予測したのも全く同じ理由だったのだが発表が秋に延ばされ、もしや本当に「5」も出すのかも知れないと考えたのは間違いだったのである。
 
結論:4年先までの製品を託してあるとの話が本当であれば、「iPad 3」や「iPhone 5」は間違いなくSteveが思った通りのデザインでデビューしてくるのである。

0 件のコメント: