未曾有の大震災以後日本はどう変わってしまうのかが心配されるが、言葉の意味は震災後に大きく変化したようである。震災以前の意味のままだと勘違いしていると笑いモノになってしまうので老婆心ながら現代用語として登録させて頂こうと思うのだ。
想定外:震災以前は想定出来なかった意味で使われていたが、震災後は想定する気が無かったという意味に変わった。何度も、共産党議員などから最悪を想定して安全対策を施せと言われいた事をあり得ないの一言で無視したのだから原発では昔から震災後意味で使われていた言葉。【同義語】千年に一度。千年に一度の規模の津波が百年で三度も起きているので、震災以後は千年の方が百年よりも短い事が明らかになる。
直ちに:震災前は直ぐにという意味だったが、震災後はその後に続く文章を否定する為の冠頭語となる。例文:「直ちに、子供達の健康に影響は無い」。文意は、「子供達の健康に影響する」である。【同義語】最善を尽くしている。尻にこの言葉が付くとその前文は何も出来ていないという意味になる。
基準値:震災以前はそれを超えなければほぼ問題が無い値を意味していたが、震災後はそれを守っていたのでは規制対象になってしまう事の無いように現状に合わせて修正出来る数値の意味に変わったもの。【反語】工程表。絶対にその通りに進む筈が無いのに守らなければならないスケジュール。守れない時には想定外の事が起きたと発表する。
風評:震災以前はデマや誹謗中傷という意味を持っていたが、震災後は政府に都合の悪い事実という意味に変わった言葉。【用例】風評被害。風評を信じなかったばかりに被害を受けてしまう事。単位はシーベルト。10シーベルトを越えると100%死ぬ。
事実関係:通常は事実を付き合わせてその関係を調べる時に使われる言葉だが、政府が使う場合は利害関係の意味だった事が明らかになる。事実関係を調査中は、利害関係を調整中という意味になる。事実とは全く関係ない言葉なので利害がからんでいない時には使っては行けない。
原子力安全委員会:「原子力など安心して使える訳がない」と発言している人でも委員長になれるリベラルな組織なのだが、委員長になると原子力は安全になってしまう変な集まり。恐らく原子力の安全を考えるのではなく、原子力は安全だと考えるのが仕事なのだろう。その証拠に委員会の時間は短くても給与は出ている。安全だと考えるだけなら委員会で会議をする必要はないのだ。
結論:生き物である日本語を学ぶのは難しいのだ。
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