火曜日, 5月 10, 2011

WWDC以降のAppleを予測する

 タッチインターフェイスの後は、画像認識と音声認識をインターフェイスに取り組んでくるのは間違いないと思われるApple。そのために文章解析をする人工知能を開発している「Siri」を買収したのは間違いないが、その「Siri」が利用している音声認識技術は「Siri」の技術ではなく「Nuance Communications」のもの。時価総額が相当なため買収ではなく業務提携を視野に入れた交渉を重ねていると噂されている。
 
 そして、もう一つの大きな噂がiOSデバイスで使われているARM系のチップをMacにも使うと言うもの。この辺りはApple設計の「A4」を開発するという噂が出た段階から何れはそうなると考えていたのだが、それも最短では来年なのではないかとさえ言われている。勿論、Intelだって黙って指を加えている訳にはいかないので糞味噌に言っているARM系のチップだって作り始めるかも知れない(Appleが逃げてしまったら元も子もない)。
 
 WWDCよりも前に出てきそうなのは買収したLalaのストリーミング技術を利用したAppleによるクラウドサービス。既にメジャーレーベル数社との契約も無事に完了していそうなので、WWDC以前にスペシャル・イベントの告知があれば正式スタートになるだろう。
 
今後のAppleに期待されるもの
その1:音声認識による操作。iPhoneなどで音声で簡単(電話)な命令を実行出来るが、何れは対話形式で複雑な命令をOSXとiOSで同様に実行出来るようになる。iConcierge。
その2:MacのARMチップ化。より省電力で強力なチップの採用で現在のiPadよりも長い時間操作可能なモバイルノートが登場。小型化された燃料電池との組み合わせで1ヶ月くらい使い続けられるマシーンが。
その3:Appleによるクラウドサービス。音楽やビデオのコンテンツをどこでも、どの端末でも視聴可能に。iCloud。
その4:MacでiOSアプリを。LionでiOSと同じインターフェイスが利用可能になる(当然ノート以外の端末もマウスではなくタッチパネルが当たり前になる)が、いずれはフルスクリーンモード時にはiOSアプリが当たり前に動くように。
その5:画僧認識による認証。iPhotoでは当たり前になっている画像認識技術が動画でも可能になりユーザ認証の手段として使われる事に。画像認証と音声認証の組み合わせでアカウント管理も出来るようになるかも知れないが、私のように複数のアカウントを使い回していると問題発生?

結論:Appleが目指しているのはユーザビリティの向上。CPUが早くなるのも省電力になるのも結局はそこを目指しての事。使い勝手が悪くなるものがAppleの製品の載る事は絶対にないのだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

>糞味噌に言っているARM系のチップだって作り始めるかも知れない
StongARMとかXScaleとかご存知ない?

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

コメントを頂きありがとうございます。

Newtonに使われていたStrongARMがDECからIntelに売却されXscaleとなった事も、そしてその後売却された事も知っています。

今回の糞味噌と言っているのは現在はIntelの生産チップのラインにないARM系への牽制の為に発言していると言う意味で、Xscaleでノウハウを持つARM系のチップなら何時でも作れるのでまた作り始めるかもしれないと言う意味で書きました。

IntelがARM系のチップを作った事がないように読み取れたのだとしたら言葉足らずだったと思います。