月曜日, 5月 16, 2011

浜岡原発を止めた訳

 今のところの公式見解は、震度6の地震には耐えたが1,000年に一度(運が悪いらしく明治以降2度も発生)の津波で電源を確保出来なくなったために原発事故が起こったと言うものだが、予備電源が必要になった第一の理由は最初の地震で冷却用の電気を送電していた送電線が破壊されたからであるのは間違いない。当初地震の規模をマグニチュード8.4と発表していたものが9.0に修正されたが、マグニチュード8.4のままだと実は想定内の地震になってしまうからだとさえ書かれるに至っている。
 
 震災後僅か16時間で燃料棒が溶蝕(池田さんはメルトダウンと言われたくないらしい)する温度まで上がったと言うが、制御棒が入っていたのにそこまで短時間で水温が上がるとはまさに想定外だったのだろう。一番素直に考えれば冷却装置が働かなかっただけではなく、そもそも最初の地震で配管などの装置が破壊され水が漏れ出していたと言う結果になるのだが。

結論:本体は無事でも原子炉を冷却する循環系の配管パイプなどが破損で燃料棒溶蝕。地震が来れば浜岡も当然同じ結果になるので原発停止。防波堤が出来るまでと言うのは実は経たな言い訳なのである。

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