このまま消え去ってしまうかと心配されていたwebOSがオープンソースとして公開される事で決着した。身贔屓おiOSを除いて一番優れたインターフェイスを持ったOSと思っていたwebOS。首を切られた前CEOの時には何を考えているのかと呆れたが、HPが責任を持ちながらオープンソースとして参加可能なようにソースを公開したのは評価すべきだろう。勿論、今後どのような形でコントロールをしてゆくのかは不明だが、Androidのようにならない事だけを願う限りである。
Windows Phone 7も初期バージョンはお話にならない状態だったが、現行バージョンは独自のインターフェイスを用いそれなりに使える状態になっているだけに、webOSもしっかりと製品を出していかないと厳しい状況になるかもしれないが乞うご期待である。さて、今回はこの四つ巴がどうなるかの予想をしてみたいと思う。
iOS:贔屓目に見なくてもテッパン(Android贔屓から見ればシェアで負けてるそうだが)。iPhone 4Sの売れ行きに陰りがあるはずもなく今後数年でAppleのエコシステムまで打ち破る様なライバルは出てこないだろう。更にテレビまでとなると…Macだってより融合が進んで行くのは街がいないし。ハードだけで儲けるビジネスモデルでスタートしたのにエコシステム全体で利益が出る状態。
Android:確かに台数ベースではAppleを凌駕するものがあるが、問題はその中でどれだけの企業が利益を上げているかなのだが、どう贔屓目にみてもSAMSUNG以外にやってて良かったと言うメーカーが見当たらないのが現実である。Androidマーケットも100億ダウンロードになったそうだが、こちらも人生が変わってしまうほどの成功者が出たとは聞かないのだ。iOSを間違いなく圧倒しているのはマルウェア。広告収入が入れば良いビジネスモデルなのが諸悪の根源になっている。
Windows Phone:7.5になり独自のインターフェイスが活きるレベルになってきたが、ライセンスで食べて行くビジネスモデルは流石に時代遅れ。オープンソースにwebOSが再度名乗りを上げてきたので唯一ライセンスを頂こうと言うのは厳しいだろう。救いはAndroidとは違いOSをきちんとコントロールしてくれるところだが、メーカーごとの独自性が出し辛いと言う弱点もある。どう考えてもデザインで勝負出来るメーカーが多いとは思えないのだ。収入源はライセンス料。Appleのようなエコシステムの構築に失敗すると取り返しのつかない事に。
webOS:Appleバカからも評価の高かったインターフェイス。問題はHP一社ではどうにもならない位にマイナーに思われた事と、HPによる買収などでもたついてハードウェアをタイムリーに出せなかった事だろう。その上、僅か1年程で撤退などと発表するのだから始末に負えない状態だったのは誰の目にも明らかだったのだが、トップ交代で戦略を立て直し、金は出したくないがAndroidは信用置けないと思っているメーカーにとって選択肢となるのは一つのアドバンテージだろう。これで、Android端末は作らないで済むのでは(作ったて儲かるわけがない)。弱点はエコシステムまで作れない事だろう。
結論:と言うわけで、本当に四つ巴になったとしたら漁夫の利を得る(影響を殆ど受けない)のは、Appleだけなのだ。
日曜日, 12月 11, 2011
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