月曜日, 6月 06, 2011

10年目のApple

 Macバカは、あと数時間で発表されるLion、iOS 5、iCloudの事で気もそぞろ。OSXの価格がiCloud+数ドルという戦略的価格になることを別にしても、これで最後となる現行OSXシリーズ(ネコ科は打ち止め)。次がどんな名前になるかは全く見当もつかないけれど、iOSとの統合が一気に進むであろう事は間違いない。そして、その要となるのがiCloud。iCloudが音楽のストリーミングサービスやロッカーサービスだ(そう言う機能もあるが、それがメインではない)などと考えているようでは、Appleが度肝を抜くような事を先んずる事など到底不可能だろう。

 2011年はOSXやiPadなど今のAppleを支えているものの登場から丁度10年。Jobsが復帰してから2001年までのAppleは、負の遺産の清算と新たなスタートへの助走期間。僅か10年で絶対的な存在であったMicrosoftを打ち負かすまでに成長出来たのはAppleが確かなビジョン(30年後まで見据えたJobsのビジョン)の元に2001年までの間に正しい戦略を組み立てたからである。

結論:今日のAppleの姿はその時々の思い付きで形作られたものではない。Appleのこれからの10年が、今晩のKeynoteスピーチで明らかになるのだ。

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