水曜日, 7月 27, 2011

「1,000のことにノー」は本当にノーではない

 読むものがなくなってしまったので「驚異のイノベーション」を購入し読了。書いてある内容は読まなくても知っている事ばかりだけど、まだJobs本を読んだ事が無い人ならば一読の価値はあるのでは。一番大事なのは「1000ものことにノーをいう」だと書かれているが、Jobsの本当に凄いところは「ノー」と言いながらこれはと思ったものは社内にも秘密にした極秘プロジェクトとして、一番優秀な人間に任せて密かに開発を続けさせる事だろうと。iPhoneだってiPadだって解散した筈のNewtonチームの精鋭が密かに研究開発を続けていたから花開いたのは間違いない。元々、Intel用のOSだったNeXT STEPがベースになったOSXだって、Intelチップのマシーンを持っていなかったのに密かに開発を続けていたからこそ、行きなりIntelチップへの移行を発表出来たのだ。

結論:本当に重要であると思われるものなのにJobsがノーと発言する事は数多いが、半年後や一年後にそれは登場する。もしも、ボロクソに言う事があるとすれば、それは現状のアプローチの根本的な考え方が間違えているだけでAppleなら正しいアプローチをすると言う意味なのである。

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