blogを見て頂いている方はご存知のように私は以前から放射性廃棄物を処理出来ない原発は廃止すべきと考えている。そんな私がこんなことを書くのはおかしいが、いつもの主張とは全く違う一つの考え方を書いてみたい。既に明らかになっているように福島第一原発周辺は恐らく半永久的に通常の生活は不可能な地域になってしった。その地域に生活していた方々には申訳ないが戻って昔通りの生活を再開するのは無理である。
政府がしなくてはいけない事は直ちに代替えの居住地を国の責任で確保し(どうしても国内で無理ならばロシア領でもどこでも良い)、そこで新たな生活を始めてもらうために仮設住宅を作るような一時的措置ではなく第二の福島を作り、また故郷で再出発をと言う考えを捨ててもらう施策だ。
東電が不安を煽る電力不足も節電に努めれば恐らく現状の発電能力でも電力供給は可能だと思いう(勿論オール電化などは止めて頂く)が、直ぐに原発に変わる発電所を増やせるとも思えないのも事実だ。そこで、ここから皆さんに批判される極論を書くことにする。これ以上読みたくない人は読むのを止めて欲しい。
その考えとは、代替え発電施設が用意されるまでの間、福島第一原発、第二原発の周囲40キロ圏内は発電所関係者以外は永久立入り禁止区域とした上での福島第二原発のフル稼働すだ。勿論、代替え発電所が完成するまでの期限付きだが、同時に核の最終廃棄施設もその地域内に建設する。もしもの事が掟も既に住民は一人もいないのだから十分な余裕を持って対処が可能となる。
六ケ所村に一時保管されている核廃棄物も全て福島に持ってくれば良い。今回のような津波が来ても大丈夫な安全策を講じるのは当然だが、同時に全体をベルリンの壁のように隔離する必要もあるだろう。第二原発を稼働しなくても電力が賄えるのであれば、第二原発を再稼働する必要は当然なくなるが、福島原発周辺地域を二度と人が居住しない場所と考えて青写真を作ると全然違う発想が可能なのではと敢えて問題提起してみた。皆さんがどう考えられるかはわからないし、震災で自身や家族に被害を受けられた方にしてみれば暴論だろうがあえて書かせて貰った。
結論:マスメディアは原発に絡んで東電や政府批判に明け暮れている(私もそうだ)が、原発事故被災地の将来に対しては何も考えていない(農産物の政府買い上げでは根本的な解決にはならない)。こう言う時こそ、後ろを向かずに将来像を描く必要があるのではないだろうか。第1号炉が水素爆発を起こした時に真っ先に頭に浮かんだのはロシア領内に租借地を確保するというアイデアだった。もう原発周辺には住めないだろうと思ったからだ。
水曜日, 3月 30, 2011
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