月曜日, 3月 21, 2011

塩と放射能

 原発事故発生を受けて中国大陸では塩を買い占めるという信じられない騒ぎが起こった(どうやら今は返品騒ぎに変わったらしいが)。塩に含まれるヨードで放射能を防げるというデマに踊らされたのがそもそもの原因らしい。日本のようにイオン交換で作られている精製塩にはヨードなど含まれていない(中国だって3kが必要量らしが、そんなに塩を取ったら死んでしまう)ので、買い占めるなら天然塩に限られるだろう。
 
 さて、そんなわけでヨード摂取目的で塩を手に入れるのは問題外なのだが、放射能と塩の関係で少し気になる記録がある。長崎に原爆が投下された時に爆心地から1.8キロの距離で被爆した時に、放射能宿酔には生理的食塩水よりも濃い塩水という経験則から不必要に水を取らずに塩辛いみそ汁やごま塩を普段よりも多くとれと指示を出した医師(秋月辰一郎)が聖フランシスコ病院にいた。焼けただれて痛がる人にも「水は飲んではいかんぞ」とどなったらしいが、これも戦地で傷の深い重症患者に水を飲ませると直ぐン死んでしまうという経験則があったからだ。ナトリウムイオンには造血細胞(放射能で破壊されれば白血病になる)に活力を与えると秋月氏は考えていたのだが、同時に砂糖は造血細胞にとって毒物なので取るなと指示していた。

結論:福島の原発が原因で中国人が塩を取らなければならないほど被爆する事などあり得ない(それなら日本人は既に全て死に絶えている)が、もしも本当に塩辛いみそ汁で被爆の被害を軽減出来るとしたら東北人の日頃の食生活を復活するだけで被害を最小限に出来るかも知れないのである。原典はただ一つだけ。絶対にTwtterでは呟けない内容だ。誰か本当に検証実験をしてくれないだろうか。

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