前のblogで「iPad 2」はスペック的に見てAndroidと比べてどうってことなはいと書いたが、それではあんまりなのでいくつかの売りを上げたみたい(あちこちで取り上げられているのでご承知の事だろうが)。
「iPad 2」の売り
その1:A5。1GHzのデュアルコアで2倍の処理速度と9倍のグラフィック処理。消費電力はA4と同じなので間違いなく2倍以上のパフォーマンスである。NGP(PSPの後継機)は一部でPS3よりも速いなんてデマが出ていたが、そんなスピードだったらバッテリーは5分も持たず、ズボンに火が点いてしまうと言う代物になるらしいので低消費電力で高速なA5は良く出来たチップなのは間違いない。
その2:カメラ。今時カメラが売りというのもなんだが、少なくともFacetimeが使える意味は非常に大きい。インカメラはVGA、背面カメラは720pと言うのはスペック的には、ふた昔以上前だって驚くようなものではないが…
その3:CDMA/EV-DO対応。発売と同時にVerizonにも対応と言うのは大きな売り。Androidを手に入れたばかりの人達が「iPhone 4」への乗換えを躊躇する恐れがあるのとは違い、実質的にライバルといえる端末が出ていないタブレットで先行出来るのは大きな売りになるだろう。
その4:筐体の変更。2年間は筐体デザインを変えてこないというのが今までのAppleのやり方だったのに行きなりの変更(Android陣営はそこを見誤ったようだ)。僅か8.8ミリの厚みで重さも1割以上の軽減。それでいて筐体は従来通りのアルミの削り出し。安っぽさはどこにも見られない。
その5:3軸ジャイロ。加速度センサーに加え、3軸ジャイロが加わったことで更にインターフェイスを向上させる事が出きる。ゲームだけではなく3軸ジャイロを活かした新しいアプリがこれから出てくるだろう。
その6:白いモデル。iPhoneの白がいつになったら出るのかと言われているのに行きなり登場した白モデル。ひと目で「iPad 2」と分かるのは大きな売りである。Android陣営でカラーモデルがない訳でもないだろうが、少なくとも殆どのモデルはナンチャッテiPad(電源が入っていなければ見間違う)ばかりの中、白いモデルが出た意味は非常に大きい。他のメーカーが作るとすればボディーも含めて白なのだろうが筐体がアルミではないので白い筈のボディーがいずれは黄ばんで…デザインコンセプトが違うのでどうしても貧乏臭いのだ。
その7:フロ蓋。どんなぶきっちょが使おうがカバーの方で付くべきところにカチッと装着される「Smart Cover」(カバー自身が付くべきところにくっつくからスマートなのだ)。マグネットとの組み合わせでiPadのスリープもコントロール出来るのも売りである。
その8:ディスプレイ出力。Keynoteなどアプリケーション・レベルで対応していなければ出力出来なかった映像をシステムレベルで出力可能にしたのは大きな進化。HDMIで接続すれば「iPad 2」よりも高解像度で出力出来るのだから大きなアドバンテージかもしれない。
結論:何の変哲もないと思っていたが「iPad 2」は飛んでもないデバイス。Samsungが慌てるのも仕方がないのだ。
月曜日, 3月 07, 2011
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿