木曜日, 12月 11, 2008

iPhoneはおもちゃじゃない

 盛んにテレビで流れているiPhoneやiPod touchのコマーシャルがゲームだからと言っておもちゃだと考えてもらっては困る。あれは任天堂DSがライバルになると考えているので仕掛けているだけであって、スマートフォンとして勝ち目がないからやっている訳ではない。少し前まで主戦場と考えられていた音楽プレイヤーの世界は既に制覇したため、そんなものを宣伝する必要が無くなったからである(どっかの会社は未だに音楽ケータイなど出しているが)。

 同様にスマートフォン市場も放っておいても間も無くAppleの軍門に落ちる。日本のケータイメーカーやキャリアは日本のケータイの方が進んでいると言うが、ハードウェアでガチガチに固められている日本のケータイはスマートフォンになることは出来ない(スマートフォンを作っている日本のメーカーはないのがその証拠)。Androidが出れば(もう出ているよ)出すよと言いたいのかも知れないが、各社が自社の売りをハードウェアの差別化で出そうとすれば、結局MSXパソコンみたいに互換性のない世界を作り出してしまい失敗に終るのだ。

 チャットだろうがビデオだろうがソフトウェアで解決できるハードを実装しているAppleのデバイスはおもちゃにもなれば、リモコン、プレゼンテーション機器、ナビゲーションシステムにもなる。ビジネス専用がスマートフォンだと定義すればiPhoneよりも優れたものはいくらでもあるかも知れないが、人によってどのような機器としても使える事がスマートフォンの定義だとすれば今のところiPhoneよりも優れたスマートフォンは存在しないのだ。

結論:無料のアプリだけで色んなことが出来る(毎日凄い勢いで増えている)デバイスなんてiPhone/iPod touchしか存在しない。iPhoneはおもちゃではなく化け物(本当に何にでも化ける)なのだ。

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