金曜日, 12月 05, 2008

中国の実力

 中国は自国が大国だとすっかり思い込んでいるようだが、中国の生産の中心は海外メーカーの製造請負にすぎない(請負でピンときたと思うが他にもっと条件が良いところがあれば中国である必要などないのだ)。中国が独力で生み出した技術で世界が真似を出来ないようなレベルのものは少なくとも工業製品では皆無だ。正直な話中国の魅力は人件費と頭数だけなのである。それは、市場の無いところに打って出て独自に販路を作り出してきた日本の企業との大きな違いである。もしも日本が内需主体に経済成長を狙う路線にシフトしたならば、中国にある生産拠点を国内に戻すと言うことが可能である。中国が独力で開発した商品など日本では売れないことは、韓国メーカーの家電を見れば明らかなことである(別に日本で韓国の家電品が売れないのは韓国人が嫌いな訳ではないのだ)。

結論:外資が引き上げれば中国経済はすぐに立ち行かなくなる。金(外貨)は持っているが技術がないのが今の中国の実力。本当のところは中国は景気の良い植民地に過ぎなかったのだ。だからと言って日本は黙っていても大丈夫などと言いたい訳ではない。中国に対する世界の評価が間違っていると言いたいだけである。

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