金曜日, 12月 19, 2008

逆張り

 今回が最後になるMacWorld。Jobsの基調講演もないと言う事で新製品の発表もないと考えるのが普通だろうし、私もそう考えている。Appleの話題で年の初めを祝いたいメディアも含めて、今回の発表にはガッカリした事だろう。例年、MacWorldの前に勝手にはしゃいでAppleの株価は上がり、MacWorldで予想通りの発表が行われると株価が下がるのが恒例になっている。

 言ってみれば高い目標を期待され、それを達成しても当たり前と判断されるアスリートのようなものだ。出来て当たり前、出来なかったら非難轟々と、まるで日本のオリンピック選手のような立場に一方的に置かれてしまうのだ。出たくなくなるのは当たり前と私なら考えるのだが。

 と言う事で、天の邪鬼な妄想を...

 Jobsが基調講演を行わないと聞いただけで、新製品の発表も何もないと皆が刷り込まれている。例年では考えられないくらいに期待されていないMacWorldだ。現に発表を受けてAppleの株価は大きく下げ、例年通りならばMacWorld後に更に下げる事だろう。さて、誰も期待していない基調講演で、もしもフィル・シラーが全く新しい製品や、全デスクトップ機のフルモデルチェンジ、iTunes プラスの発表、Snow Leopardの発表、そしてビートルズの音楽配信開始(iChatでJobsとポールが登場)の発表を行ったとしたら、どうなるだろう。恐らく、世の中がひっくり返ったような大騒ぎになる筈である。誰もCESの事など取り上げはしないはずだ。

結論:この方が、インパクトがあると思うのだが...如何だろう。

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