木曜日, 12月 04, 2008

iPhoneを越える物を作るには

 中島聡氏のblogでiphoneに対抗するデバイスを作るには何をすれば良いかと書かれていた。氏の指摘されていることで語り尽くされているのだが、自分なりに考えを書いてみたいと思うのである。

iPhoneを越えるには
その1:Steve Jobs以上に優秀な経営者がリーダシップを持って徹底的に細部にこだわった商品を開発する。四半期毎にモデルチェンジをしなければいけないような商品は出さないことだ。
その2:Appleと同じ土俵には絶対に立たない。もうiPhoneと同じジャンルの商品のことはきっぱりと諦める。
その3:技術者に商品開発をさせない。普通の技術者が考える商品は素人には理解できない。操作にボタンが4つ以上必要な製品は欠陥商品だと考えるくらいでないと消費者が飛びつくような商品にはならない。
その4:iTunes Storeよりも使い易いWebサービスとiTuensよりも使い易いアプリケーション、iPodよりもシンプルでかっこいいデザインのデバイスを、Steve Jobsよりも上手なプレゼンテーションで発表すれば可能かも知れない。

 まず何のジャンルのデバイスでも構わないから、ソフトウェアやオプションで機能が拡張できる構成でハードウェアを作る。ユーザはデバイスの管理を単独のアプリケーションで行え、コンテンツや追加アプリケーションを個人が自由に選択できる環境を整備しなければいけない。現在、それが出来ているのはAppleと任天堂くらいなのだ。誰にでも使える商品でなければ誰も買わないのだ。

結論:それが出来るのならば、既にiPhoneを越える商品を出している筈である。今それが、出来ていない企業に作れと言っても土台無理な話だと思うのだが。

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