月曜日, 12月 01, 2008

社民主義くらいしかない

 田中角栄の目指していた政治は社民主義だったと先日書いた。個人的には社会民主主義の方が、市場原理主義などの資本家だけの利益を優先する経済制度よりもましだと考えている。何故ならば、社会民主主義社会にならなければ、市場原理主義の後に行き行く社会は国家独占資本主義(国家社会主義やファシズム)か、共産主義〔マルクスのではなくスターリンの)になってしまうからだ。まさにいつか来た道の繰返しになってしまう(戦前の日本もファシズムだったと言われるが、同ひいき目に見てもそこまでの確信犯ではなく単なる擬態に過ぎなかった)。より穏健を目指せば、今迄に経験のある社会民主主義にならざる負えない。それ以上のものが出てくれば別だが。

結論:争いを無くすには格差を無くすしか方法はない。前にも書いた事だが競争心を煽れば行き着く先は争いしかない。神や仏でない人間には諦観などまだ無理な話。結局畜生道に落ちてしまうのはサブプライム移行の世界を見ていれば自ずから明らかなのだ。

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