木曜日, 12月 14, 2006

数字のマジック

 戦後最長の”いざなぎ景気”を越えたと言う現在の景気。実感が無いのになと思っている方も多いのではないだろうか。実感が無い事を誤魔化すためか、企業利益のほうが個人消費よりも上回っていると言う話をされると何となくそうなのだと納得してしまうのは悲しい限りだが、仕方がない。

 でもここできちんと”いざなぎ景気”がどういうものであったかを調べればことは簡単。確かに期間は、57ヶ月で現在の方が既に長い好景気だとは言えるが、当時は年率11%を越える成長率(もちろんインフレ率もそれに応じて高かったが、少なくとも毎年必ず給料が上がり失業もほとんどなかった)が5年も続いたのと実質2%の成長が同じ印象を持つはずはないのである。

 そもそも、5年間に1.6倍に成長したのと5年間で1割増えたかどうかを比較する事自体に意味があるのか。私はないと思う。経済指標を見て一番都合の良い数時が単に期間だったので越えたと騒いでいるわけだが、そんな姑息な事をするよりは、インフレターゲットで気分をバブルにしてしまう方が景気が良くなったと実感できるだろう(バブルは流動性が異常に高くなっただけで好景気ではないのだが)。

結論:政府が何と言おうが、マスコミは”いくら好景気を演出しようとしても、だらだらと5年も経ってしまった”と欠くのが本当じゃないだろうか。そう書けない理由は、庶民の生活は停滞しているのに、銀行やトヨタは史上最高の利益を上げ泡銭を稼いでいると言うことが表ざたになってしまう事が分かっているからなのだ。スポンサーに不利な書き方は出来ないと言う事なのである。

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