水曜日, 12月 06, 2006

戦争は固定資産を消耗品に変えてくれる

 軍隊の保有する武器はそんじょそこらの器械と違って目茶苦茶に高い。当然固定資産として計上しなければならないが武器として使ってしまえば一気に消耗品に変わってしまう。前の湾岸戦争の時などは旧式のパトリオット(スカッドを撃ち落とせないことは分かっていた)の在庫整理(賞味期限ギリギリだった)のために戦争を始めたとさえ口さがない連中(私のような人間のことだ)言われていた。

 それに引き換え今回のイラク侵攻は、新製品の追加注文が目的だったと言われている(誰も言ってないかもしれない)。取りあえず軍事産業と、破壊されたインフラを整備するハリー・バートン(チェイニーの古巣)などは、さぞかし景気のいい話になったのだろう。というわけで産業界は実は今後イラクがどうなろうと知ったこっちゃないということなのだ。

 戦争と言う強心剤頼りのアメリカの産業はこれまで潤ってきたが、うまく紛争を解決できない今回のような事例が続けば、それも立ち行かなくなる。うまく鞘を納めるにはやはりベーカーのような本当の策士が必要なのである。

結論:日本は戦争がないので吹っかけてボッタクルというビジネスモデルでやってきたが、憲法が改正されたら、そんな無茶な商売は出来なくなる。今から安くて良い武器を作るように産業構造を改めなければいけないのである。

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