水曜日, 12月 27, 2006

シロクロつけるのが合理的思考

 自分で考えない人達は、合理的に考えれば物事にシロクロが付けられると考えているようだ。私が所謂合理的と言われているものをバカにする理由も実はここにあるのだ。はっきり言えば世に言われる合理的判断は、ほとんど合理的ではない。デジタルに考える事が合理的だと勘違いする原因はコンピュータが二進法で処理をしているからかも知れないが、全て二進法処理するくらい大雑把な考え方はないのである。

 本当に合理的に考えれば世の中の全てのものはグレーでしかなく。ありもしないシロクロを追い求めるのは、馬鹿のする事だ。ヒトラー、フセインは悪人で、ガンジー、マザーテレサは良い人って、そんな単純な社会は本当にはないのである。どんなものにでも良い面もあれば、悪い面もある。また短期的に良くても、中期的には悪く、長期的に見ればまた良くなるなどというものだってあるかも知れない。その場合にはどの時期を良くするために何をするのかを判断するのが本当の合理的判断であって、絶対にシロやクロと決めつける事ではない。

結論:世の中で合理的と思われているものは言っている本人にとって今一番都合が良いことに過ぎない。まずは何(誰)のために言っているのかを考えてから話を聞かなければいけないのだ。財政破綻を演出する財務省などその典型である。売れなかったら(景気が良くないなら)値下げ(減税)に決まってるだろうが。

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