水曜日, 12月 13, 2006

日経新聞がダメなわけ

 経済を知るために日経を読むと言うおめでたい人達が世の中には少なからずいるようだが、あの新聞を読んで経済がわかるようなら、読まなければもっと分かるに違いない。何故かと言うとあの新聞(他も出したかも知れないが)で提灯を上げてもらって、泡銭をせしめた企業は多い。特に、その後詐欺で捕まったMCTIや未来通信などは日経ではいっちょ前にIT企業として抗告も記事も書かれていたのだ。

 その責任を取って日経の社長がやめたと言う話を聞かないところを見ると、日経の紙面(少なくとも経済面)を飾る記事にロクなものがないと疑う位の理性は持ち合わせるべきなのだ。私のように株屋(証券会社とも言う)や金貸し(銀行とも言う)の世界を、賎業だと考えている人間から見れば、そんな賎業の業界紙にまともなことが出ているはずはないと言うのは当たり前のことだが、日経をクオリティ・ペーパーだと考える人にとっては、私の言い草など罵詈讒謗だろう。

 勢いのある事務所を悪く書けない産経(あれはテレビ局の下請け新聞だ)と、同じように金の集まっているところ(集まっているだけで実体のないのも多い)を悪く書かないのが日経新聞だ。そのせいで提灯と飛ばしばかりになってしまい、揚げ句の果てに詐欺のお先棒担ぎをやってしまうのである。それと最近はどういうわけか朝日以上に左に傾いている。

結論:日経は株の世界の業界紙なのである。商業サヨクである朝日などはもっての外として、一番リベラル(ジャーナリスト精神を失っていないと言う意味だ)な東京新聞を見習って欲しいものだ。

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